ソラチカの改悪が発表された2018年1月9日は、陸マイラー界が激震した一日でした。
ポイント交換サイトからメトロポイントへの移行が封鎖され、ソラチカルートの使い勝手が大幅に悪化することが確定してしまったため、これまでと同じ方法では大量のマイルを貯めることができなくなります。
ソラチカ封鎖の日は2018年3月31日。陸マイラーとして、どのように運命の日を迎えればよいのでしょうか。
今回の記事では、「ソラチカ改悪の日までに今できること」について、私個人の意見も交えながらご紹介していきたいと思います(新しい移行ルートの解説記事ではありません。念のため)。
[ad#md1]3つの選択肢がある
すでに決まってしまったソラチカ改悪を覆すことはできません。今考えるべきは、ソラチカ改悪にどのように対処するべきかです。
悪い方向にばかり考えていてもしょうがないですから、何かしら行動を始めるのが最善の策でしょう。
今後、ポイントサイトを使ってマイルを貯めてきた陸マイラーがとれる行動としては、大きく分類すると下記の3つの選択肢があります。
・ソラチカ封鎖までポイントを貯める
・ソラチカ封鎖を気にせずポイントを貯め続ける
今すぐポイントを貯めるのをやめる
ソラチカルートの存在は偉大でした。ANAマイル交換レート0.9倍(90%)というのは、非常にインパクトがありましたよね。ソラチカルートがあるからこそ、陸マイラーになる決意をしたという方も多いはずです。
ですから、ソラチカルートが使い難くなるのであれば、陸マイラーをやめてしまうというのも当然考えられる選択肢です。
効率的にマイルを貯めることができないのならば、そのための労力を別のところに回すという考え方は間違っていないと思います。
潔くバッサリやめてしまう方が、結果的によかったと思えるかもしれません。
ソラチカ封鎖までポイントを貯める
ソラチカルートが封鎖されるまで、あと2ヶ月あまり。残された時間は長くはありませんが、逆にまだ2ヶ月以上ソラチカルートが使えると考えることもできます。
例えば、1月、2月、3月と満額ソラチカルートを利用することができれば、貯まるANAマイルは、18,000×3=54,000マイル。
改悪されるギリギリまで、ソラチカルートを使い倒すことができれば、たとえゼロから貯め始めたとしても、海外旅行に行けてしまうほどのマイルが貯まります。
効率を追求するのであれば、これが最善の策かもしれません。
ソラチカ封鎖を気にせずポイントを貯め続ける
現時点で、ソラチカルートには及ばないものの、それなりの高レートでANAマイルに移行可能な方法もいくつか判明しています。
例えば、移行レート70%の「ニモカルート」や、移行レート81%の「LINEポイントルート(新ソラチカルート)」は、これまでのソラチカルートと比べると、どうしても数値上は見劣りしていまいますが、決して悪い条件ではありません。
また、JALマイルについては、モッピーのキャンペーンを利用して80%の移行レートを実現することも可能。ソラチカルート以上に効率的にマイルを貯めることができます。
以上のように、次のソラチカ候補は現時点でも複数あります。そして、これから出てくる新しい移行ルートもあるでしょう。そう考えると、ソラチカルートが改悪されるからと言って、マイルを貯める難易度が急激に上がるわけではなさそうです。
ソラチカルートの有無にかかわらず、マイルを貯め続けていくのもありではないでしょうか。
私は貯め続ける道を選択することにしました
上記3つの選択肢。どれを選ぶかは本当に人それぞれ、そして、いずれも正解でしょう。
私の場合は、陸マイラーをやってきた2年間でマイルによって得たものが非常に大きいため、これからもマイルを貯め続けようと思っています。
マイルを貯め始める前は、毎年の海外旅行なんて夢のまた夢で、家族4人でお盆・お正月に帰省するのも躊躇するくらいだったのですが、マイルを貯め始めてから、本当に驚くほど生活が変化しました。
また、あれだけ飛行機が苦手だったのに、ここ最近はだいぶ身近なものに感じられ、ちょっと空港に遊びに行きたいな、と考えている自分にびっくりすることもあります。以前は、飛行機に乗る数ヶ月前から想像するだけで頭痛がしましたし、正直なところ、空港に近づくのも嫌でした。
これも、貯めたマイルでたくさんの楽しい経験が出来たからこその変化なのだと思います。
子供達も旅行の楽しさが分かる年頃になりましたし、実際に、先日家族全員で出かけたオーストラリア旅行は忘れがたい素敵な思い出になりました。
私にとっては、「これからも変わらずマイルを貯め続ける」という選択が、一番合っているのではないかと思っています。
3月31日までに大量のポイントを貯めるには
今すぐやめるという選択をしないのであれば、当面の目標は、「ソラチカ封鎖となる2018年3月31日までに、できるだけ大量のポイントを貯めること」になります。
ソラチカ封鎖までは、これまで通り、メトロポイントを介して大量のANAマイルを貯めることができるからです。
また、仮に改悪日の3月末までにすべてのポイントを移行できなくても、改悪後の4月を大量のメトロポイントを保有した状態で迎えることができれば、その後も最長2年間(理論上)、ソラチカルートを使って効率的にANAマイルを貯めることができます。
ソラチカルート自体は、メトロポイントからの移行が封鎖された後も存在し続けるからです(今後、ソラチカルート自体が消滅する可能性もゼロではありませんが…)。
どれくらいのメトロポイントを保有しておけばよいかについては、下記記事で詳しくご紹介していいます↓
それでは、ソラチカ封鎖までの短期間で、大量のポイントを貯めるためには、どのような方法があるのでしょうか。もちろん、人によって様々な方法を選択できますが、以下では個人的にもオススメできる、簡単で効率的な方法をご紹介します。
承認期間の短い案件にチャレンジする
ポイントサイト利用時には、ポイント獲得条件を満たしてから実際にポイントが付与されるまでに、ある程度の期間(承認期間)が必要になります。
この承認期間が短い案件を利用すれば、今からポイントを貯め始めたとしても、ソラチカ封鎖に間に合わせることが出来ます。
具体的には、承認期間が1ヶ月以内の案件なら、余裕を持ってソラチカルートを利用できるでしょう。承認期間が2ヶ月の案件でも、まだ間に合う可能性があります。
これからもポイントを貯め続けるのであれば、少なくともソラチカ改悪までの間は、承認期間を意識して案件を利用するようにしましょう。
オススメの承認期間短め高額案件
ポイントサイトの「ECナビ」では、しばらく前から1月12日~14日の3日間限定で、過去最高額のクレジットカード案件が登場することが予告されていました。
直前にソラチカ改悪の発表があったため、なんとも微妙なタイミングになってしまったものの、これからもポイントを貯め続ける場合には、絶対に見逃せない案件ですよね。期待していた方も多いのではないかと思います。
そしてついに、1月12日に日付が変わった時点で、気になるカード名と還元額が発表されました。
楽天カードの新規発行で、過去最高額の17,000円分のポイント還元です!
「もう持ってるよ~」という声があちこちから聞こえてきそうですが、まだ持っていない方は大チャンス。
というのも、楽天カードは申し込んでから発行されるまでの期間が短く、ポイント付与時期もカード発行の翌月末。つまり、今から申し込んだ場合でも、申し込み不備等でカードの発行が大幅に遅れなければ、改悪前のソラチカルートでANAマイル化が可能です。
17,000円分のポイントをソラチカルートに乗せると、獲得できるANAマイルは15,300マイル!!脅威の一撃1万5千マイル案件です。
また、ECナビでは、PeXを経由してメトロポイントに移行すると、ポイントが10%増量されるキャンペーンを実施中(3月末まで)。17,000円のポイントをソラチカルートでANAマイル化すると、後で1,700円分のポイントが返ってきます。
このキャンペーンを考慮すると、実質的に消費したポイントは17,000-1700=15,300円分。その結果として15,300マイルを獲得できるのですから、実質移行レート100%です。
獲得した17,000円分のポイントを、そのまま100%で17,000マイルに交換できるのとは少し違いますが、かなりお得なキャンペーンですよね。
さらに、楽天カードは、独自の新規入会キャンペーンも実施しています。
このキャンペーンを利用すると、もれなく7,000円相当のポイントを獲得することが可能(ECナビの還元ポイントとは別に貰えます)。
獲得ポイントを整理すると、「ECナビからの還元17,000円(15,300マイル相当)」+「ECナビの10%増量キャンペーン特典1,700円」+「楽天カードの入会キャンペーン特典7,000円」=合計25,700円分のポイントを獲得できます。
ちなみに、現時点でECナビに未登録の方は、当サイト経由で入会すると特別ボーナス3,000ポイント(300円相当)を獲得できます。
※特別ボーナスの内訳は、登録完了で500ポイント、登録から1ヶ月以内にポイント交換完了で2,500ポイントとなっています。
繰り返し利用可能な外食モニターを活用する
すでにクレジットカード案件やFX案件をやり尽くしてしまったという方には、何度でも使える外食モニターがオススメです。
外食モニターは、食事代の支払いが必要にはなるものの、支払金額の50%以上のポイントバックがあることも珍しくなく、1回の食事で数千円分のポイントを獲得することができます。
また、初回限定の案件とは異なり、何度でも繰り返して利用することができるので、短期間でも驚くほど大量のポイントを貯めることが可能です。
外食モニターを上手に活用すれば、ソラチカ封鎖までの2ヶ月ちょっとの期間で、数万円分のポイントを貯めることも、そこまで難しくはないでしょう。
外食モニターは、元締めの株式会社ROIが運営する「ファンくる」の他、上記楽天カードの案件でもご紹介した「ECナビ」、「ポイントタウン」、「ちょびリッチ」等で利用できます。
最後に
今後もポイントを貯めるという選択をした場合、「貯めたポイントが無駄になってしまうことはないの?」という不安もあると思います。
もちろん、今後ソラチカルートそのものがなくなってしまったり、他の移行レートも改悪されたりして、思っていたようにマイルを貯めることができなくなる可能もゼロではありません。
こんな一大改悪の直後ですから、不安を持つのも無理からぬことです。
しかし、ポイントサイトで貯めたポイントは、いざとなれば現金化できますし、メトロポイントについても、楽天ポイントやnanacoに交換するという逃げ道もあります。
ある日突然、これまで頑張って貯めてきたポイントの価値がゼロになってしまう可能性は非常に低いのです。
また、仮に改悪が相次いだとしても、その都度何らかの対応策が発見されるのではないかとも思っています。陸マイラーの歴史は「改悪との戦い」と仰る方もいるくらいですからね。
改悪自体は歓迎できるものではありませんが、また新しいことが始まるきっかけぐらいに構えているのが、ちょうどよいのかもしれません。
ポイントサイトも陸マイラーの味方です。噂によると、多くのポイントサイトが、ソラチカルートに変わる打開策を打ち出せるよう、すでに動き始めてくれているのだとか。
続報が待たれます。