美味しいものが沢山のパリ。
お土産もどれにしようか、迷ってしまいますよね。
一度では回りきれないほど沢山の名所がありますから、出来る限り観光に時間を使って、お土産を買うのは一箇所で済ませたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメのお店がこちら。パリ6区のサンジェルマン・デ・プレ地区にある有名百貨店「ボン・マルシェ」です。
実は私、パリに来る前に予め欲しいお土産をリストアップして、合間を見てちょこちょこ買い出しに行っていたのですが、最終日になってボンマルシェの食品館(写真奥の建物)に来てビックリ!
なんと、探していたお土産が全部そろっていたんです。
最初からこちらに来れば、時間も体力も交通費も無駄にせず済んだんですね~(トホホ…)。
高級百貨店なのに、スーパーと比べてもほとんど価格差はありませんし、専門店の商品もその殆どが定価で売られています。
時間のない観光客は、ここで一気に買い物してしまうのがオススメです!
美味しいものだけご紹介!パリのお土産ランキング
というわけで、今回はこのボン・マルシェ食品館で買えるオススメのお土産(2019年最新版)を、ランキング形式でご紹介しようと思います。
以下のランキングでは、
・日本では入手が難しいもの
・見た目にも美しいもの
これらの基準をクリアしたものだけをご紹介していきます!
第8位:製菓材料
まず第8位は製菓材料。
「えっ?パリまで来てなんで製菓材料?」と思われた方も多いことでしょう。
けれど、その充実ぶりはさすが本場。特にお菓子づくりが趣味というわけではなくても、きっと興味を惹かれること間違いなしなんです!
日本ではそうそうお目にかかれないような、とても可愛らしいトッピングや、帰国してからも本場の味を堪能できるミックス粉などが、様々に取り揃えられています。
すみれの花の砂糖漬けやミモザ、シュガークラフト等々、パッケージを見るだけでも、どんなお菓子になるのか、想像を掻き立てられますね。
中でもオススメはこちら、カフェ・マルレット(Marlette)のミックス粉!
サクレ・クール寺院近くの有名店が販売しているシリーズです。お店で提供しているメニューも、このミックスで作っているのだとか。
クレープやパンケーキ、フォンダンショコラなどなど、目移りしてしまうほどのラインナップ。
私はミニサイズが3個入っているものを選びました。
クレープ、マドレーヌ、フォンダンショコラが各2〜3人分作れるキットです。ミックス粉をよく余らせてしまうので、このくらいの大きさがベスト。色々試せるのも嬉しいですね。ちなみに、レシピは仏語・英語で併記されていました。
帰国後、さっそく子供達と一緒にマドレーヌを作ってみましたが、ミックス1袋に牛乳と卵、溶かしバターを混ぜて焼くだけ!
とっても簡単に出来ました♪日本のミックスとはやっぱり一味もふた味も違う、しっとりふんわり美味しいマドレーヌに家族皆大満足。日本に帰ってからも本場の味を楽しめるので、とってもオススメです!
第7位:しっとりワッフル♪MEERT
第7位は、フランスはリール地方にある18世紀創業の老舗「MEERT(メール)」のゴーフル。
日本未入荷のゴーフルは、美味しいことはもちろん、パッケージもとってもオシャレ♡パリに来たら、ぜひ購入しておきたい一品です!
パリ市内に直営店が3店舗あり、私は北マレ店まで買いに行きましたが、ボン・マルシェにもかなりの種類がおいてあることが後で分かったという…。
絶対に手に入れたいフレーバーがある場合は、直営店の方が品揃え豊富ですが、そうでなければボンマルシェで十分でしょう。
↓北マレ店
↓ボン・マルシェ
私はボンマルシェで、最上段の”バニラ味”と3段目左端の”ピーチ&アーモンド味”の2種類を購入しました。
日本で言うところのゴーフルと異なり、生地は芳醇なバターがじゅわっと滲み出るしっとりした焼き上がり。中にシャリシャリ食感のクリームが挟まれています。
レギュラーサイズは6枚入りで16.50ユーロですので、1枚300円前後。結構な高級品ですね。
ちょっとお試しで購入してみたいんだけど、という方にはミニサイズ(8.20ユーロ)がオススメです。フレーバーはオーソドックスなバニラのみ。
ちなみに、レギュラー・ミニいずれも中身は個包装ではなく、6枚一緒にアルミホイルで包んである形態ですので、バラマキにはあまり向きません。
また、賞味期限は10日前後と短めな点にも注意が必要です。
今のところ日本では手に入りませんし、外装もオシャレなので、女子会の手土産や、特別な方へのプレゼントにいかがでしょうか?
第6位:濃厚!フォンダンボロワ
続く6位はフォンダンボロワ。ブルターニュ地方のお菓子屋さんが販売している、とびきり濃厚なチョコレートケーキです。
店名もその名を冠した「Le Fondan Baulois(フォンダンボロワ)」。
パリ市内では、凱旋門の近くとオペラ座付近に2店舗直営店があります。
が、こちらも観光の途中でわざわざ購入しに行くより、ボンマルシェで手軽に入手するのが断然オススメ!
常温で保存可能なんですが、ボン・マルシェでは乳製品冷蔵コーナーに置かれていました。水色と白のストライプのパッケージが目印です。
600gと300gが置いてあり、私は300gの方を購入しました。直径12~3cmくらい。4人で分けてちょうどよかったです。
このフォンダンボロワ、人気に乗じて類似品が多く出回ったらしく、現在は商標登録され、本物には識別のため赤いメダル(↑写真参考)が乗っています。
原料はとってもシンプル。ココア、卵、有塩バター(ゲランドの塩)、小麦粉、砂糖です。保存料や人工甘味料が使われていないところにも好感が持てますね!
外はさくっと、中はねっとり。チョコレートキャラメルのようなとっても濃厚贅沢なケーキでした。温めても冷たくしても美味しいです。
個人的にはブラックコーヒーと頂くのがベストでした。室温で3週間もちますので、お茶会などでパリの味をおすそ分けするには最適ですね。
第5位:コンフィチュールの妖精・フェルベールのジャム
第5位は、フランスとドイツの国境付近、アルザスの小さな町にお店を構えるパティシエール、クリスティーヌ・フェルベールさんのジャム!
お店で完全手作りされるジャムがあまりにも美味しいことから、彼女は「コンフィチュールの妖精」と呼ばれるようになり、世界中で大人気になりました。
日本でも伊勢丹などで入手可能ですが、種類が少なく、ひと瓶(220g)2,000円以上とかなりの高級品です。
フェルベールさんのジャムをお得に試したいなら、やはり本国フランスでの購入がオススメ。
ボン・マルシェにもこのように沢山並べられていました。
一つ8.80ユーロですので、日本円にして1,000円弱。
私は自分用のおみやげとして、2つ買いました!
左がオレンジ&レモン&バニラ、右がオレンジ&苺&ルバーブ&バニラのジャムです。いかにもフランスっぽい食材ですね。賞味期限が1年以上と長いのも、嬉しいポイント♡
この通り、パッケージも可愛らしいですし、その美味しさは多くの有名シェフが太鼓判を押していますので、プレゼントにももってこいだと思います。
ネックは、ガラスなので持ち帰る際に注意が必要なことと(液体物とみなされるため、機内には持ち込むことが出来ません。預け入れのみ可)、そして1個あたり約400gと重いことでしょうか。
実際に食べてみましたが、不自然な甘さがなく、フルーツそのものの味わいを大事にした印象でした♪なかなか日本では出会えない味だと思います!
第4位:かわいい形のお砂糖
第4位は、パリらしいお砂糖。カフェ文化の進んだパリでは、こんな風にたーくさんの可愛らしいお砂糖が売られています。
ハート、ばら、花籠、天使、エッフェル塔に…
ドーナツ、星、ティーポット等々、どれも可愛すぎて選べないほど!お砂糖の形もさることながら、パッケージもとっても可愛らしいですよね。
特にオススメはこちら♪
ちっちゃくていろんな色・形のお砂糖が詰め込まれたMeli-Meloという商品 (6.15ユーロ)です。
おとぎ話の中から飛び出してきたような可愛らしさがいかにもヨーロッパらしく、持ち帰りやすい大きさなのも◎。もちろんとっても軽いのも嬉しいポイントです。
お客さんが来た時に、こんなかわいいお砂糖をお茶に添えて出したら、それだけで話が弾みそう!
ちょっとしたプレゼントにしても、喜ばれること間違いなしです♪
第3位:パリ最古のパン屋さん「ポワラーヌ」のクッキー
パリで最も古いパン屋さん「ポワラーヌ(Poilâne)」。世界一有名なパン屋さんとも言われています。
このお店で観光客に大人気なのが、このクッキーなんです。訪問時は、上段にスプーン型と、下段には袋入りの2種類がおいてありました。
スプーン型はしっかりしたケースに入っているので、持ち帰りやすくて便利ですし(とはいえ割れやすいので、手荷物として機内に持ち込むのがオススメ)、お客様がいらした時にコーヒーのお供に出してもオシャレ!
バターと石窯の香りが感じられる素朴な味で、後味すっきりな甘さ。食感はどちらかといえば固めだと思います。昔ながらの製法を用いて、良い材料だけで作ったものという印象のクッキーです。
賞味期限は焼き菓子の割に短く、2週間ほど。「こんなにいっぱいあって食べきれるかしら?」と思う量でも、子供たちが一緒にパクパク食べてしまうので、不思議とあっという間になくなってしまいます。
「もうなくなっちゃった!」というのが寂しいので、このクッキーは必ず毎回大量に購入!
お子さんからご年配の方まで、皆さんに喜ばれる味だと思います♪
第2位:安いのにびっくりする美味しさ!バター
フランスはヨーロッパ屈指の農業大国。
特に乳製品の充実度といったら、日本の比ではありません。
その中でも、今回私がおみやげとしてオススメしたいのは”バター”です。
フランスは発酵バターが主流で、さらりと口溶け良くとっても香り豊か。そして何より”安い!”んです。
日本では相変わらず品薄&高価ですが、フランスならずっと品質の良い物が日本の数分の一の値段で買えてしまいます。
お菓子作りが好きな方には特にオススメ。
今回私が買ってきたのはこちらです。
右上から時計回りに、エシレバター(無塩)、ベイユヴェール(有塩)、ボルディエ(柚子)、ボルディエ(無塩)の4点です。
エシレバターは日本でも高級バターとして有名なので、ご存知の方も多いことでしょう。日本のエシレ公式ショップでは100gが993円で販売されていますが、ボン・マルシェでは1ユーロ台で購入することが出来ます。輸送費がかかるとはいえ、ものすごい価格差です!
ボルディエはフランスの三ツ星シェフが愛用していることで有名になったバター。こちらは200gで4ユーロ前後と、エシレよりもちょっと高級品です。
ベイユヴェールは木の樽で作られるため、より芳醇な香りが楽しめるバター。雨宮塔子さんが紹介されたことで、日本人にも人気が出ました。
いずれも舌触りよくてとってもミルキー!この風味の豊かさ、どこから来るんでしょうか。
ちなみにボンマルシェなら、真空パックにしてもらうことも出来ます。持ち帰る際には、冷凍食品と抱き合わせた上で保冷バッグに入れるのがオススメです(機内持ち込みは不可、預け入れのみ可)。
第1位:バラマキにもオススメ!日本未発売「ボンヌ・ママン」シリーズ
お土産ランキング堂々の第一位は、「ボンヌ・ママン」のお菓子!
日本でも成城石井のようなちょっといいスーパーや、プラザなどの輸入食料品を扱うお店ではよく見かけるこの赤と白のチェック模様、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
日本で販売されているのはビスケット・タルト5種類のみですが、本国フランスではビスケット・タルト類19種、マドレーヌなどの焼き菓子が20種、その他チルドデザート等々と、そのラインナップには大きな差があります。
モノプリなど、普通のスーパーでも手に入りますが、店舗によって品揃えはまちまち。何店か廻った中で、一番充実していたのが”ボン・マルシェ”でした!
王道のマドレーヌは12個入り、マフィンも16個入り等々、いずれも個包装(そうでない商品もあります。袋の表面に”SACHETS”と書いてあれば個包装品)でたっぷり入っていますから、職場や学校など、ある程度数が必要な場合には特にオススメ。
軽くて持ち帰り安い上に、良質のバターやフルーツをたっぷり使用していて、洋菓子屋さんで売っているような本格的な美味しさ!
マドレーヌやタルト等、何種類か食べてみましたが、どれもこういうスーパーの棚で売っているお菓子とは思えないほど、芳醇で上品な味わいです。
新発売 レモンマドレーヌ
今回購入した中で一番美味しかったのがこちら。レモン味のマドレーヌです!
12袋入りで2.8ユーロ。日本円にして370円程ですから、1個約30円ということですね。安い!!
安いからといって侮ることなかれ。原料にバターを26%も配合。当然人工甘味料などは使われていません。紛うことなき、本格的なマドレーヌです。
個包装はガス袋などではなく、シンプルなものなので、もしかして乾燥しているかもと思いきや、とってもしっとり!ジューシー&濃厚で、1個で大満足できました。
チョコクレープはヌテラ好きさんにオススメ
欧米で大人気の、ヘーゼルナッツとココアから作られるスプレッド「ヌテラ」。日本でも見かけることが増えてきたように思います。ヌテラ好きな方には、こちらのクレープもおすすめです。
クレープ生地はちょっと固めですが、素朴で個人的には好きな味。コーヒーと相性抜群でした♪
朝食にも!ワッフル
子どもたちに人気だったのは、こちらのワッフル(フランス語ではゴーフル)。
お砂糖のジャリッとした食感と、つぶつぶのチョコレートの歯ざわりが楽しく、朝食にもピッタリです。
味も量も言うことなし!ボンヌママンのコスパの良さは他に類を見ないでしょう。
たくさんのラインナップから選ぶ楽しさもありますし、パッケージが可愛いのも◎。絶対おすすめのお土産です♪
まとめ
1. ボンヌ・ママン日本未入荷商品 |
2. フランス産バター |
3. ポワラーヌのクッキー |
4. かわいいお砂糖 |
5. フェルベールのジャム |
6. フォンダンボロワ |
7. MEERTのゴーフル |
8. 製菓材料 |
ということで、ボン・マルシェで入手可能な、パリの美味しいお土産をご紹介しました!
ボン・マルシェってなんでも置いてあって、本当に便利で楽しい♡
見るもの全てが素敵なので、調子に乗ってかなり散財してしまいました…。
ちなみに、レジはこんな感じです。
ヨーロッパではマイバッグ必携で、持っていくのを忘れると別途買わなければならないんですが、さすがは高級店、無料でビニール袋をくれるばかりか、店員さんが袋詰までしてくれる!んです。
普通のスーパーでは自分でコンベアに商品を置いて、レジを通したものをまた自分で次々バッグに入れて、お金を払ってと、慣れていないとかなり緊張を強いられる、まさにスピード勝負なんですが、ボン・マルシェは楽ちんでびっくりしました。
その辺も、不慣れな日本人観光客にはオススメ出来るポイントだと思います。
奥の壁際にはセルフレジもありましたので、挑戦してみても楽しいかも。
パリのお土産はボン・マルシェで決まりです!
ちなみに2019年10月、ボンマルシェからほど近くに、リヨンでしか買えなかった有名ショコラティエ「ベルナシオン 」がオープン!素晴らしく美味しいチョコレートが揃っていますので、ぜひお立ち寄りください。
パリおすすめグルメはこちら♪
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