エミレーツ航空の本拠地であるドバイ国際空港には、ターミナル3のA・B・C三つのコンコースに、合計7つのエミレーツラウンジが存在しています。
世界最大級を誇るファーストクラスラウンジも有名ですが、ビジネスクラス搭乗者向けのラウンジもびっくりするほど豪華!
その広大な空間と充実のサービスは、世界各国にあるビジネスクラスラウンジの中でも、間違いなくトップクラスでしょう。
今回は、ドバイ国際空港のコンコースBにあるビジネスクラスラウンジについて、その魅力を徹底的にレポートしたいと思います♪
エミレーツ航空ファーストラウンジ訪問記はこちら!
ファーストクラス搭乗記も是非併せてどうぞ♪
エミレーツ航空ビジネスクラスラウンジ(コンコースB)へのアクセス
では、まずラウンジへの道のりから。
今回ご紹介するコンコースBのビジネスクラスラウンジは、ターミナル3・搭乗ゲートB18とB16付近のエスカレーターからワンフロア上がったところにあります。
(JAL公式サイトより)
ドバイ国際空港は世界でも4番目に大きな空港ということで、途方もない広さです。
構造もちょっとわかりにくいため、より詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ラウンジに入室
こちらがエミレーツビジネスクラスラウンジ(コンコースB)です。
ビジネスクラスラウンジは、ファーストクラスラウンジのお向かいにありますにゃ!
ぐるりと回り込むと、開放的なエントランスが姿を現します。
奥に見える自動改札にチケットを読み取らせればスムーズに入れるはず…なのですが、なぜか反応しなかったので、お隣にある有人カウンターで手続きをしてもらいました。
ラウンジの利用条件
エミレーツ航空のビジネスクラスラウンジ利用条件は、以下の通りです。
- ビジネスクラス搭乗者
- ファーストクラス搭乗者
- エミレーツスカイワーズシルバー
- エミレーツスカイワーズゴールド
- エミレーツスカイワーズプラチナ
- 有償利用(一般150USD, エミレーツスカイワーズ会員125USD)
※ドバイのエミレーツ・ラウンジを同伴者と利用する場合は、本人と同伴者ともに便名EKのフライト・コードで始まる同じエミレーツ便またはカンタス便を利用する必要がある。
広大なラウンジ内の様子
手続きを済ませてラウンジ内に足を踏み入れると、さすがの広さ!
コンコースAやお隣にあるファーストクラスラウンジと同様、こちらのラウンジも奥に長い作りです。
中央付近は、下の免税店フロアから吹き抜けになっており、通路沿いにたくさんのソファが並びます。
中には、ファーストクラスのコンパートメントを彷彿させる座席も。
壁にはコンセントもあって、一人でまったり過ごすのに良さそうです。
周囲のソファ席ではあまり電源が見当たらなかったので、そういった意味でも重宝しそうですにゃ♪
ファーストクラスラウンジに比べると、対象者が多いはずのビジネスクラスラウンジですが、全体的に人影はまばらで、利用者よりもスタッフさんの方をよく見かけます。
このラウンジなら、席を見つけられないなんてことは起こり得なさそうですね。
エミレーツ航空といい、カタール航空といい、中東系エアラインのラウンジはやはり規模が違います。
ラウンジ内は設備大充実!
ラウンジ内には、しばらく暮らせそうなほど各種設備が充実しています。
一つずつチェックしてみましょう。
ビジネスセンター
まずこちらは、コピー機・PCを完備したビジネスセンター。
コロナ禍では、普段と異なる書類が必要になることもありますので、こういった設備はいざという時に助かります。
Costa Coffee
ラウンジの一角には、Costa Coffeeのスタンドがありました。
コスタコーヒーとは、イギリスのカフェチェーン店、コカコーラ社の子会社である。本社はイングランドのダンスタブルに所在。 業者やイタリアン・カフェに焙煎したコーヒーを供給する卸売業者として、ブルーノ・コスタとセルジオ・コスタの兄弟によって、1971年にロンドンで設立された。
ウィキペディアより
ラウンジの中なのに、まるで本物のテナントのよう!
メニューには、フラットホワイトやベビーチーノなど、オーストラリアでよく見たものが並んでいます。
もちろん全てのメニューが無料なので、ぜひ味わってみたかったのですが…
この通り、営業時間は午前中のみ。
2022年7月現在、東京行きは午前2:40出発の一便だけなので、トランジットで利用する人以外は、残念ながらなかなかご縁がなさそうです。
シャワー室
ラウンジ内には、もちろんシャワー室も完備されています。受付などはなく、自由に利用可能。常に綺麗に清掃されていました。
各ブース内はこんな感じ。
バスアメニティは、ファーストクラスキャビンでも提供されていた「VOYA」。リンスインシャンプーとボディソープのディスペンサーが壁にかかっています。
VOYAとは、アイルランドのサステナブル・オーガニック・ラグジュアリーを提唱するライフスタイルブランドで、エミレーツ航空ファーストクラスをはじめ、世界42ヵ国以上の高級スパ・ホテル等で採用されているとのこと。
ブース内には、あらかじめタオルが用意されていました。
ファーストクラスラウンジとの違いは、シャワーキャップやシェービングキット等、他アメニティの有無くらいでしょうか(たまたま置き忘れられていた可能性もありますが)。
ファーストとさして遜色がないくらい、清潔で快適なシャワーブースでした!
靴磨きサービス
人間だけでなく、出来るなら靴も早めに旅の汚れを落としておきたいですよね。
そんな方のためにあるのが、こちらのシューシャインコーナーです。
スタッフさんに声をかければ、無料で磨いてもらえるようです。気になる方は是非お試しを!
クワイエットエリア
ラウンジで横になりたい時には、「クワイエットエリア」へ行ってみましょう。
ファーストクラスラウンジと異なり、独立したお部屋ではなく、下の写真左手に写っている壁の向こう側に…
このような寝椅子が並んでいました。
ご覧の通り、衝立で半個室状に仕切られています。
中には2名用のスペースも。
お篭り感は少ないものの、閉塞感が苦手な方にとっては、かえって快適に感じられるかもしれませんね。
スモーキングエリア
近年、世界各国で屋内喫煙が制限される傾向にありますが、エミレーツラウンジではそこまで厳格ではありません。
ファーストクラスラウンジC同様、このビジネスクラスラウンジBも、特に仕切りなどを設けることなく、そのまま一角をスモーキングエリアとして運用しています。
小さな看板が出ている他には、各テーブル上に灰皿が置かれているだけで、一般エリアと変わりありません。
エリア内には、ドリンクとおやつがセルフで頂けるカウンターも。
愛煙家の方も、ここなら窮屈な思いをすることなく過ごせそうですね。
キッズルーム
中東系エアラインは、総じてキッズフレンドリー。ラウンジ内には立派なキッズルームもあります。
この時はクローズされていましたが、中には幼児向けの乗り物などがあるようでした。
アブダビ空港エティハド航空ビジネスクラスラウンジのキッズルームには、なんと専属ナニーまでいるのだとか?
ダイニング
コンコースBビジネスクラスラウンジの中で、最も広い面積を占めているのが、このダイニングエリア。
世界各国のお料理が並ぶカウンターはもちろん、客席エリアも途方もなく広大です。
絶品料理の数々
ブッフェには、中東&西洋料理に…
こちらはアジア料理のコーナー。
デザートまでよりどりみどりです。
食後には、ワインとチーズを頂くのもいいですね。
アイスクリームワゴン
傍らには、こんな可愛らしいアイスクリームワゴンもありました。
ショーケースの中には、アイスクリームのカップがぎっしり!
この日のメニューは…
- シナモンアイスクリーム
- レモンジェラート
- ラズベリーソルベ
以上の3種類でした。遊び心溢れる演出に、子供も喜びそうですよね。
カフェバー
ちなみに、コーヒーや紅茶などは基本的にセルフ式です。
同じようなコーナーがラウンジ内にいくつかあるのですが、いずれにも中東のおもてなしでお馴染み、バティールのデーツとアラビアンコーヒーが添えられていました。
目玉はシャンパンラウンジ
そして最後にご紹介するのが、このラウンジ最大の目玉と言っても過言ではない「モエ・エ・シャンドン・シャンパンラウンジ」!
こちらは、ラウンジ利用者専用に作られたシャンパンバー。概要は以下の通りです。
モエ・エ・シャンドン・シャンパン・ラウンジ
当社専用のモエ・エ・シャンドン・ラウンジでユニークなシャンパン・テイスティング体験にご参加ください。ブランドを象徴する4種類の代表的なシャンパンとご一緒に、ヤギのチーズとエメンタールのグジェール、ブラックベリーとザクロのマカロンなど、ミシュランのスターシェフが考案したカナッペのセレクションをお召し上がりいただけます。ゴールドを基調とするデザインとエレガントな座席は、モエ・エ・シャンドン・シャンパンの動き、流動性、エネルギーを表現しています。
(エミレーツ航空公式サイトより)
提供されている銘柄は4種類。
- モエ・エ・シャンドン・インペリアル
- モエ・エ・シャンドン・ローズインペリアル
- モエ・エ・シャンドン・ネクターインペリアル
- モエ・エ・シャンドン・グランドヴィンテージ2013
ビジネスクラスラウンジでシャンパンを頂けるというだけでも結構な驚きなのに、なかなかお目にかかる機会のないネクターやグランドヴィンテージまでラインナップされているという充実ぶり!
さらには、美しいアペタイザーも用意されていて、それぞれとのペアリングを楽しめます。
ゴールドのチェアに腰掛けてグラスを傾ければ、至高の時間を過ごせること間違いなしですね♪
エミレーツだけでなく、シンガポール航空やブリティッシュエアウェイズのラウンジは、特にバーに力を入れている印象があります!
最後に
ということで、今回はドバイ国際空港・ターミナル3・コンコースBの「エミレーツ航空ビジネスクラスラウンジ」について詳しくご紹介しました!
一見しただけではファーストクラスラウンジとの区別がつかないほど充実したサービスと、美味しいものたくさんの素敵なラウンジです。
最初から搭乗口最寄りのビジネスクラスラウンジに行くのもいいですが、ここがチェックインカウンターから一番近いラウンジですので、一度寄ってみても損はないと思います。
特にインパクト大なシャンパンラウンジは必見です!
これまでのラウンジ訪問記はこちら!
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