日本人に大人気!台湾・台北は、美食・文化・そして人々の温かさが心に残る魅力的な街です。
東京から直行便で片道3時間程度・時差もたったの1時間と、週末のプチトリップにもおすすめ!
特に台北市の中心にある松山国際空港の発着便なら、滞在時間いっぱいまで観光に使えてよりお得です。
さらにビジネスクラスなら旅の疲れも最低限に抑えられますので、上乗せしてでも体験する価値は大いにあり。
というわけで今回は、特典航空券を使った松山国際空港発・東京羽田空港行きANAビジネスクラス搭乗記をお届けします♪
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フライト情報
本題に入る前に、今回のフライト詳細は以下の通りです。
便名 | NH854 |
区間 | 台北・松山– 東京・羽田 |
出発時間 | 16:50 |
到着時間 | 20:50 |
所要時間 | 3時間 |
シート | ビジネスクラス |
松山国際空港に到着
というわけで出発当日。
松山国際空港に到着しました!
先に触れた通り、松山空港は台北市の街中にあるため、ギリギリまで市内観光を楽しめるのがいいですね。
当日は14時ごろまで、台湾グルメとショッピングをしっかり満喫できました。
時間と体力を温存するため、市内の移動には主にUberを活用。
ちなみにシェラトン台北から空港までの料金は1,000円ほどでした!
松山国際空港はターミナル自体がコンパクトで、手続きもスムーズ。まるで日本国内空港のような感覚です。
あっという間にチェックインが完了し、VIPラウンジへ。
こちらでも台湾ならではのお料理を堪能出来ますので、ぜひ訪れることをお薦めします。
松山国際空港は軍事施設と併用のため、滑走路を始めとして写真撮影禁止区域が設定されています。台北到着時は空港内の写真も撮ってはいけないものと思っていたのですが、今回チェックインカウンターで念の為スタッフさんに尋ねてみたところ「写真?どうぞどうぞ!(何でわざわざ聞くんだろう?)」くらいの対応でしたので、復路では撮らせて頂いた次第です。
いよいよ搭乗
ラウンジで軽めの食事を済ませた後、免税店をちょこちょこ物色していたら、すぐに搭乗開始時刻となりました。
記憶にある限り、ANAの国際線短距離仕様ビジネスクラスに乗るのは初めて。
PBBはビジネスクラスとエコノミークラスで分かれていて、ファーストクラスの設定はありません。
国際線といえど那覇-東京と大して変わらない飛行時間だと思うと、何だか気が楽ですね。
果たしてどんな旅になるのでしょうか。
国際線B787-8はクレードルシート
さて、本機のビジネスクラスシートがこちら!
「CRADLE(クレードル)」と呼ばれる、アジア短距離仕様です。
ANA BUSINESS CRADLE B787-8(240席)
心地よいシートに抱かれて、アジア各国へ。まるでゆりかご「CRADLE」のような、ゆとりの空間をあなたに。
(ANA公式サイトより)
国内線プレミアムクラスとして運用されていることも
このクレードルは基本的に国際線に投入されていますが、その昔SFC修行で羽田から石垣島にプレミアムクラスで飛んだ際、幸運にもこのシートに当たったことがありました。
2023年10月現在も、ANA公式サイトの国内線プレミアムクラス情報に「一部機材に国際線ANA BUSINESS CRADLEの座席を設置しています」とありますので、おそらく今でも変わらず運航しているものと思われます。
(ANA公式サイトより)
よく見ると、国内線の方が若干シートピッチが狭いようです。
窓側席を確保
機窓からの風景を見たいので、今回も窓際のシートを選択しました。
8割ほどの搭乗率でしたが、お隣は空席です。
おかげさまで3時間のフライトを気兼ねなく過ごせそう。
着席しての視界はこんな感じです。圧迫感がなく、居住性はなかなか。
クレードルの機能
では、シート機能を一つずつ見てみましょう!
シートピッチ
クレードルの足元は非常に広く、向こう側までは届きません。
それもそのはず、シートピッチは150cm。
背もたれが前にスライドして倒れるバックシェルシートのため、前席がリクライニングしても後席のスペースには干渉しません。
モニター
個人用モニターの大きさは12.1インチ、タッチパネル式(最前列は10.6インチ)です。
長距離線に投入された最新ビジネスクラスシート「THE Room」のモニターに比べると、かなり旧式であることは否めませんが、3時間程度のフライトなら全く問題なし!
ちなみに今の所Wi-Fiは有料ですが、2024年夏からはファーストクラスに続き、ビジネスクラスでも無料で提供される予定です!
収納
収納場所は、正面下部にマガジンラックと…
中央肘掛けの下にラックがありました。
中には仕切りが付いていて、ペットボトルやメガネケースを置くことを想定されている様子。
スペースは若干少なめではありますが、こちらも短時間のフライトですので支障はありませんでした。
リクライニング
続いて、シート中央にあるコントローラーを操作してリクライニングしてみましょう。離発着時の基本シートポジションでは、緑のランプが点灯する仕組みです。
一杯まで倒したところがこちら。
クレードルのリクライニング角度は、フルフラットやライフラットとは異なります。
上体部分と脚部分を繋ぐ部分に角度が付いているため、寝返りを打ったりするのは難しいのですが、それでも国内線プレミアムクラスと比べれば、かなりリラックス出来るのではないでしょうか。
公式サイトによれば、フットレストは4段階調整が可能だそうです!
ディバーター
隣席との間には、大型のディバーター(パーテーション)が設置されています。
今回お隣は不在でしたが、もしいらしたとしても、背もたれに深く腰掛ければ気にならなくなりそうです。
テーブル
左の肘掛け内にはテーブルを収納。
つまみを取り、ググッと引き出しまして、
パタンと開いて…
くるりと回せば完成!
可動域が広く、とても使い勝手の良いテーブルでした。
アメニティ
国際線ビジネスクラスでは、大概各席に身だしなみ用品が入ったアメニティポーチが置かれているのですが、中・短距離路線では必ずしもそうではありません。
今回座席に予めセットされていたのは、メニューブックの他にヘッドフォン、スリッパ、ブランケットのみ。
ちなみにANA長距離路線では、思わずコレクションしたくなるほど素敵なグローブトロッターポーチを頂けます!
※ANAのポーチは2024年1月にリニューアルされます。
ただしその後、CAさんがカゴに沢山のアメニティを入れて配りに来てくれました♪
アイマスクや耳栓にファーストクラスでお馴染みのオリジナルアロマまであって、これはかなり嬉しいサービス!
POLAのモイスチャーミルクが目新しかったので頂いてみましたが、ちょうど良いサイズ感と香りに癒されました♪
ラバトリー
アメニティといえば、国際線ビジネスクラスの場合はお化粧室にも何種類か備え付けられています。
本機では短距離路線にも関わらず、歯ブラシセットやフェイス&ボディシートなど、長距離路線と遜色ない品揃えでした。
ANAのアメニティはパッケージから清潔感があって日本らしさが感じられますね。
離陸!
この日は搭乗客が少なかったのか、飛行機はかなり早めにスポットを離れ、定刻になると同時に空へと飛び立ちました!
これが都合3回目の訪台となりましたが、来る度魅力に嵌っていく感覚があります。
今回は憧れの街・九份を訪れることができて大満足でした♪
次の機会には十份老街や、高雄・台中も訪れてみたいものです。
アペリティフ
上空で飛行が安定すると、お待ちかね機内食の時間!
食前酒には、「Champagne CASTELNAU Cuvée Réserve(シャンパーニュ・カステルノー・キュヴェ・ブリュット・レゼルヴ)」というシャンパンをお願いしました。
ANAのワインリストによれば、
白い花を思わせるフローラルな香りに、ビスケットやナッツの香りも。まろやかな酸味が特徴的で、ミネラル感が勢いのある炭酸と相まって余韻の長い心地よい味わいです。
とのこと。
相変わらずのど素人なもので、こうして丁寧に注いで頂けるだけで、どんな銘柄でも大変美味しく感じられます(笑)。
機内食の準備が整うまで、おつまみあられでアペロタイム。
このあられは横浜にある老舗煎餅店・嵯峨乃家本店の商品だそうです。
機内食は和洋2種類
NH854便では、洋食と和食2種類の機内食が提供されています。
それぞれメニューは以下の通り。
和食 | 洋食 |
前菜
|
アペタイザー
|
小鉢
|
メインディッシュ
|
主菜
|
ブレッド
|
味噌汁 | デザート
|
甘味 |
エバー航空ビジネスクラスでは3種類の提供ですにゃ!
台北発便では鼎泰豊も選べて超美味でした!!
和食を選択
この数週間前にロンドン便に搭乗した際、次の帰国便では洋食にしてみよう!と決意していたにも関わらず、いざCAさんに希望を尋ねられると、口が勝手に「和食でお願いします」と動いていました…。
和食の中毒性、恐るべし。
ということで、今回も安定の和食です。
長距離線と異なり、飛行時間の短い台湾線では前菜から甘味まで一つのお盆で提供されます。
いろんな味が詰まった前菜は、お酒のおつまみにもピッタリ。
主菜はかなり味が薄めだったような?
甘味は一見和菓子の練り切りのようですが、それでいてどこか台湾の風味も感じられました。
食後は紅茶でおしまいです!
この時点で出発から1時間ほど。あとはひたすら映画を見つつ、のんびり過ごすことに。
深いリクライニング角度に身を委ね、束の間のリラックスタイムです。
日本発の長距離路線(深夜便除く)では、ミシュラン2つ星獲得の『Restaurant Ryuzu』監修機内食を提供しています!
羽田空港に到着
機体はその後も順調に飛行を続け、日本時間20時35分に羽田空港に着陸!
出発時のアドバンテージをキープし、定刻よりも15分の早着となりました。
エバー航空で出発した往路と同様、駐機場から到着ロビーまではバスでの移動。
今回も快適な空の旅をありがとうございました♪
必要経費
ご参考までに、今回の経費は以下の通りです。
ANAマイル:40,000マイル
諸税費:23,970円
※羽田ー台北松山 往復 ビジネスクラス(エバー航空/ANA)
今回は、ANA公式サイトからANAマイルを使って、提携航空会社特典航空券(スターアライアンス加盟航空会社)を発券しました!
最後に
ということで今回は、台北松山国際空港発・東京羽田空港行きANAビジネスクラス搭乗記をお届けしました。
短距離用のシートなので、長距離用スタッガードやTHE Roomとは比べられないものの、それでも十分快適で居心地の良いフライトでした。
エバー航空は機内食が感動ものでしたが、日本語は基本的に通じません(便によるかとは思います)ので、安心感とアメニティの豊富さを取るならANAでしょうか。
いずれにせよ、当初は「この短時間でビジネスクラスにする必要があるんだろうか」と思ったものの、やはり終始楽な姿勢で過ごせるのはありがたいもの。
とっても大満足のフライトでした!
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