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ANA国際線 特典航空券空席待ち、惨敗!!その時どうすべきか

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ANA国際線特典航空券の空席待ち惨敗、どうする!?

1便あたり数席しか空席設定がないため、取るのが非常に難しいと言われる「ANA国際線特典航空券」。

特に、人気路線や旅行シーズン、まして2人以上で取ろうと思ったら、よほど運がない限り至難の業です。

先日、初めて「東京-パリ-ミュンヘン-東京」で空席待ち予約を入れていたことは、すでに下記記事でご紹介の通り。

この度、とうとう結果が出ましたので、ここでご報告します!

座席確保失敗しましたー!!(涙)

本当に首を長くして毎日、いえ、毎時間メールが来ていないかチェックしてきたこの3週間…。このような結果になり、残念でなりません。

今回は、空席待ちがいかに厳しいものだったのかという実録と、いや、それでも旅行に行きたい!という時にはどうすればいいのか、取り得る策をご紹介したいと思います!

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初!ANA国際線の特典航空券を予約しよう!

まずは空席待ちに至った経緯からご説明しますと…。

実は陸マイルを貯め始めた昨年末ごろから、「いつか義母をヨーロッパに連れていってあげたいね」と夫と話していました。

折良く還元率のいい案件がたくさんあったこともあり、思っていたより順調に貯めることができまして、とうとう先月目標だった27万マイルに到達!

マイルが貯まったのはよしとして、実際にANA国際線特典航空券を取れるものなのかと、試しに空き状況を調べていると、連日満席続きの中、ぽつんと3席羽田発パリ行きのビジネスクラスが取れる日を発見しました!

急ではありますが、パリは来月いっぱいソルド(バーゲン)期間ですし、ちょうど家族皆の洋服や靴を仕入れたかったので、これは渡りに船。義母も美術館めぐりが趣味なので、喜んでくれそうです。

ということで、往路パリ行きを確保しました。

帰りはドイツ・ミュンヘン発便を空席待ち

が、しかし。往路のパリ便を抑えたものの、復路は絶望的なまでに空いてない…。

ANAプラチナデスクに問い合わせ、色々と相談した結果、パリ発便はすでに空席待ちが多く、空きが出る可能性が低いということで、その時点で一番希望が持てそうな日程のミュンヘン発羽田行きに空席待ちを入れました。

  • 往路 羽田→パリ(確保済)
  • 復路 ミュンヘン→羽田(空席待ち)

元々、私のドイツ留学中の話に興味を持ってくれて、「本場のビールを飲んでみたい!」と言っていた義母。これが取れれば願ったり叶ったり!

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ちなみに、ミュンヘンからの復路便はその時点で誰も空席待ちしておらず、さらに、その時点で1席は空いていたので、1人だけなら、その場で航空券を確保できる状態でした。

複数人で空席待ちをする場合は、全員分の席数が空かなければ予約できない

ただ、ネックが一つ。

せっかく復路の1席が空いている状態ですが、例えば、3人1組で往路の予約を確保している場合、現時点で空いている復路1人分だけとりあえず抑え、後の2人は空席待ちにする、ということは出来ません。

これは、3人分で1つの予約になっているため。

原則として、希望する人数分の特典枠が空いていない限り、抑えることはできないのです。

つまり、後から来た1人に空席を取られてしまうこともあるわけで、実際にその空いていた1席は、その後1週間ほどで埋まってしまいました。

予約を分けることは可能

しかし、上でも「原則」と書きましたが、ANAデスクに電話をして発券手数料を支払えば、予約を1人と2人という形に分けてもらうことは可能です(スプリットといいます)。

こうすることで、少なくとも一人は確実に往路・復路を予約することが出来るようになります。

ただ、この往復とも無事座席を確保できた1人は、予約から間を置かず、すぐに発券しなくてはなりません。

空席待ちしている他の2人の座席確保を待つことは出来ないのです。

とはいえ、もし2人が座席を取れなかったとしても、取れた1名の発券済航空券は、発券日から1年後まで有効ですし(区間変更は不可)、最悪払い戻すことになったとしても、手数料は3,000マイル。

今思えば、とりあえず誰か一人分だけでも確保しておけばよかったんですが、飛行機恐怖症の夫と、遠方への旅行が初めてな義母との3人ですから、揃って行けなければ意味が無いしと、そのまま3人分空席待ちをすることにしました。

これが大間違いでした。

空席待ちに敗れるまで

期待を込めて入れた空席待ち。

変なところで楽観的な私は、なんだかんだ言って最終的には行けるんじゃない?なんて甘いことを考えていましたが、結果は前述の通り…。

空席待ちを入れてから結果が出るまでにどんな経緯を辿ったのか、時系列でご紹介します。

10日目 空席待ちプッシュ!不可能ではなさそう…?

空席待ちを入れてから10日経ったので、状況確認までプラチナデスクに電話してみました。

状況は変わらず、空きは全くない状態でしたが、「プッシュしておきますので~」と噂のお返事を頂きました(嬉)。

この「プッシュ」、噂によると「取れたら絶対乗るので温情お願いします!!」という声に配慮して、多少の融通を利かせて頂けるのではないか?というものらしいです。

「そうは言っても、厳しい…ですよね?」と聞くと、ハッキリとは仰らないものの、望みはなくもない感触でした。

18日目 空席待ち再度プッシュ!!

前回のプッシュから約1週間後。

「空席待ちをお取りできませんでした」というメールが来る夢を見て飛び起き、もう朝から一日中そわそわ…。

ANA有償国際航空券のページで、何度シートマップの空席を数えたことでしょう。

空席待ちは席が取れた時しか連絡が来ないので、あり得ない夢とわかってはいるんですけど(笑)

ちなみに、シートマップ上は20席前後空いていました。

こんなに空席があるんだし、往路は取れているんだから、きっと特典空席待ち組に席を開放してくれるよね??と思いつつも、気になる時は行動だ!ということで、もう一度状況伺いついでにANAプラチナデスクにプッシュの電話です。

ANAプラチナデスクに空席待ち状況を確認

状況を伺ってみたところ、相変わらず当該便の空席待ちは私達3人だけ。

しかも、今回は以前よりもっと前向きな感じで、「もう少ししたらお席ご用意出来ると思いますよ」とまで言っていただきました!

言質を取られないよう、基本的に慎重なはずですから、ここまで言って下さったということは、90%以上大丈夫なのでは…?

「しつこくてすみません…」と言ったところ、「いいえ、お気持ちはわかりますよ、もう少しお待ち下さいね」との優しいお返事。おかげさまでだいぶ安心しました。

24日目 まさかの座席確保失敗! 空席待ち断念!!

前回のプッシュ時にそこまで言っていただいたんですから、「もう高い確率で行けるんでしょ?そうでしょ?(ドキドキ)」とものすごく期待していたのに、なかなかメールが来ません。

先週にも連絡来るかも、だったのに、なんだかおかしいな…?

そうこうするうち、いよいよ空席待ち期限が迫ってきました。

きっとギリギリにメールが来るから大丈夫でしょうと思いつつ、一応再々電話をしてみることにしました。

すると、衝撃の「今回はまず難しいと思います」とのお返事!

えーーーーーっ!?!?!?

前回電話した時は、もうすぐ準備できそうだと仰っていたのに!?

だいぶ期待して、もう旅程もあらかた組み上がっていたので、血の気が引きました。

先走った私が悪いんですけど、めぼしいホテルを抑えてしまっていたんです…。ほんと、せっかちは損。

一体なぜ、ここに来てこんなことになったのか。

  1. 空席待ちがさらに3人入った。
  2. 有償航空券の枠が減ってきた。

ということで、1,2席ならまだしも、3席は絶望的ということでした。

他の方々は1人・2人で待っているようなので、いくら優先的に扱ってもらえるプラチナ会員といっても、3席同時に空かなければ席を確保することが出来ません。

前に待っている方々が最も空席待ちが優先されるダイヤモンド会員である可能性もありますし、相当に厳しいことは十分に伺えました。

3人で空席待ちって本当に難しいんですね…。

やはり最初に1人空いていた段階で、義母の分だけでも確保しておくべきでした。

そうしていれば、これまでの経緯から考えても十分望みはあったでしょうに…悔やんでも悔やみきれません。

「3人以上で空席待ちをする場合には、とりあえず一人ずつでも空いた段階で抑えるべき。」いい教訓になりました。

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満席続き!特典航空券での旅行を実現させる方法は?

取らぬ狸の皮算用よろしく、ほとんど行ける気になっていた私たち。

自業自得とはいえ、ガッカリ感は半端ありません。

これで諦める他ないのでしょうか…いやいや、何か良い方法がないものか。

ギリギリまで対策を考えてみることにしました。

以前使えた空席待ちのテクニックは廃止

以前は、とりあえず空いている日どこでもいいので予約&発券しておいて、本来の希望便を空席待ちするというテクニックがあったそうなんです。

そうすると、発券していない場合は第一区間の出発2週間前までしか空席待ちできないのに対し、特別に1週間前まで待つことができたんだとか。いわば裏技ですね。

しかし、ANAプラチナデスクの係の方によれば、現在はそういったことが出来なくなったそうです。残念。

日付や出発地を変えてみる

となると、次に出来ることはといえば、日付や出発地を変えてみることです。

とりあえずミュンヘンは諦めるとして、パリ近郊の他空港で空席を調べてもらうことに。

ヨーロッパであれば、パリ・ミュンヘン・フランクフルト・デュッセルドルフ・ブリュッセル等々、たくさんANA直行便が就航している都市がありますので、リカバリーが効きやすいのがいいですよね。

日付をちょっとずらしたデュッセルドルフ発なら取れそうですとの返答があり、ミュンヘンに後ろ髪轢かれつつ、行けなくなるよりはいいし、「じゃあそれで!」と決定しました。

「ではお取りしますね~」から待つこと数分…

ここでまさかの…「申し訳ありませんが、タッチの差で空席がなくなってしまいました」!!

えーーーっ!!?

参りました。これはもう行くなということなんでしょうか…。

最後は自分でひたすら頑張るしかない

いえいえ、諦めるのはまだ早い!

こうなったら、自分で今空いている席をしらみつぶしに探して、見つけ次第押さえるしかありません。

ひたすら自力で頑張るのみです!

空席待ち期限の前後(出発2週間前)は席が空くチャンス

空席待ちは、どれだけ前から入れていようが、どれだけステータスが高かろうが、第一区間出発の2週間前に問答無用で解除される(それ以後は空席待ち自体ができなくなる)わけですから、私達のように片道分しか取れず、泣く泣く全旅程リリースする人はいるはず。

現にこの日、予定していたパリ行きの日の前後3日間、3席空席が続いていました。

以前は確かに1席も空いておらず、空席待ちになっていたところです。おそらく、復路が取れずに全旅程を諦めた人がいたのでしょう。このタイミングは、チャンスに違いありません。

画面に張り付くこと数時間…ついにその時は来た!!

それにしても、どうして日本発便は結構空席が出るのに、欧州発便ばかり埋まっているのでしょうか(涙)。

特典航空券を使いにくいよう、バランスを変えて設定されているのでは?と疑心暗鬼になってしまいます。

いやいや、そんな泣き言を言ってる間に、とにかくやるしかない!と空席をマメにチェックチェック…していると…!!

なんと復路出発希望日のデュッセルドルフ線ビジネスクラス3席、突然空きました!

なんだかよく分かりませんが、とにかく確保ー!

念のためネットでも予約を入れつつ、並行して即座にプラチナデスクに電話し、義母の予約だけスプリット+宮崎発着に変更の手続きをしてもらいました。

これで、やっとかっと、奇跡的に、なんとかほぼ希望通りの旅行に行けることになったのです…!!

なんだかもう手に汗握りすぎて、夫婦共に脱力…でもよかった。ようやく安心しました。

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電話発券だと手数料が必要

電話で予約すれば、発券するまでちょっとだけ待ってもらえるそうですが(ネット上だと即発券しなければなりません)、もうこの問題から間違いなく解放されたいので、そのまま電話口で発券してもらいました。

電話発券手数料が一人2,160円。ネットで手続きを完結させればかからないお金ですが、うちの場合、義母の宮崎往復を付け加えるためにはいずれにせよ支払う必要があったので、問題なしです。

ちなみに、この発券手数料と空港使用税、燃油サーチャージなどは、ANAマイルやスカイコイン等で払うことが出来ません。航空券分はマイルで賄えても、どうしても現金を出す必要がありますので、できるだけ燃油サーチャージが安いうちに利用したいですね。

特典航空券を取るコツは、とにかく諦めないこと!

ということで、もし第一区間出発2週間前を切って、空席待ちが出来なくなってしまっても、出発便の96時間前までは空席があれば予約は可能ですから、すぐに諦めず、自分でこまめに空きをチェックすることをオススメします。

ANAプラチナデスクでは、その時その時の空席状況を調べてもらうのが限界です。

先述の通り、往路は取れたけど復路はダメだった、という人が、全旅程を諦めることはままあることです。

とにかく諦めないことだなと学んだ1日でした。

空席を調べる際は、一括カレンダーを避けるべし

ここで注意点があります。

空席チェックには、絶対にこの↓一括カレンダーを使ってはいけません!!

画面上にも朱書されている通り、リアルタイムに空席が反映されないことが多いからです。今回も、こちらのカレンダーにはまったく空き表示がされていませんでした。

往路のパリ行きは3日間、3席ずつ空いていたにも関わらずです!

空席カレンダー

とても手間がかかりますが、↓のカレンダーで一区間ずつ、日付を変えながらチェックしていく必要があります。

空席検索

ここではミュンヘン路線で検索していますが、直行便に空席がない場合は、他路線乗り継ぎが提案されることがあります。今回はこれを見て、デュッセルドルフに空きがあることがわかりました。

ただ、いつもこういった表示がされるわけではありません。条件によって、まったく引っ張ってこないことも多々。ヨーロッパは、地上交通で移動するのも安くて簡単ですから、せめて同じ国内の路線くらい、一括して調べられるようになるといいんですけどね。

ということで、基本は一区間ずつ、1日ずつずらしてつぶさに調べ回ることが肝要です。

そしてここでまたまた注意ですが、ビジネスクラスで検索をかけていても、空きがなければ一部エコノミークラスで結果を表示することがあります。

全旅程が希望のクラスになっているかも、しっかり注意しておく必要がありますね。

携帯電話番号登録でANAお客様番号入力不要に

さらに、あらかじめ登録しておくべきなのが「携帯電話番号でのお客様番号認証サービス」です。

ANA「プラチナサービス」デスク紹介ページの中の、日本からプラチナデスクにかける場合の電話番号がいくつか記載されている下に、このような案内があります。

プラチナ電話番号登録

予め携帯電話番号をお客様番号に紐付けておくことで、改めて入力する必要がなくなるというものです。毎回10桁入れるのは面倒ですし、時間のロスが出てしまいます。

登録しておけば、4桁のパスワード入力(初期設定は誕生日)と、国内線1 or 国際線2を押すだけでオペレーターさんとお話することが出来ます。国際特典航空券の予約は1秒を争う時間との勝負ですから、登録しておいて損はありません!

まとめ

空席待ちに敗れてしまったらすべきこと。

  • 自分で空席をマメにチェック!
  • 空きを見つけたら、取るものもとりあえず、1分1秒でも早くネット上で抑えること!(当ケースのようにスプリットが必要など、電話でないと手続き不可能な場合は並行して電話する!)

ということでした。

正直、もしかしたらミュンヘン発も空席が戻るかも、でももう行けないんだなという喪失感もなくはありませんが、ドイツに行けるだけありがたいし、ホテルを無駄にせずに済んだし、また新たに楽しみを見つけつつ、旅程を組み直したいと思います♪

↓実際に行ってきた様子をまとめた旅行記はこちら!

↓2017年10月、なんと4人分のビジネスクラス特典航空券を確保できたお話はこちら!

特典航空券を活用すれば、世界中どこでも行ける!

最初の国際線特典航空券を発券した後は、それなりにコツを掴み、順調に世界中を旅できるようになりました。

2019年現在の訪問国数は18カ国に。これも全てマイルのおかげです!!

2015年12月 陸マイルを貯め始める
2016年7月 ANAビジネスクラスで大人3名フランス・ドイツへ
2017年6月 スターアライアンスファーストクラス世界一周の旅
2017年11月 家族4人ANAビジネスクラスでシドニーへ
2018年1月 家族4人ANAエコノミーで台湾へ
2018年3月 ANAエコノミーで上海へ
2018年6月 ANAビジネスクラスで母娘パリ旅行
2018年10月 JALエコノミーでホーチミンへ
※国際線の場合、マイルで補填できる航空運賃の他に諸税がかかります
JALマイルを貯めるなら、モッピー一択です!

マイルを貯めて、気軽に海外旅行へ出かけましょう♪

これまでの宿泊記はこちら!