羽田空港第3ターミナルにあるSKY LOUNGE SOUTH/スカイラウンジサウスは、プライオリティパス専用のラウンジ。
天井の流れるような曲線照明がどこか未来的な印象を与えるこちらのラウンジ内では、アルコール含むドリンクや本格的な食事メニューを無料で頂けるほか、化粧室・シャワーブースも完備しています。
しかし、利用に際してはいくつか注意すべき点も!
今回は実際に訪れて感じたラウンジの魅力やサービス内容について詳しくご紹介します。
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SKY LOUNGE SOUTHの概要
ではまずラウンジの概要から。
SKY LOUNGE SOUTHは羽田空港第3ターミナルの制限エリア内、108番搭乗口付近にあります。
営業時間やサービス内容は以下の通りです。
営業時間 | 24時間 |
座席数 | 73席 |
サービス内容 |
|
利用可能カード会社 | プライオリティ・パス |
同行者利用料金(税込) |
|
利用時間 | 最大3時間 |
電話番号 | 03-6428-0685 |
入場時、本人名義のプライオリティパスと当日の搭乗券を提示する必要があります。利用航空会社や搭乗クラスは問われません。
利用時に注意すべき点とは
ただしこちらのラウンジ、他と異なり注意すべき点が2つほどあります。
1:待ち時間発生率高し!
一つ目はその混雑ぶり!
この日ラウンジ前までやってくると、外まで順番待ちの列が伸びていました。
以前は南側の出国審査場を出て正面エスカレーターを上がったところにある『TIAT LOUNGE』も終日プライオリティパスで利用OKだったのですが、現在は午前1〜5時の限られた時間だけ入室可能に。
その他の時間はこのSKY LOUNGE SOUTH一択となるため、どうしても数十分から1時間程度の待ち時間が発生することが多いようです。
この日はまず外で10分、中に入って受付までさらに15分。最後にエレベーター前で5分程度と、入室まで30分以上かかりました。
列自体は短く見えても、中のお客さんが退室次第の順次案内なので、都度その場で留め置かれる時間が長かったです。ただ、午後から夕方にかけては空いていることも多いのだとか。
2:搭乗口によっては500m以上の距離が
もう一つの注意点は、各搭乗口までの距離。
SKY LOUNGE SOUTHは、第3ターミナル出発ロビーの中で最も南にあるラウンジです。
搭乗口によっては500m以上離れているため、ラウンジ内で過ごす時間だけでなく、入室までの待ち時間と移動時間も含めて考えておきましょう。
飛行機に乗り遅れてしまわないようご注意ください。
ラウンジエリアがあるのは2階部分
さて、レセプションは出発ロビーである3階ですが、ラウンジエリアはその下の2階にあたります。
エレベーターを降りての視界がこちら。
73席、ほぼ満席状態でしたが、スタッフさんが一人一人席に案内してくれるので安心です。
ドリンク
ではでは、ドリンクからチェックしてみましょう!
まずはコーヒーマシンとティーバッグ。
リカーコーナーには焼酎やウイスキー、ワイン等々が並びます。
ビールとジュースのサーバーも。ビールの銘柄は特に記載されていませんでした。
ブッフェメニュー
続いてお料理のコーナーへ。
- 野菜のグリル
- ミートボール
- しゅうまい
- 唐揚げ
- ソーセージ
- 枝豆
- ミレービスケット
- マカロン
- オリジナルカレー
- 白米
- 味噌汁
- ミニどん兵衛きつねうどん
- ミニカップヌードル醤油
- 鮭おにぎり
- 明太子おにぎり
- 木村屋シュガーバター
エアライン直営ではないラウンジとしては、かなり品揃え豊富な方ではないでしょうか。
他にレディーボーデンのアイスクリームもあるのですが、こちらはあいにく調整中となっていました。
実食
折しも夕飯時。
あまりの混雑に食器の補充も追いついていないようで、カレーもこのような小皿で頂くことに。
ルーは本格的で美味しかったのですが、野菜が凍っていたのにはびっくりしました。
唐揚げと枝豆もかなり冷えた状態。
前後しばらくの間、ビュッフェカウンターは人だかりでしたし、本当にキャパシティを超えてしまっているのでしょうね…。
出発時刻が遅く最初の機内食はパスするつもりだったため、しっかり食べておこうとカップ麺もいただいてきました。
菓子パンやマカロンは素朴な味わい。ミレーのビスケットが美味しかったです!
シャワールーム
SKY LOUNGE SOUTHにはシャワールームもありまして、レセプションに希望を伝えるとこのような札を渡されます。
できれば入室と同時に申請しておく方がベター!
階下で順番を待つ間テーブルに置いておくと、空き次第スタッフさんが声をかけにきてくれます。
シャワーを浴びている間席を取っておきたい場合は、お願いすれば『使用中』の札を置いてくれますので、いざ戻ってきて座る場所がない!ということにはなりません。
シャワー室は上階の受付正面奥の右側。ちなみにトイレは左手にあります。
シャワーブースは入ってすぐ洗面台で、トイレはなし。
アメニティはハンドソープと紙コップ、ティッシュ程度のシンプルなラインナップでした。
引き出しの中にはドライヤーも。
ブース内にはシャンプー・コンディショナー・ボディソープのディスペンサーが置かれていました。
調べてみたところ、よくホテルで採用されている花王の『Cue(キュー)』というシリーズのよう。
ちょっと懐かしさを感じさせる爽やかな香りで、搭乗前にすっきりリフレッシュできました!
搭乗口へ
しばしのんびりした後、搭乗口へと向かいます。
退室時すでに21時でしたので、順番待ちもそろそろ落ち着いた頃合いかと思いきや、来た時よりも列が長く伸びていたのには驚かされました。
しかもこの日、Google Map上ではそれほど混まない予想だったのに…。
時間帯によってはかなり待つことを覚悟する必要がありそうですね。
最後に
ということで今回は羽田空港第3ターミナルのプライオリティパス専用ラウンジ『SKY LOUNGE SOUTH』訪問記をお届けしました!
- SKY LOUNGE SOUTHがあるのは羽田空港第3ターミナル108番搭乗口付近
- プライオリティパスホルダー専用
- 混雑時は一時間以上の待ち時間が発生することも
- シャワーの申し込みは入場と同時がオススメ
- ドリンク&食事メニューの充実度は標準以上だが若干補充が追いついていない
- ラウンジから140番台搭乗口までは500m以上あるため搭乗時間に注意!
この日はヴァージンオーストラリア航空便搭乗で、ANAラウンジやJALサクララウンジが使えないためこちらにやってきましたが、こんなに待ち時間の長いラウンジは初めてでした。
同ターミナルにはクレジットカードで入れるSKY LOUNGE(スカイラウンジ)もあるのですが、そちらはドリンクのみ無料でアルコールや食事は有料です。
シャワーは運よく入室後30分ほどで利用できたものの、こちらも1時間半以上待ったという口コミがチラホラ。
中は若干閉塞感がありますが、スタイリッシュで洗練された印象ですし、一旦入れてしまえば大きな問題なく過ごせるかと思います。
混んでいる時とそうでない時でもかなり印象が変わりそうなラウンジでした!