ウィーン国際空港のオーストリア航空ビジネスラウンジD(ノンシェンゲンエリア)は、日本を含む非シェンゲン圏への搭乗客向けに提供されているラウンジ!
コンパクトなスペースで落ち着いた雰囲気の中、軽食やドリンクを楽しむことができます。
設備やサービスはシンプルですが、移動の合間にリラックスするのに最適な場所。
今回はラウンジへのアクセス・サービス&利用条件を踏まえつつ、体験レポートをお送りします。
ラウンジへのアクセス
では、まずラウンジへの行き方から(探し方が悪いのか、GoogleMapでは該当ラウンジを見つけられませんでした)。
保安検査を済ませて制限エリアへと出たら、D21ー70と書かれた方向へと進みます。
すると免税店の手前にラウンジへの案内板が出現しました。
記憶が定かでありませんが、ここから上のフロアに上がったような?
とりあえず看板さえ見逃さなければ、簡単に入口まで辿り着けることでしょう。
オーストリア航空ビジネスラウンジの概要
こちらのラウンジ概要は以下の通りです。
営業時間 | 7:30-16:30 |
利用条件 |
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一般利用 | 可能:44ユーロ〜 |
サービス |
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シェンゲン協定加盟国の空港では、行き先が同盟国かそうでないかでエリアが分かれています。こちらは日本を含む『非シェンゲン国』へ向かう搭乗客のためのラウンジです。
ウィーン国際空港から非シェンゲンへは、これまでにANAやオーストリア航空を利用して出発した経験がありますが、このDエリアを案内されたのはエバー航空搭乗時だけ。
ANA・オーストリア便で指定されるGエリアラウンジの方が新しく広かったように思います。
インテリア
オーストリア航空の場合、ビジネスラウンジとその一段上のセネターラウンジが併設されていることが多いのですが、ここDエリアではビジネスクラスラウンジのみ設置されています。
エントランスを潜ると左手にレセプション、正面がすぐシーティングエリアという作り。
階段がある辺り、おそらくバリアフリーが普及するより前の時代に作られたラウンジなのでしょう。
右手にはダイニングエリア、
そして左手がシーティングエリアという、非常にシンプルな構成となっています。
シャワー室
ラウンジ自体はコンパクトではあるものの、室内にはしっかりシャワー室も設けられています。
シャワーブースの中はそれほど古さを感じさせません。もしかしたら近年リニューアルされたのかも?
欧州の空港らしくアメニティは必要最低限ですので、必要なら持参することをお勧めします。
ダイニングメニュー
それではブッフェカウンターを見てみましょう!
ドリンク
ドリンクカウンターにはウィーンの高級食料品店『ユリウス・マインル』のコーヒーと紅茶や…
ウイスキーやジン、マティーニといったリカー各種。
ワインクーラーには白ワインとスパークリングワイン?と思ったら、おじさまのロゴが入った緑のボトルはジュースのようです。
炭酸飲料やビールは、傍らの冷蔵庫の中に収納されていました。
オーストリア航空ビジネスラウンジは、どうやら生ビールサーバーがないのがデフォルトのようです。
フード
それではお料理のコーナーを覗いてみましょう!
こちらはスペルト小麦のパンとスープ。
スペルト小麦とは古代小麦の一種で、小麦アレルギーを発症しづらく健康にいいとされ、ドイツ語圏では昔から根強い人気があります。
サラダは2種類用意されていました。
オーストリア航空ビジネスラウンジでは通常有人カウンターでホットミールを提供していますが、こちらは全てセルフ形式となっています。
フィッシュパテなど3種類ほどの温かいお料理が提供されていました。
スタッフさんに美しく盛り付けてもらえるのも嬉しいのですが、自分の欲しい分だけ好きなように取れるのも気楽でいいですよね。
このあとエバー航空ビジネスクラスの絶品!機内食が待っているので控えめにいただきました。
塩気が強めでビールが進みます。
そして個人的に一番テンションが上がったのがこちら!
オーストリア〜南ドイツの伝統的デザート、アプフェルシュトゥルーデル(Apfelsturudel)です♪
煮リンゴを薄いパイ生地で包んだお菓子で、このあたりに来たらぜひ一度は食べておきたい一品。
リンゴの酸味を活かした味わいは、こってりした食事の締めとして最適!
ごちそうさまでした♪
最後に
ということで今回は、ウィーン国際空港・エリアDにあるオーストリア航空ビジネスラウンジ(非シェンゲン向け)について詳しくご紹介しました!
同じ非シェンゲン向けでも、Gエリアのラウンジに比べると狭め・古めではありますが、あまり利用者がいなかったこともありゆっくり休むことができました。
この日はたまたま親日&日本語ペラペラのスタッフさんがいらして、ちょこちょこ話しかけに来てくれたのもいい思い出です。
このラウンジのために早く空港に来る必要はないかと思いますが、必要な設備は揃っていますので、Dエリアから出発の際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。