待ち時間が長くなりがちな国際線に搭乗する際、とっても重宝するのが「空港ラウンジ」です!
ゴールドカードで入れる「クレジットカードラウンジ」や「プライオリティパスラウンジ」もありますが、特に豪華なのが、航空会社がビジネスクラス・ファーストクラスや上級会員向けに運営している「エアラインラウンジ」。
各社それぞれ、インテリアやフードサービス、シャワールームなどなど趣向を凝らしたおもてなしを提供していて、それだけで空港に行くのが楽しみになってしまうほどなんです♪
成田空港第2ターミナルのワンワールドラウンジを巡る旅、今回は第2回目。「キャセイパシフィック航空」のラウンジをご紹介します!
キャセイパシフィック航空ラウンジの場所
キャセイパシフィック航空のラウンジは、ワンワールド系列航空会社が発着する成田国際空港第2ターミナルの出国審査後エリア4階に設けられています。
下のフロアマップで言うと、下真ん中付近。
北側の出国審査場を抜けて右手にあるエレベーターでワンフロア上がるだけなので、そう難しくはありません。
キャセイパシフィック航空ラウンジのエントランス
エレベーターを降りると、そこがキャセイパシフィック航空のラウンジのエントランス。
先に訪れたアメリカン航空アドミラルズクラブと比べると、こぢんまりしていますね。
キャセイパシフィック航空ラウンジの営業時間
キャセイパシフィック航空ラウンジの営業時間はこちら!
※2019年2月時点のワンワールド公式サイト情報。変更される可能性がありますので、訪問前にご自身でもご確認をお願いします。
キャセイパシフィック航空ラウンジの利用条件
成田国際空港キャセイパシフィック航空ラウンジを利用できる対象者は、以下の通りです。
- ワンワールド系列航空会社運行便のビジネスクラス搭乗者
- ワンワールド系列航空会社運行便のファーストクラス搭乗者
- ワンワールドサファイアメンバー(JALの場合はサファイア、JGCが該当)
- ワンワールドエメラルドメンバー(JALの場合はダイヤモンド、JGPが該当)
JALのJGCステータスがあれば、半永久的にこちらのラウンジを利用可能です。
まさしく今回、JALの上級会員を目指すJGC修行の一環として成田空港を訪れました。
JGC修行ってどんなことをするの?上級会員になるとどんなメリットがあるの?という疑問をお持ちの方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください♪
成田国際空港キャセイパシフィック航空ラウンジの全貌
受付から中を覗くと、こんな感じ。
ほとんど人の気配がありません。キャセイパシフィック航空の出発便は9時・10時・15時・17時台と4便だけなので、訪問した11時過ぎは、ちょうど空いている時間帯だったようです。
事前に成田空港のキャセイパシフィック航空ラウンジについて色々と調べてみたところ、質素であまり評判は良くない印象。
羽田や香港、台湾では、モダンなインテリアに工夫を凝らしたラウンジが展開され高評価を得ている一方、成田の方はと言うと、あいにくリニューアルもされていないため、どうしても一段見劣りしてしまうようです。
それもあってか、受付の方が、「まだ出発までお時間もありますので、JALさんや他のラウンジも行かれては?」と勧めてくれました。
同じワンワールドとは言え、入室前から他社のラウンジを薦められるのは珍しいですね。何だか新鮮でした(笑)。
キャセイパシフィック航空ラウンジのインテリア
それでは、さっそく入ってみましょう。赤をアクセントカラーにした室内。やはり利用者は私だけのようです。
外が見えるカウンター席もありますが、正直景色は微妙と言わざるを得ません。
駐機場側ではないため、飛行機が見えずちょっと残念ですね。
他の席も確認しましたが、こちらのラウンジには飛行機の見える窓が一切ありませんでした。
ただ、座席は比較的多めに用意されています。
ファミリーに使いやすいボックス席も十分な数でした。
成田空港では、JALのサクララウンジが人気で混み合うことも多いので、静かに過ごしたい場合にはよいかもしれません。
ビジネスセンター
室内には、パーテーションで仕切られたビジネスセンターもありました。Windows、Mac双方が置いてあり、なんとなくオシャレなIT系企業のオフィスっぽい雰囲気です。
キャセイパシフィック航空ラウンジのフードサービス
ではでは、フードコーナーを見てみましょう!
成田のキャセイラウンジにはヌードルバー設置なし
カップ麺が数種類とお味噌汁。公仔碗麺というのは、香港のインスタントラーメンだそうです。味は「野菜と椎茸」で、ベジタリアン向けと書いてありました。
香港や台北、羽田空港のキャセイパシフィック航空ラウンジには、注文に応じて作ってもらえるヌードルバーがありますが、成田空港にはあいにく設置されていません。
ヌードルバーでは、担々麺などのオリジナルメニューが評判のようなので、帰国便で台北桃園空港のラウンジに行くのが今から楽しみです(↓その後の訪問記はこちら)。
軽食
チョコレート、バナナ。
ティーバッグはトワイニング製の3種(カモミール・イングリッシュブレックファースト・アールグレイ)とジャスミン茶、緑茶、ほうじ茶が用意されていました。
お茶請け用でしょうか、甘納豆と柴漬けもあります。
なんとも渋いですね。ご年配の方も落ち着いて利用できそうです。
その他、ナッツとロータスのカラメルビスケット、ルヴァンのクラッカーもありました。
朝食のラインナップは?
朝食の時間帯でしたので、こちらのラウンジでもわずかばかりの食事が提供されていました。
和食としては、焼き魚とおにぎりが5種類(海苔・梅・わかめ・おかか・鮭)。
洋食っぽいものとして、つまみやすいカナッペ。
食べ物は簡単なものばかりなので、アメリカン航空のラウンジの方が良いように思います。
ドリンク
では、ドリンク類のラインナップはどうでしょうか。
アルコールドリンク
ウイスキーや梅酒、スピリッツはこのように注ぎやすく壁にかけられていました。
左から順に…
・GORDON’S LONDON DRY GIN ゴードン ロンドン ドライジン
・BACARDI SUPERIOR バカルディ スペリオール
・紀州蜂蜜梅酒
・JOHNNIE WALKER ジョニーウォーカー ブラックラベル
・サントリーブランデーV.S.O.P
でした!
15時以降はヴーヴクリコのサービスあり
なおこれらの他、15時以降はあの有名シャンパン「Veuve Cliequot(ヴーヴクリコ)」が提供されるのだそう♪
なかなか空港ラウンジではお目にかかれないシャンパンだと思いますので、出会えたらラッキーですね。
ソフトドリンク
冷蔵庫の中には、牛乳・ペットボトルのお茶(生茶・午後の紅茶・トロピカーナ)やペリエ、トマトジュース、ちょっとしたフルーツが収まっています。
傍らのジュースサーバーには炭酸飲料、ミニッツメイド(オレンジ・アップル・野菜)も。製氷機もありました。
ちょっと嬉しかったのが、ビールサーバーで一番搾りスタウト&一番搾り生を提供していること。
エアラインラウンジで黒ビールを見たのは今回が初めてです!
飲料については、アメリカン航空のラウンジアドミラルズクラブよりもかなり充実していると思います。
シャワールームはなし
キャセイパシフィック航空のラウンジには、残念ながらシャワールームがありません。
お手洗いはラウンジ中央付近。この時は、中でなにやら作業中のようで入室不可でした。
まとめ
・食べ物については、全体的に簡素であまり特徴もないため、アメリカン航空アドミラルズクラブやJALサクララウンジの方が良い。
・シャワー室の設置はなし。
・飛行機は見ることが出来ない。
というわけで、こちらのラウンジが他より優れている点は、ドリンクの充実度くらいかな、といったところでした。
出発便に近い時間帯の混雑状況は不明なものの、他のラウンジが混んでいて入れない時等には、選択肢に入れてもいいかと思います。
現在、キャセイパシフィック航空が力を入れているのは専ら羽田空港の方のようで、もし選択できるのなら羽田発を利用した方が満足度は高そうです。
「羽田ジェイド」と「スウィート羽田」といったシグネチャードリンクや、ホテルオークラ監修のグルメが味わえる羽田のキャセイパシフィックラウンジ訪問記はこちらから♪
なお、日本にはビジネスクラスラウンジしかありませんが、キャセイ・パシフィック航空の本拠地香港には、世界最高峰の呼び声高いファーストクラスラウンジが設けられてます。
それでは、次のラウンジへと参りましょう。
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