成田空港第2ターミナルのワンワールドラウンジホッピング、第2回目です。
最初に訪問したアメリカン航空アドミラルズクラブを出たら、エスカレーターで元の3階に戻り、さらに4階へ。
表中、下真ん中付近にあります。
飛行機が出発するまでの正味5時間の間に、合計5つのラウンジを回る予定のため、やや急ぎ足。
キャセイパシフィック航空ラウンジ
次なる目的地は、実際に飛行機を利用する「キャセイパシフィック航空」のラウンジです。
場所は、第2ターミナル本館の4階。出国した後、すぐ近くにあるエレベーターで上がったところです。
エントランスに到着
キャセイパシフィック航空のラウンジは、アメリカン航空と比べるとこぢんまりしています。
受付から中を覗くと、こんな感じ。
こちらもやはり人の気配がありません。キャセイパシフィック航空の出発便は9時・10時・15時・17時台と4便だけなので、訪問した11時過ぎは、ちょうど空いている時間帯だったようです。
事前に成田空港のワンワールドラウンジについて色々と調べてみたところ、質素であまり評判が良くない印象。
それもあってか、受付の方が、「まだ出発までお時間もありますので、JALさんや他のラウンジも行かれては?」と勧めてくれました。
同じワンワールドとは言え、他社のラウンジを薦めるってアリなのでしょうか…入る前からそのような案内があるのが何だか新鮮でした(笑)。
ラウンジ内部に潜入
それでは、さっそく入ってみましょう。赤をアクセントカラーにした室内。やはり利用者は私だけのようです。
外国のオフィス風なビジネスセンターもあります。
外が見えるカウンター席もありますが、正直景色は微妙と言わざるを得ません。
駐機場側ではないため、飛行機が見えずちょっと残念ですね。
他の席も確認しましたが、こちらのラウンジには飛行機の見える窓が一切ありませんでした。
ただ、座席は比較的多めに用意されています。
ファミリーに使いやすいボックス席も十分な数でした。
成田空港ではJALのサクララウンジの方が人気があるでしょうから、人混みを避けたい場合にはよいかもしれません。
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軽食
フードコーナーを見てみます。
カップ麺が数種類とお味噌汁。公仔碗麺というのは、香港のインスタントラーメンだそうです。味は「野菜と椎茸」で、ベジタリアン向けと書いてありました。
香港や台北、羽田空港のキャセイパシフィック航空ラウンジには、注文に応じて作ってもらえるヌードルバーがありますが、成田空港にはあいにく設置されていません。
ヌードルバーでは、担々麺などのオリジナルメニューが評判のようなので、帰国便で台北桃園空港のラウンジに行くのが今から楽しみです。
チョコレート、バナナ。
ティーバッグはトワイニング製の3種(カモミール・イングリッシュブレックファースト・アールグレイ)とジャスミン茶、緑茶、ほうじ茶が用意されていました。
お茶請け用でしょうか、甘納豆と柴漬けもあります。
なんとも渋いですね。ご年配の方も落ち着いて利用できそうです。
その他、ナッツとロータスのカラメルビスケット、ルヴァンのクラッカーもありました。
朝食
朝食の時間帯でしたので、こちらのラウンジでもわずかばかりの食事が提供されていました。
和食としては、焼き魚とおにぎりが5種類(海苔・梅・わかめ・おかか・鮭)。
洋食っぽいものとして、つまみやすいカナッペ。
食べ物は簡単なものばかりなので、アメリカン航空のラウンジの方が良いように思います。
ドリンク
ウイスキーや梅酒、スピリッツはこのように注ぎやすく壁にかけられていました。
左から順に
・ABSOLUTVODKA アブソルート ウオッカ
・GORDON’S LONDON DRY GIN ゴードン ロンドン ドライジン
・BACARDI SUPERIOR バカルディ スペリオール
・紀州蜂蜜梅酒
・JOHNNIE WALKER ジョニーウォーカー ブラックラベル
・サントリーブランデーV.S.O.P
ですね。
冷蔵庫の中に、牛乳・ペットボトルのお茶(生茶・午後の紅茶・トロピカーナ)やペリエ、トマトジュース、ちょっとしたフルーツが収まっています。
傍らのジュースサーバーには炭酸飲料、ミニッツメイド(オレンジ・アップル・野菜)も。製氷機もあります。
ちょっと嬉しかったのが、ビールサーバーで一番搾りスタウト&一番搾り生を提供していること。
エアラインラウンジで黒ビールを見たのは今回が初めてです。
飲料については、アメリカン航空のラウンジアドミラルズクラブよりもかなり充実していると思います。
シャワールームはなし
キャセイパシフィック航空のラウンジには、残念ながらシャワールームがありません。
お手洗いはラウンジ中央付近。この時は、中でなにやら作業中のようで入室不可でした。
まとめ
- ドリンクは一通り揃っていて、子どもから大人まで満足できる充実度。
- 食べ物については、全体的に簡素であまり特徴もないため、アメリカン航空アドミラルズクラブやJALサクララウンジの方が良い。
- シャワー室の設置はなし。
- 飛行機は見ることが出来ない。
というわけで、こちらのラウンジが他より優れている点は、ドリンクくらいかな?といったところでした。
出発便に近い時間帯の混雑状況は不明なものの、他のラウンジが混んでいて入れない時には選択肢に入れてもいいかと思います。
現在、キャセイパシフィック航空が力を入れているのは専ら羽田空港の方のようで、もし選択できるのなら羽田発を利用した方が満足度は高そうです。
「羽田ジェイド」と「スウィート羽田」なる、シグネチャーカクテルも頂くことが出来るとのこと。一体どんな味なんでしょう。次回台北に行く機会があれば、是非とも羽田発にしたいものです。
↓その後、念願叶って羽田のキャセイパシフィックラウンジを訪れることができました!
それでは、次のラウンジへと参りましょう。
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