日本を代表する国際空港である羽田空港には、現在3つのターミナルが存在しています。
それぞれ、発着する航空会社や路線が異なるのですが、利用ターミナルを間違えてしまった場合はもちろん、別のターミナルにあるお店に行きたい時など、気軽に行き来したいこともありますよね。
そんな時、羽田空港には便利な移動手段がいくつも用意されています。
意外と知られていないそのルートを、わかりやすくまとめてみました!
ターミナル別航空会社一覧
まず、それぞれのターミナルを発着する航空会社は以下の通りです。
現在、第1・第2ターミナルが国内線、第3ターミナルが国際線で運用されています。

実はこの3月より、第2ターミナルにも国際線エリアが新設され、ANAの国際線が多数発着するようになりました。
ただ、現在は新型コロナウイルス感染拡大により閉鎖しているため、上の図では言及していません。
羽田空港のターミナル間を移動するには?
羽田空港ターミナル間の移動手段には、無料・有料それぞれ用意されています。
詳しくご紹介していきましょう。
無料のルート
まずは無料で使えるルートから。
こちらは飛行機に乗らない人でも使えるもので、大きく2つあります。
- 地下連絡通路を徒歩で移動
- 無料の連絡バスを利用
地下連絡通路
1の地下連絡通路は、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
第1ターミナルと第2ターミナルの間をつなぐ通路で、その長さは400m。
動く歩道もありますし、地下(B2階)なので、天気にも左右されず楽に移動が可能です。
(羽田空港公式サイトより)

第3ターミナルは、第1・第2から少し離れているため、今のところ地下連絡通路は設置されていません。
無料バス
続いて、無料の連絡バスは、以下3つのルートで運行しています。
- Aルート(5:00~24:00)全ターミナル間の移動 …4分間隔
- Bルート(5:00~24:00)第1ターミナルと第2ターミナル間の移動 …8分間隔
- Cルート(1:00~5:00)第2ターミナルと第3ターミナルの移動(深夜)…30分間隔/2020年8月現在運休中
全てを図にまとめると、こんな感じです。
停留所はそれぞれのターミナルに一箇所ずつ。
わかりやすく「無料連絡バス」と書いてありますので、迷うことはないでしょう。
バスは黄色いラッピングが目印です!
この日、空港内にお客さんの姿はまばらでしたが、どうやら職員の方も利用するようで、車内はそこそこの混み具合でした。
有料のルート
続いて、有料のルートです。
- 東京モノレール
- 京急空港線
羽田空港へのアクセスには欠かせない「モノレール」と「電車(京急)」が、ターミナル間移動にも利用できます。
ちなみに、東京モノレールは「第1・第2・第3」ターミナルにそれぞれ駅がありますが、京急は「第1・第2」ターミナルが共通の駅となっています。
このため、第1ターミナル・第2ターミナル間を移動しようとする場合、京急を利用することはできません。
国際線利用時には無料になることも
東京モノレールと京急は基本的に有料ですが、条件を満たすことで無料になることもあります。
その条件とは以下の通り。
対象区間 |
|
対象者(東京モノレール・京急共通) | 国内線⇔国際線間、国際線⇔国際線間の乗り継ぎ利用者 (要パスポート・航空券等の掲示) |
いずれも国際線を使うことが前提です。
乗り継ぎ利用者であっても、国内線⇔国内線の場合は無料とはなりません。
無料にするには乗り継ぎ乗車票が必須
無料の対象となっている場合、どうすれば利用できるのかと言いますと、こちらの「乗り継ぎ乗車票」が必要です。

東京モノレールでは、第3ターミナル駅と第1ターミナル駅の間に「新整備場駅」がありますが、この駅で乗降することはできません。
上記の乗車票を持っていれば、東京モノレールまたは京急線を無料で利用することができます。
乗り継ぎ乗車票の配布場所は、各ターミナルの「案内カウンター」。
パスポートや航空券等を提示することで、乗り継ぎ乗車票をもらうことができます。
現在、乗り継ぎ乗車票の配布場所は縮小されており、以下の案内カウンターのみとのことでした(状況により変更される場合もありますので、利用前にご自身でもご確認ください)。
- 第1ターミナル:地下1階
- 第2ターミナル:地下1階
- 第3ターミナル:1階
最後に
ということで、今回は羽田空港のターミナル間移動について詳しくご紹介しました!
利用する機会はそこまで多くないかもしれませんが、知っておくといざという時に役立ってくれるのではないでしょうか。
ちなみに、今回ご紹介したものの他にも、国際線の乗り継ぎの際に利用できる「乗り継ぎランプバス」という手段があるのですが、こちらは4月から運行を休止しているため、記事内では割愛しています。
なかなか飛行機に乗るチャンスがないまま数ヶ月が経過してしまいましたが、やはり空港は独特の楽しい空気に溢れていますね。
また気軽に旅に出られる日が来たら、ぜひターミナル探索も楽しんでみてください♪
関連記事





