オーストリア航空ビジネスクラスでは、ヨーロッパらしい繊細な味わいを楽しめる機内食が提供されます。
しかし、ただの機内食ではありません。
なんと専属のフライングシェフが同乗していて、お客さんの目の前で料理の仕上げをしてくれるんです。
シェフのパフォーマンス付きだと、より一層美味しく感じられるから不思議なもの!
本記事では、オーストリア航空ビジネスクラス成田ーウィーン線で提供されている機内食について、余すところなくご紹介します♪
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今回のフライト詳細
まず、今回のフライト情報は以下の通りです。
便名・区間/フライト時間 |
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搭乗クラス | ビジネスクラス |
必要マイル | 115,000マイル/1名 |
諸税 | 82.380円/1名 |
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オーストリア航空ビジネスクラスにはフライングシェフが添乗!
さて。
冒頭で触れた通り、オーストリア航空ビジネスクラスには、高級ケータリングサービス会社『DO&CO』の専属シェフが同乗していて、機内食全般を一手に引き受けています。
コロナ禍では一時期サービスが休止・縮小されていたこともあり、サービスが元通りに戻っているのかどうか当日まで分からず。
いざ搭乗、着席して一人一人にメニューブックを配るシェフを見た時は、とっても嬉しかったです!
感激のあまり、『写真撮らせてください!!』と早速お願いしちゃいました!
ウェルカムドリンクサービス
出発を待つ間、CAさんがウェルカムドリンクを配ってくれます。
スパークリングワイン、オレンジジュース、炭酸水があり、ナッツと一緒に提供されました。
これぞビジネスクラスの醍醐味です!
ビジネスクラスのメニュー構成
オーストリア航空ビジネスクラスでは、離陸後、飛行が安定次第スタートする『ファーストサービス』、そして着陸2〜1.5時間前に提供される『セカンドサービス』と2回の機内食があります。
下記の通り、ファーストサービスがフルコース仕立て。セカンドサービスは軽食程度のメニュー構成となっています。
ファーストサービス (離陸後まもなく) |
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セカンドサービス (着陸2~1.5時間前) |
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本記事では往路・復路の写真を織り交ぜてご紹介していきます!
オンラインで事前予約が可能
多くのエアライン同様、オーストリア航空でも機内食の事前予約が可能。
ANAで航空券を発券した場合でも、オーストリア航空HPの予約検索画面で予約番号や名前を入力すると、申し込み画面に辿り着けます!
品切れだと悲しいので、私もあらかじめ申し込んでおきました!
ちなみに往路、日本発便はエールフランスと同様にメニュー見本写真がありませんでした。実物が思ってたのと違った、ということはままありそうです。
ファーストサービス
離陸後、水平飛行に入ったらファーストサービスの始まりです!
やっぱり最初はこれ!ということでシャンパンにしました。
銘柄は『Champagne Duval-Leroy Brut』。
先日ANAのビジネスクラス「THE Room」でも味わったものです。
カナッペのサービス
と、追ってフライングシェフがやってきて、カナッペを勧めてくれました!
こういった方式での提供は他に類を見ません。フライングシェフサービスならではですね。
パンはバスケットで
そしてこちらはお料理に先立ち回ってきたパン。
バスケットに甘いもの、しょっぱいもの、白いもの、黒いものとバリエーション豊かに詰め込まれています。
これだけ種類があると、どれにしようか迷ってしまいますね。
前菜
カナッペとお酒を味わいつつしばらく待っていると、いよいよワゴンサービスがスタート!
まずは前菜が運ばれてきました。
ちなみにメニューブックを見ると3種が「または」と仕切られ、選択制のような記載方法でしたが、実際にはかなり柔軟に盛り付けてもらえます。逆に不要なものを抜いてもらうのもOK!
ということで、サラダに海老増量でお願いしてみました。ドレッシングも3種類ほどあり、和風をチョイス。
旨みと深みのあるドレッシングで、食材も新鮮!まるで地上のレストランでいただいている気分です♪
復路の前菜ワゴンはこんな感じ。
あまりたくさんは食べられないので、分量を調整できるのが何より嬉しかったです!
スープは希望制
前菜の次はスープ。シェフやCAさんがボウルを手に持って周り、手を挙げた乗客だけに配っていました。
せっかくなので頂いてみることに!
往路ではハーブの効いたトマトクリームスープ。
そして復路ではガスパッチョが提供されました。角切りの野菜が美しい!
往復ともトマト系で似通ったメニューでしたが、夏季だと仕方のないことなのかも。
秋冬のスープはどんなものなのでしょう。今のところ日本便は冬季運休のため、チャンスがないのがちょっぴり残念です。
2024年も当路線は10月27日をもって運休となりました。
メインは洋風orアジア風
では、いよいよメインコースの登場です!
往路では事前に牛肉を予約していましたので、これに備えて赤ワインにチェンジ。
日本ではあまり見かけませんが、実はオーストリアもかなりのワイン王国。
オーストリア航空のワインリストも、シャンパン等を除いてほとんどご当地産のものでした。
グルメ雑誌falstaff(ファルシュタッフ)の格付けで、92点/100点が付いたという『St. Laurent 2020』にしてみましたが、程よくフルーティーで美味しかったです。
運ばれてきたメイン「牛肉のチャックリブのパンフライ、赤ワインソース」がこちら!
事前予約のタイミングで見本写真がなかったので、あれ、思ってたのとちょっと違うような?
柔らかい牛肉に甘めのソースとグリルした野菜、ご飯が添えられています。
メニューには赤ワインソースと書かれていましたが、なんとなく焼肉のたれに近いかも。
慣れ親しんだ感覚で美味しくいただいたものの、外資系に乗ったらコテコテのご当地メニュー一択!と決めている私としましては、違うチョイスもあったかな、と。
例えばガルーダインドネシアなど、外資系エアラインではご当地メニューに勝るものなしです!
とはいえオーストリア航空の日本発便では、メイン3種類中の2つが「蒸し米添え(多分アジア風)」、残る一つがパスタだったため難しい選択でした。
ということで、復路のメインは迷わずオーストリア名物料理のシュニッツェルに決定!
ビールもオーストリアを代表するオッタクリンガーです。これは間違いのない組み合わせですね!!
やはり本拠地発便の方に力を入れているのでしょう。より満足度が高かったです。
典型的ご当地メニューがお好きな方は、ウィーン発便でぜひ味わってみてください!
デザートタイム
大方の食事が済むと、最後にデザートワインやチーズ、
そしてスイーツが乗ったワゴンが回ってきました。
このタイミングでオーストリア航空名物!本格コーヒーの希望を聞いてもらえます。
当日の搭乗人数にもよるのでしょうが、デザートも複数注文OKとのこと。
こんな風にフライングシェフが目の前で盛り付けてくれました!
ほぼお腹もいっぱいなので、ブルーベリーチーズケーキを一つだけ頂きます。
復路ではムース・オ・ショコラにしましたが、やっぱりアプリコット団子(とは何ぞや?と思いつつ)にすればよかった…!と思っても後の祭りですね。
でもこちらも美味しかったです♪
間食サービスあり
ファーストサービスのデザートが終わると、空飛ぶシェフもしばしの休憩です。
ただ現在、欧州便は遠回りでの運航。
セカンドサービスまで10時間近く開くため、お腹が空いてしまうこと必至です。
というわけで、往路では途中おにぎりのサービスがありました。
ちゃんとお皿にナプキンもついてきます。
お馴染みのツナマヨおにぎりですが、機上の、しかもビジネスクラスで食べると一味違う気がしました!
復路でも何かスナックが貰えたのかもしれませんが、ずっと爆睡していたため生憎分からず仕舞いでした。
セカンドサービス
着陸2時間前になると、セカンドサービスの始まりです。
まずはエナジャイザーが配られます!
往路ではジンジャーや緑茶を使ったヘルシーな味わいの一杯が。
復路ではニンジンでビタミンチャージ!どちらも胃を活性化させてくれそうですね。
セカンドサービスはワンプレート式で、メインを2種類から選択できます。
糖質をあまり取りたくないので、往路ではチキンサラダを選びました!
たっぷりの野菜とチキンで罪悪感なく、でもドレッシングのパンチが効いていて満足度高し。
復路は朝の到着便でしたので、選択肢はオムレツまたはバナナブレッドの2つ。よりユニークそうな後者にしてみました。
こってり甘いバナナブレッドは酸味の強いジャムと相性バッチリです♪
ヨーロッパらしく、最後まで美味し&楽しい機内食でした!
最後に
ということで今回は、オーストリア航空ビジネスクラス搭乗記・機内食編をお届けしました。
- オーストリア航空ビジネスクラスにはフライングシェフが同乗
- ファーストサービスのメインは事前オンライン予約可能
- 美しく盛り付けるだけでなく、量や種類にも融通を利かせてくれる
- 目の前のパフォーマンスに美味しさも倍増!
オーストリア航空ビジネスクラスの機内食は、彩り豊かなプレゼンテーションとバランスの取れた味わいが魅力。
そこにフライングシェフのパフォーマンスが加わることで、普通とは一線を画すエンターテインメント性も感じられました!
あいにく東京ーウィーン線は通年運航ではないのですが、まもなくB787の新型機が導入されるとのことですし、チャンスがあればぜひ乗って体験してみてください♪
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