JAL(日本航空)が、国内線主要空港で展開する「JALダイヤモンドプレミアラウンジ」。
国内線ファーストクラス搭乗者や、最上級ステータスを持つ人にしか開放していない、まさに最高クラスのサービスを提供しているこのラウンジは、全国に計5ヶ所設けられています。
中でも最も北にあるのが、北海道の「新千歳空港JALダイヤモンドプレミアラウンジ」。
ダイヤモンドプレミアラウンジは、和をテーマにしたインテリアや、ご当地らしさあふれる喫茶メニューが魅力ですが、新千歳空港ではどのような感じなのでしょうか。
今回は、ラウンジへのアクセスや利用条件から、コロナ禍での対応まで、2021年最新情報を詳しくお届けします!
新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジへのアクセス
まずラウンジへのアクセスから。
半円状になっている新千歳空港。JALがあるのは、中央より南側、ピンクの四角で囲ったところです。
出発口Dのお隣、一際高級感あふれるこちらが、ダイヤモンドプレミアラウンジへ直結する「ファーストクラス専用チェックインカウンター」への入口!
中には、チェックインカウンターと専用保安検査場を併設しており、全ての手続きが一箇所で完結します。
保安検査を受けた後、左手にあるエスカレーターで上がると…
他の主要空港・JAL直営ラウンジにも置かれている、書家・紫舟さんの作品がお出迎え。
作品名は、「∞を超えて私たちのもつ無限の可能性を、信じてみる。だれかがつくった常識や制約は、きっと越えられる。もっと先の自分へ、無限大を超えて。」だそうです。
そして、その右手に見えるのが、ダイヤモンド・プレミアラウンジ&サクララウンジ共通のレセプションです!
左手がサクララウンジ、右手が今回ご紹介するダイヤモンド・プレミアラウンジの入口となっていました。
JALダイヤモンド・プレミアラウンジの利用条件
JALダイヤモンド・プレミアラウンジを利用できるのは、下記いずれかの条件を満たした人です。
|
私は、昨年獲得したJGPステータスで利用しました!
気軽に利用したいなら国内線ファーストクラス
JMBダイヤモンドやJGPを取得するためには、たくさん飛行機に乗ることが必要。その費用だけでも数十万円かかりますので、誰もが簡単にというわけには行きません。
試しに一回入ってみたいな、という方は、JAL国内線ファーストクラスに搭乗するのが最もお手軽な方法です!
国内線ファーストクラスは普通席に+8,000円(当日空きがある場合)で利用可能。シートや機内食も素晴らしく、さらに最上級ラウンジ利用料金も込みなのは、かなりお得だと思います♪
フロアマップ
ダイヤモンドプレミアラウンジのフロアマップはこちら。赤枠で囲った部分を占めています。
シーティングエリア
ではさっそく、ダイヤモンドプレミアラウンジのシーティングエリアへと参りましょう。
JALダイヤモンドプレミアラウンジのコンセプトは、「日本のたたずまい」。
和の風合いを取り入れた上質で洗練された空間の中、個々の座席には収納性を高めつつプライベート感の確保を重視し、各々の過ごし方に応じて、誰しもが快適に過ごせるようにデザインされています。
大空を舞う鳥の群れのようなアート作品が印象的!
その右隣にはころんとした形のソファ席が。
さらにお隣は、和風のパーテーションに仕切られた椅子が並びます。
座っている間、お隣のお客さんと直接目線がかち合わないため、ストレスも軽減されますし、肘掛け下にはアタッシュケースなどを収納できるスペースもあって、とっても便利ですね。
一番奥のエリアには、各席テーブル付きのソファがずらり。
壁際のソファには仕切りがなく、家族・友達同士での利用にもぴったりです。
窓側は全て、駐機場を臨める向きに椅子が並んでいました。
ファシリティ
それでは、ラウンジ滞在をより快適にしてくれるファシリティを見てみましょう。
通話ブース
ラウンジ内では通話が禁止されていますので、必要な場合はこちらの通話ブースを利用することになります。
ドア付きでプライバシーも守られますし、壁にあしらわれたお花の装飾が高級感たっぷりです。
お化粧室
ダイヤモンドプレミアラウンジには、全て化粧室を完備。わざわざ外に出る必要はありません。
木目が美しく、清潔感あふれるお化粧室でした。
コピー機
もし「あの書類をプリントアウトしてくるのを忘れた!」ということがあっても、ラウンジならコピー機があるので安心。
こちらも、もちろん無料で使用できます。
マッサージチェア
さらに、出張帰りの方も観光疲れの方にも嬉しいマッサージチェアを完備。
ヘッドカバーを自分で交換して使用できるので、衛生面でも安心ですね。
ダイニング&ビバレッジエリア
そして、ダイヤモンドプレミアラウンジ最大の魅力といえば、やはり充実した喫茶メニュー!
入口から見て左手奥は、ダイニング・ビバレッジエリアと称し、竃を模したダイニングテーブルを配置。ここに並ぶものは、全て無料でいただくことができます。
カウンターのすぐそばには、おしゃれなソファ席や駐機場を見渡せるカウンター席も設置され、カフェのように食事を楽しめるようになっていました。
ドリンク
まずドリンクメニューから見てみましょう。
こちらは、ホッと一息つきたい時に最適なコーヒーとスープバー。
コーヒーは、「JAL CAFÉ LINES」という、日本航空のオリジナルブレンドを採用しています。
公式サイトでは、以下のように紹介されていました。
くつろいだ空間に欠かせないコーヒー。JALはコーヒーに徹底的にこだわっていきます。JALのオリジナルコーヒーは、香り豊かで、心地よい爽やかな酸味が魅力的なコーヒーに生まれ変わります。世界中のコーヒー豆を知り尽くしたコーヒーハンター川島良彰氏と、焙煎・抽出のスペシャリストである石脇智広氏をアドバイザーに迎え、共同開発したJALでしか飲めないオリジナルコーヒーです。
(JAL公式サイトより)
近年、ANAでもオリジナルコーヒーが提供されていますが、機内だけでなくラウンジでもこうして旅気分を満喫できるのは嬉しいですね。
スープバーは、最近導入されたもの。
以前は、ジャーに入ったスープや味噌汁を各自お玉で掬っていましたが、コロナ対策で機械式に変更された次第です。
羽田や伊丹のダイヤモンドプレミアラウンジでは、コーンスープをラインナップしている一方、ここ新千歳では枝豆クリームスープが提供されていました。
ティーバッグはジョージスチュアートが5種と、煎茶・ほうじ茶の計7種類。
アルコールドリンクサーバーでは、以下の銘柄が揃っています。
- ハイボール
- キリン 一番搾りプレミアム
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ
- アサヒ ドライプレミアム豊穣
- サッポロ クラシック
基本的に、ダイヤモンドプレミアラウンジでは国内4社のビールを網羅しているのですが、さすがは北海道。ご当地限定のサッポロクラシックを取り入れてくれているのが粋です♪
ちなみに、沖縄の那覇空港ダイヤモンドプレミアラウンジでは、オリオンビールが提供されています。
なお、少し離れたところに、トマトジュースも用意されていました。
こちらも以前はピッチャーで提供されていたもの。
色々な制約のある中でも、できる限り従来通りのサービスを、というJALさんのホスピタリティ精神には、本当に頭が下がります。
フード
続いて、フードメニューを見てみましょう!
こちらもドリンク同様に、安心して利用できるよう衛生措置が図られ、全て個包装での提供となっていました。
JAL国際線ラウンジで大人気の「JAL特製オリジナルビーフカレー」をベースにした「JAL特製焼きカレーパン」は、毎日11時30分から頂けます。
パンは「桜もっち」と「旨味フォカッチャ〜ベーコン&チーズ〜」。
明記はされていませんでしたが、道内の有名パン店「もりもと」さんに同じ商品がありますので、おそらく同店のものだと思われます。
ご当地の有名パン店とのコラボも、ダイヤモンドプレミアラウンジで味わえるお楽しみの一つです。
おにぎりコーナーには、鶏五目と、北海道らしい焼きたらこバターおにぎりが並んでいました。
焼きたらこの方は、お米も北海道産というこだわりぶり。お味噌汁と一緒に頂けば、立派な昼食になりそうです。
食事するほどお腹が空いていない、という方には、亀田製菓のおせんべい3種を軽くつまむのがオススメ。
ビールとの相性はなかなかのものです。サッポロクラシックとあわせて召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後に
ということで今回は、新千歳空港のJALダイヤモンドプレミアラウンジをご紹介しました!
一時はかなりサービス内容が縮小されていましたが、現在は以前とそれほど変わらないくらいまでに戻っている印象です。
機能性・収納力に重点を置いたという室内はとても過ごしやすく、パンやおにぎりなど、ご当地メニューを味わえるのも大きな魅力。
スタッフさんによる消毒もこまめに行われており、おかげさまで安心して快適に滞在することができました♪
新千歳空港JALダイヤモンドプレミアラウンジ概要
新千歳空港JALダイヤモンドプレミアラウンジの概要はこちら。
営業時間 | 毎日6:00〜最終便出発まで |
場所 | 新千歳空港 国内線ターミナル南ウィング |
設備 | 軽食&ドリンクバー、化粧室、通話ブース、マッサージチェア、クローク |
オープン日 | 2016年6月29日 |
JALダイヤモンド・プレミアラウンジ設置空港
JALダイヤモンド・プレミアラウンジは、国内の主要空港5箇所に設置されています。
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