格式高く優雅な滞在を約束する「ホテル インペリアル ウィーン:Hotel Imperial, a Luxury Collection Hotel, Vienna」。
19世紀に宮殿として建てられ、その後ホテルへと生まれ変わったこの名門ホテルは、ウィーンの象徴的存在です。
歴代の王侯貴族や著名人に愛され、細部までこだわった豪華な内装が魅力!
重厚な調度品に囲まれた客室、クラシック音楽が似合う優雅な空間、そして絶品の朝食まで、ここでしか味わえない特別な体験が待っています。
本記事では、実際の宿泊を通して感じたホテルインペリアルウィーンの魅力をたっぷりとお届けします♪

ホテル インペリアル ラグジュアリー コレクション ホテル ウィーンへのアクセス
さて、ホテルインペリアルがあるのはここ!
繁華街にも徒歩でアクセス可能と非常に便利な立地で、特に楽友教会を訪れる方に人気のようです。
こちらが正面玄関。
以前はドアマンさんが常駐していましたが、なぜか今回は一度も見かけませんでした。もしかするとウィーンも人手不足なのでしょうか。
ただ、メインロビーのこの威風堂々とした佇まいは健在です!
まさしくお城そのものと行った風情で、これがホテルだなんて、いつ見てもちょっと信じられません。
ナイトリーアップグレードでスイートルームへ!
それでは早速チェックインしましょう。
マリオットボンヴォイでは、一暦年中に50泊・75泊すると、ナイトリーアップグレードアワード(通称NUA)という特典を選択することができます。
詳しくはこちらの記事をご覧いただければと思いますが、簡単に言うとこのアワードを申請することにより、事前により良いお部屋への無償アップグレードが確約されるというもの。

今回もスイートルームへとアップグレードされました!
- クラシックルーム ←元々の予約
- デラックスルーム
- インペリアルジュニアスイート
- エグゼクティブジュニアスイート
- シシィスイート ←アップグレード
- エリザベススイート
- メゾネットスイート
- マリアテレジアスイート
- インペリアルスイート
- ロイヤルスイート
シシィスイート
アサインされたお部屋は2階(日本式3階)の208号室です。
リビング
シシィスイートの面積は55㎡で、リビングは独立した作りになっています。
淡い水色がとっても上品で素敵♪
ソファに腰掛けた正面はこんな感じ。二人旅にぴったりなこぢんまりとした、しかし宝箱のように可愛らしいリビングです。
キラキラ輝くシャンデリアに、まるで中世のおとぎ話の中に入り込んだような錯覚さえ覚えました。
ウェルカムスイーツ
卓上にはウェルカムスイーツのマンナーと、ティーセットが用意されています。

皇妃エリーザベトのポストカード裏にはウェルカムメッセージが書かれていました!
ミニバー
テレビ台の下にはミニバーを収納。
お隣には冷蔵庫もありますが、有料ドリンクがたくさん入っていて、買ってきたものを冷やすゆとりは殆どありません。
無料でいただけるコーヒーやティーバッグはお部屋の隅に置かれていました。

ティーバッグはドイツ語圏でお馴染みのロンネフェルトです。

ベッドルーム
リビングから一歩進むと、こちらも絢爛豪奢なベッドルーム!
ターンダウンはインペリアルトルテと共に
入室した時にはすでにターンダウンが終わっていて、以前と同様枕元にインペリアルトルテが置かれていました。
インペリアルトルテとは、ザッハ、デメルと並ぶウィーン三大トルテの一つで、チョコレートコーティングしたケーキなのですが、日本ではなかなか見つからない濃厚加減が絶品なんです。
コロナ禍でどれほど恋しく思ったことか…!こうして再会できて感無量でした。
窓からの眺め
ちなみに窓の外は中庭ビューで、若干の閉塞感は否めません。
案内のスタッフさんが外が見えるお部屋に移動しますか?と提案してくださったのですが、夜着・朝発でしたので、そのまま過ごすことにしました。
気になるようでしたら、予めシティビューのお部屋を指定することをお勧めします!

シティビュー指定だと20ユーロほど高くなるようです。
バスルーム
バスルームはベッドルームのお隣。
大理石作りの優雅な空間には洗面台、ビデ、そして浴槽と…
独立したシャワーブースで構成されていました。
アメニティは銘柄こそ以前と同じバレード(BYREDO)でしたが、ミニボトルではなく大型ディスペンサーに変更されています。
ゆとりたっぷりで快適なバスタイムを楽しむことができました!

ちなみにお手洗いは2つあります。
朝食
さて、ホテルインペリアルウィーンのお楽しみはお部屋だけではありません。
朝食もとっても満足度が高いんです!

朝食はプラチナ以上で無料(選択制ウェルカムギフト)になりますが、こちらはエリート会員にラウンジを開放しないホテルブランド『ラグジュアリーコレクション』のため、一般宿泊客と同じく地上階のレストランが会場となります。
可愛らしい内装
赤を基調とした可愛らしいインテリアも以前のまま全く変わっていません。
振り返れば、この6年で娘もずいぶん大きくなりました。
またここに戻ってこられて親子共々大感激です!
オーダーメニュー
こちらの朝食は、オーダーとブッフェの併用方式。
卵料理、おかゆ、パンケーキは好みに応じて調理され、席まで配膳してもらえます。
ここの全部入オムレツも思い出深い味のひとつ。
一見シンプルなようで絶妙な塩加減なんです!
また、コーヒーや紅茶といった温かいドリンクもオーダー可能。娘はお勧めされるがままにホットチョコレートを注文していました。クリームたっぷりで如何にも美味しそう!
ブッフェ
ブッフェカウンターにはフルーツやシリアル、
パンや焼き菓子に、
ベーコンやハッシュドブラウンなどの温菜まで一通り勢ぞろい。
個人的にはマルモアクーヘンさえあればご機嫌ですが、その他も全て美味しくいただきました!
朝シャンも!
またインペリアルウィーンの朝食には、見逃せない目玉が存在しています。
それがこちら!
なんと朝からシャンパン飲み放題なんです!
提供されているのは、英国王室御用達のシャンパン・ローランペリエと、インペリアル・オリジナルキュヴェ(スパークリングワイン)の2種類。
前回の朝食時は空港に向かう直前で断念した記憶がありますが、いよいよ満を辞してリベンジです!
せっかくですし一杯ずつ飲み比べを…
と思ったら、ウェイターさんがガンガン注ぎ足してくれまして、結局5〜6杯いただいてしまいました。
バーではグラス一杯10ユーロ以上しますので、意図せず大変お得な体験に。
朝からしっかり酔っ払ってしまい若干の背徳感がありつつも、念願叶って大満足な朝食でした!
最後に
ということで今回はオーストリア・ウィーンのホテルインペリアルラグジュアリーコレクションホテル宿泊記をお届けしました。
数年前に泊まった際にはこの低層階スイートか、それとも上階にあるジュニアスイートのどちらがいいか、実際にお部屋を見て自分で決めることができ、結果として明るい後者を選択したわけですが…

実際に低層階の伝統的スイートに泊まってみると、思った以上に落ち着いた雰囲気でした。
インテリアが同じでも、シティビューならだいぶ明るくなるかと思いますので、暗さが気になる方は指定されることをお勧めします。
室内の調度などはさすがインペリアル、歴史を感じさせて貴族気分に浸れること間違いなし。朝ごはんも必食です。
せっかくオーストリア・ウィーンに泊まるなら、ぜひ候補に加えてみてはいかがでしょうか。


関連記事


