ANAのビジネスクラス特典航空券で行く、フランス・ドイツの旅。
フランスでは、美術館巡りにショッピングに、さらにはジヴェルニーまで足を伸ばして…と、とっても充実した4日を過ごしました。
10年前に来た時には、英語も通じないし、物価も高いし、なんだか皆クールでとっつきにくい国だな~という印象でしたが、今回それが根底から覆されて、絶対また戻ってきたい!と思えるようになったのは嬉しい誤算でした。
今度はいよいよドイツへ移動!今回は「赤い貴婦人」とも呼ばれる高速鉄道タリス、しかも一等車に乗れるので、とっても楽しみにしてきました。
以下旅行記形式で、タリスの魅力に迫ります♪
タリスの待つパリ北駅へ
5日目の朝。エッフェル塔に別れを告げて、パリ北駅へ向かいます。
いつも外国を後にする時には、次はいつ来られるんだろう…と寂しさが募るばかりでしたが、マイルを貯めていればまたいつでも、気が向けば来月にでも戻ってこられるんだなと思えたのは初めて。改めて幸せを噛み締めました。
これからも頑張ってマイルを貯めよう!と思いを新たにした朝でした。
Uberで駅まで移動
電車は7時53分パリ北駅発。
ホテルから駅までの移動には、もちろんUberを利用します。
パリのUberは朝早くても夜遅くても、いつも依頼して5分以内で来てくれるので本当に重宝しました。
フランス最後のUberは、黒塗りベンツ↑でした。
朝日に照らされた凱旋門も見られました(車内から写真を撮っていたのに気づいた運転手さんが、速度を落として走ってくれました。さりげない親切が嬉しい)。
さよならフランス。また絶対帰ってきます!
パリ北駅到着
人気のないシャンゼリゼ通りをスイスイ進み、ホテルから北駅までは15分もかからず到着。
治安がかなり悪いことで評判の北駅ですが、日曜の朝はスリの皆さんもお休みなのか、至って平和な雰囲気でした。
エンジェルベアのオブジェが可愛い♡
ではでは、駅に入ります。
赤い貴婦人「タリス」でドイツへ!
最初はミュンヘンから日本へ帰るつもりでしたので、パリからはICE(インターシティエクスプレス=イーツェーエー)でシュトゥットガルト経由を考えていました。
が、結局デュッセルドルフから帰国することになったため、陸路も変更することに。正直ミュンヘンの方が馴染み深いので残念でしたが、いいこともありました。
それは憧れの赤い貴婦人、Thalys(タリス)に乗れること!
タリスとは?
タリスはフランス・ドイツ・オランダ・ベルギーの4カ国を最高時速300kmで走る高速鉄道。
路線は以下の通りです(レイルヨーロッパ公式HPより拝借)。
ドイツ域内では西部を走っているため、主に南東部のバイエルン州で生活していた私は、これまで利用する機会がありませんでした。
夫が赤好きなので、いつか乗れればいいなと思っていたところ、思いがけずすぐに利用する機会がやって来ました!
タリス乗車前の保安検査
タリスでは、昨年12月からすべての乗客にX線検査を行っています。
というのも、同8月に車内でイスラム過激派による銃乱射事件が発生したため。
乗り合わせていたアメリカ軍関係者が制圧し、幸い死者は出ませんでしたが、乗務員は乗務室に逃げ込んで施錠してしまい、あわや乗客全員絶望的かという状況だったんだとか…。
いつもそんな屈強な方が乗っているとは限りませんし、失礼ながら乗務員も頼りにならなさそうですし、乗客としては多少面倒でもしっかり検査してもらえるのはありがたいですね。
というか、もうヨーロッパ全ての長距離列車で実施して欲しい…。
こんな風に、空港の保安検査場と同じような検査が実施されています。
電車だからといってギリギリに到着するのではなく、余裕を持って駅に来たほうが良さそうですね。
つつがなく検査も終わり、いよいよ車内へ。
タリス一等車の車内
今回は奮発して、一等車にしました!
といっても、パリからケルンまで一人たったの「75ユーロ」!
バーゲン型運賃とはいえ、3時間を超える距離の高速鉄道の一等車でこのお値段です。ヨーロッパは鉄道料金がお安くて助かりますね。
さすがは一等車、電動リクライニングですし、
各席にコンセントもあります。もちろんフリーWi-Fi使用可能♪ゴミ箱も付いてます。
7時53分、定刻にパリ北駅を出発しました!
お楽しみ!タリスの朝食
しばらくすると、おしぼりが配られます。なんと一等車は食事付き♪食事代は運賃に含まれています。
乗務員さんが席まで朝食を持ってきてくれます。
食事は「甘い」or「しょっぱい」の2種類から選べます。ちょっと面白い選択肢ですが、日によって甘いのがよかったりしょっぱいのがよかったりありますから、なかなか合理的なシステムではないでしょうか。
しょっぱいメニュー
まず、夫と義母が頼んだ「しょっぱい」はこちら。
チーズ&ハムにパン、グレープフルーツ、ヨーグルト。ジュースはオレンジかベリー。コーヒーor紅茶も付きます。ジャムはたくさん種類がある中から、好きなだけもらえました。
Lotusビスケットが大好きな私、Lotusのスペキュロスペーストを初めて見て感激。しっかり頂いておきました。粉っぽさまで再現されていて美味しかったです!日本でも売って欲しい…。
アマゾン経由で輸入できるようですが、送料3,000円でした(涙)。
甘いメニュー
そして、私が選んだ「甘い」のはこちら。
ハム&チーズの代わりにマドレーヌとフルーツソースが置かれています。フルーツはメロン。ジュースはベリーにしてもらいましたが、その他は同じです。
このマドレーヌが激甘。菓子パンにデザートも付いていますので、日本人には糖分高すぎかも…。「しょっぱい」方がバランス良さそうです。
パンやコーヒーのおかわりは1,2度周ってきましたが、朝から沢山は入らないのでおかわりなしで十分でした。
快適なシートで飛行機の機内食のような食事も食べられて、とっても楽しい時間でした!
ただ、コーヒーが溢れる程度の横揺れがずっと続いていたので、酔いやすい人は要注意です。やはり日本の新幹線のようにはいきませんね。いつ夫が「酔った…」と言い出すかヒヤヒヤでした。
次回に続きます。
<前回の話>
<次回の話>
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