2017年、2018年と、JAL JGP(JGC プレミア)修行を2年連続で実行して来ましたが、この2019年は「獲得したステータスを活用する一年にしよう!」ということで、1~2ヶ月に一回国内外に旅行に出かける日々。
とてもJGP修行をする暇がないので、今年はこのまま終わりそうですが、今持っているJGCプレミアの有効期限は2020年3月。このまま行くと、2020年4月からは平のJGCとなってしまいます。
これまでファーストクラスラウンジへのアクセス権を始め、数々の恩恵を授けてくれたJGP。
色々考えた結果、2020年1−3月に集中して再度修行を行うことに決め、さっそく旅程を組んでみました。
3月までに80,000FOPを獲得できれば、4月以降もシームレスにJGP特典を享受することが出来るので(一部例外あり・後述)、隔年で修行するのが実は一番コスパがいいんです♪
今回は、2020年のJGP修行について、実際に私が組んだ旅程を中心に解説していきたいと思います!
2020年のJGP修行旅程
まずは結論から、今回組んでみた旅程がこちらです!
便名 | 区間 | 運賃 | 運賃種別 | 搭乗クラス | FOP (国内線2倍) |
FOP単価 | |
1 | QR813x QR341 |
羽田-ドーハ-リスボン | 137,880 | R | C | 10,944 | 12.60 |
QR342x QR812 |
リスボン-ドーハ-羽田 | 137,880 | R | C | 10,944 | 12.60 | |
2 | JL915 | 羽田-那覇 | 22,310 | 特便割引21 | F | 5,320 | 4.19 |
JL912 | 那覇-羽田 | 26,810 | 特便割引21 | F | 5,320 | 5.04 | |
3 | JL909 | 羽田-那覇 | 27,910 | 特便割引21 | F | 5,320 | 5.25 |
JL914 | 那覇-羽田 | 26,810 | 特便割引21 | F | 5,320 | 5.04 | |
4 | JL909 | 羽田-那覇 | 27,910 | 特便割引21 | F | 5,320 | 5.25 |
JL914 | 那覇-羽田 | 26,810 | 特便割引21 | F | 5,320 | 5.04 | |
5 | JL913 | 羽田-那覇 | 27,610 | 特便割引21 | F | 5,320 | 5.19 |
JL914 | 那覇-羽田 | 26,810 | 特便割引21 | F | 5,320 | 5.04 | |
6 | JL315 | 羽田-福岡 | 30,090 | 株主割引 | F | 3,236 | 9.30 |
JL359 | 福岡-羽田 | 30,090 | 株主割引 | F | 3,236 | 9.30 | |
7 | JL689 | 羽田-宮崎 | 12,090 | ウルトラ先得 | Y | 1,684 | 7.18 |
JL696 | 宮崎-羽田 | 12,090 | ウルトラ先得 | Y | 1,684 | 7.18 | |
FLY ONポイントプレゼントキャンペーン(JGP) | 8,000 | ||||||
573,100 | 82,288 | 6.96 |
2020年もFOP単価を重視しつつ満足度も追求
ということで、2020年のFOP単価は6.96となりました!
2017年、2018年とJGP修行を行って来ましたが、 FOP単価はそれぞれ6.64と8.09。
これまでの修行でメインにして来たJALクアラルンプール(海外発券)は、ホテルもお手頃で素晴らしいし、お買い物天国だしで楽しいのですが、さすがに2017-2018年の2年間で6往復もすると、もうしばらくはいいかなとなりまして…。
クアラルンプール発券に頼らずにこの数値。しかも国際線はビジネスクラス、国内線ファーストクラスですから、かなりコスパは良いと思います。
個人的には、2年に1回のJGP修行なら、もう一回くらい海外を入れてもいいかもとは思いましたが、時間的に厳しかったので、国内線のFOP2倍を存分に使わせて頂くことに。
概ね納得のいく旅程が出来上がりました!
JGP修行旅程の詳細
2020年度は、大きく分けて4種類の旅で完結します。
- カタール航空ビジネスクラスで行くドーハ経由リスボン
- JALファーストクラスで行く沖縄
- JAL新型ファーストクラスで行く福岡
- JAL普通席で行く宮崎
1. カタール航空ビジネスクラスで行くドーハ経由リスボン
まず国際線は、大好きなカタール航空で行くドーハ経由のリスボン!
これまでは、FOP単価が低いJALクアラルンプール発券に頼りきっていましたが、昨年カタール航空での修行があまりにも楽しかったので…。
羽田-ドーハ間はQsuite
しかも羽田発のドーハ行きは、今年から名高いQスイートになっています。ビジネスクラスなのに、各席にドアがついていて、ファーストクラス並みの快適さを楽しめるんです♪
機内食も美味しいし、アメニティも素敵だしで、きっと素敵な旅になることでしょう!
<追記:実際の搭乗記はこちら>
そして今年になって、ビジネスクラス搭乗客でも料金を支払えば、ドーハのアルサファファーストラウンジを使えるようになったのだとか?世界最高と称されるのにも納得の、とっても素晴らしいラウンジでしたので、ぜひまた再訪したいところです。
セールとアプリクーポンを活用!
当初は、東京発着よりも安いと聞くソウル発券を利用しようかと思っていましたが、よくよく調べ直したところ、リスボン行きは東京発でも値段は変わらなかったので、素直に羽田発着にしました。
どうやら、タイミングよく始まったカタール公式サイトのセール(~9/17)対象になっている模様。思いがけず、体力も時間もお金も節約できることになりラッキーです!
ソウル発券では、アムステルダム・バルセロナ・ベネツィア・パリ・ミュンヘン・フランクフルトあたり(いずれもビジネスクラス利用)が安く、大体FOP単価=10前後になるようです。
また、セール価格でも羽田ーリスボン往復は29万円台だったのですが、表をご覧の通り、実際に支払った金額は275,760円でした。
これはカタール航空公式アプリの5%クーポンを使ったため。
スマホアプリで空席検索の際、プロモコード欄に「UPTO5OFF」を入力すれば、割引適用後の金額が出てきます。
セール運賃から更に割引してくれるなんて、カタール航空は太っ腹ですね!
なぜリスボン?
ところで、なぜ数ある目的地の中でリスボンを選んだのかと言いますと、ただただシンプルにポルトガルに行ってみたいから!
エッグタルトやパンデロー、バカリャウなど、美味しいものがたくさんあると聞きますので、今から楽しみでなりません。
そして冬に行くなら、やっぱり暖かい場所がいいですよね♪
実は、南半球やイタリアも候補にしていたのですが、どちらもすでに行ったことがあるので、未訪問のポルトガルに決定しました。1日くらいはリスボンから足を伸ばして、ポルト観光も出来たらいいなぁ。
あとは、それまでにカタール航空がワンワールドから撤退しないことを祈るばかりです…(切実)。
2. JALファーストクラスで行く沖縄
前述の通り、ちょっぴり単価のお高いリスボン行きをカバーするのは国内線!
一番効率よく稼げるのは、やはり何と言ってもJALファーストクラスでの沖縄往復です。
さらに国内線FOP2倍キャンペーン(対象者限定)と併用すれば、なんとたった1往復で10,000FOP以上を獲得可能。
例えば10往復もすれば、余裕でJMBダイヤモンドになれるんですから、スゴイ威力ですよね。
年初のファーストクラスは人気が高く、なかなか希望通り予約を取るのが難しいのですが、2019年9月11日からJAL国内線の予約開始が330日前になったことで、希望日がばらけたのか、割と容易に4往復分を確保することができました!
JAL国内線ファーストクラスは、こだわった食事やドリンクに、大きく快適なシートが魅力。
同じところへ何度も往復するのは微妙かとも思いつつ、あのファーストクラスにまた乗れるなら、きっと楽しい修行になるに違いありません!
なお、現地で過ごす時間は最長でも1時間45分程度。
空港食堂でソーキそばを買ったり、ポーたまに並んだり、そしてもし出来れば、一度は歩のサーターアンダギーを買いに街に出たいなと思っています(全部食べ物…笑)。
3. JAL新型ファーストクラスで行く福岡
そして続くは、JALファーストクラスで行く福岡。
こちら、ただのファーストクラスではありません。なんとA350新型のファーストクラスです!
(JAL公式サイトより)
これまでの白から黒のシートにガラッとリニューアル。
よりプライバシーを保てるように工夫が施されており、快適に移動ができそうです。
(JAL公式サイトより)
余っていた株主優待券を使えるのも有意義♪
無事に搭乗できた暁には、また詳しくレポートしたいと思っています。
4. JAL普通席で行く宮崎
最後の宮崎往復については、完全にFOP調整のためではありますが、慣れ親しんだ故郷なので、気負うことなく行き来できるのが嬉しいポイント♪
来年のお正月は帰省しないことにしているので、このチャンスに美味しいものでも買って帰ろうかなぁなんて思っています。
レンタカーを借りて、おしゃれなカフェ巡りなんかもいいですね♡
JGP修行を2年に一度にする意味とは?
ところで、なぜこれまで毎年してきたJGP修行を、今回「2年に一度にする」方針としたのかというと、暇がなかったというのももちろんですが、一番大きな理由はやはり「さらにコストパフォーマンスを上げるため」。
これに尽きます。
JALの修行は、FOP2倍や初回搭乗ボーナスなどのキャンペーンが多いため、もともとANAと比較すると安く済ませやすいのですが、それでもJGPを維持するとなると50万円以上の資金が必要。
JGPの特典が素晴らしいとはいえ、毎年修行するのはコスパがよくありません。
これを2年に1回に減らすことができれば、修行にかかる費用は実質半額となります。
2年に1回でもステータスを維持できる?
JAL上級会員のステータスは、基本的に毎年更新されるため、その後FOPを獲得しないと失効してしまいます。
しかし、JAL上級ステータスは、「毎年1~12月のFOP数に応じてステータスが決定され、達成翌々年の3月末日まで有効」。
このため、達成時期によっては約2年間ステータスを維持することができるのです。
・2019年12月にJGP達成→2021年3月まで
・2020年1月にJGP達成→2022年3月まで
上記のように、たった1ヶ月達成時期が違うだけで、ステータスの有効期限は丸1年違います。
つまり、1年のうち出来るだけ早いうちに必要FOP(JGP=80,000FOP)を積み上げておけば、長く特典を享受できるというわけです。
この結果、修行回数を2年に1回に減らしても、実質的にはJPGを継続して維持することができます。
JGP修行を隔年にすることで生じるデメリットも
ただ、隔年修行にはデメリットもあります。
それは、一部のサービスについては空白期間が生じること。
JALの上級会員特典は、「ファーストサービス」「セカンドサービス」「サードサービス」に分かれており、「ファーストサービス」「セカンドサービス」については、ステータス達成後ほぼ間をおかず〜翌々年3月まで利用可能ですが、「サードサービス」だけは、ステータス達成の翌年4月以降にしか受けられないのです。
このため、2年に1回の隔年修行にしてしまうと、「サードサービス」だけは約1年間の空白期間が生じます。
サードサービスとは
では、サードサービスとは具体的に何なのかというと、実は該当するものは一つしかありません。
それが「サービスセレクション」。
これはJMBダイヤモンド・JGCプレミア限定の選択式ギフトサービスで、eJALポイントやギフトカタログ、クーポンなどの中から、好きなものを選べるというものです。
中でもスゴイのが、「パートナーステイタスコース」!
このコースは、なんと指定したパートナー(同性、別姓OK)1名に、自分と同じステータスをあげられるというもの。
我が家は毎年このコースを選択することにより、夫は一度も飛ばずしてJGPステータスを保持しています。
パートナーステイタスのメリット
パートナーステイタスが活かされるのは、何と言っても家族4名で空港ラウンジ(ファーストクラスラウンジ/ダイヤモンドプレミアラウンジ)を利用する時。
本来であれば、本会員と1名までしか入ることが出来ないので、もし私だけしかJGPを持っていないとなると、ファーストクラスラウンジやダイヤモンドプレミアラウンジに同行できるのは、必然的に二人の娘達のうち一人だけ。
夫がJGPを持っているからこそ、家族4人での旅行時にも全員で最上級ラウンジを利用することが出来るのです。
パートナーにも同等のステータスを与えられるというこの特典は、ANAにはありません。これも我が家がJAL修行を続ける大きな理由の一つとなっています。
ANAでも、来年からダイヤモンド会員がANAゴールド/プレミアムカードで500万円以上決済&15万プレミアムポイント獲得で、家族1名に同ステータスをプレゼントするとのこと。
JGPと比べると、ものすごく高いハードルですね…。
パートナーステイタスは隔年で
しかし、仮に2020年1月に80,000FOPに到達した場合、パートナーステータスは2021年4月から適用となりますので、それまでの1年3ヶ月は、家族4人でファーストクラス/ダイヤモンドプレミアラウンジに入ることが出来ません。
もともと飛行機恐怖症の夫が、以前ほど空港や飛行機を恐れなくなった大きな要因が、「ラウンジ(特にファーストクラス/ダイヤモンドプレミアラウンジなら嬉しさ10倍)に入れるようになったから」。
ともすれば「行きたくない」と言いかねない夫に、気持ちよく家族旅行に同行してもらうため、毎年JGP修行を続けていたと言っても過言ではないのです。
ただ、夫が同行する旅行は年に1,2回。
加えて、宮崎への帰省もありますが、宮崎空港にはもともとダイヤモンドプレミアラウンジどころかサクララウンジもありませんので、これについてはそれほど大きな打撃とはならないでしょう。
ということで申し訳ないながらも、今回はコストパフォーマンスを優先させてもらい、ステータス開始までの約1年間、家族旅行の際はサクララウンジへ!となった次第でした。
最後に
ということで、今回は2020年のJGP修行予定について、詳しくご紹介しました。
2019年もすでに3分の2を過ぎ、これまでを振り返ってみますと、年明けの帰省・ハワイ・香港(x2)・ドバイ・グアム・ウィーン(+プラハ&ブラチスラバ)・そしてまたお盆の帰省と、ほぼ毎月のように国内外へ。
そのほとんどの旅で、JGPステータスが大活躍!今や、我が家にとってなくてはならないものとなりました。
2020年の旅程は、基本的には初心に立ち返った国内線メインではあるものの、未踏の地ポルトガルが入ったということで、より新鮮な発見がありそうです♪
JGCになるための方法については、こちらの記事をご覧ください!
マイルを貯めて旅行に出かけよう
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪