ANA SUITE LOUNGE(ANAスイートラウンジ)は、ANAが運営する空港ラウンジの中でも最上級のラウンジです。
基本的に、ファーストクラスに乗る人や、ダイヤモンドメンバー向けのラウンジなので、提供されているサービスはとっても豪華!!
飛行機を眺めながら、高級なシャンパンを頂くこともできます。
成田国際空港には、このANAスイートラウンジが2つあります。ANA便が発着する第1ターミナル内の、第4サテライトと第5サテライトに1つずつ設けられているのです。
2つのスイートラウンジは共通する部分も多いのですが、よく見てみると違う部分も結構あり、状況に応じて上手く使い分けるのが良さそう。
以下では、成田空港にある2つの国際線ANAスイートラウンジの様子や、サービス内容を詳しくご紹介。あわせて、2つのラウンジの違いについても細かく比較していきます。
第4サテライトのスイートラウンジは閉鎖されました。
成田空港ANAスイートラウンジの場所
成田空港第1ターミナルのフロアマップはこちら。
(ANA公式サイトより)
第1ターミナルは「く」の字の形をしており、その両端にANAスイートラウンジが設置されています。
マップ上側にあるのは、第4サテライトのANAスイートラウンジ。こちらは、基本的に31番〜47番搭乗口を利用する人向け。
一方、マップ下側にあるのは、第5サテライトのANAスイートラウンジ。こちらは、51番〜59番搭乗口を利用する人に便利です。
基本的には、利用する搭乗口に近い方のラウンジを選べば問題ないと思います。
31番〜47番搭乗口を利用 ⇒ 第4サテライト側のスイートラウンジ
51番〜59番搭乗口を利用 ⇒ 第5サテライト側のスイートラウンジ
ちなみに、私が訪問した日は、プノンペンやニューヨーク、デュッセルドルフ行きの便が第4サテライト側、シンガポール、ロサンゼルス、上海行きなどが第5サテライト側となっていました。
見る限り、欧米ならこっち、アジアならあっち、という決まりは特になさそうですね。
さらに、航空会社側の都合によって搭乗口が変わることもあるでしょうから、どちらのラウンジに近いかは、出発日に確認するしかなさそうです。
2つのラウンジ間には連結通路が
2つのANAスイートラウンジは互いに比較的遠い位置にありますが、ラウンジ間の移動にはそこまで時間はかかりません。
それは、第4サテライトと第5サテライトをつなぐ地下連絡通路があるからです。
上記フロアマップを見ても分かるように、第4サテライトと第5サテライトは、連絡通路によって直線的に結ばれている他め、仮に間違って搭乗口から遠い方のスイートラウンジに来てしまった場合であっても、連絡通路を使えば、簡単に移動することが出来ます。
連絡通路は全長300mですが、以下の写真のように動く歩道が設置されているため、5分もあれば十分サテライト間を移動可能です。
<第5サテライト側から見た連絡通路入口>
ANAスイートラウンジの利用方法
成田空港にある2つのスイートラウンジは、上述の通り、設置場所は離れているものの、当然のことながら利用条件は共通です。
その条件とは以下の通り。
・ANAダイヤモンドメンバー
・ANAミリオンマイラー(ラウンジアクセスカード)
・ANAスイートラウンジご利用券
2019年、スイートラウンジご利用券は転売禁止となりました。
ヤフオク等で落札しても、規約違反により入場できない、またはそれ以上のペナルティが課せられる可能性がありますのでお控え下さい。また、混雑時には利用券での入室を断られる場合もあるようです。
同行者は何人まで?
上記のうち、スイートラウンジご利用券を使う場合は本人しか入室できませんが、そのほかの対象者は、同行者と一緒にラウンジを使うことができます。
同行者 | ||||
ステータス・当該クラス | 一人目 | 二人目 | 三人目 | 四人目 |
ANAダイヤモンドメンバー | メンバー本人のステータスカード提示 | 5,000マイル または ANAアップグレードポイント4ポイント |
5,000マイル または ANAアップグレードポイント4ポイント |
5,000マイル または ANAアップグレードポイント4ポイント |
ANAミリオンマイラー (ラウンジアクセスカード保有者/ANAグループ運航便・コードシェア便搭乗時のみ対象) |
メンバー本人のステータスカード提示 | 5,000マイル | 5,000マイル | 5,000マイル |
ファーストクラス搭乗者 | 当該クラス利用者と一緒に入室 | × | × | × |
上記の通り、ファーストクラス・ダイヤモンドメンバー・ミリオンマイラーは、無料で同行者1名(メンバー本人と同一便に搭乗する人に限る)まで連れて入ることが可能。
ダイヤモンドメンバーとミリオンマイラーなら、さらにマイルやアップグレードポイントを支払うことで4名まで同行可になります。
ただし、2021年5月3日から、同行者には異なる条件設定が追加されました。
本人のステータス | 同行者の条件 |
ANAダイヤモンドメンバー・ANAミリオンマイラー |
|
ファーストクラス搭乗者 |
|
ファーストクラス搭乗者は以前と変わらず、同日にANA便やスターアライアンス便に乗る人であれば、一緒にラウンジに入れる一方、ダイヤモンドメンバーとミリオンマイラーの同行者は、同じ便に乗る人に限定されることになったというわけです。
第5サテライトのANAスイートラウンジ
それでは、まずは今回私が利用する搭乗口に近かった、第5サテライトの方からご紹介します。
営業時間
営業時間は下記の通り。
レセプションはANAラウンジと共有
第5サテライトのANAスイートラウンジのエントランスは、スイートではないノーマルなANAラウンジと共通です。
受付では、利用するラウンジによってレーンが分かれており、右手のレッドカーペットが敷かれている方がスイートラウンジ利用者用となっています。
受付後の入口も、ANAスイートラウンジとANAラウンジで別々。
左手奥がノーマルなANAラウンジへの入り口、右手がANAスイートラウンジへの入口です。
入室後は席までエスコート
受付を済ませたら、ANAスイートラウンジの方に入場しましょう。
足を踏み入れると、ふわっと漂うANAラウンジの香り。旅の始まりを実感させます。
入口から続く廊下を抜けたところでスタッフさんが待ち構えていて、「いらっしゃいませ、理系マイラー妻様。いつもご利用ありがとうございます。お席のご希望は?」とそつなくエスコートしてくれました。
文字通り下にも置かない扱いに、庶民恐縮です。
出来るだけ人のいないところで、と希望したところ、「今日はほとんどお客様がいらっしゃらないので、どこでも大丈夫だと思いますが、よろしければこちらへ…」と、より人気のない奥の座席へ案内してくれました。
実際、広いラウンジにいたお客さんはほんの2、3人で、案内されたこちらのエリアは誰もいませんでした。
着席するや、飲み物の注文を聞いてくれます。
今月から銘柄が変わったというシャンパンをお願いしました!
銘柄は、シャンパーニュ・コント・ド・ブリモン・プルミエクリュ・ブリュット(CHAMPAGNE COMTE DE BRIMONT PREMIER CRU BRUT)。
750ml6,500円くらいのもので、以前JALの国内線ファーストクラスでも採用されていたものだとか。
フルーティーでとっても美味しいシャンパンでした♪
フロアマップ
一息ついたら、スタッフさんに撮影許可を頂いて、ラウンジ内をお散歩してみましょう。
室内のマップはこのようになっています。
入口の廊下を抜けてすぐのところにドリンク&ブッフェ台、奥に向けてラウンジスペースがあり、脇の方にコンシェルジュやマッサージチェア、喫煙室がある配置です。
シャワー室はANAラウンジとの共用となっているため、利用する時には、一旦ラウンジの外に出なければなりません。詳しくはまた後ほど。
それでは、早速ブッフェ台から覗いてみましょう。
ブッフェ台のメニューは?
この時、11時ちょっと前。
ブッフェ台には、まだ朝食用のメニューが並んでいました。
こちらは味噌汁と月替わりのスープ。今月は酸辣湯です。
温野菜、ソーセージとベーコン、オムレツトマトソース。
パン。右のアソートが入ったケースは終日置いてありますが、中央のデニッシュパンは朝だけのメニューです。
パンのうち、2種類ほどが品切れになっていました。
卵焼きとカレイの照り焼き、ごはん。お米はあきたこまちでした。
ひじき煮。
メニュー表にはさつま揚げや牛肉のしぐれ煮などが載っていましたが、見当たらず。時間も時間だったので、こちらも品切れになってしまったのかも知れません。
保冷スペースには、サラダや鶏つくね、菜の花の白和え、サンドイッチ、漬物、チョコレートなどなど。
シリアルとヨーグルト、フルーツ、ハム、チーズなどもありました。
その後、11時を回ると、ラップサラダや小鉢、デザートが追加。
ANAのラウンジのおにぎりといえば、パンと同じ様に透明蓋つきケースに並べられていたものがお馴染みですが、この日は個包装の市販品でした。
個人的に親しみ深い(笑)、羽田空港の売店でよく買うおにぎりです。
3月のおにぎりメニューには、いつも通り「梅・ツナマヨ・稲荷・3色巻」との記載あり。何らかの理由で、イレギュラー対応になっていたのかも知れません。
個包装の方が具も大きく、しっとりしていて美味しいので、こっちが定番になると嬉しいなぁ…。
今月のお茶菓子は開拓餅でした。
開拓餅とは、北海道の「有限会社くらや」というお菓子屋さんが作っている「八雲産醤油とくるみがマッチしたゆべし餅」。
毎月変わるANAラウンジのテーマ都道府県ですが、今月は北海道だったようです。
羽田空港のANAスイートラウンジにあるダイニングhも、同じく北海道メニューでした。
ヌードルバー
11時からのランチ時間帯には、ブッフェ台に温菜がありませんでしたので、もし温かいお料理が欲しい場合は、ヌードルバーで注文する必要があります。
ヌードルバーは、ブッフェ台から少し離れた所に設置。
カウンターで食べたいものを注文するシステムです。
メニューは終日提供されるものと、11時以降追加されるものがありました。
終日 | きつねそば、うどん 山菜そば、うどん かき揚げそば、うどん カレーそば、うどん ANAオリジナルチキンカレー とんこつラーメン |
11時~ | 生パスタカルボナーラ ビーフバーガー グラタン ANAオリジナルカツカレー 牛丼 海鮮丼 |
カレーそばというのが珍しいですよね。噂によれば、ひそかな人気メニューなのだとか?
ドリンク
冷蔵庫の中には、牛乳、烏龍茶、野菜ジュース、トマトジュース。
隣にミネラルウォーターと、ビールサーバー(プレミアムモルツ)が並んでいます。
ソフトドリンクはコーラやジンジャーエール、冷たいお茶やりんごジュース、オレンジジュースなど。
コーヒーメーカーは国内線ANAラウンジでもおなじみのEGRO(エグロ)製でした。
メニューは下記の通りです。
・アイスコーヒー
・カフェラテ
・アイスラテ
・エスプレッソ
・お湯
紅茶のティーバッグは、「ジョージスチュワート」というスリランカ最古(1835年創業)のメーカーのもの。
焙じ茶と煎茶は、日本が誇るお茶の名所静岡産。1868年創業の「本目浅吉商店」というメーカーだそうです。
玉露入りのほうじ茶は初めてでしたが、美味しくいただきました♪
ショーケースには機内販売の見本品が
ラウンジ内、ブッフェ台近くの一角には、機内販売のイチオシ商品と、ミリオンマイラータグが飾られているスペースがあります。
ショーケースには、実際にその月に売っているものを展示。商品の大きさや色味を実際に確認出来るのはいいですね。
こちらは一生涯で50万フライトマイル(ライフタイムマイル=LT)以上獲得することで貰える、ミリオンマイラーのタグコレクションです。
田村一舟氏監修の「加賀蒔絵」を施した、オリジナルネームタグとのこと。
それぞれ、下段左50万、中央100万、上段左200万、右300万LT達成が獲得条件となっています。下段右の青いケースに入ったタグは、ANA+提携他社合算で100万LTマイル獲得することで貰えるものです。
陸マイラーとしてマイルを貯め始めてからというもの、以前とは比較にならない頻度で飛行機を利用する機会が増えたとはいえ、まだまだやっと15万LTマイルほど…。ミリオンマイラーは夢のまた夢ですね。
ラウンジエリア
続いて、客席をご案内しましょう。
大きな窓に囲まれており、飛行機を間近に感じながら、搭乗前のひとときを過ごすことが出来ます。
元々が余裕のある配置になっている上、利用者自体が少なめなので、かなりゆったりしている印象です。
じっくり飛行機を眺められるカウンター席も。
日中、それなりに出発便があるにもかかわらず、あまりに空いています。満席になることもあるのでしょうか。
各種ファシリティ
続いて、様々なファシリティをご紹介。入口の右手に全てまとめられていました。
コンシェルジュデスク
まず目につくのは、立派なコンシェルジュデスク。
公式サイトによれば、
ご旅行やご出張のサポートをいたします。今後のご旅程のご予約や、ビジネス文書のコピーなど、お気軽にご相談ください。
とのこと。
あいにくこれまで一度も利用したことがないのですが、この日はあまりの閑散ぶりのせいなのか、たまたまそういう時間帯だったのか、終始クローズとなっていました。
コンシェルジュデスクの手前に入ると、ビジネススペースやマッサージチェアのお部屋が設けられています。
リラックススペース
半個室のようなブースが3つ並んでいました。マッサージチェアが2台と、リラックスチェアが1台。
ちょっと落ち着いた照明の下、のんびりすることが出来ます。
かごに入っているのは、ヘッドレストに敷くための使い捨てカバー。きれい好きの日本らしさが感じられますね。
ビジネススペース
マッサージチェアコーナーの反対側は、ビジネススペースになっていて、コピー/FAX機も利用可能です。
こちらも4つ半個室が並んでおり、人目を気にせず仕事に没頭することが出来ます。
ブース内には、大きなテレビとノートパソコン(PC付きは1室のみ)、
座り心地の良い椅子と、ヘッドフォンが備え付けられていました。
ちょっと羽田のスイートラウンジにある半個室っぽいですね!
お手洗い
通路の最奥にあるのはお手洗い。
男性・女性・車いす用と、他にフィッティングルームもありました。
お掃除中だったので遠慮しましたが、フィッティングルームの中は大きな姿見があり、搭乗前に身だしなみを整えることが出来ます。
両替機
次に、コンシェルジュ奥の通路を見てみましょう。
こちらには、両替機と喫煙室があります。
両替機は外貨から日本円、日本円から外貨双方に対応しています。ただし、外貨に交換する場合、選べるのは米ドル、ユーロ、人民元の3種のみとなっていました。
他の通貨が入り用な方は、ラウンジ外で済ませておくか、現地で調達することをオススメします。
喫煙室
誰もいなかったので、喫煙室も覗かせてもらいました。
二重扉になっています。かなり厳重ですね。
中はそんなに広くはありません。
椅子はちょっと固そうですが、大きな窓に面していて、明るい雰囲気でした。
シャワールーム
前述の通り、こちらのシャワールームはANAラウンジとの共用となっています。
受付に申し出れば、搭乗券との交換で、カギを借りることが出来ます(満室時は呼び出しまで要待機)。
シャワー室の入口は、総合受付の正面、左手に進んだ所。
お部屋は全部で10室ありました。
出発便が重なる時間帯は、かなり混み合いますので、利用したい場合は早めの予約が吉でしょう。
シャワー室内部はこの様になっています(写真は2016年2月訪問時のもの)。
アメニティはこちら。
・ボディソープ
・シャンプー
・コンディショナー
・シェービングクリーム
・メイク落とし
・洗顔
・化粧水
・乳液
・歯ブラシ
・くし
・ヘアブラシ
・カミソリ
・シャワーキャップ
・スリッパ
高級ホテル並みの充実度ですね!
さらに、スイートラウンジ利用者には、シャワー室の受付でこちらのアメニティセットをプレゼントしてもらえます。
もちろん、ファーストクラス搭乗者や、ダイヤモンドメンバーだけでなく、ご利用券を使う場合も対象です。
ケースに入っている上、携帯しやすい大きさなので、旅先に持っていくのも良さそうですね♪
嬉しいサプライズ!
一通りラウンジ内を撮影して席に戻ると、スタッフさんが近づいてきました。
おもむろにテーブルに置かれたお皿を見てビックリ!
チョコペンといちごジャムで可愛くデコレーションされた桜餅が乗っています。
驚いていると、「理系マイラー妻様、本日がダイヤモンドメンバー期間最後のご利用ということで、こちらご用意させていただきました」と仰るではありませんか!
Zカウンター(Z屋敷/ANAスイートチェックイン)チェックインする時に、世間話の流れで「今回がダイヤモンドメンバーとして最後のフライトなんですよ~」とGSさんに伝えていたのですが、わざわざそれをラウンジに連絡しておいて下さったようなのです。
ビックリ、そして嬉しすぎて、酔いがいっぺんに冷めました(笑)。
春らしく可愛い桜模様に、ダイヤ卒業を重ね合わせ、ひとり感涙。
思い返せば、2016年12月から、ほんの1年数カ月ではありますが、ダイヤモンドステータス獲得を機に、国内外に出かける回数も格段に増え、思う存分特典を満喫させて頂きました。
おそらくこの先、ANAダイヤになることはもうないかな、と思いますが、最後の最後にこんな素敵なプレゼントが頂けるなんて。本当に、とてもとても嬉しかったです。ありがとうございました。
クロークサービスもあり
実は、このラウンジにはスーツケースを入れておくクロークが見当たりません。その代わり、受付で預かって頂くことが出来るのです。
ラウンジのスタッフさんと「もう一つラウンジがあるんですよね?いつも第5サテライトなので、そちらも一度くらい見てみたかったです。」なんて話している時に、「連絡通路があるので、ここから5分位で行けますよ。スーツケースもこちらでお預かり出来ます。」と仰るので、せっかくならとお願いすることになったというわけでして。
受付に申し出ると、スーツケースを専用のお部屋にしまって、搭乗券にこのような預り証を付けてもらえました。
JALのラウンジと違って、ロッカーがないんだなと思っていましたが、そういう仕組みだったんですね。
5分程度の道のりとは言え、スーツケースを持っての移動は面倒なので、これは嬉しいサービスでした!
1階地下通路から第4サテライトへ
ラウンジを出ると、すぐ下へ続くエスカレーターがありますので、そのまま1階まで降りていきましょう。1階とありますが、実際は地下です。
「11-47」という表示を目指して進めば、迷うことはありません。
通路の入口に300mと書かれていますが、出口はかなり遠く見えます。
が、ずっと動く歩道があるので、それほど体力は使わずに済みそうですね。11時43分にスタート。渡りきるまでどのくらい掛かるでしょうか。
この通路を利用する旅客はあまりいないようで、航空会社のスタッフや清掃員と数回すれ違うのみで、向こう岸に到着!時計に表示されている通り、約3分でここまでたどり着きました。
正面のエスカレーターの奥に、大きな案内板を発見しました。これで4階に行けばいいようです。思っていたより簡単で近いですね。
第4サテライトのANAスイートラウンジ
それでは、早速第4サテライトANAスイートラウンジの内部をご紹介しましょう。
営業時間
第4サテライトANAスイートラウンジの営業時間は下記の通りです。
第4サテライト側スイートラウンジはANAラウンジと完全分離
第4サテライトのラウンジ入口は、4階にANAスイートラウンジ、2階にANAラウンジと完全に分離されています。
2階のANAラウンジについては、こちらで詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください↓
まずは、受付にパスポートと航空券を提示しようとしたところ、第5サテライトのスイートラウンジからすでに連絡が入っていたようで、「理系マイラー妻様でいらっしゃいますね、お待ちしておりました。どうぞお進み下さい。」とチェックなしで通してもらえました。
なんだかVIP扱いみたいで、ちょっぴりドキドキです(笑)。
なぜすぐに分かってもらえたのかというと、おそらく連絡のおかげだけでなく、めったに利用者が来ない時間帯だったこともあったのでしょう。現に私が訪れた時は、退出するまで誰もお客さんが来ませんでした。
数年前、ヨーロッパ方面を始め、国際線の大部分が羽田に移管されたのもあって、成田を利用する人自体が減っているのかもしれませんね。
それでは、さっそく右手の入口から入室しましょう。
フロアマップ
フロアの見取り図はこちら。
かなりコンパクトな印象ですが、シャワーやビジネスセンターなど、必要なものは一通り収まっているようです。
第5にあって第4にないものは、マッサージチェアくらいでしょうか。
まずは、最も大きなスペースを取っている、ラウンジエリアからご紹介します。
ラウンジエリア
入口から右手が、ソファの並ぶラウンジエリアです。
第5サテライトと比べると、かなりこぢんまりしていますが、どのエリアも窓が近いため、明るく開放感があります。
壁に沿って飲食物の並ぶカウンターがあり…
最奥に、ヌードルバー&ダイニングスペースが設けられていました。
ヌードルバー&ブッフェ
ヌードルバーで提供されるのは、第5サテライトと同じメニュー。お昼の時間帯なので、グラタンなども注文できるようになっています。
16:30からは、ブッフェにも温かいお料理が並ぶとのことでした(第5サテライトでは2時間半早い14:00から)。
ブッフェ台には、サラダ、鶏つくね、チョコレート…
ハム、チーズ、フルーツ、サンドイッチ、ケーキや和菓子。
お味噌汁とスープ。
焼き菓子は、桜サブレといちごフィナンシェで春気分ですね。
あとは、ANAの機内でもおなじみの飴やあられなど。
第4の方は、こぢんまりながら第5とほぼ同じメニューを頂くことが出来ます(が、なぜかおにぎりは見当たらず)。第5で品切れだったパンも全種揃っていましたので、やはりこちらの方が利用者が少ないのかもしれません。
各種ファシリティ
ラウンジに入って左手には、両替機があり、さらに奥がパーソナルルーム等の設備が設けられています。
パーソナルルーム
パーソナルルームとはなんぞや?と覗いてみると、第5サテライトにもあった半個室型ブースが並んでいました。
手前にはコピー&FAXもあり、もちろん無料で利用できます。
窓側のブースの中はこんな感じです。
正面の窓からは、駐機場を見渡せます。ノートパソコンが備え付けられているのは、手前のブース1室だけでした。
壁側のブースはというと、第5サテライトのラウンジにあったビジネススペースと同様。一人には十分すぎるほど大きなテレビと…
座り心地の良さそうな椅子。
ヘッドフォンとライト、電源、LAN。
テレビの下にはオットマンも付いています。
仕事するもよし、のんびりテレビを観るもよし、ですね。
喫煙室
パーソナルルームの奥にあるドアは、喫煙室の入口です。
こちらは第5サテライトと異なり、一重扉になっていました。
インテリアは同じで、とてもシンプルです。
こちらも窓の外を眺めながら一服可能。
第5の方では気づきませんでしたが、換気扇が勢いよくゴーーーーーっと響いているのが印象的でした。
シャワー室
第4サテライトのラウンジは、ANAスイートラウンジが4階、ANAラウンジが2階と完全に分離しているため、シャワー室も第5のような共用ではなく、しっかり独立しています。
場所は受付エントランス、ラウンジ入口とは逆側。利用する際はスタッフさんに申し出て、カギを受け取るだけです。
シャワー室は全部で3つありました。
今日は2番をお借りします。
ん?渡されたカギをよくよく見ると、プレートとチェーンだけ。
鍵がついていないのは、外から開け閉めするのではなく、トイレのように内側から施錠するだけの簡易錠になっているためでした。
しかし、中の様子は第5サテライトと全く同じです。
ハンドシャワーのみのシンプルな作り。
中からドア側を見たところ。
アメニティも第5と変わりありません。
第5サテライトの方は、ANAラウンジとの共用で10室、こちらはスイートラウンジ専用で3室。
時間帯にもよりますが、ANAラウンジの方はスイートラウンジの3倍以上の利用者がいることも珍しくないため、結果的な待ち時間はそんなに変わらないか、むしろこちらの方が短くなるような気もしますね。
お手洗い
こちらのANAスイートラウンジにも、男性・女性・多目的それぞれのお手洗いと、フィッティングルームが設けられていました。
女性用には、化粧水と乳液付きのお化粧直しスペースが。これは、ノーマルなANAラウンジにあるのと同じものです。
フィッティングルームの内部はこんな感じ。靴を脱いで上がるスペースと、姿見&ハンガーが付いていました。
長時間のフライト前、リラックスウェアに着替えたい場合などにとっても重宝しますね♪
最後に
今回は、成田空港第1ターミナル内にある2つのANAスイートラウンジをご紹介しました!
短い訪問時間ではありましたが、個人的に感じたそれぞれの特徴は下記の通りです。
第5サテライト:ホットミールの提供開始時間が第4より2時間半早い・広くてより重厚な雰囲気・マッサージ機あり
第4サテライト:シャワーがスイート専用・コンパクトながら明るい雰囲気・窓に面したビジネススペースあり
基本的に搭乗口に近い方を利用すれば良いかとは思いますが、混雑状況によってはもう一方を覗いてみるのも良さそうです。
ANA&スターアライアンス運航便のファーストクラス搭乗者、ANAダイヤモンドメンバー等が利用できる、国内最上級のスイートラウンジということで、数ある空港ラウンジの中でも一際豪華。
スタッフさんがいつも目を配っていて、飲み物のおかわりもすぐに聞きに来てくれますし、自分で片付ける前に食器も下げてもらえて、至れり尽くせりです。
利用条件はちょっぴり厳し目ではありますが、ぜひ一度は体験してみて下さい!
成田空港のラウンジ訪問記
マイルを貯めて気軽に旅に出よう
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪