香港に本拠地を置く「キャセイパシフィック航空」。
日本からだと、香港だけでなく台湾にも直行便を飛ばしていますので、一度は耳にしたことがある方も多い航空会社ではないでしょうか。
キャセイパシフィック航空は、世界的な航空連合「ワンワールド」に加盟しており、特に直営するラウンジがおしゃれ&豪華なことで有名です。
今回は、成田発台北(桃園)行きのビジネスクラスに搭乗します。
10年ほど前に台北経由のドイツ線エコノミークラスに乗ったことがありますが、ビジネスクラスは初めて。どんな旅になるのでしょうか。
以下では、シートや機内食の様子を余すところなくご紹介します!
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フライト情報
まず、今回搭乗するCX451便の情報は下記の通りです。
便名 | CX451 |
搭乗区間 | 東京(成田)ー台北(桃園) |
出発時刻 | 15:15 |
到着時刻 | 18:30 |
フライト所要時間 | 4時間15分 |
ゲートには4段階の搭乗レーンが
73番搭乗口までやってくると、平日の割に結構な人出でした。この便は、台北を経由して香港まで行きます。
使用機材はB777-300。滅多に乗れないキャセイパシフィック航空ビジネスクラスですが、あいにく旧型シートとなるのがちょっぴり残念。
搭乗口には優先レーンが設けられていました。
最も優先度の高い、キャセイパシフィック航空マイレージ最上級会員マルコポーロクラブダイヤモンドメンバーとファーストクラス利用者は、赤い看板のところから最優先で入ることができます。
ビジネスクラスと、マルコポーロクラブゴールド&シルバーメンバー、そしてワンワールド上級会員のエメラルド&サファイアメンバーは、この青い看板が目印。
ワンワールドエメラルドといえば、世界中のファーストクラスラウンジを使える最上級ステータスなのですが、このキャセイパシフィック航空の優先搭乗においてはサファイアと区別されないようです。
プレミアムエコノミーとマルコポーロクラブグリーンメンバーはこの水色。
マルコポーロクラブグリーンは入会するだけで得られる会員資格ですが、優先搭乗の対象となるんですね。
これらの他に、通常搭乗のエコノミークラスの列があり、全部で4つの列に分かれていました。
初のキャセイパシフィック航空ビジネスクラスにいざ搭乗!
せっかくのビジネスクラスなので、青い看板の入口から優先搭乗します!
この便にはファーストクラスの設定がありません。ビジネスクラスが最上位です。
CX451便B777-300のシートは旧型
キャセイパシフィック航空では、昨年より中長距離路線にフルフラットになる最新型のA350-900を導入していますが、今回私が利用する成田ー台北線は、基本的にこの旧型シェルシートです。
残念ながらフラットにはなりませんが、飛行時間は正味約3時間なので問題ありません。
ちなみにどのくらいリクライニングするかというと、概ねANAの国内線プレミアムクラスくらいのリクライニング深度、レッグレスト角度でしょうか。両者の違いと言えば、隣席との間にパーテーションがない分、キャセイのシートの方がプライベート感に欠けます。
事前に調べた段階では、フルフラットとは行かなくても、クレイドルシートくらいには楽なのかと思いましたが、実際に乗ってみると、ANAクレイドルシート>>>ANA国内線プレミアムクラスシート>キャセイパシフィック航空シェルシートが妥当なところでしょうか。フルフラットになるA350-900もいつかは乗ってみたいものですね。
クレイドルシートの詳細はこちらから。
ANA国内線プレミアムクラスと国際線プレミアムエコノミーを比較した記事はこちらです。
自席は1列目を選択
この日の席は、1列目通路側です。
飛行機に乗るなら、やはり1列目がいいですね。足元はかなり広々!
シートの詳細
アームレストはパーテーションがなく、結構細め。隣が知らない人だと使いにくいタイプです。
リクライニングボタンも旧式シンプルです。
コントローラーは、エコノミーでもお馴染みのタイプでした。
コントローラーの下は、ちょっとした小物入れスペース。
アームレスト下の前面にユニバーサル電源も付いています。
トイレのアメニティはジュリーク
キャセイパシフィック航空のビジネスクラスでは、ジュリークのアメニティを提供しているとのことで楽しみにしていましたが、短距離線では用意されていないそうです。スリッパもありませんでした。ビジネスクラスでアメニティなしということもあるんですね。
お手洗いには、ジュリークのハンドソープ・ハンドローション・ボディケアローションが置いてありました。機内では乾燥が気になるので、ちょっと嬉しい。
各席には機内誌とヘッドフォンのみ
ポケットに入っていたのはこちらの一式とヘッドフォンだけでした。
中身は機内誌と機内販売、そしてエチケット袋です。
ウェルカムドリンク
しばらくすると、ウェルカムドリンクがまわってきました。ガラス製のコップがちょっと嬉しい。ANAでは長距離短距離関係なく、プラカップなので…これぞビジネスクラスですね。
機内食メニュー
離陸してしばらくすると、メニューが配られました。きちんと名前を呼びながら挨拶もしてくれます。
キャセイパシフィック航空のHPには、機内食メニューが掲載されていなかったので、どんな内容なのか楽しみにしていました。
表記は英語と中国語のみです。
飲み物
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スパークリングではなく、きちんとシャンパンが用意されています。カクテルも豊富ですし、ノンアルコールメニューも充実!
短距離線であっても、ビジネスクラスらしいサービスを提供してくれるところに好感が持てました。
パシフィックサンライズが気になりつつも、忙しそうでなんとなく頼みにくく、リンゴジュースを選択。おつまみミックスと一緒に提供されます。
続いてお食事です。
前菜は、ゆでエビ梅マヨソースとサラダ、蕎麦。
エビがぷりぷりしていて、なかなか美味しかったです。
メインの前にはシャンパン。やっぱりビジネスクラスに乗るからには、一杯くらい頂いておきたいですよね!
メインは3種類から選ぶことが出来ます。
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選びやすいように、3種類ワゴンに乗せて見せながら説明してくれます。肉と魚で迷いつつ、ポレンタ(コーンミールのお粥)が好きなので、ローストチキンにしました。
お味はというと、うーん…胸肉なので結構パサッとしてます。ソースも薄味というか、ちょっと決め手に欠ける印象でした。
聞くところによると、キャセイパシフィック航空の機内食ならステーキが一番らしいですね。いつか頂いてみたいものです。
続いて、フルーツやチーズ、ハーゲンダッツのアイスクリーム。
ハーゲンダッツは抹茶、バニラ、ベルジャンチョコの3種類。
あまり見たことのないチョコ味にしました。
食べ終わると、ちょうど宮崎の上空。食事提供開始から大体1時間15分くらいだったでしょうか。
映画などのエンターテインメントももちろんあるのですが、あまりメジャーな映画はなく、日本語の字幕が出ないものも多いので、結局観ずに終わりました。
上映中のプログラムは、キャセイパシフィック航空の公式HPから確認することが出来ます。
台北桃園国際空港に到着!
食後、さらに1時間半ほど経ちました。
ほぼ定刻通りに台北桃園国際空港に到着!
日本と台湾の時差は-1時間。日本時間19:30、現地時間は18:30です。
桃園空港ではビジネスクラスチケットでの優先入国レーン利用不可
台北桃園国際空港の入国審査では、ビジネスクラス優先レーンがありませんが、過去1年間で3回以上訪台した場合に申請できる常客証があれば、たとえエコノミークラスであっても優先レーンを使えるのだそうです。
詳しい申請方法はこちらで紹介されています。
当然、今回が初めての訪台となる私は残念ながら使うことが出来ません。
これから入国審査等を済ませた後にキャッシング、SIMカード購入とすることがたくさんありますので、さっそく入国しましょう。
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