日本に5つある、JAL国内線最高峰のラウンジ「JALダイヤモンド・プレミアラウンジ」。
JALにおける最上級ステータスである、JMBダイヤモンドにJGCプレミア(ワンワールドエメラルド)、そして国内線ファーストクラス用のラウンジということもあり、JALサクララウンジよりも1段階上のサービスを提供しています。
両者の違いとしては、ダイヤモンドプレミアラウンジには、サクララウンジにはない軽食や、より高級なラインのお酒が揃っているという点。また、ご当地人気店のパンが食べられるのも嬉しいポイントです♪
これまで羽田、福岡、伊丹、新千歳と、訪問・ご紹介してきましたが、これからご紹介する沖縄・那覇空港のダイヤモンドプレミアラウンジが個人的に一番のお気に入り。
今回は具体的に、那覇空港ダイヤモンド・プレミアラウンジの魅力とは何なのか?その概要から内部の様子まで、余すところなくご紹介します!
那覇空港JALダイヤモンドプレミアラウンジ利用資格
JALダイヤモンド・プレミアラウンジを利用できるのは、下記いずれかの条件を満たした人です。
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あいにく、JGCステータスだけでは条件を満たしません。
私は昨年獲得したJGPステータスで利用しました!
国内線ファーストクラスは+8,000円(当日空きがある場合)で利用可能です。シートや機内食も素晴らしく、さらに最上級ラウンジ利用料金も込みなので、かなりお得だと思います♪
那覇空港JALダイヤモンドプレミアラウンジには専用のエントランスあり
JALが発着するのは、那覇空港の南ウィング。
モノレールを降りてターミナル内に入り、そのまま2階を左手に進むと、手荷物検査場があります。
以前は若干動線が分かりづらかったのですが、2022年現在は「一般」「サファイア&事前改札対象者等」「エメラルド&ファーストクラス」という3つのレーンが明示され、格段にアクセスしやすくなりました。
この奥に、JALファーストクラス専用のエントランスがひっそりと佇んでいます。
ここを利用できるのは、ダイヤモンドプレミアラウンジ利用対象者のみです。
中に入ってみると、そこは手荷物検査場。これまでに何度も訪れましたが、限られた人しか利用できないため、毎回待ち時間0でした。
チェックイン手続きは3階のカウンターであらかじめ済ませておきましょう!
ファーストクラス&JGC専用カウンターも設けられています。
レセプションはサクララウンジと共通
手荷物検査場を出ると、真正面にレセプションデスクがありました。
以前サクララウンジを利用した時は、右手の側面(搭乗待合室内)から進んできたので、随分妙な角度で受付を作ってあるんだなと思いましたが、全ては専用保安検査場を潜ってやってくるダイヤモンドプレミアラウンジ利用者のためだったんですね。
当時はまだダイヤモンドプレミアラウンジが工事中だったので不可思議でしたが、こうして今、あるべき動線が繋がったというわけです。
受付を済ませたら、左手のラウンジへと歩を進めましょう。
自動ドアの向こうはどんな感じなのでしょうか。
那覇空港ダイヤモンドプレミアラウンジの全貌
これが入口から正面を見たところです!
深い色合いの木調と、JALらしい赤がとっても落ち着ける雰囲気ですね。面積はそれほど大きくはなさそうです。
フロアマップ
フロアマップはこちら。
ラウンジスペースが逆L字状になっていて、中央に飲食カウンター、その他はクローク、通話ブース、化粧室という構成のようです。
それにしても、サクララウンジとほとんど面積は変わらないんですね。
羽田や福岡は、毎回ダイヤモンドプレミアラウンジも結構混雑していたのですが、今回はたまたま運が良く空いていました。
ちなみに2022年最新のフロアマップはこちら。赤線部分、ラウンジが拡張されています。
年数が経つにつれ、キャパシティが足りなくなっていたのですね。詳しくは後ほどご紹介します!
ラウンジスペース
ラウンジスペースは、入口正面に見えたカウンターの他…
こちらは一人掛けソファが並ぶスペース。
反対から見るとこんな感じです。
さらに、一番奥に多人数向けのエリアと、大きく分けて3種類のコンセプトで構成されています。
個人的には一番奥のさらに奥、壁際の一人がけ(空気清浄機の隣)が最も落ちつけて気に入りました。
応急処置?サクララウンジを転用
…だったのですが、2020年に再訪してみると、その奥にシーティングエリアが出現!
以前はこのエリアはありませんでした。
奥が壁ではなく、パーテーションのようになっています。
どうやらお隣のサクララウンジの一部を、ダイヤモンド・プレミアラウンジとして転用しているようです。
ダイヤモンド・プレミアラウンジの利用者数が増えたことによる応急処置とみられます。
2022年はさらに広く
その後、2022年に再度訪問したところ、ラウンジ内は大変な混雑ぶりでした。
エントランスに「入室しても席がない可能性があります」と書かれているほど。
全員分の席が見つかるかな…と思っていたら、スタッフさんが「よろしければこちらへどうぞ」と案内してくれました。
あれ?この奥はトイレなのでは???と戸惑いつつよく見ると、自動ドアの傍にラウンジのマークが表示されています。
女子トイレへの通路に、以前はなかった分岐がありまして…
入ってすぐのところには、見慣れないトイレが。
ドアを開けてみると、男女共に個室となっていました。
さらに奥へ進むと、新しいラウンジスペースが出現しました!ここが前述の拡張されたエリア。
なんだかダンジョンの隠し部屋を見つけたみたいな気分です。
中はそれほど広くはありませんが、お客さんが少なくて静かな雰囲気。
飲み物を取りに行くにはちょっと不便かなと思ったら、隅に簡易版ドリンクカウンターが設けられていました。
ペットボトルや缶飲料は、メインカウンターには用意されていません。
子供にはこちらの方がありがたかったです!
通話ブース
その他ラウンジ内のファシリティとしては、まず入口側にあるのが通話ブース。
中にはシンプルな椅子とカウンターが付いていました。
クローク
クロークはダイヤルロック式。
ラウンジ内、出口への動線上にあるのもいいですね。
羽田などのように、ラウンジから隔離されていると、うっかり忘れて行ってしまいそうになりますので…。
化粧室
お化粧室は清潔感のある明るい木目調。女性用は2個室ありました。
こぢんまりとしていますが、そもそもラウンジ内の女性比率が低いことが多く、毎回ほとんど待たずに利用できました。
コロナ禍の現在は、消毒液も完備されています。
フード&ドリンクカウンター
それでは、フード&ドリンクカウンターを覗いてみましょう!
ドリンク
まずはドリンクから。
以前は冷蔵庫の中に、トマトジュースや牛乳のほか、南国らしいシークヮーサージュースやグアバジュースもありましたが、コロナ禍では全て撤去されています。
お味噌汁やスープなども一旦姿を消しましたが、その後サーバーで復活。
沖縄のダイヤモンドプレミアラウンジでは、クリームチャウダー&味噌汁の2種類でした。
ジュースサーバーは最新のタッチパネル式。
どのあたりが最新式なのかと言いますと、例えばミニッツメイドを選ぶと、さらに炭酸で割るかそのままか、などのバリエーションが出てきます。
人気ランキングや、おすすめメニューといった項目があるのも面白いですね!
ビールは、エビス、ザ・プレミアムモルツ、熟撰、オリオンの4種類。
アルコールはこの他、ウイスキー知多と琉球泡盛南風古酒が並んでいました。
ちなみに感染拡大防止のため、ウイスキーが据え置きのボトルからサーバー式に変更されています。
ご覧の通り、ドリンクだけでも沖縄の要素が散りばめられているのがいいですね!これは地域色の強い沖縄ならではのことでしょう。
フード
そして、那覇空港のダイヤモンド・プレミアラウンジ最大の魅力、それが食べ物の充実ぶり!
那覇空港では、羽田、伊丹、福岡とは一線を画すハイクオリティ&バリエーション豊富なフードメニューが揃っているんです。
2022年現在は、メニュー縮小&個包装で提供中。
オハコルテのパンがなくなり、焼きおにぎりもコンビニタイプに変更されていました。
以下は、コロナ禍前の情報をご参考までに残しています。
オハコルテ&ジミーとタッグ!
福岡空港では、地元の人気店「三日月」の「クロワッサン」が。そして伊丹空港には、神戸の人気パン店「LE PAN」の「キャトルシリアル」が置いてありましたが、ここ那覇空港はなんと2店舗とコラボ!
沖縄が誇るオシャレベーカリー「オハコルテ」と、昔から地元で愛されている「ジミー」です。
オハコルテは以前何度か行ったことがありますが、とにかく店内が可愛い!そして味も間違いない、素敵なパン屋さんなんです♡
ジミーの方はあいにく自分で購入したことはないのですが、沖縄で60年以上の歴史を持つ、老舗菓子店とのことです。
那覇空港内にもお店がありますし、ANAスイートラウンジでもクッキーが提供されていました。
どちらも沖縄を代表するパン屋さんと言っても過言ではありません。そんな2店の味、しかも2種類ずつをラウンジで楽しめるのがとっても嬉しいですね♪
オリジナル焼きカレーパンも必食
これらに加え、11時30分以降はJALオリジナル焼きカレーパンも提供されます。
このパン、国際線ラウンジでおなじみのビーフカレーをベースにしたもので、しっとり柔らかなフォカッチャ生地と、コクのあるカレーが相性抜群!
これも時間が合えば、ぜひ一度は味わってみたい一品です。
ほかほかの焼きおにぎり
さらにさらに、和食派に嬉しいおにぎりもあります。…と言っても、ただのおにぎりではありません。
なんと、出来立てほかほかの焼きおにぎり!
他のダイヤモンド・プレミアラウンジでは、コンビニで売っているような個包装のおにぎりが提供されていることが多いのですが、那覇空港では、お母さんが出してくれるような焼きおにぎりが味わえるんです♡
個人的に、これがこの那覇空港ダイヤモンド・プレミアラウンジ最大の魅力だと思っています。
沖縄らしいじゅうしーに、鮭&高菜(梅&しそ等バリエーションあり)と、なんだかほっとするコンビネーションなのがこれまた嬉しいですよね♪
スープ類
その他、ボルシチ風トマトスープとお味噌汁も用意されています。
炭水化物だけだと栄養の偏りが気になりますが、こうして汁物もあると安心ですね。
特にボルシチの方は具材たっぷり!これまでコーンスープや坦々風スープなど頂いてきましたが、このスープが個人的に一番好みでした♡
実食
この日はオハコルテのパン2種類とじゅうしー焼きおにぎり、ボルシチをいただきました。
パンもおにぎりも美味しくてびっくり!
コンビニのパンやおにぎりが嫌いなわけではありませんが、やっぱり手作り感が感じられるパン屋さんのパンに、家庭的な温かいおにぎりは格別です♡
これだけで、十分満足できるランチになりますね。ごちそうさまでした!
最後に
今回は、那覇空港のJALダイヤモンド・プレミアラウンジをご紹介しました。
沖縄気分満載のフード&ドリンクラインナップがすごく良かったです!
後日、家族と一緒に利用してきましたが、やはり全員一致で那覇空港のダイヤモンド・プレミアラウンジがイイ!との意見でした。
機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
那覇空港JALダイヤモンドプレミアラウンジ概要
営業時間 | 毎日6:10〜最終便出発まで |
場所 | 那覇空港 国内線ターミナル2階 |
設備 | 軽食&ドリンクバー、化粧室、通話ブース、クローク |
オープン日 | 2018年2月28日 |
JALダイヤモンド・プレミアラウンジ設置空港
現在JALダイヤモンド・プレミアラウンジは、国内の主要空港5箇所に設置されています。
マップで見ると、下記の通り(金色のマークが「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」、銀色のマークが「サクララウンジ」です)。
これまでに訪れた空港ラウンジ訪問記はこちらをどうぞ。
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