台湾で一度は行ってみたい観光地といえば、やっぱり九份(きゅうふん/ジォウフェン)!
ノスタルジーたっぷり、日本でもなければ中国でもない唯一無二の街並みは、世界中の観光客の心を惹きつけてやみません。
台北市内からバスで1時間ほどですので、日帰りで訪れる方が多いかと思いますが、宿泊することで九份のまた違った一面を見ることが出来ますし、激混みのバスの席を確保できるか心配する必要もないのでおすすめ。
ということで今回は、九份のイチオシグルメやホテル情報を中心にお届けします!
九份はジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台なのでは?と言われ、公開をきっかけに人気に火がついたとのこと。制作関係者からは否定されていますが、実際に行ってみるとそう思うのも無理はないと感じさせる、どこか不思議な魅力が満載でした!ぜひ一度は訪れて頂きたい町です。
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九份へのアクセス
まず、九份の場所はこちら。台湾北東部、新北市に属しています。
東京から行く場合は、台北の松山国際空港が最寄。
複数のエアラインが羽田から直行便を運航しています。
- ANA
- JAL
- エバー航空
- チャイナエアライン
※台北郊外にある桃園国際空港からアクセスする場合はプラス40~50分程度かかりますが、松山空港よりも便数が多いため、LCC含めより多数の航空会社が選択肢に入ってきます。
台北到着後、九份までの移動手段として最もメジャーなのがバス。
MRT西門駅から直行バスが出ています。詳しい乗り方については、るるぶ公式サイトをご覧ください。
台北線搭乗記もぜひ併せてどうぞ。
なお今回は、松山国際空港から直接Uberで九份へ。
所要時間は45分、料金は約5,000円でした。
九份の魅力とおすすめグルメ
さて、九份一番の見どころは老街(ラオジエ)と呼ばれる伝統的な街並み。
その入口はセブンイレブンの右脇にあります。
こんな場所が入口だなんて、まるでゲームに出てくるダンジョンのようですよね。
一歩足を踏み入れれば、そこは非現実感すら漂う商店街「基山街(チーシャンチエ)」。
古き良き台湾を思わせる、お土産店や飲食店がずらりと軒を連ねています。
名物「芋園」は必食
中でも印象に残ったのは、こちらの写真右手にある「老友號芋圓」!
芋園とはタロ芋とさつまいもから作られたお団子のことで、台湾全土で親しまれている伝統的なスイーツ。
九份の名物とされているのだそうです。当然名店もたくさんありますが、この老友號芋圓さんは特に評判の高いお店!
店頭のカウンターで3種類トッピングを選んで注文するシステムです(1個60TWD)。
夏はかき氷、冬はお汁粉でいただけます!
日本語は通じませんでしたが、指差しで無事注文できました。
お店の奥にはイートインスペースもあり。
かなり混み合うこともあるようですが、この日は平日だったからか、難なく席を見つけることができました。
普段かき氷をあまり好んで食べないのですが、こちらは特別!
もちもちの芋園とトッピングのゼリーやタピオカをしっかり冷たく引き締めてくれて、最後までとっても美味しく頂けました♪
次回機会があれば、ぜひ冬の温かいバージョンも味わってみたいものです。
九份のシンボル、阿妹茶樓
基山街をさらに奥に進むと、千と千尋の舞台ではと言われる有名なお茶屋さん「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」が。
九份といえばこの建物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
元々は鍛冶屋だった建物を改装したのだそう。
見晴らしの良いテラス席でいただく台湾式ティーセットは、見目もよくてオススメ(300TWD)です!
お茶が少なくなってくると何度も注ぎ足してもらえますし、お菓子はどこか日本っぽさも感じさせる素朴な味わい。
さらに、テラス席から眺める夕陽がこれまた絶品なんです。
夏場は日陰でも3分いるだけで汗が吹き出すほどの暑さですので、夕暮れ時に訪れるのが過ごしやすくて一番いいかもしれませんね。
お店を出る頃合いには建物全体がライトアップされ、周辺は写真を撮る観光客で大賑わいでした。
この光景を見るためだけに九份を訪れる方も多いのだとか。
あまりにも幻想的な風景に、確かにそれだけの価値はあると感じました!
九份のおすすめホテルは?
九份のお店は閉店が早く、19時ごろには多くがシャッターを下ろし始めます。
と同時に、台北方面行きのバス停には行列が出来ますので、日帰りだと席を確保できるかちょっと焦ってしまうかもしれません。
けれど、近くの宿を取っていればそんな心配は全く不要!
今回は、人気のB&B「九份見晴民宿/Jiufen Sunshine B&B」をご紹介します。
場所は、老街からは徒歩1分というこれ以上ない好立地。
レセプション
中に入ると、とってもスタイリッシュな雰囲気です。
お支払いは現金のみ。日本円も可で、お一人英語が通じるスタッフさんがいらっしゃいます。
カウンターの上には、いつでも自由に利用できるティーバッグとカップが用意されているのも嬉しいですね。
ウォーターサーバーも設置されていますので、滞在中飲み物に困ることはありませんでした。
アットホームで可愛らしいお部屋
今回予約したダブルルームがこちら!
ナチュラルなインテリアに二面採光の、とっても明るくて可愛らしいお部屋です。
窓の向かい側には別のホテルがありますが、すでに閉業しているようで、日中開け放したままでも誰の視線にも触れることなく気楽に過ごすことが出来ました。
浴槽はないものの、大きめのシャワーブースが設けられています。
美味しい朝食も魅力
快適なお部屋だけでなく、こちらのB&Bは朝食も高評価!
一階レセプション脇のスペースで、毎朝出来立てのプレートが提供されます。
献立は日によってちょっとずつ変わるようですが、この日のメニューはこちら!
女性に嬉しいフルーツ多め。ワッフルはお客さんの到着に合わせて、焼き立てを出してくれます。
サンドイッチは台北市内のパン屋さんから卸してもらうというこだわりぶりです。
温められてふわふわのパンに、たっぷりチーズがとろけて絶品!
これまでホットサンドはともかくとして、サンドイッチを温める発想はあまりなかったので、すごく新鮮に感じられました。
そして気になったのが見慣れないこの緑色のフルーツ。一体何でしょう?
皮と実の境があまりないように見えたので、そのまま齧ってみると、サクサクと面白い歯触りに優しい甘さと瑞々しさで、これは初めての美味しさ。
一体何というフルーツなのか気になりすぎてスタッフさんに伺ったところ、何とグァバなんですって!
グァバというと赤い実を想像しますが、台湾ではこのように白い果実も一般的なのだそうです。
とても貴重な経験が出来ましたし、スタッフさんの心がこもった手作りのご飯に、朝から大満足でした♪
屋上テラスからの眺め
このB&Bは、海まで見渡せるテラスがあるのもセールスポイントの一つ。
テラスはこの通りかなりの広さですが、一度も他のお客さんには出会いませんでした。
こちらが噂のパノラマビュー!
山から海まで、九份の絶景を独り占めです♪
スタッフさんに、ぜひ日が暮れた後も行ってみて!とおすすめされたので、日没直後に再び戻ってきました。
なんとなく昔懐かしいというか、ちょっぴり長崎の雰囲気にも似ているかも?
スタッフさんとのコミュニケーションも楽しくて、本当に居心地の良い素敵なお宿でした。
九份のいろんな表情をたっぷり楽しめますので、機会があればぜひ滞在してみてくださいね!
最後に
ということで、今回は台湾の観光名所・九份について詳しくご紹介しました♪
九份は日本統治時代の面影を色濃く残していると言われ、何となく古き良き日本に迷い込んだかのような、それでいて異国情緒も感じられる、とっても不思議で素敵な街でした。
日本人からの人気が特に高いというのも頷けます。
当初は日帰りを計画していましたが、素敵なB&Bに辿り着いたおかげで、より思い出に残る旅となりました。
あの独特な雰囲気を存分に満喫するためにも、ぜひ一泊されることをお勧めします!
ちなみに翌日は台北のシェラトンに宿泊。こちらも大変オススメです♪
飛行機は個人的にエバー航空&スターラックスが激推しです!!
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