オーストリアといえば、カフェ文化!
カフェは市民にとって日常の憩いの場であるだけでなく、歴史的にも多くの文学作品や思想が生まれる場所として重要な役割を果たしてきました。
2011年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
独自の発展を遂げてきた中で、他国には見られないユニークなコーヒーメニューも色々!
同国のフラッグキャリアであるオーストリア航空では、そんな自慢のカフェ文化を機内でも楽しんでもらおうと、なんと全10種類ものコーヒーメニューを提供しています。
こんなにたくさんのコーヒーが機内で味わえるなんて、他ではまずありませんよね!しかも本場のカフェさながらの本格仕様!!
本記事では、どんなメニューがあるのか詳しくご紹介したいと思います♪
関連記事はこちら!
- オーストリア航空ビジネスクラスにはフライングシェフが常駐
- ラインナップはなんと10種!
- Wiener Melange/ヴィーナーメランジェ…コーヒー+ホットミルク&フォームミルク
- Einspänner/アインシュペナー…ブラックコーヒー+ホイップクリーム&粉糖
- Fiaker/フィアケア…ブラックコーヒー+コニャック&ホイップクリーム
- Franziskaner/フランツィスカーナー…ブラックコーヒー+フォームミルク・ホイップクリーム・ココアパウダー
- Verkehrt/フェアケアート…ブラックコーヒー+ホットミルク&フォームミルク
- Maria Theresia/マリア テレジア…ブラックコーヒー+オレンジリカー
- Baileys/ベイリーズ…コーヒー+ホイップクリーム・ココアパウダー・ベイリーズ
- Eiskafee/アイスカフェー…ダブルエスプレッソ+バニラアイス・ホイップクリーム
- 最後に
- 今回の経費は?
- 陸マイルを貯めて気軽に旅に出よう
オーストリア航空ビジネスクラスにはフライングシェフが常駐
まずオーストリア航空の機内食は、同国のケータリングスペシャリスト『DO&CO』という会社が担当。
ビジネスクラスには専属フライングシェフが同乗していて、メニューブックを配るところから全てのミールサービスを一手に引き受けています!
コーヒーも全てフライングシェフが手ずから用意してくれるのですが、乗っているのはお一人だけのため、休憩中は注文できないことも。
また機内食の用意をしている間は対応が難しいとのことで、タイミングを測る必要がありそうです。
ガルーダ・インドネシア航空でもフライングシェフはいらしたのですが、あくまで裏方だったため、直接サービスを受けるのはとっても新鮮!制服もパープルが効いていてオシャレですよね。
思わず『かっこよすぎるので写真を撮ってもいいですか?!』とお願いしてしまいました♪
DO&COは、ターキッシュ航空でも同様のサービスを実施していることで有名です。
ラインナップはなんと10種!
メニューブックを開いてみると、まずコーヒーメニューの多さにびっくり。
ちょっと見づらいので、簡単に書き出してみました。
- Brauner/ブラウナー…ブラックコーヒー+フレッシュコーヒークリーム
- Schwarzer/シュヴァルツァー…ブラックコーヒー
- Wiener Melange/ヴィーナーメランジェ…コーヒー+ホットミルク&フォームミルク
- Einspänner/アインシュペナー…ブラックコーヒー+ホイップクリーム&粉糖
- Fiaker/フィアケア…ブラックコーヒー+コニャック&ホイップクリーム
- Franziskaner/フランツィスカーナー…ブラックコーヒー+フォームミルク・ホイップクリーム・ココアパウダー
- Verkehrt/フェアケアート…ブラックコーヒー+ホットミルク&フォームミルク
- Maria Theresia/マリア テレジア…ブラックコーヒー+オレンジリカー
- Baileys/ベイリーズ…コーヒー+ホイップクリーム・ココアパウダー・ベイリーズ
- Eiskafee/アイスカフェー…ダブルエスプレッソ+バニラアイス&ホイップクリーム
前述の通り、いつでも自由にオーダーできるというわけではありませんし、そんなにたくさん飲み続けられるようなものでもないため、今回は一般的な『ブラウナー』『シュヴァルツァー』以外の8種類を、往路・復路で4種類ずつ分けてお願いすることに。
どれもこだわりが感じられるスペシャルなコーヒーでしたので、以下一つずつご紹介していきます!
ちなみに全コーヒーメニュー、デカフェ対応OKでした。
Wiener Melange/ヴィーナーメランジェ…コーヒー+ホットミルク&フォームミルク
まず往路、機内食が終了したタイミングで最初にお願いしたのがこちらのヴィーナーメランジェ!
直訳すると「ウィーン風の混ぜたもの」で、カプチーノとカフェラテの中間といった印象です。
ウィーンの高級食料品店『ユリウス・マインル』のコーヒー豆を使っていて、マイルドでありながらコク深いおいしさ。
ブラックコーヒーはちょっと、でもシンプルなコーヒーがお好きな方におすすめです!
ユリウス・マインルのチョコレートが全てのメニューに付いてきます。同じものがオーストリア航空短距離路線でも配布されていました。
Einspänner/アインシュペナー…ブラックコーヒー+ホイップクリーム&粉糖
お次はアインシュペナーです。
アインシュペナーとは、いわゆるウィンナーコーヒーのこと!グラスでサーブされますが、温かいコーヒーです。
ヨーロッパには元々アイスコーヒー文化がなく、機内で提供されているのも全て温かいコーヒーでした。
ホイップクリームがたっぷり乗っていて、かなりリッチな美味しさです。
アインシュペナーとは「一頭立の馬車」のことで、その昔、御者がコーヒーが冷めにくいようにホイップで蓋をしたのが始まりなのだとか。
本場らしさが感じられますし、見た目もステキ!せっかくオーストリアに行くのなら、一度は頼みたいメニューですね。
Fiaker/フィアケア…ブラックコーヒー+コニャック&ホイップクリーム
フィアケアは、アインシュペナーにコニャックを注いだメニュー。
コニャックは香り付け程度かと思いきや、意外とパンチは強め!かなりのインパクトがありました。
特に注意書きは見当たらなかったのですが、これって子供でも注文できるのでしょうか…?(多分NGだと思います)
お酒好きの方、またはデカフェ指定にすればナイトキャップにも良さそうです。
Franziskaner/フランツィスカーナー…ブラックコーヒー+フォームミルク・ホイップクリーム・ココアパウダー
フランツィスカーナーは、ミルクスキーにおすすめのメニュー!
撮ったはずの写真がなぜか消えてしまっていたので、オーストリア航空公式Youtubeからスクショを拝借しました。
アインシュペナーよりもミルク分が多く、ココアパウダーがかかっているおかげでより甘く感じられるメニューです。
グラスではなくカップだったことも、クリームの口当たりの良さを強調していた気がします!
Verkehrt/フェアケアート…ブラックコーヒー+ホットミルク&フォームミルク
フェアケアートは、3層の色合いが美しいミルクコーヒー。
Verkehrtとは「逆、あべこべ」という意味です。
コーヒーの下にホットミルクが注がれているため、このような見た目になっています。
ミルクが多くそれでいて脂肪分控えめで、一番胃に優しそうなまろやかな味わいでした!
Maria Theresia/マリア テレジア…ブラックコーヒー+オレンジリカー
お次はマリア テレジア!
ご存知、フランス王妃マリー=アントワネットの母であり、ハプスブルク家の女帝であったマリア=テレジアが好んだ飲み方なのだそうです。
ブラックコーヒーにオレンジリカーを注いだシンプルな大人向けコーヒー。
こちらもフィアケア同様、お酒の主張が強めですが、オレンジの香りがとっても華やか!
次回は寝る前にデカフェバージョンを頂いてみたいです。
Baileys/ベイリーズ…コーヒー+ホイップクリーム・ココアパウダー・ベイリーズ
お酒が入ったコーヒーの中で、最も甘く飲みやすいのがこちらのベイリーズ。
ベイリーズとはご存知、アイルランド産クリームリキュール「ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム (Baileys Original Irish Cream)」のことです。
リキュールの材料は、アイルランドの新鮮な牛乳から作られたクリームと、バニラやココアのフレーバー。
コーヒーとの相性は言うまでもなく抜群でした!
Eiskafee/アイスカフェー…ダブルエスプレッソ+バニラアイス・ホイップクリーム
そして最後にご紹介するのはアイスカフェー。
「アイス」と名が付いているので、キンキンに冷えたアイスコーヒーかと勘違いしがちですが、これはバニラアイスクリームが入った温かいコーヒーのことです。
10種の中で最も甘みが強く、限りなくデザートに近い味わい。
甘党の方にはこちらが一番オススメですが、バニラアイスクリームの在庫がなくなった時点で完売になってしまうため、出来るだけ早めの注文が吉です!!
最後に
ということで今回は、オーストリア航空長距離線ビジネスクラスで楽しめるコーヒーメニューをご紹介しました♪
コロナ禍により、オーストリア航空のフライングシェフは休止中、または以前より改悪されているとの噂を耳にしていましたが、コーヒーに関しては従来通りの10種フルサービス!
一度は味わってみたい!という念願が叶って大満足でした。
タイミングが掴めなくて頼みにくいな…という方も、最初の機内食終盤でコーヒーはどれがいいですか?と聞きに回ってきてくれますので、ぜひ恐れずにトライしてみてください。
ちなみに機内食もフライングシェフがワゴンでサービスしてくれるのですが、ウィーン旅のプロであるmoonbowさんの以前のブログを拝見した感じでは、ちょっとだけ縮小されているのかな?という印象。
次回はそちらの様子をレポートしたいと思います!
今回の経費は?
ちなみに今回はANAマイルを使って特典航空券を発券しました。
具体的なマイル数と諸税額は以下の通りです。
- 必要マイル数 230,000マイル
- 諸税総額 164,760円
<成田ーウィーン/ビジネスクラス/大人2名分>
陸マイルを貯めて気軽に旅に出よう
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪