ファーストクラス世界一周旅行も、ようやく2カ国目が終わるところまで来ました。
2カ国目のイギリス・ロンドンでの滞在を終え、続いてはドイツ・フランクフルトを経由して、未踏の地イタリア・ミラノに向かいます。
ロンドン発フランクフルト行き、ルフトハンザ901便の出発時刻は、朝9時30分。この便にはファーストクラスが設定されていないため、ビジネスクラスでの移動です。
今回の旅行記では、ホテルからロンドン・ヒースロー空港までの道のりと、飛行機に乗るまでの様子について詳しくご紹介していきいます。
ホテルから空港までの道のり
出発前日には、空港直結の「ヒルトン・ロンドン・ヒースロー」に宿泊しました。
このホテルは、ヒースロー空港のターミナル4に連絡通路で繋がっており、歩いて空港に向かうことができます。
ただし、今回利用するルフトハンザ航空が拠点としているのはターミナル2。まずは、ターミナル4へ向かい、そこからさらにターミナル2まで歩く必要があります。
連絡通路が結構長かった
連絡通路の入口は、ホテルを出て100mほど進んだところ。それでは、さっそく行きましょう!
連絡通路にはしっかり屋根と壁がついていて、雨の多いロンドンでも安心して移動できるのがいいですね。
ただこの通路、とっても長いんです…。
途中、幾つかの掲示板や他のホテル(プレミアイン)の入口がある他は、延々と代わり映えのない風景を見ながら5分以上。
ようやくターミナル4にたどり着きました。
連絡通路だけで約6分かかるというのは、なかなかすごいですね。
ターミナル4からターミナル2までも遠い…
ここからは、ターミナル2を目指してさらに移動します。
ちなみに、ターミナル5までなら、直接ホテルから30分おきにバスが出ているのですが、それ以外のターミナルに行く場合は、地道にこのターミナル4を経由して歩いて行くようにと案内されました。
ヒースロー空港はとにかく広大なため、ターミナル間の移動はかなり大変。
歩いて…
歩いて…
歩いて…
まだ歩いて…
やーっと到着しました!
ここまで特に寄り道もせず来ましたが、ターミナル4からターミナル2までは歩いて30分以上。ホテルを出てからの所要時間は、エレベーターの待ち時間を含めてなんと40分!
空港直結のホテルとは言え、利用するターミナルによってはある程度時間がかかってしまうようです。スーツケースを引きながらですから、かなりの運動量になりました。
歩いて空港に行けるのは安心
ということで、空港近くに前泊しない場合と比べて、時間・体力的にはそんなに節約できませんでしたが、やはり歩いて空港に行けるのは、海外旅行において大きな安心材料です。
例えば、「ヒースローエクスプレス」を使えば、ロンドン市街地からでも約15分で空港に着きますが、海外の交通機関は遅れや運休が発生することもしばしば(実際、空港までの電車で運休に遭遇しました)。
慣れない土地であっても、交通機関に頼らず歩いていけると思うと、気持ちに余裕を持つことができます。
また、ロンドン市街地はホテル料金も高め。その点、「ヒルトン・ロンドン・ヒースロー」は、コスパも優れていて快適なホテルでした。個人的には、前泊にしておいてよかったと思っています。
ルフトハンザのカウンターでチェックイン
それでは、さっそくチェックインしましょう。
スターアライアンスゴールドならファーストクラスチェックインを利用可能
ヒースロー空港のルフトハンザ航空カウンターには、「一般」・「ビジネス」・「ファースト」それぞれのレーンが出ていました。
今回はビジネスクラスに搭乗するため、普通に考えるとビジネスレーンを利用すべき状況ですが、ルフトハンザ航空のカウンターには、ビジネス・ファーストレーン双方に「スターアライアンスゴールド」の記載が。
スターアラインアンスゴールドメンバーであれば、エコノミーやビジネス搭乗時であっても、ファーストクラスのレーンでチェックインすることができるようです。
SFC修行で得た「スターアライアンスゴールド」の資格が、こんなところでも力を発揮してくれました。
ちなみに、ANAのカウンターだと、ファーストクラスレーンを使えるのは、その名の通り「ファーストクラス搭乗者」と「ANAダイヤモンドメンバー」のみで、「スターアライアンスゴールドメンバー」の資格だけでは、ファーストクラスレーンを利用することはできません。
持ち込みバゲージも要計量
ロンドンで買ったばかりのグローブトロッターは、もちろん機内持ち込みです。
21インチという大きさは、基本的に中型機以上であれば持ち込みOKですが、ギリギリの大きさということで、チェックインカウンターで一応重さを計って、「持ち込みバゲージ」のタグをつけてもらいました。
それでは、出発まで1時間ほどと迫って来たことですし、さっそく搭乗待合室に向かいましょう。
検査場前には混雑を緩和するアイディアが
検査場は、一般レーンが3列と、一番奥にスターアライアンスゴールドメンバー用の優先レーンが設置されていました。
手荷物検査場の入口前には、なにやら作業している人が大勢います。何だろうと覗いてみたところ、こんな風に機内に持ち込めないものが分かりやすくディスプレイしてあって、皆出発前に確認している様子でした。
パッと目を惹く上に、実物が並んだケースの下にはゴミ箱も付いていて、その場で自己判断して処分することができます。
頻繁に飛行機を使う人はともかく、年に一、二度しか乗らないという人にとっては、何が良くて何がダメなのか、文書で案内されてもすんなり理解できないでしょうから、こうして視覚に訴えるのはとってもいいアイディアですね。
手荷物検査場の混雑緩和にも繋がるので、ぜひ日本でも取り入れて欲しいです。
ファストトラックから搭乗待合室へ
ファストトラック(ゴールドトラック)の入口には、スタッフさん(下の写真左にちらっと写っている男性)が待ち構えていて、搭乗券とパスポートをチェックされました。
ファストレーンの入口はひっそりとしていましたが、検査場は結構広く、いくつかの検査レーンが設けられています(下の写真は検査終了後に撮ったもの)。
もともと空いていた上に、旅慣れた人ばかりなので、検査はあっという間に終了。
これでいよいよロンドンともお別れと思うと寂しいですね。また遠くない未来に戻って来たいものです。
出発まで1時間を切り、そんなにのんびりしてもいられませんが、ルフトハンザラウンジに向かうとしましょう。
免税店もあり
旅先はヨーロッパ域内とはいえ、やはり国際線なので、搭乗待合室には免税店もあります。
ラウンジにたどり着くまでの間に、かばん屋さんを発見しました。リモワやTUMIなどの高級ブランドバッグも取り扱っているようです。
ちょうどイギリス全体のセール時期で、ほとんどの商品に黄色い値引き札がつけられていました。
現地イギリスのブランド「グローブトロッター」はというと、隅の方に置いてありました。価格はブルーの21インチが1,008ポンド(約15万3千円)。
ハロッズでたったの730ポンド(約11万1千円)で購入できたのは、やはりかなりラッキーだったようですね。
ルフトハンザラウンジ
手荷物検査場からルフトハンザラウンジまでは、徒歩ほんの1分ほど。内部の様子はこちらでご紹介しています。
ホテルですでに朝食を済ませていたこともあり、一通り見学して、コーヒー一杯程度で出ようと思っていたのですが、搭乗する便が出発遅れになるという案内が。
ゲートも変更になるらしく、新しい搭乗口は、出発30分前の9時まで待たないとわからないようです。
しかし何がどうなっているのか、出発は遅れるはずなのに、案内板は定刻の通りに表示を進め、9時になって搭乗口が表示されると同時に「Go to Gate」と出てしまいました。
変更後の出発時間がいつなのかもわからないまま、万一乗り遅れると困るので、結局予定通り9時過ぎにラウンジを後にすることに。
搭乗口に行って確認すると、遅れは10分ほどとのこと。
フランクフルト到着後、1時間ほどでミラノ行きに乗り換える必要がありますので、そんなに大きな遅れでないのが幸いでした。
ビジネスクラス&スターアライアンスゴールド用のレーンから搭乗します。
ルフトハンザドイツ航空の飛行機に乗るのはこれが人生初!中はどんな風なのでしょう?ビジネスクラスの機内食も楽しみです。
<次の話>
<前の話>
<前の話>
https://rikei-miler.com/travel/london-to-frankfurt
関連記事
今回は、マイルを使ったファーストクラス世界一周特典航空券でロンドンまでやって来ました。マイルはクレジット決済や飛行機に乗ってコツコツ貯めるものではありません。ポイントサイトで大量に貯める時代です。
現在、ポイントサイトのモッピーでは、1,000円分のボーナスポイントが貰える入会キャンペーンを実施中!JALマイルを効率よく貯めるなら、モッピー一択です。
ホテル上級会員になると、沢山の特典を受けることが出来て、ますます充実した旅行に。今手軽にステータスを得るなら、SPGアメックスがイチオシです。
紹介プログラムも好評を頂いています。ご依頼はお気軽にどうぞ!