2020年10月、旧称「グランドプリンスホテル京都」から、プリンスホテル最上級ブランドとして新たにオープンした「ザ・プリンス京都宝ヶ池」。
これを機に、マリオット・インターナショナルの「オートグラフ コレクション」に加盟することとなり、マリオット・ボンヴォイのステータス特典を利用できるようになりました。
古より保養地として知られる景勝の地 洛北・宝ケ池。 この地に建つ“大人の隠れ家、ザ・プリンス 京都宝ヶ池”とは、一体どんなホテルなのでしょうか。
今回は、プラチナ会員として宿泊した時の様子を詳しくご紹介します!
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ザ・プリンス京都宝ヶ池へのアクセス
ザ・プリンス宝ヶ池は、京都駅から地下鉄烏丸線で一本、所要時間約30分の場所にあります。
国際会館からホテルへの道のり
終点である「国際会館」駅で下車したら、4-2出口方面へ。
距離は結構あるものの、基本的にずっと建物の中ですし、エスカレーター・エレベーター共に利用可。それほど不便は感じないかと思います。
4-2出口を出たら、屋根付きの通路(写真左手)を通って…
横断歩道を渡ったところ(写真右奥)がホテルです!
4-2出口は、7:00オープン&22:30クローズです。
ここが閉まっている時間帯は、3番出口をご利用ください(徒歩7分)。
京都駅で荷物だけ預けることも可能
なお、ザ・プリンス宝ヶ池は市内中心地から離れているため、先に観光を済ませてからホテルに行きたいという方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、京都駅にある「プリンスホテルウェルカムカウンター」を利用するのがオススメ!
*荷物の預け入れは14:00まで
公式京都駅エキナカチェックイン「プリンスホテルウエルカムカウンター」(京都駅八条口)
こちらで14時までに荷物を預ければ、夕方ホテルに届けてくれます。
対象ホテルは、ザ・プリンス 京都宝ヶ池とびわ湖大津プリンスホテルの2つ。
もちろん無料で利用できますので、まずはここで身軽になってから観光に出かけましょう♪
ちなみに従来はチェックイン手続きも出来たようですが、2020年11月時点では新型コロナウイルス感染拡大のため、荷物の受付サービスのみ行っているとのことでした。
通常16時30分以降荷物を受け取れることになっていますが、私が利用した日は混み合っていたこともあって、予定よりも荷物の到着が遅れ、18時ごろの受取となりました。
ホテルに着き次第すぐに使いたいものは、預けない方がいいかもしれません。
<ウェルカムカウンター→ホテル>だけではなく、<ホテル→ウェルカムカウンター>への荷物受け渡しも可能です。
(プリンスホテル公式サイトより)
フラッグシップホテルへとリブランドしたばかりの京都宝ヶ池
それでは、ホテルの中へと進んでいきます。
先述の通り、「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」は、元々「グランドプリンスホテル京都」という名前のホテルでしたが、ラグジュアリーホテルとしてのサービスを拡充させ、2020年10月9日にプリンスホテルのフラッグシップとしてリブランドオープンしたばかり。
プリンスホテルグループは、国内では「ザ・プリンス」「グランドプリンスホテル」「プリンスホテル」「プリンス スマート イン」の4ブランドを展開しており、「ザ・プリンス」ブランドがその頂点に当たります。
これまで、「ザ・プリンス」を冠しているのは、以下の5ホテルのみでした。
- ザ・プリンス パークタワー東京
- ザ・プリンス さくらタワー東京
- ザ・プリンス 軽井沢
- ザ・プリンス ヴィラ軽井沢
- ザ・プリンス 箱根芦ノ湖
ここに今回「ザ・プリンス京都宝ヶ池」が加わり、計6軒に。西日本では初の「ザ・プリンス」ブランドとなります。
どんな滞在になるのか楽しみです!
クラブラウンジでのチェックインがオススメ!
さっそくチェックインしましょう。もちろんこちらのレセプションでも手続きできますが…
マリオットボンヴォイのプラチナ以上のステータスがあれば、クラブラウンジ(1階)でチェックインすることも可能です。
ただし、カードキーがないと入れないため、ここまでスタッフさんに連れてきて頂く必要があります。
クラブラウンジでのチェックインなら、待っている間、京都らしくお抹茶と和菓子の提供も。
着座でのんびり出来てオススメです!
さて、チェックイン時のお楽しみといえば、無償アップグレード。
マリオットに加盟しているホテルでは、エリートメンバー(上級会員)のステータスを保有していると、その日の空き状況次第で、予約したお部屋よりも高いカテゴリーのお部屋に無償で案内してもらえるのです。
私は今回、マリオットボンヴォイ「プラチナステータス」を持っての宿泊。
プラチナ以上のステータスがあれば、「スイートルーム」を含む豪華なお部屋にアップグレードしてもらえる可能性があります。
気になる結果は…?
今回はどうなったのかと言いますと…
……
……
クラブキングでした!
- フォレストフロア ツイン/キング ←元の予約
- フォレストツイン シャワーブース
- デラックスフロア ツイン/キング
- デラックスツイン シャワーブース
- クラブフロア ツイン/キング ←アップグレード!
- クラブフロア シャワーブース
- フォレストフロアスイート
- デラックスフロアスイート
- 西陣スイート
- クラブフロアファミリールーム
- クラブスイート
- フォレストフロアグランドスイート
- デラックスフロアグランドスイート
- クラブグランドスイート
紅葉の時期ということで、ほとんど満室に近い状態だったようです。そんな中クラブフロアにして頂けてありがたい限り。
ちなみにクラブフロアは7階と8階に設定されているため、1階にあるクラブラウンジに移動するにはエレベーター必須です。
Marriott Bonvoy プラチナエリート会員特典
なお、プラチナ会員にはアップグレードの他、以下の特典も用意されています。
- クラブラウンジでの朝食無料
- クラブラウンジの利用
- 16時までのレイトチェックアウト
- アライバルギフト(1,000ポイントまたはウェルカムドリンク)
- レストラン20%割引(外来利用を含む、朝食は対象外)
私の場合、ウェルカムギフトは1,000ポイントを選択しました♪
クラブキング
さあ、今日お世話になるのは7階の758号室です。
プリンスホテルでは、お掃除と消毒が終わったお部屋のドアにセーフティーシールを貼り、安心して滞在できる工夫がなされています。
少し前に泊まった都内のザ・プリンスパークタワーでも同様でした。
それではドアをオープン!
建物自体は1986年に出来たものですが、客室は2017年から約一年かけて大規模なリニューアルが行われたとのこと。
玄関周りも比較的余裕のある作りとなっていました。
基本情報
お部屋の見取り図はこちら。建物が楕円形のため、緩やかな扇型状になっています。
(ザ・プリンス京都宝ヶ池公式サイトより)
面積 | 39.6㎡ |
客室料金 | ¥71,390 |
ベッドサイズ | 2000mm×2080mm |
デラックスキングとは同じ面積ですが、フォレストキングと比べると、2.7平米こちらの方が広いようです。
バスルーム
まずは、玄関入って左手のバスルームへ。
洗面台
洗面所兼脱衣所は、この通り木材を用いたモダンなイメージです。女性に嬉しいパウダースペースもあって、ゆったりとした作り。
アメニティは「Miller Harris(ミラーハリス)」の「Tea Tonique(ティートニック)」というシリーズが用意されていました。
ミラーハリスは、イギリス・ロンドン発のメゾンフレグランスで、ティートニックはそのトップセラー商品とのことです。
その他には、一通りの洗面用具も揃っています。
- マーガレットジョンソン基礎化粧品セット
- 綿棒
- コットン
- コーム
- ヘアブラシ
- 剃刀
- 歯ブラシ
浴室
浴室はこの通り、昔ながらのユニットバス。
清潔ではありますが、そんなに新しい感じはしません。
タンクレスのトイレはともかくとして、浴槽はリニューアルされていないのではないでしょうか。
クローゼット
洗面所の向かい側には、大きめのクローゼットが設置されています。
中には、バスローブが2着と…
消臭スプレーが一本。
そしてアイロン・スリッパなどが収まっていました。
ベッドルーム
では続いて、ベッドルームへ行ってみましょう!
全体で39平米ちょっとの割には、かなりゆとりが感じられるレイアウトです。
キングサイズベッド
ベッドはキングサイズが一台あり、その実寸は200×208cm。
一般的なキングサイズ規定である180cm×195cmよりも、若干大きめです。大柄な男性、特に外国の方には喜ばれそうですね。
もちろん小柄な方にとっても、広いに越したことはないでしょう。
デスク
ベッドの正面には、PC作業しやすいカウンターデスク。
ミニバー
そしてテレビの下にあるキャビネットには、ミニバーが収納されています。
一番上の引き出しには、無料のネスプレッソカプセルやティーバッグとともに、食器、有料のアルコールボトルなどなど。
もちろんネスプレッソも台上に完備されています。
スナックはイチジクのドライフルーツと、ナッツ&クラッカー。
食器コーナーには、カップやグラスだけでなく、スプーン・フォークも入っています。
さらに下段左手には茶器セットが。
右手には電気ケトルとアイスペールの用意もありました。
お隣の開きを開けると冷蔵庫になっており、ビールやソフトドリンクが並んでいます。
詳しくは別記事でご紹介しますが、1階のクラブラウンジに行けば無料でドリンクをいただけるため、こちらを利用することはありませんでした。
ホテルはかなり長閑な場所にあるので、外で調達して来ようと思ったら、ちょっと大変かもしれません。
冷蔵庫に入っているミネラルウォーターは有料ですが、無料のお水も2本用意されています。
キャビネット
ミニバーのお隣のキャビネットには、パジャマと…
宅急便の伝票や、館内の案内、ランドリー申込書などが入っていました。
長閑な景色を見ながらリラックス
窓の外は駐車場に面しています。
部屋から見る分には、この通り一面緑!
外からの視線が気になることもありませんし、十分に疲れを癒すことができました。自然豊かな土地柄こそのメリットですね。
ザ・プリンス京都宝ヶ池から観光するならオススメはここ!
ザ・プリンス京都宝ヶ池は、京都市内を観光するにはちょっぴり不便なホテルですが、その反面、京都市内からアクセスしにくい観光地へ行くには、とっても便利だったりします!
ザ・プリンス京都宝ヶ池に泊まるなら、ぜひ足を伸ばしたいのがこちらの二大景勝地。
大原三千院
まずは「京都〜大原三千院〜♪」の歌でもおなじみ、大原三千院へは、最寄りのバス停「国際会館駅前」から乗り継ぎナシ、約40分でアクセス可能です。停留所は「大原」。
40分もなかなかの長時間ではありますが、京都市街地からだと1時間以上かかることを思えば、この機会に行っておきたいですね。
アクセスしづらい立地ながら、やはり京都を代表する観光名所。
紅葉シーズンはかなり混み合う傾向にあるものの、朝一ならほぼ誰もいない庭を撮影するチャンスもあります。
入ってすぐは建物内の写真撮影に人気が集中していたので、そちらはそこそこに、早めに庭へ。
目当ては全部で6体あるわらべ地蔵です!
穏やかな表情のお地蔵さんたちを眺めていると、日頃の疲れも溶けていくようでした。
ぜひ朝の早いうちに行って、癒されてみてください♪
瑠璃光院
そしてもう一つ、ザ・プリンス京都宝ヶ池から出かけたいのが、近年インスタグラムでも話題の瑠璃光院。
大原三千院行きと同じく、国際会館駅前から出ている19系統バス「八瀬駅前」が最寄り停留所ですので、二箇所の梯子もオススメです。ホテルからわずか20分ほどでアクセス出来ます!
瑠璃光院で最も人気なのが、こちらのリフレクション。
黒い机に庭の紅葉が反射して、えも言われぬ光景を楽しむことができるのです。
たくさんの人が撮影の順番を待っているので、実は結構慌ただしい雰囲気ではありますが、やはり一度は見てみたい光景ですよね。
なお、一般公開は春と秋のみ。
2020年は完全予約制で、空き枠を見つけるのがかなり難しかったのですが、数日前から毎日何度も予約状況をチェックすることで、幸運にもなんとか希望の時間帯で取ることができました!
この時期にザ・プリンス京都宝ヶ池にお泊まりの際は、是非チャレンジしてみてくださいね。
ホテル概要
ホテル名称 | ザ・プリンス京都宝ヶ池 (The Prince Kyoto Takaragaike) |
マリオット・ホテルカテゴリー | 6(無料宿泊必要ポイント36,000/50,000/60,000) |
所在地 |
〒606-8505 京都府京都市左京区岩倉幡枝町1092-2 |
階数 | 地下2 – 地上8階 |
部屋数 | 310室 |
開業 | 2020年10月9日(リブランドオープン) |
最寄駅 | 地下鉄烏丸線・国際会館駅 |
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マリオットボンヴォイのエリートメンバーになるためには
マリオットボンヴォイのエリートステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。
この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
マリオットアメックスプレミアムなら一気にステータスを獲得できる
用もないのに16泊はちょっと…という方には「マリオットアメックスプレミアム」がオススメ。
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例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、マリオットアメックスプレミアムには、年間150万以上決済すると、カード更新時に毎年1泊分の無料宿泊特典が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)というお得な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
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