ANAビジネスクラス特典航空券を使ってのフランス・ドイツ旅行。
これまで、搭乗記からパリでの観光、ジヴェルニーへの小旅行などについてご紹介してきましたが、今回はフランスからドイツへ移動するタリス1等車での快適な旅、後半編です!
いよいよフランス国境を超え、ベルギーを通過し、ドイツはケルンへ。
ケルンではどのようなことが待っているのでしょうか?旅行記形式でお伝えします♪
<旅行記の前半はこちら>
タリスでフランスからドイツへ
路線図
まず、下の地図で赤色に表示されているのが、タリスが辿る道筋です。
パリ~リール~ブリュッセル~リエージュ~アーヘン~ケルン。3カ国を3時間20分で駆け抜けます。
ベルギー入国!
道中は、どこまでものどかな田園風景が続いていました。
出発から1時間ほどで、携帯に「ベルギーへようこそ」と、ドコモから料金形態を知らせるメールが。
いつの間にやらベルギーに入っていたようですね。初入国です!
EU域内はパスポートチェックがありませんので、とってもスムーズ。
実感もわかず、これは訪問国数に加算していいのか迷うところです(笑)。
そうこうするうちに、ブリュッセル南駅着。
ヨーロッパの駅はどこも似た感じですね。
ブリュッセルと言えば、国連やNATO本部が設置されている街。
もっと大きな駅を想像していましたが、意外とこぢんまりしていました。中央駅だともっと立派だそうです。
ブリュッセルからしばらくはずっと地下を走りましたので、街の景観をほとんど見ることが出来なかったのが残念でした。
軽食だけでなくおやつサービスも♪
ブリュッセル駅を出て少し経った頃、乗員さんが軽食を運んできました。
タリス1等車は食事が出ると聞いていましたが、おやつまで頂けるとは思いませんでした。
時間帯が良かったのでしょうか。
紅茶orコーヒーと、サンドイッチ類・ケーキを好きなだけ頂くことが出来ます。
私は紅茶と、懲りずにまた甘いケーキにしてしまいました。
ティーバッグは布製の高級品。お湯がぬるかったのか出は良くなかったけど、優雅な気分に浸れました。
ナッツたっぷりのケーキが、これまた予想を上回る危険な激甘っぷりでした…。材料は、砂糖とマジパンと卵と、ついでに少々の小麦粉といったところでしょうか。もっと若ければ、罪悪感なく完食できたかも(笑)
リエージュ駅に到着
出発から2時間20分後に到着したリエージュ駅は、ブリュッセル南駅と打って変わってモダンで明るい印象でした。
この2009年完成の新しい駅舎は、スペインの建築家、サンティアゴ・カラトラバSantiago Calatrava氏が設計したものだそうです。
窓の外にはマース川が流れ、リエージュの金融タワーと呼ばれるTour Paradisが聳えています。
タリスのお手洗い
タリス1等車のお手洗いはこんな感じでした。
足元のペダルで流すタイプです。
洗面台はこんな感じ。石鹸も蛇口も赤外線なので、手を触れずに使えます。
ヨーロッパの鉄道では、結構ショッキングなトイレに当たることも珍しくありませんので、少々ドキドキしながら様子を見に行きましたが、普通に安心して使える綺麗なお手洗いでした!
そろそろドイツ入国。
これまで、ドイツのICEやフランスのTGVには乗ったことがありましたが、その中ではタリスが一番かも知れません。
安全対策もきちんとしてますし、内装も伝統的ヨーロッパらしい高級感がありますし、とっても快適で楽しい旅となりました。
また機会があったら、ぜひタリスを選びたいと思います。
とうとう目的地・ケルンに到着!
出発から3時間20分後、予定通りケルン中央駅に到着しました!
フランスもとっても楽しかったけれど、やっぱり言葉がわかる国に来ると、「帰ってきたー!」感がこみ上げてきます。
ドイツに帰ってくるのは4年半ぶり。
ケルンは10年ぶり3度目です。
と言っても、これまでの2回は日帰りでしたので、ほとんど馴染みはなかったりしますが…。
世界遺産!ケルン大聖堂
世界最大のゴシック建築として著名なケルン大聖堂は、ケルン駅を出てすぐの広場に聳え立っています。
最初に来た時は、あまりの壮大さに圧倒されて鳥肌がたったことを、つい昨日のことのように思い出します。
駅を出たらこれがある、っていうのがシュール過ぎて。
双塔の正面から撮った写真がこちら。地面までカメラに収まりません。
現存している大聖堂は3代目で、13世紀に建築開始し、1880年に完成。
完成まで、優に600年の年月を要したそうです。
規模データはこちらです(wiki)。
- 全体の縦幅:144.58 m 、全体の横幅:86.25 m
- 南塔の高さ:157.31 m 、北塔の高さ:157.38 m
- 建築面積:7,914 m²
クレーンなどの重機もない中、これほどまでの建物を作り上げるとは信じがたいですね。
設計から施工まで、想像以上の困難を乗り越えて今日ここに建っているのでしょう。
内部はミサ中で撮影できませんでしたが、入口はこんな感じです。
ノートルダム大聖堂も荘厳でしたが、それ以上ですね。
天井高だけを比べても、ケルン大聖堂はノートルダム大聖堂の1.5倍以上にもなります。
まずはケルシュで乾杯!
ホテルのチェックイン時刻まではまだ3時間以上ありますので、とりあえずケルン名物のケルシュビールを堪能することに。
3大ケルシュ醸造所として知られるGaffel直営店、駅前の「Gaffel am Dom(ガッフェル アム ドム)」で乾杯です!
ケルン名物ビール「ケルシュ」
ケルシュはケルンでしか飲めないビールということで、私も今回が初めてでした。
南ドイツではしばしば1リットルジョッキも見かけますが、こちらのビールは1杯200mlと少量。
味はかなりあっさり、薄めです。アサヒスーパードライ派やオリオンビール派なら好きな味ではないでしょうか。
一番搾り派の夫、プレモル派の義母、黒ラベル派の私には少々物足りない感じでした。
わんこそばの要領で、飲み干すと次から次に持ってきてもらえるシステム…のはずなんですが、観光客への配慮なのか、毎回こちらから呼ばないと持って来てもらえませんでした^^:
久々のドイツ料理
日本のドイツ料理店は日本人向けにアレンジされていることが多く、久々の本場の味をとっても楽しみにしていました。
大概、大量に盛られて来るので、様子見のためブラートヴルスト(焼きソーセージ)とシュニッツェル(カツレツ)を注文してみました。サラダはシュニッツェルのおまけです。
結果…うーん。良くも悪くも観光客向けという感想を抱きました。
それなりに口コミサイトを調べて、ここなら中心地だし無難に美味しいかと思って来たんですが、あまり当てにならないものですね。
ミュンヘンやシュトゥットガルトなど、南の方ならもっと簡単に美味しいお店が見つかるんですけど…。
店員のお姉さんがフレンドリーだったのが救いです。
ちなみに、お手洗いは有料でした。
が、その時コインを持ってなかったので、入口のおばあさんに「すぐ持ってきます!いくらですか?」と聞くと、いいよいいよ〜と通してくれました。
もしかしたら任意だったのかもしれませんが、コインは持っておいた方が安心だと思います。
次回はホテルと、もう1店ご紹介します!
<前の話>
<次の話>
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