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国際線プレミアムエコノミーと国内線プレミアムクラスを乗り比べてみた!

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ANAプレエコとプレミアムクラスの違いとは?

私は、以前からずっと気になっていたことがあります。

それは、国内線「プレミアムクラス」と国際線「プレミアムエコノミー」は、どちらがより快適なのか!?

実は先日、初めてANAのビジネスクラスでヨーロッパに行った際にあまりに快適すぎて、もうエコノミーに戻れそうな気がしなくなってしまいまして…。

でも、毎回毎回ビジネスクラスに乗るというのも贅沢すぎますし、もしプレミアムエコノミーが国内線プレミアムクラスくらい快適だったなら、欧米への長距離路線でも利用できるかな?と思った次第です。

SFC修行では、主に東京ー沖縄線プレミアムクラスを利用していましたが、今回のダイヤ修行では、運よくプレミアムエコノミーでのシドニー往復を組み入れることができました!

これが初めての「プレミアムエコノミー」です。

今回は、飛行機に乗るまでの話から、プレミアムクラスと比較したプレミアムエコノミーの乗り心地まで、できるだけ詳しく解説していきたいと思います。

☆プレエコとプレミアムクラス比較だけ読みたい方はこちらへどうぞ♪

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プレミアムエコノミー旅行の始まりは…沖縄から!?

前回は、シドニーへのプレエコ往復の前に付けた羽田ー沖縄旅行記をご紹介しました。

海外に行く前に、特段用もなく沖縄を往復する…常軌を逸していますよね(笑)。でも、これが修行!!正直疲れ果てましたが、普段は出来ないことなので、貴重な思い出になりました。

国内線ターミナルから国際線ターミナルへ移動

沖縄から羽田に帰ってくる便も、航空路混雑のため予定より15分ほど遅延してしまい、到着したのは20時55分。

シドニー行きの出発時刻22時10分まで、残り1時間15分となっていました。

今回は、沖縄線で到着した国内線ターミナルから、シドニー便が出発する国際線ターミナルまでの移動に加えて、出国手続きも済ませなければなりません。

搭乗前にANAラウンジでシャワールームを使いたかったのですが、果たして間に合うかどうか…。

預けた荷物はなかったので、降機したらそのまま到着ロビーに出て、正面出口へ。

国際線ターミナル行きのバスに飛び乗ります。

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羽田空港ターミナル間無料循環バス

羽田空港のターミナル間を結ぶ無料連絡バスは、9番乗り場から4分間隔で出ています。

国内線ターミナル間だけを結ぶものと、国際線ターミナルまで行くものと2種類ありますので、利用する際は注意が必要です。

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ANA国内線が発着する第2ターミナルから国際線ターミナルまでは、第1ターミナルを経由して8分となっています。

もちろん、モノレールや京急でも国際線ターミナルに行くことは出来ますが、バスなら地下に降りる必要がなく、到着フロアと同じ階、正面出口を出てすぐの所にあるため便利です。

電車・モノレール移動も無料

今回私はターミナル連絡バスを利用しましたが、乗り継ぎがある場合は電車(京急)やモノレールも無料で利用できます。

国内・国際ターミナルの案内カウンターに行って、航空券とパスポートを見せれば、京急・モノレールの「乗継乗車票」というものを頂くことが出来るのだそうです(国内線⇔国際線間の乗継利用者に限る)!

時間に余裕がある日は、これを利用するのも良さそうですね。

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羽田空港国際線ターミナル到着

国際線ターミナルに着いた時には、ほぼ出発1時間前でした。国際線を利用するのに、こんなにギリギリに空港ターミナルに到着したのは初めて。

シャワーまでは使えなくとも、とにかく顔だけでも洗いたい一心で、ANAラウンジを目指します。

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すでに那覇空港でシドニーまでのチェックイン手続きが済んでいますし、預ける荷物もないので、ANAカウンターには寄らずにそのまま出国検査場へ。

優先レーンから出国!

予想外に出発口は混雑していました。

2番ゲートが、各航空会社上級会員等を対象としている優先レーンです。

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少し見づらいですが、2番ゲートだけ誰も並んでいないのがお分かりいただけるかと思います。

今日ほど優先レーンのありがたみを感じたことはありません。待ち時間0でスムーズに出国検査場へ入ることができました。

オーストラリア旅行にはETASが必須

余談ですが、オーストラリア渡航の際には、たとえ短期の観光であっても、「ETAS」という電子ビザが必要です。

詳しくはこちらのサイトがわかりやすいと思います。

電子ビザという名の通り、登録完了すると査証データがパスポートに紐付けられるもので、特に何らかの書面が送られてくるわけではありません。

メールで「こういう内容で登録完了しました」と届くだけで、内容が間違いないかは自分で確認する必要があります。

ちゃんと反映されているかドキドキ…結果、何事もなく出国できてほっと一安心です♪

ETAS申請は政府公式以外がお得

ちなみにETAS申請は、オーストラリア政府公式HPからだとAUD20(≒1,600円)がかかりますが、日本の旅行代理店経由だと、もう少し安く申し込むことが出来ます。

何故、政府公式の方が高いのかというと、豪政府は1セントも徴収していないものの、オンラインシステム利用料として20ドルがかかるんだそうです。

旅行代理店は、このシステム利用料をかけずに申請可能なため、格安な料金で取得できるとのこと。特に、航空券やホテル等の手配と一緒にお願いする場合には、サービスとして無料でETASを取得できることも!

今回はANAの旅作を利用したため、航空券もホテルもすでに手配済み。旅行代理店さんに500円を支払って、ビザ申請だけをお願いしました。

私が利用した時は、出発まで2週間を切っていたため500円でしたが、1ヶ月以上前ならもっと安い早割も設定されています。

何事も早めが肝心ですね。

でもその後、オプショナルツアーを申し込むだけでも無料ビザ申請サービスを使えることに気が付きまして…わずか500円とは言えもったいないことをしちゃったな、と。

というわけで、オプショナルツアーをお考えの方は、無料でビザ取得可能なことがありますのでご注意下さいね。

「オーストラリア 現地ツアー ETAS 無料」で検索すると、いくつかの代理店がヒットしますので、チョイスはお好みで!
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ANAラウンジへ

出国したら、脇目も振らずANAラウンジへ駆け込みます。

羽田空港国際線ターミナルANAラウンジ

ここで、すでに出発まで1時間を切っていました。羽田空港の国際線ターミナルはコンパクトなので助かりますね!

シャワーは激混み!

受付の方にシャワーを利用したいと伝えると、「現在10名様待ちです」とのこと…。

かなり絶望的な状況ですが、一縷の望みにかけて順番待ちを入れておきました。

羽田空港国際線ターミナルANAラウンジシャワールーム順番待ち

あと15分程度で10人回っては…来ないでしょうね…。

夜便では機内食の提供はどうなる?

シドニー行きの便は、22時台発。

シャワーの順番を待つ間、何か食べておこうかなと思ったのですが、機内食がどんな順番で出るのかによって、食べる量を決めた方がよさそうです。

写真ではこのように、メインの機内食がランチ/ディナーとなっています。順当に行けば、離陸後すぐにメインが出そうですが、22時過ぎて夕食というのも、ちょっと不自然なような…?

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次のページには、軽食としてサンドイッチが掲載されていました。

22時以降の出発便なら、こちらが先に出そうな気もします。

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係員さんに聞いてみたところ、まずサンドイッチが出て、翌朝に鮭弁当orチキンハーブソテーが出るとのこと。

それなら搭乗前に軽く夕食をとっておこうかな、とお料理を頂いてきました。

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もう21時半ですから、胃に負担をかけないよう少しだけにしておきました。

シャワーは諦めることに

食べ終わると、21時40分。シャワー室の状況を聞くと、9人待ち…案の定、全く進んでいません。

結局シャワーは諦め、受付でタオルをお借りして、トイレの洗面台で顔を洗うだけにしておきました。

せっかくの国際線ラウンジ、シャワールームを使えなかったのは残念ですが、タオルを貸して頂けるだけでもありがたいですね!

今回は直前に沖縄往復がありましたので、致し方ないことではありますが、ラウンジを利用するならもっと余裕を持ったスケジュールにしておかないとなぁと反省しました。

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シドニー行き879便搭乗!

107A搭乗口前には、長蛇の列が出来ています。

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手前が優先搭乗レーン、奥が一般レーンです。

この日はビジネス・プレエコ・エコノミー全て満席。シドニー行き、結構人気があるようですね。

優先搭乗側に並んでいるのは8割方、外国の方でした。

初めてのプレミアムエコノミー

いよいよ本記事のメインテーマ、プレミアムエコノミーについての考察です!

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プレミアムエコノミーは、ビジネスとエコノミーの中間に位置するクラスです。

もちろんエコノミーとは違うんだろうなと思いつつ、特に私が知りたかったのは、国内線プレミアムクラスとの差。

SFC修行でさんざんお世話になったプレミアムクラスくらい快適だったら、プラチナ&SFC特典で無料アップグレード(2019年サービス終了予定)することを前提に、エコノミー特典航空券を取って、ヨーロッパ旅行の頻度を上げるのも有りかな、と思いまして。

一度ANAのビジネスクラスに乗ってしまったら、正直なところ、もうエコノミーに戻れる自信がなく…完全な贅沢病ですね。

国際線プレミアムエコノミーと国内線プレミアムクラスのシートスペック比較

まず、客観的・具体的に両者にはどんな違いがあるのでしょうか?

公式データを使って客観的に比べたかったので、ANAさんに詳しい資料を頂けないか聞いてみたのですが、あいにく用意がないとのことでした。残念。

というわけで、今分かる範囲での比較はこちらです。

国際線プレミアムエコノミー 国内線プレミアムクラス
シートピッチ 97cm 125cm
座席幅 39cm 50cm

機種によっても異なりますが、だいたいこんな感じになっているようです。シートピッチ、座席幅いずれもかなりの差があることがわかりますね。

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写真で見るANAプレミアムエコノミー全体像

写真もご参考までに掲載しておきます。

横から見た図

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何も操作していない状態だと、足元にそれなりの余裕があるように見えますが、レッグレストを上げたり、前の座席がリクライニングしたりすると、ほとんどスペースはなくなってしまいます。

アメニティ

エコノミークラスでは提供されないスリッパも付いてますし、ヘッドフォンもビジネスクラスと同等のノイズキャンセラー付きです。

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各席にユニバーサル電源

座席間の足元にコンセント有り。

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フットレスト

2列目以降は、前の座席にフットレストが付いています。1列目にはありませんが、その分足回りのスペースが広くなっているため、どちらがいいかは好みが分かれそうです。

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リクライニング&レッグレスト

手元のボタンで、リクライニングとレッグレストを調節できるようになっていました。

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プレミアムエコノミーはプレミアムクラスと比べて結局どうなの?

個人的に、長距離路線で一番重要なのはリクライニング角度、その次がシートピッチ(座席の前後幅)だと思っています。

座ったままで眠るのはキツイですし、お隣に干渉せずに通路に出るor出てもらうことが出来ないなら、やっぱり非常に気を使います。夜便ならなおさらですよね。

リクライニング角度には大差なくとも、国内線プレミアムクラスに軍配

まずリクライニング角度については、ANA公式発表は見つけられませんでしたが、いろいろな情報を見るに、国内線プレミアムクラスが約130度、国際線プレミアムエコノミーが120度前後あたりではないでしょうか。数字上はそれほど大きな差ではありませんが、実際に乗ってみると明らかな違いを感じました。

国際線プレミアムエコノミーは、「寝る」というよりは「座る」に限りなく近い角度。

一方国内線プレミアムクラスはというと、「陽の高いうちから、こんなにだら〜っとしてていいのかな」と思える程度にはリラックス可能な角度だと言えば、伝わるでしょうか。

シートピッチは国内線プレミアムクラスの圧勝

そして、シートピッチはプレミアムクラスが125cm、プレミアムエコノミー97cmと、約30cm弱の差があります。

私は窓側の席に座りましたが、当然通路側は見知らぬ方。しかも男性で、あまり席を立たない方だったので、通路に出る時は非常に神経を使いました。脚を跨がないと出られない点は、エコノミーとほとんど変わりません。

さらに、前の席の方が座席を倒しているともうお手上げ。どう頑張っても接触してしまうので、声をかけず・起こさずに通路に出るのは不可能でした。

プライベート感もそれほど感じられず

さらに、肘掛けが形ばかり独立しているとは言え、お隣の肘掛けとくっついているのと、間にパーテーションがないため、プライベート感に欠ける点も気になりました。

ANA国際線プレミアムエコノミーのシート

プレミアムクラスだとこんな風に、お隣の顔が見えないよう大きなパーテーションが付いていて、肘掛けも完全に分離しています。

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ストレス軽減にこのパーテーションが果たしている役割って、かなり大きいんだなと改めて実感しました。

個人的プレミアムエコノミーの立ち位置

総合的に、乗ってみた印象としては、ビジネスクラス>>>>>国内線プレミアムクラス>>>国際線プレミアムエコノミー>>エコノミーといったところでしょうか。

シートピッチが狭い点や、プライベート感が少ないところは、SFC修行やダイヤ修行ではなく、家族友人連れ立っての旅行なら、全く気にならないのかもしれません。

エコノミーと比べれば楽なのは確かですし、SFCやプラチナ以上で無料アップグレード出来るのは、相当のお得感もあると思います。

けれど、結論としては国内線プレミアムクラスの方が圧倒的に快適でした。

まして、ビジネスクラス(フルフラット)の代わりにはなりませんし、どちらかと言えば、エコノミーの方が近いです。

無料アップグレードならともかく、今後有償や特典航空券で積極的にプレミアムエコノミーを取るかと聞かれると、おそらくそれはないかなぁ、というのが正直な感想でした。

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機内食が出た

ところで、搭乗前のANAラウンジで係の方に確認し、確かにサンドイッチが先に出るというお答えだったのですが、実際は逆でした…。

水平飛行になった23時近く、鮭弁当とチキンソテーの希望を聞きにCAさんが来られました。

もうラウンジで食べてしまいましたし、OKAタッチの疲れも癒やしておきたいですし、ここは諦めて就寝することに。

プレミアムエコノミーだと、ビジネスクラスのドリンクやデザートを頂けるそうなので残念ですが、体力温存が第一です。

深夜便は0時以降出発

ちなみによくよく調べてみると、ANAでは午前0時以降を「深夜便」と位置づけ、日中便・夜便と違う機内食サービスを提供しているようです。

軽食→機内食の順番で提供される深夜便の場合は、このような掲載方法になっています(シンガポールの例)。

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23時と言えば、大抵の方は夕飯を食べ終わっている時間でしょうし、シドニーの現地時間だと、すでに深夜1時(サマータイム)。私は眠らないと保たないため、機内食は遠慮しましたが、結構みなさん召し上っている様子だったのが意外でした。

間もなく着陸

着陸前、CAさんが入国検査のエクスプレスパスを配ってくれました。

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これはプレエコ全員がもらえるものではなく、対象者はビジネスクラス・ダイヤモンド・プラチナ・SFCメンバーです。

SFC修行をしておいてよかったなぁとちょっと得した気分。

9時間弱のフライトも間もなく終了。そろそろ初めてのオーストラリア、初めてのシドニーに着陸します!!

<次の話>

オーストラリア入国!まず買うべきはOPTUSのSIM&OPALカード<ANAダイヤ修行記1-4>
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搭乗記まとめ

これまでの搭乗記はこちらでまとめています(リンク集)

飛行機修行とは?

今回はANAの最上級メンバー「ダイヤモンド」を目指す修行です。スーパーフライヤーズカードを取得するための「SFC修行」についての解説はこちら!

JALの上級会員を目指す「JGC修行」なども存在しています。

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