世界第3位の面積を誇る大国、アメリカ。
国土面積はなんと日本の約25倍で、西海岸と東海岸の間には3時間もの時差があります。
国内移動でも飛行機を利用することが珍しくありません。
アメリカ国内の飛行機移動は、一体どのような感じなのでしょうか?
本記事では、ラスベガス・ハリー・リード国際空港から、サンフランシスコ国際空港へ向かう(若干ドタバタな)一幕をレポートします!
今回はZIPAIR×サウスウエスト航空でのラスベガス旅が実現しました!
この2社なら、東京からラスベガスまでリーズナブル&スムーズなアクセスが可能。
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今回のフライト情報
今回のフライト詳細は以下の通りです。
便名 | UA2047 |
区間 | ネバダ州ラスベガス・ハリー・リード国際空港→カリフォルニア州サンフランシスコ国際空港 |
出発時間 | 15:45 |
到着時間 | 17:24 |
フライト時間 | 1時間39分 |
シート | 普通席 |
予約便はすでに出発済み?!
では、さっそく本題に入りたいところなのですが…
実は今回の旅、初っ端から寿命が縮みました。
出発に先立ちまして、UAサイト/アプリでもう一度予約内容を確認しておこうと開いたところ…
…
……?
???
?????????????
予約がない!?!?!?!?
念の為過去の予約分を確認したところ、なんとすでに搭乗したことになっているではありませんか!
…もしや日時を間違えて予約した?(私なら絶対いつかやるだろうとは思っていた)
でも日付は合ってるよね??
ラスベガス時刻でいいんだよね???
え?
飛行機の予約って現地時刻基準でしょ?
驚き慌てふためきつつ、すぐさまコールセンターに電話してみると…
予約は生きてますけど?
…………?????
PCやアプリで見る限り、もう飛んだことになってるんですが…?
よくわかりませんが、とにかく本日これから出発便の予約は確認できてます。
一応こちらでオンラインチェックインしておきますね。
あとは予定通り空港へお越しください。
…ということで結局、何が原因だったのかは全くわからないまま。
オペレーターさんにオンラインチェックインしていただいた後も、アプリ・PC共に搭乗済みの表示は変わらずでした。
もしかして日本の住所でUAに会員登録しているため、日本時刻基準で予約管理されていたのでしょうか??(ちなみに今回はANAマイル特典ではなく、有償チケットでした)
とりあえず乗り逃したわけではないことがわかり一安心したものの、一体なんだったのでしょう…。
まさかこれが通常運転だとは思いませんが、稀に?こういうこともあるようなので、UAご搭乗の際はご注意ください。
ラスベガス・ハリー・リード国際空港に到着
パニックの余韻冷めやらないまま、uberで予定よりも若干早めにハリー・リード国際空港に到着しました。
電話でしっかり確認できたので大丈夫とは思いつつ、ほんの少しドキドキしながら、UAのビジネスクラスチェックインカウンターへ。
今回は普通席搭乗ですが、ANA SFC/スターアライアンスゴールドメンバーのおかげでビジネスクラスレーンが使えるのです。
待つこと数分。この通り、滞りなくチェックインが完了しました!
これで本当に安心ですね!!一時はどうなることかと本当に肝が冷えました。
制限エリアへ
では、パスポートチェック&手荷物検査と進みます。
アメリカでは国内線でもIDチェックがあるため、出発口が混雑しがち。
ラスベガス空港ターミナル3では、スターアライアンスゴールド用のレーンが見当たりませんでした。一応通りかかった警備員さんにも確認しましたが、やはりないとのこと。
一番手前の「TSA Pre」と書かれたレーンだけがスカスカでしたので、一体どういう条件で使えるのか調べてみたところ…
TSA PreCheck®は、米国国土安全保障省(DHS)の米国運輸保安局(TSA)が運営する事前検査プログラムで、事前にTSAから承認を受けたお客様に対し、米国加盟空港出発時、保安検査の簡略化・迅速化を図るものです。 対象となるお客様は、米国の加盟空港出発時の保安検査場にて専用レーンをご利用いただくことができ、検査においても、靴、ベルト、薄手のジャケットの着脱や、機内持ち込み手荷物に収納されたノートパソコン、液体物を取り出す必要がありません。 また、TSA PreCheck®の利用が認められたお客様が同伴する12歳以下のお子様も同様にプログラムを利用することができます。
どうやらこれは、基本的に米国人しか登録できないシステムのようです。
「トラステッドトラベラーズプログラム」なるものの事前審査に通ると、専用レーンの使用資格が認められるらしいですが、一体どのような内容・基準なのでしょうね。
その後、2023年7月から日本人も当プログラムへの申請が可能になりました!
コンコースDへ移動
結果として、今回は20分ほどで制限エリアに入ることができました!
この日のゲートは、コンコースDの53番。
手荷物検査場を出て正面のエスカレーターで下のフロアへと降ります。
ここからは無料シャトルでの移動です。
Wikipediaによると、今後はダウンタウンへと続く新線の計画もあるとのこと。
今現在、街と空港間は車でないと行き来が難しい状況ですので、実現が待ち遠しいですね。
ちなみにシャトル内部はこんな感じでした。
ユナイテッドクラブラウンジ
乗車してわずか1分ほどでコンコースDに到着!
こちらの建物には、至る所にスロットマシーンが並びます。
最後までラスベガス気分を満喫できますね。
搭乗まではまだ時間がありますので、D33-35付近にあるユナイテッドクラブでランチを頂きましょう。
ラウンジ内の様子やサービスはこちらをどうぞ。
小さなラウンジですが、眺めが最高だったことが一番印象に残っています!
搭乗開始
ラウンジでしばらくまったりしてからD53ゲートへ。
辿り着いた頃にはすでに搭乗が開始されていましたので、私もさっそく乗り込みます!
ユナイテッド航空の国内線に乗るのはこれが初めて。どんな旅になるのでしょうか。
スターアライアンスゴールドステータスの意義
この日の機材はB737-800で、通路は一本。
普通席は3-3配列です。
個人用モニターも付いていて、比較的新しい機体のようですが、ユナイテッド航空ではチケットの種類によって座席指定できる範囲がきっちりと区別されています。
スターアライアンスゴールドステータスは、席指定に関して言えばそれほど(全く?)効果がないようで、今回取れたのは29列目の窓側。
往路に利用したLCCのサウスウエスト航空では、本人の努力次第でそれなりに良席を取ることもできますが、ユナイテッド航空の場合はチケット金額次第で、より経済格差がはっきり反映されるといいますか、全体的に結構シビアだなと感じました。
JALでも2020年から一部座席に指定料金制を導入したとのこと。世界の潮流なのかもしれません。
今回、スターアライアンスゴールドステータスがどの程度役に立ったかといいますと、この辺りでしょうか。
- ビジネスクラスチェックインカウンター利用
- ユナイテッドクラブラウンジ利用
- 預け荷物が無料
チェックインカウンターとラウンジについてはすでにご紹介の通りとして、実はこの路線、ステータスなし&エコノミークラス搭乗の場合、預け手荷物は一個から有料になります。
料金は上記の通り30ドルから。日本円では4,500円前後となりますので、結構なお値段ですよね。
同じ条件の下、スターアライアンスゴールドメンバーとして検索した結果がこちら。
この通り、「1個目が無料」と表示されました。これがあるとないとでは大きな違いです。
スタアラゴールドを取っておいてよかったことには間違いないのですが、今回のチケットは一番安い料金ながら2万円以上。
サウスウエスト航空のコスパが優れていた(運賃1万円で荷物は2個まで無料、変更キャンセルOKなど)こともあり、ユナイテッド航空は一層厳しく感じられた、というのが正直なところです。
ラスベガスを後に
サンノゼからの往路に続き、この日の便も満席。
ラスベガスは米国内でも人気があるんですね。
定刻よりも少々遅れて、飛行機が離陸しました!
ほんのわずかな時間ではありましたが、優しい人々との出会いあり、美味しいものを食べ、趣味の写真もたくさん撮れて、楽しく充実した時間でした♪
一路サンフランシスコへと向かいます!
機内サービス
水平飛行に入ったら、ドリンクサービスが始まります。
ユナイテッド航空の無料ドリンクメニューはこちら。
- コカコーラゼロシュガー
- ダイエットコーク
- スプライト
- ジンジャーエール
- セルツァーウォーター
- トニックウォーター
- AHAオレンジ+グレープフルーツスパークリングウォーター
- AHAブルーベリー+柘榴スパークリングウォーター
- オレンジジュース
- アップルジュース
- クランベリーカクテルジュース
- トマトジュース
- ブラッディマリーミックス
- レギュラーコーヒー
- デカフェコーヒー
- ホットティー
- ミネラルウォーター
この他、ビールやワインなどのアルコールドリンクが8〜10ドルで販売されていました。
私はホットの紅茶をオーダー。
ナプキンとカップのデザインが可愛いですよね♪美味しくいただきました。
サンフランシスコに到着
飛行中には、スマホを落として一時行方不明にしてしまうというハプニングもありましたが、周りの皆さんのご親切のおかげで、どうにか無事にフライトを終えられそうです。
飛行機は徐々に降下を開始し、眼下には住宅街が広がってきました。
カリフォルニア州一長いという「サン マテオ ヘイワード橋」をまたぎ…
この光景を見るのは最初で最後かと思ったら、わずか半年後にJALファーストクラスで予想外の再会を果たすことになりました。
定刻より30分以上も早く、サンフランシスコ国際空港に到着しました!
出発が遅くなったにもかかわらず、怒涛の巻き返し。
思わず、サンフランシスコとラスベガスって時差があったんだっけ?と確認してしまったほど(ギリギリありません)。
暗くならないうちに市内へ入れそうで何よりです。
安全で迅速なフライトをありがとうございました!
最後に
というわけで、今回はラスベガスからサンフランシスコまでのユナイテッド航空搭乗記をお届けしました。
ANAと同じスターアライアンス系でありつつ、サービスやルールには色々と違うところもあって、興味深い経験でした。
これから乗るはずの飛行機が、まさかすでに出発済みと表示されるとは前代未聞で心底ビックリしましたが、海外あるあるの一つとも言える…のでしょうか(?)。
搭乗中、お隣や前後のお客さんが優しくして下さったのが非常に嬉しかったです。
知らない人同士でも気軽にコミュニケーションを取れるのがアメリカのいいところですね。
続いて、サンフランシスコ市内へと向かいます!
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