誰もが一度は憧れる、夢の空間「ファーストクラス」。
片道100万円を超えることもあるVIP専用シートでは、世界各国のセレブの舌を唸らせる美食の数々が提供されています。
まさに空の上の高級レストランというわけですね。
今回は、日本が誇るフラッグキャリア「JAL(日本航空)」の国際線ファーストクラスで提供されている機内食について、和食から洋食まで、その最新メニューを写真つきで詳しくご紹介していきます!
フライト情報
今回搭乗したのは、羽田発パリ行きのJAL国際線ファーストクラス。
詳しいフライト情報や、ファーストクラス搭乗客向けラウンジなどの地上サービス、ラグジュアリーな機内の様子については、別記事で詳しくご紹介していますので、是非併せてどうぞ♪
ウェルカムドリンクはシャンパン
さあ、待ちに待ったファーストクラスでの旅の始まりです!
座席に落ち着いてしばらくすると、ウェルカムドリンクの希望を聞かれました。ファーストクラスでは、離陸するまでの間、好きなドリンクを頂きながらのんびりと待つことができるのです。
ソフトドリンクも選べますが、せっかくのファーストクラスですもの、ここはやっぱりアレでしょう!
ということで、シャンパンをお願いしました♪
銘柄は、「Lanson Noble Cuvée Brut Vintage 2002 (ランソン ノーブル・キュベ ブリュット ビンテージ 2002)」。温かいおしぼりと共に提供されます。
ファーストクラスの広々としたシートで頂く冷えたシャンパンは、やっぱり格別です!
離陸前から贅沢な気分に浸ることができました。なお、このウェルカムドリンクとは別に、JALの国際線ファーストクラスでしか味わえないという特別なシャンパンもあるのですが、それはまた後ほどご紹介しましょう。
しばらくして、飛行機は無事に離陸!
雪化粧を纏った雄大な富士山がお見送りしてくれました。
いよいよ夢のファーストクラスでのフライトが始まります。最初で最後かもしれないJALのファーストクラス、目一杯楽しまなくては。
最初のお料理はアミューズブーシュ
飛行が安定したら、いよいよ機内食スタート!
まずはアミューズ・ブーシュです。この日のメニューは「オリーブ&ピクルス」に、「ポテトのピンチョス」でした。
白い器も上品ですね。オリーブはそんなに好んで食べないのですが、ちょうどいい塩加減でこれは美味しかったです!
今までで一番かも♪
JALファーストクラス限定!超高級シャンパン『SALON』
CAさんにアミューズには何を合わせましょうか?と尋ねられ、一も二もなくお願いしたのが、先ほども触れたファーストクラス一番の目玉であるこちらのシャンパン。
ファーストクラス搭乗にあたって、最も楽しみにしていたメニューと言って過言ではありません!
その希少価値から「幻のシャンパン」とも呼ばれる、仏サロン社の高級シャンパン「シャンパーニュ サロン 2007 ヴィンテージ」です!!
一般的なシャンパンは数十万〜数百万本出荷されるのに対し、シャンパーニュ・サロンはたった数万本しか世に出ない上、そもそも完璧に適したブドウが収穫された年にだけ生産するという徹底ぶりのため、100年のうちに30数ビンテージだけしか存在しておらず、現在の市場価格はなんと一本(750ml)あたり約8万円!!
おそらくこの一杯で一万円はするであろうという、庶民には恐ろしいお値段の超・超高級シャンパンなのです。
航空会社は世界に数あれど、今のところ機内でこれを提供しているのはJALだけ!しかも日本発便限定です!
1921年に初ヴィンテージを発売して以来、常に偉大な収穫年のみを生産し続ける最高品質のシャンパーニュ”サロン“を機上で味わう幸運に恵まれるのは、世界でも唯一JALファーストクラスのお客さまだけです。
(JALファーストクラスメニューブックより)
国内線ファーストクラスでも、幻の焼酎「森伊蔵」など貴重なお酒を大盤振る舞いしているJALさん、一体どういうツテを持ってらっしゃるのでしょうか。
しかし実はこのサロン、2018年1月から今年3月まで一時的に提供を停止されていたのだそう。こうして無事にお目にかかることができて感無量です!
味わいはフレッシュで少々スパイシー、シルキーな泡が心地よい辛口で、お食事にもよく合います。シャンパンなんて、空港ラウンジやビジネスクラスに乗った時くらいしか頂きませんが、そんな私にも違いがわかるくらい、素晴らしいシャンパンでした♪
幸せすぎて、バチが当たりそうですね…。
ちょっと減ってくると、CAさんがすかさず継ぎ足して下さるのですが、あまりのお値段に庶民恐縮してしまい、2杯弱で「もう十分頂きましたし、これ以上は私には勿体ないので…」と遠慮することに。
我ながら、猫に小判感が半端なかったです。もっと本当の価値を理解できる大人になったら、是非心ゆくまで頂いてみたいなぁと思いました!
メインのお料理は和食と洋食から選択可能
さてさて、サロンの余韻に浸りながら、ファーストクラスの本格的なお食事を頂きましょう♪
ファーストクラス最初の機内食は、洋食・和食からの選択となります。
全クラスで有名飲食店とのコラボレーションメニューを提供しているJALさんですが、ファーストクラスでは言うまでもなく最高峰のシェフを抜擢!
洋食: 東京神谷町「SUGALABO」監修
いずれも予約が取れない超人気店ということで、もちろん伺ったこともなければ、これから行ける見込みもなく、搭乗1ヶ月前からどちらにすべきか迷いに迷っていました。
せっかくサロンを頂いているので、洋食にすべきかとも思いつつ、初めてJALのビジネスクラスで和食を頂いた時のあの感動が忘れられず…いざ注文する段階になっても、なかなか決心がつきません。
結局、CAさんの「サロンは和食にも合いますよ!」というお言葉に背中を押され、和食を選ぶことにしました!
JAL国際線ファーストクラス機内食・和食
ということで、ここからは「石かわ」さん×「虎白」さん監修の和食メニューを紹介していきます。
機内食とは思えないほど品数がありますが、ぜひ最後までお付き合いください。
先付け5種
まずは先付けから。なんと5種類もあります。
これぞ日本の心といった細やかさ、おちょこサイズなのが可愛いですね。
内容は、上から時計回りに以下の通りです。
- <虎白>甘海老の紹興酒漬け
- <石かわ>鰻蒸し 里芋 醤油あん
- <虎白>金目鯛 ごぼう トリュフソース
- <石かわ>とらふぐ 香菜和へ 橙の霙掛け
- <虎白>キャビア 寄せ玉子 柚子の香り
頂いてみた感想としては…
もうどれもが美味しすぎる!!
海老はぷりぷりっと甘いし、うなぎや金目鯛はふっくら、キュッとしまった虎ふぐ×野菜のシャキシャキした食感に、卵のなめらかな食感と、どれもが新鮮で細やか、とても機内食とは思えないレベルです。さすがはJALさん!
味の構成も甘味、塩味、旨味、酸味とバランスがいいですし、ちょっぴりずつなので、もうちょっと食べたいな、くらいで終わるのがまた絶妙。
いかにも日本酒が合いそうな献立でしたが、CAさんのオススメ通りサロンも合いますね!これは至福です…。
ROYAL BLUE TEA “Queen of Blue”
先付けとともにサロンを飲み終えたので、ここでもう一つ気になっていたドリンクをオーダー!
その名もROYAL BLUE TEA “Queen of Blue” :ロイヤルブルーティー “クィーン オブ ブルー”です。
一見してお茶とはわからない、高級赤ワインのようなボトルで供されました。
その詳細はこちら。
ロイヤルブルーティー“クィーン オブ ブルー”は、手摘みの高級茶葉のみを使用し、湘南茶工房のティーソムリエたちが、手間隙を惜しまず丁寧に1本1本造りあげた究極のストレートティー(お茶)です。お茶の概念を覆す、雑味のない上品でフルーティな味わい、飲んだ後に続く余韻、そしてシャンパンのように輝く色は、まるで“お茶の宝石”です。 年に一度、夏にしか採れない希少な茶葉を使用した“クィーン オブ ブルー”は フランス料理、日本料理からチーズ、スイーツまで幅広い料理と合う逸品です。 ワインやシャンパンのようにワイングラスでお洒落にお愉しみください。
琥珀色がなんとも美しいこのロイヤルブルーティー、なんと価格は750mlで6,300円!下手なワインよりもお高いという、こちらもサロンと同様に地上ではご縁のない一級品です。
ワイングラスで味わうという独特の趣向も、より一層気分を盛り上げてくれます。
原料は年に一度、夏にしか採れない希少な台湾産の青茶。大帝国時代にヴィクトリア女王が絶賛したと言われていることから、「Queen of Blue」と名づけられたそうです。
当然渋みなど全くなく、鼻腔に広がる芳醇な香りは「お茶の宝石」との謳い文句にも納得の逸品。
お茶にもここまでこだわるなんて、さすがはファーストクラスですね!
お椀
さて、先付けの次はお椀がやってきました。
海老しんじょうということで、一般的なふわっとしたものを想像していましたが、つるんとしたちょっと硬めの茶碗蒸しのような食感でした。
海老大好きなので美味しく頂きましたが、印象としてはちょっとお味が薄めだったかな?かなり上品なおつゆでした!
お造り
さらに、お造りが登場。
お造りは、なんと石かわ・虎白の競演。2種類用意されていました。
- <石かわ>時季の蟹 いくら 菊花と菊菜のおひたし
- <虎白>鰹の燻し 香味ゼリー掛け 雲丹
これはどちらも甲乙つけがたい美味しさ!
しっとりしたカニの身に秋らしい菊をあしらった石かわさん(写真右)、そして旬の鰹を程よく燻し、酸味の効いたジュレと贅沢にもウニをトッピングした虎白さん(写真左)、いずれも季節感たっぷりで、それぞれの良さがあります。
最近お酒に弱いので、引き続きロイヤルブルーティーで頂きましたが、今思えばやっぱり日本酒もお願いすればよかったなぁ。きっと素晴らしくマッチしたことでしょう。
煮物・飯物・留椀・香の物
そして、お食事のメインは松茸と和牛です!秋満喫メニューですね〜。
内容はこちら!
- <石かわ>松茸と和牛
- <石かわ>いろいろきのこの炊き込みご飯 または 白ご飯 [雪蔵今摺り米:新潟奥阿賀産コシヒカリを使用し、機内で炊きたてをご用意]
- <石かわ>豆腐と若布の味噌椀
- <石かわ>胡瓜 白菜 しば漬
ご飯は白ご飯と炊き込みご飯を選択可能です。せっかくなので、私は炊き込みご飯にしました。
白ご飯はビジネスクラスでも提供されていますし、日によって炊き上がりにバラツキがあるのがその理由ですが、あいにく炊き込みご飯はちょっとパサっとしていて、この日は白ご飯の方が正解だったようです。
肝心のお肉はというと、とっても柔らかくてジューシー。脂の甘さが感じられるのは、さすが和牛ならではですね。松茸もしっかり味を楽しめる程度の厚さに切られており、量も十分でした!
大好きな京都・祇園原了郭の黒七味が付いているのも高ポイント♪
お椀と同様、こちらも薄めの味付けでしたが、黒七味のおかげでメリハリが付いて、より美味しくいただくことができました。
メインにはニュージーランド産の赤ワインを
ちなみにメインをいただく際、やっぱりもう少しだけお酒が欲しいかな?と思いまして、食材が牛肉だったため、安直に赤ワインをお願いしました。
銘柄は「KUSUDA Martin-borough Pinot Noir 2017/クスダ マーティンボロ ピノ・ノワール 2017」 !
「KUSUDA」という響きからお察しの通り、このワインは日本人醸造家の楠田さんという方がニュージーランドで生産されているものです。
初リリースは2002年とまだ若いブランドのようですが、その品質の高さから評判を呼び、なんと翌2003年にワイン・オブ・ザ・イヤー20選に選ばれるという快挙を成し遂げました。
そんなクスダ・ピノ・ノワール、入荷されてもすぐに売り切れてしまうそうで、2019年10月現在、オンライン上に取り扱っているお店は見つけられません。それほどまでに貴重なワインなんですね。
ワインリストには、以下のように紹介されていました。
世界の多くのテイスターが認めた日本人醸造家が造る希少なニュージーランドワイン。 豊かなクランベリーやプラムの果実感に程よいクローブやシナモンの様な香りが複雑な香りを演出。伸びのある酸味とフレッシュでありながらもよく熟した果実感が深みのある味わい表現し、きめの細かいタンニンと風味の長さがスムースで心地よい余韻を楽しませてくれます。
一口含んで衝撃が走ります。こんなに濃縮された力強い赤ワインは初めて!
一丁前に色々言えるほど経験があるわけではないのですが、スパイシーなのにまろやか、そして繊細な後口が非常に印象的なワインでした!
今振り返るとなんとなく、薄口の和食よりもっとハッキリした味のものに合わせた方が良かったかな?という気も。次回はCAさんに相談して、食べ物とのマリアージュを楽しんでみたいものです。
何れにせよ、これもJALファーストクラスに乗ったからこその僥倖ですね♪
甘味
メインが終わると、最後にデザートが届きました。
- <石かわ>炊き小豆
- <虎白>無花果 蒸したまご 焦がし砂糖のソース
- <虎白>トリュフチョコレート
- 緑茶
「無花果 蒸したまご 焦がし砂糖のソース」は、たまごの優しい甘さに無花果のみずみずしさ・柔らかさが合っていて、とても美味しかったです!
気になっていたのが「炊き小豆」。どういう体裁なんだろうと思ったら、シンプルにお皿に一口分盛られてきました。
特に何も言われなかったので、そのままスプーンで掬って頂いてみましたが、想像通り甘さ控えめの煮小豆です。けれどよくよく考えると、この配膳方法からして、もしかしたら無花果のデザートに乗せて頂くものだったのかも?
和食でトリュフチョコレートが甘味として出るのも不思議な感じですよね。香り高く、大人の味わいで美味しかったのですが、もしこの構成に何か意図するところがあるなら、説明があるとより美味しく感じられたかなぁと思いました(食べ物蘊蓄大好き)。
これで1回目の機内食は終了。時間としては、アミューズブーシュから1時間半ほどでした。食べきれるかちょっと心配でしたが、全体的に女性でもちょうど良い量なのが嬉しいですね♪
アラカルトのお食事メニュー
1回目のコースメニューをいただいた後は、時差ボケ予防のため少々お昼寝。最近は、眠れる時に寝ておくのが一番調子がいい気がしています。
2〜3時間ほどして目覚めたら、そろそろお腹が空いてきました。
2回目以降の機内食は、以下アラカルトメニューから自由に選んで注文することができます。なお、青太字がファーストクラス専用メニューで、そのほかはビジネスクラスと共通です。
- フミコの和食
- フミコの洋食
- 石かわ創業の味「天然 蒸し鯛の胡麻茶漬け」
- 天たつ 雲丹あわせ 越前甘えび
- 串盛り合わせ(和牛サーロイン串・鶏つくね串味噌マスタード・きのこ出汁巻き)
- 彩り野菜、五穀と豆のサラダ ビーツドレッシング
- JAL The Curry
- 牛肉と茸のコンソメスープ
- JAL特製『Japanese Soba Noodles蔦』醤油ラーメン
- 山菜うどん
- わさび風味のスモークサーモンサンド
- 三元豚のカツサンド
- 各種チーズの盛り合わせ 〜ワインと共に〜
- 季節のフルーツ盛り合わせ
- プチデザートのトレイ (フロマージュムース or ガトーカフェキャラメル)
- ショコラ(ジャン・ポール・エヴァン“フルール”)
フミコの和食
私がお願いしたのがこちら!「フミコの和食」です。
その内容はこちら。
- <台の物>関鯖の幽庵焼き 春菊と菊花のおひたし、レモン
- <お椀>青さ海苔、麩、ゆずそうめん
- <ご飯>大根、小梅、昆布
こちらはビジネスクラスでも食べられるメニューなので、ファーストクラスで頂くのはちょっともったいないような気もしたのですが、以前から「フミコさんのメニューはハズレがない!」と多くの絶賛コメントを目にしていたため、次いつJALの長距離ビジネスクラスに乗れるかもわからないし、と注文することにした次第です。
万一コラボが終わってしまっては、悔やむに悔やみきれませんものね。
実際にいただいてみたところ、これが噂に違わぬ美味しさで、注文して大正解でした!
家庭的ながら、でもちょっと自分では思いつかない隠し味が効いているような、「料理上手な女性のお家で頂くご飯」というイメージ。添えられたお野菜や漬物もとっても美味しかったです♡
そして、この日の白ご飯がまた完璧な炊き上がり!あっという間に完食してしまいました。
これは、ファーストクラス専用メニューでも不思議でないクオリティではないでしょうか。こんなにしみじみ美味しいメニューが用意されているなんて、JALビジネスクラスもやっぱりスゴイですね!
ティータイム
さて、食後はのんびり映画をみながらティータイムと参りましょう。
ホットコーヒーを注文したら、こんな本格的なセットが届きました。レトロな砂時計付きで、待つ楽しさも味わえます。
お茶菓子は、せっかくなのでファーストクラスでしか食べられないケーキをセレクト!
「フロマージュムース」と「ガトーカフェキャラメル」の2種類がありまして、フロマージュの方を注文したのですが…
はて、これはガトーカフェキャラメルのような気が…?
別にどちらでもいいのでそのまま頂きましたが、上品な甘さでとっても美味しかったです!CAさん曰く、「このケーキものすごく美味しそうなので、ずっと注目していたんですよ〜」とのこと。
もし余ればCAさんも食べられるそうなので、それを願っていると仰っていました(笑)あの後、無事にゲットされたのでしょうか。
バーカウンターには可愛いお菓子が
ティータイム後には、キャビンの周りをふらっとお散歩。
ギャレーのそばに、セルフ式のカウンターが設けられているのを発見しました。お水とスコッチウイスキーのロイヤルサルート21年、そして小包装のおつまみが置いてあります。
このお菓子のパッケージが可愛らしいこと!富士山に歌舞伎に雷門と、日本らしさ満点です♪中身は「海鮮」「豆菓子」「ドライフルーツとナッツ」の3種類。
CAさんが「ぜひお持ち帰りください」と勧めてくださったので、「海鮮」と「ドライフルーツとナッツ」をヨーロッパ旅のお供に頂いてきました。
まず海鮮の方は…
セミドライのイワシやアジ、えび、ホタテひもが詰まっています!
全体的に甘めの味付けで美味しい♡それぞれ大きさもあるので、食べ応え十分ですね!きっと焼酎や日本酒と相性バッチリなはず。
続いて「ドライフルーツとナッツ」を開けてみましょう。
こちらは、くるみやアーモンドにカシューナッツ、クランベリー、レーズンなどがぎっしり。
どれも好きなナッツばかりですし、ドライフルーツもさっぱり系だけで構成されているのが、個人的に最良のバランスです。
ところで、パッケージに書かれた131や39という数字は何を表しているんでしょうね?どなたか謎が解けた方はこっそり教えてください(笑)。
こんな可愛くて美味しいおやつを頂けて、ファーストクラス最高です!ごちそうさまでした♪
フミコの洋食
さて、あと2時間もすればパリに到着する頃合いとなりました。ラストオーダーは着陸の1時間半前ですので、ちょっと遅めの昼食として、最後の食事をお願いしましょう。
うーむ、最後に何を味わうべきか。
今度こそ、ファーストクラス専用メニューから「蒸し鯛の胡麻茶漬け」、はたまた「串盛り合わせ」…?
などと迷いつつ、気に入ったものは飽きるまで食べ続けるタイプなので、結局「フミコの洋食」にしちゃいました!
- <メインディッシュ> フリルアイスのサラダ トリュフビネグレット 国産牛サーロインとキノコのフリカッセを添えて
- <デザート> 無花果のコンポート
- <メゾンカイザー特製ブレッド> かぼちゃのエクメック 燻製カンパーニュ
通常は付いていないボルディエのバターは、「1食目で余っていたので、ぜひこれで召し上がってみてください!」とCAさんが持ってきてくれたもの。
ボルディエといえば、美味しいバターが揃うフランスでも一目置かれる高級バターです。私もパリに行くと、ボンマルシェで大量に購入しています。とってもミルキーで、口に入れるとすっと解けるように溶けるのが、たまらなく美味しいんですよね♪
美味しいものを熟知されているCAさんのお気遣い、ありがたかったです。
メインはサラダ仕立て。
こちらも万人受けするのに複雑な味と言うのでしょうか、酸味・甘味・塩味・旨みのバランスがものすごく緻密に計算されていて、すっごく美味しい…!!
このイチジクのコンポートもぷるんぷるん、液体と固体ギリギリ境目のジュレがかかっていて、優しさの塊といった感が。最後まで噛みしめるように大事にいただきました。
普段なら、あまり機内食を食べずに終わってしまうのですが、その美味しさと控えめな量に助けられ、念願叶ってフミコの和食、洋食どちらも頂くことができて大満足です!
お土産もいただきました!
これで全ての機内食体験が終了したわけですが、着陸の直前、CAさんが最後の挨拶に見えまして、お菓子のお土産をいただきました。
フランスの高級ショコラトリー「JEAN-PAUL HEVIN(ジャン・ポール・エヴァン)」のチョコレートです。
中を開けてみると、予想に反して大きなチョコレートが一枚!
中にはとろけるようなガナッシュが入っていて、トリュフのような芳醇な香りがします。ジャンポールエヴァン大好きなので、これはとっても嬉しいお土産でした♡
12時間続いたファーストクラスの旅も、とうとうこれでおしまい。
無事パリ・シャルルドゴール空港に到着です!
おかげさまであっという間、期待以上に素晴らしいフライトでした♪
最後に
ということで今回は、JAL国際線ファーストクラスの機内食について詳しくご紹介しました。
火が使えない・気圧が低いなど、調理に何かと制限のかかる機内ですので、地上と比べれば仕上がりにばらつきが出てしまったり、思うようにいかない部分も多いかと思います。
けれど、ファーストクラス機内食では、そんな中でも精一杯高いクオリティを提供しようというJALさんの強い意気込みを随所に感じることができました。
それに加えて、CAさんの目配りや気配り、こだわり抜いたドリンクなど、一流VIPにふさわしいサービスが提供されていることを実感。
こんな貴重な経験が出来て本当に幸せでした!
全てのメニューはJAL公式サイトでご覧いただけますので、気になる方はどうぞ↓
ワンワールド特典ファーストクラス航空券での旅の記録
今回の旅の記録はこちらをどうぞ!
搭乗記まとめ
これまでの搭乗記はこちらでまとめています(リンク集)
マイルを貯めて気軽に旅に出よう
今回のファーストクラスでのフライトは、JALマイルを使った特典航空券で実現しました!
ファーストクラスを有償で購入するのは、一般庶民にとって現実的な選択肢ではありませんが、マイルを使えば意外と簡単に乗れてしまいます。
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪