マレーシアの首都クアラルンプールにあるホテル「ヒルトン・クアラルンプール」。
クアラルンプール空港(KLIA)からのアクセスも大変良く、近代的で快適なホテルです。
外国での宿泊には不安を感じる方もいるでしょうが、世界的に有名なホテルチェーン(90カ国以上で4,000軒以上のホテルを運営している)ヒルトングループのホテルですから、安心して宿泊できます。
ヒルトンオナーズ会員であれば、お部屋のアップグレード等の特典を受けることもできるので、意外とコスパは高め!
クアラルンプールでの滞在にオススメできるホテルです。
今回は、空港からホテルまでの道のり、お部屋のアップグレード特典、宿泊したお部屋の様子を詳しくレポートしていきたいと思います♪
クアラルンプール国際空港からホテルまでのアクセス
空港からヒルトンクアラルンプールを目指す場合には、KLIAエクスプレスが便利です。終点「KL SENTRAL(セントラル駅)」で下車します。
電車を降りたら、ヒルトンのロゴが入った看板が随所にありますので、これに従って進むだけです。
KLセントラル駅の中心部に出たら、右手のエスカレーターを上がり…
正面右手のドアを出ましょう。
すると、目の前がヒルトンクアラルンプールです。
空港からずっと屋根の下を通って行くことが出来るので、雨の日でも安心ですね。
建物内部を進んで行くと、ヒルトンとル・メリディアンホテルの入口が隣り合っています。ここはもちろん左へ。
中は人も多く、とっても賑やか。まっすぐ進んだ左手がレセプションです。
KLIAエクスプレスのお得な乗車方法などについては、こちらの記事をご覧ください。
今回のアップグレード成果
私は昨年、ANAダイヤモンドメンバーとのステータスマッチにより、今年度一杯「ヒルトンオナーズ・ダイヤモンドメンバー」となりました。
ダイヤモンドメンバーだと、チェックイン時にお部屋の空きがある場合、予約したお部屋よりもよいお部屋に無料でアップグレードしてもらうことが出来ます。
以前、同じクアラルンプールにある系列ホテル「ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプール」に宿泊した時には、なんと最安のお部屋から、最高のお部屋「テラススイート」にまでアップグレードされました。
今回はどうだったかと言いますと、フロントの方が素敵な笑顔で「予約されていたキングデラックスから、キングエグゼクティブプラスルームにアップグレードしておきましたよ」とのこと。
こちらのホテルのお部屋ランクは下記の通りです(キング⇔ツイン)。
1 | キングデラックス(元の予約) |
2 | キングデラックスレイクビュー |
3 | キングデラックスプラス |
4 | キングエグゼクティブ |
5 | キングエグゼクティブプラス(アップグレード) |
6 | グランドエグゼクティブスイート |
7 | ライフスタイルスイート |
8 | プレジデンシャルスイート |
9 | ペントハウス |
つまり、4段階アップグレードして頂いたということになりますね。ダブルツリーでのびっくりアップグレードまでには及びませんが、それでも十分ありがたいことです。
早速、お部屋のある26階へ行ってみましょう。
26階キングエグゼクティブプラスルーム
エレベーターはルームキーをかざしてボタンを押すタイプです。
ホールには大きな窓があり、明るい雰囲気。
この辺りは比較的緑の多い地域のようで、窓の外には森と湖が広がっています。
今日はこちら、2617号室にお世話になります!
リビング
ドアを開けてみますと…
おお、ちょっとしたリビングスペースが設けられていますね。贅沢。
ソファから入口のドア方向を見ると、こんな感じです。
ワーキングスペースにはデスクや電話、テレビなど。簡易的ではありますが、一人旅には十分すぎる設備です。
ミニバー
ドアのすぐそばのキャビネットに、ダイヤモンドメンバー特典の水が2本。
そして中に冷蔵庫やミニバーが収まっています。
引き出しにスナックとお水。
ティーバッグ、コーヒー。
食器類。
冷蔵庫の中には、コーラにスプライトといったソフトドリンクの他、ビールも3種類入っていました。
ビールのラインナップは東南アジアで人気のタイガービール、デンマークのカールスバーグ、そして日本のアサヒスーパードライも。スーパードライは、海外ラウンジ等で比較的よく目にしますが、外国の方にも人気なのでしょうか。
お値段表はこちら。
ちなみにアサヒスーパードライはいくらくらいなのかなと見てみると、43リンギット。
ということは、約1,100円!?
さすが、ホテルの飲み物はお高いですね。
ただ、マレーシアは宿泊費が安く、今回も一泊1万円前後ということを考えると、ちょっとアンバランスな気もします。
ベッドルーム
ベッドルームは、ベージュと紫がテーマカラーになっています。
照明もスタイリッシュで素敵。
ベッドから正面にはこのように、テレビとその奥にバスルームが見えます。
片一方のドアはどうも立て付けが悪いのか、何度閉めてもひとりでにつるつる〜っと開いてしまったのですが、とりあえず仕切ることが出来る作りにはなっています。
窓からの風景はこんな感じ。正面にSPG系ホテルのアロフトが見えます。
とはいえかなり遠いので、視線を気にする必要はないかと思います。
バスルーム
バスルームの内部は、大理石調の贅沢な雰囲気です。浴槽の奥にシャワーブースが備えられ、なかなか使いやすい間取りではないでしょうか。
壁には一風変わったバスローブが掛けられ、その奥がトイレとなっています。
洗浄機能付きトイレ
イスラム教の国では、用を足した後、紙ではなく備え付けのホースなどを使って洗い清めるのだそうで、ここマレーシアでも大概のトイレの壁に金属製ホースが掛けられているのを目にしてきました。
が、こちらのホテルではホースではなく、便器脇にダイヤルが付いていて、ひねると水が出てくる仕組みです。水量の調節も難なく出来ます。さしずめ、電気のいらないエコなウォシュレットと言いましょうか。
そういえば、ヨーロッパのビデも同じようなものかもしれません。
ウォシュレットは日本ならではの文化かと思っていましたが、結構あちこちにあるようですね。
アメニティ
アメニティは、ヒルトン系列ホテルおなじみの「PETER THOMAS ROTH(ピーター・トーマス・ロス)」シリーズです。
ボディローション、シャワーキャップ、シェービングキット、歯ブラシ、石鹸などなど。
あとは有料オプションで入浴剤を注文できるようです。
子供が喜びそうなバブルバスや、クレオパトラをイメージしたミルクバスなど、全部で5種類。
料金は、持ち帰り可能なアヒルちゃんが付いて34マレーシアリンギットとのことでした。日本円に換算すると、大体900円くらいですね。安いような、高いような…長期滞在なら一度くらい試してみてもいいかもしれません。
クローゼットはバスルーム内に
お部屋にクローゼットが見当たらなくて、散々探し回ったあげく、翌朝ようやく見つけることが出来ました。
その場所とは…
なんと、バスルームの大きな鏡の裏!
お分りいただけますでしょうか…上の写真の左右にある鏡がそれです。ぱっと見、とても収納には見えません…。
左には、アイロンやセキュリティボックス、枕。
右側には、ハンガーとスリッパ、そしてまたまた枕が収納されていました。
チェックイン時にとにかく靴を脱ぎたくて、スリッパが欲しかったのですが、帰る間際の発見となってしまいました(笑)。
最後に
今回は417リンギット(約1万円)で最安のお部屋「キングデラックス」を予約していたところ、ヒルトンオナーズダイヤモンドメンバー特典として、無料で「キングエグゼクティブプラスルーム」に4ランクアップグレードしていただきました。
時期にもよりますが、キングエグゼクティブプラスルームは大体630リンギットほど(約1万6,500円)ですので大体34%オフ。今回もお得に宿泊することができて幸いでした。
インテリアも、あまり日本ではお目にかかれないエスニックな雰囲気で、なかなか素敵。クアラルンプールにお出かけの際にはぜひ選択肢の一つに加えてみてください。
次回は、同ホテル内のエグゼクティブラウンジをご紹介します。
ヒルトンなら、クアラルンプールで最もインパクトのある観光地「バトゥ洞窟」へのアクセスも抜群です!
今回は、JALの上級会員を目指して飛行機に乗り続ける通称「JGC(JGP)修行」の一環としてクアラルンプールを訪れました。詳しくは、こちらの記事をどうぞ!