プリンスホテルグループの最上級ホテルブランド、フラッグシップでもある「ザ・プリンス」。
国内に6軒展開するザ・プリンスシリーズのうち、東京タワーのお膝下という一際素晴らしい場所にあるのが「ザ・プリンスパークタワー東京」です。
2016年からの大規模改修により、よりスタイリッシュで快適なホテルに生まれ変わりました。
一般的なお部屋でも十分満足できるステイになること間違いなしですが、なんとこのたび、100平米以上もの広さを誇るプリンススイートに泊まれることに!
以前宿泊したプレミアムクラブフロアもとっても素敵でしたが、プリンススイートはどんなお部屋なのでしょうか?
ということで今回は、プリンススイートの宿泊記をお届けします。
チェックイン
それではさっそくチェックインいたしましょう。
ご覧の通り、ザ・プリンスパークタワーは、背後に東京タワーがそびえる芝公園内という好立地。
最寄り駅は、都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅(徒歩2分)、または都営地下鉄三田線芝公園駅(徒歩3分)となっていますが、JR浜松町駅からでも歩けないことはありません(徒歩12分)。
ザ・プリンスパークタワー東京の1階部分は、2017年に大規模リニューアルを終えたばかり。
エントランスにはきらびやかなオブジェが飾られ…
チェックインカウンターがあるロビーエリアも、コンテンポラリーで洗練された雰囲気となっています。
コロナ禍でお客さんが少ないようで、待つことなくあっという間に手続きが完了しました。
さっそくアサインされた22階のお部屋へ向かいましょう!
ザ・プリンスパークタワーでは、高層階と低層階にエレベーターホールが分かれており、それぞれドア前にあるセンサーにカードキーをかざさないと中に入れない仕組みとなっています。セキュリティ面でも安心ですね。
22階プリンススイートの全貌
プリンススイートは19階から28階に設定されています。今日のお部屋は、こちら22階の2211号室!
よく見ると、ドアに「清掃と消毒完了」を知らせるシールが貼ってありました。コロナ禍で導入されたものなのでしょう。
ドアを開けると中央のミシン目が破れるので、綺麗なままであれば、お掃除の後誰も入っていない証というわけです。
それではドアをオープン!
広ーい!!
それもそのはず、この一部屋だけでなんと113平米もの広さがあるのだそう。
東京の都心でこの広さ、贅沢すぎますね。
見取り図
お部屋の見取り図はこちら。
今回は次女と2人での宿泊ですが、家族全員でもあまりあるほどのゆとりが感じられます。
正規料金は、なんと544,000円!
常時何かしらの割引プランが設定されていますので、この料金そのままを支払う方はほぼいないかとは思いますが、それにしてもすごいお値段ですよね。
普通に考えれば、一生縁のないお部屋であることに間違いありません。
今回はプリンスポイント交換宿泊券を利用
では、なぜ今回こんな贅沢なお部屋に泊まれるのかと言いますと、プリンスポイントで交換した無料宿泊券を持っていたから。
昨年までは、ポイントサイトで貯めたポイントを使って、実質たったの2万円でこのスイート宿泊券に交換することが出来たのです。
一昨年は、同ホテルのプレミアムクラブフロア+ラウンジ+朝食付きプランを利用し、その素晴らしさに大感激でした!
ところがどんどん改悪が進み、2020年度からは、このプリンススイートもプレミアムクラブフロアいずれも、交換商品から姿を消すことに。
これが最後のチャンス!ということで、コロナ禍が落ち着いた頃合いを見て泊まりに来たというわけです。
同じく20,000ポイントだった「ガーデンスイートD」は残っていますが、必要ポイントはなんと75,000まで高騰!なかなか手が出ない商品となってしまいました。
パノラミックツイン、またはパノラミックキングが現在の20,000ポイント交換商品です。
クローゼット
それでは、お部屋の中を順番に見ていきましょう。まずは玄関脇にあるクローゼット。
中には洋服用のブラシ、靴べら、アイロン台と…
引き出しの中にアイロンが。パナソニック製のものです。
スリッパは大人用が2足。
リクエストすれば、子供用(歯ブラシも)を届けてもらえます。
トイレ
クローゼットの奥側にあるのが、手洗い場付きのトイレ。
スイートルームにふさわしい広さです。
バスルームの方にも、もう一個トイレがありますので、家族連れでも安心ですね。
ダイニング
そして入口の正面に設けられているのが、こちらのダイニングルーム。
ブルーグリーンで統一されていて、高級感がありつつ、とっても爽やかな雰囲気となっています!
リビング
ダイニングの奥には、大きなソファとテレビを備えたリビングが広がっていました。
二面に窓があって開放感は抜群♪
根っから庶民なもので、これだけ広いお部屋をたった2人で使うのが勿体無いような気さえしてしまいます。
もしこれが自宅だったら、10人くらいお客さんを呼んでも大丈夫そうですよね。
ミニバー
リビングとダイニングの間にあるアイランドカウンターは、ミニバーとなっています。
裏側には冷蔵庫とネスプレッソメーカー。
引き出しの中には、スナック類やグラス、ティーカップに…
アルコールのミニボトル、ティーバッグなどが収まっていました。
無料で利用できるのは、ミネラルウォーターとネスプレッソのカプセル、ティーバッグ、クリーミーパウダーとお砂糖。
その他の飲料やスナックは有料となりますのでご注意ください。
ベッドルーム
それでは、続いてベッドルームへ。
こちらはグレーを基調に、リビングと同じブルーグリーンがアクセントとなったインテリアです。
隅にはデスクと大型テレビを配置。
その反対側にはソファとテーブル、ミニバー、タンスと、贅沢なゆとりが感じられるお部屋となっています。
ベッド
ベッドはふんわりもちもち!ハリウッドツインタイプなので、隣の寝返りが気にならないのも嬉しいポイントです。
ソファ
ソファは2人がけでシンプルなものですが、さりげなくクッションの柄を床とシンクロさせているのがオシャレ。
こちらのミネラルウォーターも無料です。お部屋全体で計6本ありました。これだけあれば、コーヒー紅茶にも惜しみなく使えますね。
ミニバー
ミニバーの構成は、リビングとほぼ同じです。ソフトドリンクからアルコールまで網羅された冷蔵庫に…
スナックやアルコール、無料のティーバッグ。
そしてネスプレッソのカプセルが2種類×2個ずつです。
デカフェもあるのが嬉しいですね♪
ご参考までに、有料メニューの価格表がこちら。
国産ビールが一本700円、フルーツジュースが800円と、やはりそれなりのお値段です。
ホテルの地下にローソンがありますので、私達はそちらで飲み物を調達しました。
タンス
タンスの中に入っていたのは、ナイトウェアとランドリーバッグ・価格表です。
デスク
お部屋の軽やかな印象を崩さない透明なガラステーブルには、ラタン製のチェアが備え付けられていました。
目の前には、仕事の間にリラックス効果をもたらしてくれそうな緑が。静かな環境の中で、作業も捗りそうです。
バスルーム
そして、最後にご紹介するのがバスルーム!
こちらもとても東京の真ん中とは思えない、まるで外国のようなラグジュアリー感が漂っています。
奥側から見るとこんな感じ。
ドレッサー
入り口のそばにはドレッサーもありました。
自然光が入りにくいため、お化粧するにはちょっと不便かも。
ただその反面、お風呂から出てすぐに使える場所にあるので、ナイトケアにはうってつけです。
トイレ
洗面台の脇には、もう一つのトイレが設けられています。
仕切りやドアはありません。
ジャグジー
浴槽は憧れのジャグジー付き!
シャワーも備えられており、写真では伝わらないかもしれませんが、大人2人でも十分余裕のある大きさです。
ボコボコと出てくる泡に、子供は大はしゃぎでした♪
シャワーブース
奥には独立したシャワーブースもあります。
アメニティは仏製タルゴ
アメニティはフランスの「THALGO(タルゴ)」。
宮崎のシェラトン・グランデオーシャンリゾートでも、クラブフロアのアメニティはタルゴジャポン社製品ですが、こちらのものとはパッケージが異なります。
どうやらこちらの方は日本向け商品ではなく、フランス製品をそのまま提供している様子。
ザ・プリンスパークタワーでは、バスアメニティにかなり力を入れていて、あまり見ないような一級品を取り揃えています。
ご覧の通りパッケージからお洒落で、普通のドラッグストアではお目にかからないライン、しかもフロアごとに異なるバリエーションで採用しているため、特に女性にとっては楽しみも感じられるかと思います。
他のホテルとは一線を画している点の一つと言えるでしょう。
洗面台
大理石超の洗面台は、4つくらいボウルを並べられそうな広さ。
持ち運べる小さなテレビ「プライベートビエラ」も置いてあります。
そして、ザ・プリンスのロゴが入ったアメニティが揃っていました。
マウスウォッシュとグラスはグリーンで統一されていて、これまた優雅。
ん?端っこには、何やらゴールドの袋がありますね。
開けてみると、ニュージーランドの人気コスメブランド「trilogy(トリロジー)」の基礎化粧品が入っているではありませんか!
- ハイドレイティングミストトナー
- オーガニックローズヒップオイル
- ローズヒップクリームクレンザー
- ローズヒップバイタルモイスチャライジングクリーム
小さなパウチではなく、ステイ後に渡って十分に使えるたっぷりサイズなのも嬉しいですね。
自然派化粧品らしい素朴な香りに、4年前初めてのオーストラリア旅行でこのシリーズを購入した時のことを思い出しました。
さすがはザ・プリンスパークタワーのスイートルーム。優雅で贅沢な気分にさせてくれる仕掛けが盛り沢山でした!
最後に
ということで、今回はザ・プリンスパークタワー東京のプリンススイートについて詳しくご紹介しました。
共用部はもちろん、お部屋の内装にもモダンなセンスが感じられて、忘れられないこと間違いなしのとっても素敵な1日となりました。
今後もう泊まる機会はない(であろう)ことだけが残念ですが、ザ・プリンスパークタワー東京の魅力を改めて実感。
また訪れるチャンスがあることを願うばかりです。
プリンスホテルグループの最上級ブランドである「ザ・プリンス」を冠する他ホテルの宿泊記はこちらをどうぞ。
ホテル概要
ホテル名 | ザ・プリンス パークタワー東京 |
ホテルランク | ★★★★★ |
客室数 | 603室 |
階数 | 地上33階/地下2階 |
チェックイン時刻 | 15:00 |
チェックアウト時刻 | 12:00 |
住所 | 〒105-8563 東京都港区芝公園4-8-1 |
電話 | 03-5400-1111 |
アクセス
ザ・プリンス パークタワー東京の地図はこちら。
駅からの所要時間 | ○JR線・東京モノレール浜松町駅から徒歩12分 ○都営地下鉄浅草線・大江戸線大門駅(A6)から徒歩9分 ○地下鉄日比谷線神谷町駅(1番)から徒歩12分 ○都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅(赤羽橋口)から徒歩2分 ○都営地下鉄三田線芝公園駅(A4)から徒歩3分/御成門駅(A1)から徒歩5分 |
最寄駅は、都営地下鉄大江戸線の赤羽橋駅。
なお、浜松町駅からは無料シャトルバスも出ています(9~20時台、1時間に1本程度)ので、JR利用者や、空港からモノレールで来る場合でも、アクセスは良好です。