日本を代表する国際空港である羽田空港には、現在3つのターミナルが存在しています。
それぞれ、発着する航空会社や路線が異なるのですが、利用ターミナルを間違えてしまった場合はもちろん、別のターミナルにあるお店に行きたい時など、気軽に行き来したいこともありますよね。
そんな時、羽田空港には便利な移動手段がいくつも用意されています。
意外と知られていないそのルートを、わかりやすくまとめてみました!
ターミナル別航空会社一覧
まず、それぞれのターミナルを発着する航空会社一覧は以下の通りです。
2020年3月には、第2ターミナルにも国際線エリアが新設されました。
新型コロナで一時期閉鎖されていたものの、2023年7月より運用が再開され、現在ANAの一部国際線が発着しています。
羽田空港ターミナル間の移動手段には、無料・有料それぞれ用意されています。
詳しくご紹介していきましょう。
無料のルート
まずは無料で使えるルートはこちらの2つです。
- 無料連絡バス
- 地下連絡通路を使って徒歩移動 <ターミナル1&2間のみ>
飛行機に乗らない人でも無料で利用できます!
無料連絡バス
ターミナル1・2・3網羅していて、最も楽な移動方法である無料連絡バスは、以下のようなルートで運行しています。
(羽田空港公式サイトより)
ターミナル1発便は、第2ターミナル行きと第3ターミナル行きが混在していますので、乗り間違えないように注意が必要です。
ルートと運行時間は以下の通り。
- 第1ターミナル発(T1→T2) 始発 4:23 最終 25:23
- 第1ターミナル発(T1→T3) 始発 4:32 最終 25:32
- 第2ターミナル発(T2→T1→T3) 始発 4:28 最終 25:28
- 第3ターミナル発(T3→T1→T2) 始発 4:15 最終 25:15
無料連絡バスの利用方法
無料連絡バスの停留所は、それぞれのターミナルに一箇所ずつ設けられています。
- 第1ターミナル…バス乗り場8番
- 第2ターミナル…バス乗り場9番
- 第3ターミナル…バス乗り場0番
どの乗り場にもわかりやすく「無料連絡バス」と書いてありますので、迷うことはないでしょう。
バスは黄色いラッピングが目印です!
この日、空港内にお客さんの姿はまばらでしたが、どうやら職員の方も利用するようで、車内はそこそこの混み具合でした。
ただ乗車時間は数分のことですし、座席が少ない分、スーツケースを持ち込む余地もきちんとあります。
やはりこの無料連絡バスが最も快適な移動方法だと言えるでしょう。
地下連絡通路
もう一つの無料移動手段は、地下連絡通路です。
第1ターミナルと第2ターミナルの間をつなぐ通路で、その長さは400m。
動く歩道もありますし(工事により一時停止中)、地下なので天気にも左右されず楽に移動が可能です。
(羽田空港公式サイトより)
第3ターミナルは、第1・第2から離れていることもあり、今のところ地下連絡通路は設置されていません。
有料のルート
では続いて、有料のルートです。
- 東京モノレール
- 京急空港線
羽田空港へのアクセスには欠かせない「モノレール」と「電車(京急)」が、ターミナル間移動にも利用できます。
ちなみに、東京モノレールは「第1・第2・第3」ターミナルにそれぞれ駅がありますが、京急は「第1・第2」ターミナルが共通の駅となっています。
このため、第1ターミナル・第2ターミナル間を移動しようとする場合、京急を利用することはできません。
国際線利用時には無料になることも
先にも触れた通り、東京モノレールと京急は基本的に有料ですが、条件を満たすことで無料になることもあります。
その条件とは以下の通り。
対象区間 |
|
対象者(東京モノレール・京急共通) |
(要パスポート・航空券等の掲示) |
いずれも国際線を使うことが前提です。
乗り継ぎ利用者であっても、国内線⇔国内線の場合は無料とはなりません。
無料にするには乗り継ぎ乗車票が必須
無料の対象となっている場合、どうすれば利用できるのかと言いますと、こちらの「乗り継ぎ乗車票」が必要です。
東京モノレールでは、第3ターミナル駅と第1ターミナル駅の間に「新整備場駅」がありますが、この駅で乗降することはできません。
上記の乗車票を持っていれば、東京モノレールまたは京急線を無料で利用することができます。
乗り継ぎ乗車票の配布場所は、各ターミナルの「案内カウンター」。
パスポートと航空券等を提示することで、乗り継ぎ乗車票をもらうことができます。
現在、乗り継ぎ乗車票の配布場所は縮小されており、以下の案内カウンターのみとのことでした(状況により変更される場合もありますので、利用前にご自身でもご確認ください)。
- 第1ターミナル:地下1階
- 第2ターミナル:地下1階
- 第3ターミナル:2階
最後に
ということで、今回は羽田空港のターミナル間移動について詳しくご紹介しました!
利用する機会はそこまで多くないかもしれませんが、知っておくといざという時に役立ってくれるのではないでしょうか。
ちなみに、今回ご紹介したものの他にも、国際線の乗り継ぎの際に利用できる「乗り継ぎランプバス」という手段があります。
これは国際線で第3ターミナルに到着した人が、第1または第2ターミナルへ移動するための手段ですが、対象者が少ないため本記事では割愛しました。
羽田空港を利用される際、少しでもご参考になれば幸いです!