アラブ首長国連邦・アブダビに本拠を置く国営の航空会社、エティハド航空(Etihad Airways)。
リーズナブルでありながら定評のあるサービス、また就航都市が多く利便性に優れていることから、日本でも人気のエアラインです。
ワンワールドやスターアライアンス、スカイチームからなる3大航空連合には加盟していないものの、ANAと独自に提携しているため、ANAマイルを使って特典航空券を発行することが出来ます。
今回は、ANA特典で利用したエティハド航空のエジプト・カイロ発、UAE・アブダビ行きのビジネスクラス搭乗記をお届けします!
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フライト情報
本題に入る前に、今回のフライト詳細は以下の通りです。
便名 | EY654 |
区間 | カイロ – アブダビ |
出発時間 | 14:20 |
到着時間 | 18;45 |
所要時間 | 3時間25分 |
シート | ビジネスクラス |
カイロ国際空港へ
さて。
今回は、たった3日ほどの短い旅ではありましたが、カイロ入りの便では嬉しい出会いもありましたし、ピラミッドを一望するホテル・マリオットメナハウスや、ピラミッドとオールドカイロを巡るプライベートツアーなど、十二分に満喫することができました。
初めてのエジプトは想像していた以上にとても混沌としていて、非日常感たっぷり。
これは他の国ではなかなか味わえない魅力と言えるかもしれません。
次の機会には、ぜひシャルム・エル・シェイクや、アレキサンドリアにも足を伸ばしてみたいと思っています。
空港へは早めの出発が吉
出発当日。
カイロ郊外のギザにあるメナハウスから空港までは、Uberを利用しての移動です。
往路は40分ほどでしたが、復路は渋滞に嵌ったため1時間10分と、およそ1.5倍の時間がかかりました。
この日はかなり早めに出たため慌てずに済んだものの、空港に向かう際は十分余裕を持って出発した方が良さそうです。
一番渋滞が酷かったポイントでは、車線があるんだかないんだか、とにかく車が縦横無尽に入り乱れてあわや衝突といった風情。そして、絶え間なく響き渡るクラクションの嵐。
インドでも似たような光景に恐れ慄いたことが思い起こされました。
とてもではありませんが、何度生まれ変わったとしても自分で運転出来そうにはありません。
カイロ国際空港は撮影禁止
一旦渋滞を抜けた後は幸いスムーズに流れ、無事に出発ターミナルに到着!
運賃は約1,100円でした。
空港スタッフさんに確認したところ、カイロ国際空港では建物内の撮影を一切禁止しているということでしたので、中の写真はありません。
空港に入る際の手荷物検査で、なぜかチップを強制徴収されたり、出国審査場で割り込みが横行し諍いが起こっていたりと、最後までさすがエジプト…とカルチャーショックを受ける場面も多々ありつつ、無事に出国完了です。
残念ながら空港ラウンジの写真もないのですが、案内された「AHLEIN PREMIUM LOUNGE EAS」はとても綺麗で満足感抜群!
正直言って全く期待していなかった分、これは嬉しいサプライズでした♪
調べてみたところ、プライオリティパスでも利用できるようですので、カイロ国際空港にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
搭乗開始
ということで諸々割愛しまして、こちらが本日の使用機です。
往路と同じA321-200という機種。さっそく乗り込みましょう。
ビジネスクラスの全貌
エティハド航空A321のビジネスクラスキャビン全体像がこちら!
2-2×2配列の全8席となっています。
往路と同様に、2列目進行方向左の窓側席を選択しました。
シート機能
それでは、シート機能をチェックしてみましょう。
まず左の肘掛け内にテーブルを収納されています。
上に引っ張り出しまして…
手前に倒すとカップホルダー付きのミニテーブルに。
さらに広げると、食事用の大判テーブルになりました。
反対側の肘掛けには、モニターが収められています。
こちらも上に引き上げて…
くるりと回転させれば準備完了です。
読書灯は席間に設置。
その下にはサイドテーブルが収納されています。
こちらはお隣さんとの共用で、ウェルカムドリンクなどもここに置かれました。
設備全体的に、お隣との距離が近い印象でした。
特に問題はなかったのですが、カップルや友人同士でしたら、より快適に過ごせそうです。
エジプトを後に
1時間遅れだった往路とは異なり、本便は定刻11分前にスポットを離れて滑走路へ。
ここに来てから見飽きるほど見たエジプト航空の飛行機とも、おそらくこれで暫しのお別れです。
機体はアラブ首長国連邦の首都アブダビへ向けて、無事離陸しました!
カイロの街中は、地上でもかなり建物が密集しているなと感じていましたが、上空から見ると一層顕著に感じ取れます。
しばらく行くと、こんな特徴的な円形都市も。
まるでRPGに出てくるダンジョンのようです。
中心にはモスクらしき建物が見えますが、どのような経緯でこんな形になったのでしょうね。
たった一度、数日滞在しただけではとても計り知れない魅惑の街、カイロ。
また次に来る時には、さらに面白い体験ができそうです。
機内食
飛行が安定すると、機内食の提供が始まります。
当便のメニューはこのような感じでした。
離陸後の食事 | 前菜 |
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メイン |
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デザート |
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ドリンク | ソフトドリンク |
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アルコール |
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ファーストドリンク
食事に先んじて、シャンパンとナッツがやってきました。
ナッツは加熱されておらず、シャンパンも普通のグラスでの提供です。
短距離路線の上に小さな機体ですし、サービス体制には色々と限界があるのかもしれません。
メイン
ぽりぽりとナッツを摘みながら待っていると、メインの鱸が到着しました。
今回はあまりお腹が空いていなかったので、前菜は注文せず。
香辛料をたっぷりまぶしてカリカリに焼かれた魚に、ポテトと白インゲンのマッシュが添えられています。
複雑で奥行きのあるスパイス使いは、さすがアラブの航空会社!
日本ではなかなか出会えないエスニックな風味とお魚の香ばしさがよく合っていて、大満足でした♪
デザート
また、これまでのエティハド航空便では一度も辿り着けなかったため、この便では絶対に注文すると決めていたもの、それがデザート!
然してようやく出会えたのが、こちらのラズベリームースケーキ&バニラクランチです。
この真っ赤な色合いが、いかにも外資系っぽい雰囲気ですよね。バラをモチーフにしているのでしょうか。
見た目に反して甘さはかなり控えめで、カプチーノと共に美味しくいただきました!
機内エンタメ
食事が済んだら、残りのフライトは2時間ほど。
エティハド航空では、映画やテレビ番組のラインナップも充実しています。
個人用モニターでも見ることができますが、手持ちのスマホに表示させることも可能です。
モニターでは映画を鑑賞しつつ、フライトデータなどをスマホで見られて便利でした。
まもなく着陸
本格的な機内食に充実したエンタメまで揃っていれば、3時間強のフライトなどあっという間です。
いよいよ着陸体制に入るという頃、CAさんがビジネスクラスの乗客一人一人に、ファストトラックのインビテーションを配ってくれました。
いかにも超速で入国できそうなデザインではありませんか。
裏面はこんな感じ。
これを見るに、対象者はファーストクラス・ビジネスクラス・エティハドゲストプラチナ&ゴールドメンバーとのこと。
この日はUAEには入国せず日本への帰国便に搭乗したため、活用出来ずに終わってしまいましたが、アブダビ空港のファストトラックがどんなものなのか、次回はぜひ体験してみたいものです。
そうこうするうち、機窓の外には薄暮に染まる街並みが広がり…
徐々にアラブ首長国連邦らしい、近未来的な建物が見え始めました。
しばらくの後、無事アブダビ国際空港に着陸!
数日前ここを出発した時と同じように、ターミナルまではバスで移動します。
降機後、ビジネスクラス専用のバスに乗車。
たった8名の乗客のためにバス一台を貸切とは贅沢ですね。さすが中東系エアラインです。
今回も快適な空の旅をありがとうございました♪
今回の経費
ご参考までに、今回の特典航空券にかかった経費は以下の通りです。
ANAマイル:110,000マイル
諸税費:99,510円
※羽田ーアブダビーカイロ 往復全4区間 ビジネスクラス
円安・燃油高もあって諸税はそれなりに高額でしたが、エティハド航空ビジネスクラス4区間分ですし、支払う価値はあったと思っています!
最後に
ということで、今回はエジプト・カイロ国際空港からアラブ首長国連邦・アブダビ国際空港までのエティハド航空ビジネスクラス搭乗記をお届けしました。
成田便搭乗までのトランジットは、エティハド航空ビジネスクラスラウンジで過ごすことに。
成田便復路の機内食については往路便の記事に追記していますので、ぜひ併せてご覧ください。
今回は念願のエジプトに、これまた念願のエティハド航空で行くことが出来て、とってもラッキーでした!
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