マイルを貯め始めてから、いつかはやってみたいと思っていたこと。
それは、娘とパリに行くこと!母娘でパリって、昔からちょっと憧れだったんですよね〜(完全ミーハーです、すみません)。
この夢がとうとう叶うことになりました。長女と二人でパリへ出発です。
次女も連れて行きたいのは山々ですが、3人分の特典航空券を取るのがなかなか難しい上に、何と言っても衝動的に「パリに行きたい!!」となった数日後に無理やり実現させた旅だったため、飛行機やホテル手配の都合により、なんとたった2泊の弾丸旅行。
4歳の次女には厳しいだろうということで、今回は長女だけ連れて、フランクフルト経由でパリまで出かけてくることになりました。
往路で利用する航空会社は、ANA×ルフトハンザです。
ANAのビジネスクラスに乗るのは久しぶり。昨年11月のシドニー線以来でしょうか。初めての経験も多く、とっても楽しい旅行となりました。
本記事では、羽田からフランクフルトまでのANAビジネスクラス搭乗記をご紹介したいと思います!
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フライト情報
今回は、深夜羽田空港を出発するANA便で、まずフランクフルトへ向かうことになりました。
フライト情報はこちら。
便名 | ANA203 |
区間 | 羽田ーフランクフルト(ドイツ) |
出発時刻 | 0:10 |
到着時刻 | 5:20 |
所要時間 | 12時間10分 |
夜10時、羽田空港へ
いよいよ出発当日です。
深夜便に備えて夕方から仮眠を取らせていた長女をどうにか起こして、羽田空港へ。
出発2時間前、無事国際線ターミナルに到着しました!
前回まではダイヤモンドメンバーだったので、ファーストクラスチェックインでの手続きが定番でしたが、今回からはビジネスクラスカウンターです。ちょっと寂しい…。
ANAラウンジで一休み
チェックインが済んだら出国し、ラウンジへ。ここでももちろん、前回まで利用していたスイートラウンジではなく、左側のANAラウンジを利用します。
中に入ると、写真を撮るどころではないほどの混み具合にびっくり!奥の方になんとか2席見つけて着席することができました。
すでに夕飯は済ませていましたが、お腹が空いたという長女にちょっぴり夜食を食べさせることに。
ANAラウンジでも、20時からは温かいお料理が提供されています。特に、炭焼きチキンのチリビーンズが美味でした!
2020年には第2ターミナルに国際線エリアが誕生。これに合わせ、新しいANAラウンジが開設されました。
2024年4月現在、26便が第2ターミナルに移行しているため、第3ターミナルのANAラウンジの混雑も多少は改善されていると思われます。
いよいよ搭乗
出発時刻35分前に搭乗口へ。
優先搭乗できるのは、早めに機内に入って眠る準備をさせたい子連れにとっては有難いですね。
機材はB777-300ER
12時間お世話になる機材は、B777-300ER!
ヨーロッパ線でこの機材を使っているのは、ロンドンとフランクフルトのみ。ANAが使用している中で、唯一ファーストクラスキャビンを搭載している機材でもあります。
現在メイン機材となっているB787シリーズと比べると、B777は湿度が低い等、快適性に若干気がかりな点があるとのこと。
以前ニューヨークからファーストクラスを利用した際にはほとんど気になりませんでしたが、ビジネスクラスを利用するのは初めて。これまで搭乗してきたB787のビジネスとは、どの程度差があるのでしょうか。
B777-300ER ビジネスクラスシート
この日は窓側に娘、通路を挟んだ隣に私という配席にしました。
ANAのビジネスクラスシートは、スタッガード方式になっていて、プライベート性が高い反面、家族連れだとコミュニケーションを取りづらいという難点もあります。
B787に搭乗した際には、パーテーションを下げられるシートを選択しましたが、当該便ではあいにく設定がなかったため、この並びにしたというわけです。
B787の家族・子連れに最適なシートについて詳しくはこちら↓
自席から隣を見たところ
あまりに遠かったらちょっと困るなぁと思っていましたが、ちょっと身を乗り出せばこの通り。心配していたほどの距離感はありません。
カップルシート以外の席については、B787よりもB777の方がより近く感じられるかもしれませんね。
収納
シートに付いている収納も、B787とはだいぶ様相が異なっていました。
サイドテーブル上には、マガジンラックとドリンクホルダーの他に、何やらボックスが。
2つのボタンを押すとこんな風にパカっと蓋が開きます。下の方に透明の窓がついているのは、忘れ物防止のためでしょうか。
また、B787では足元の収納スペースが小さめなのですが、B777では大きめのバゲージ&シューズ収納スペースがあります(うまく写真を撮れなかったので、公式サイトから拝借)。
重い荷物もオーバーヘッドコンパートメントに出し入れしなくて済むため、これはかなり嬉しいポイントでした!
個人用モニター
座席前方には、17インチ・タッチパネル式の大型液晶ワイドスクリーンが付いています。
上の写真を見ていただくとわかるかと思いますが、隙間から前の席が結構見える仕組みになっています。これもB787ではなかったこと。
前の人が何かの拍子に振り向くと、バッチリ目が合ったりするので、そこがちょっとだけ気になりました。
ちなみに、電源がなかなか見つからずに、「えっ、もしや旧型だから付いてない?いやそんなまさか…」とかなり長い間思案した結果…
やっとモニター下のパネルが開くことに気づきました!
無事充電できて一安心です(笑)。
フルフラット仕様
ANA長距離線のビジネスクラスでは、基本的にシートを180度倒すことができます。
しっかり足を伸ばして、ゆったり休めるのがいいですよね!目的地に着いてからの疲れ方が全然違います。
子供をビジネスクラスに乗せるのは教育上どうかとも思うのですが…エコノミーだと、親(虚弱)の体力が持ちそうもないので、一人でエコノミーに座れる歳になるまでは、不本意ながらこんな旅が続きそうです。
↓機内食は遠慮して早々に就寝。そのまま朝まで熟睡でした。
アメニティ
アメニティは、あらかじめ席に配られています。
中身は2016年来変わらない、ニールズヤードレメディーズのハンドクリーム、フェイシャルミスト、リップクリームに、アイマスク、耳栓、歯ブラシセットです。
ポーチはちょこちょこリニューアルしている様子。これは少なくとも4代目以降のものだと思われます。
その後2019年にグローブトロッターに変更され…
2024年からはエッティンガーへとバトンタッチしています!
ANAビジネスクラスの機内食
さて、飛行機のお楽しみといえば、何と言っても機内食ですよね!
有名シェフとのコラボ機内食といえば、これまでJALの得意分野でしたが、最近ではANAでも力を入れるようになっており、この時期は超有名一流レストラン「Restaurant Ryuzu」とのコラボメニューが楽しめるということで、とっても楽しみにしていました。
…が、しかし。
このメニューを楽しめるのは、お昼出発する便だけだということが後でわかったのです(涙)。
これまで何度か、昼夜問わずANAのビジネスクラスにお世話になる機会がありましたが、深夜便と昼便ではメニューが異なるということを初めて意識しました…よもやそこまでの差があろうとは。
せめてもの救いは、「ピエール・エルメ・パリ」のデザートはあるということ。とはいえ、これも深夜便では昼便より簡素なものが提供されるようですね。
その後、念願叶ってRYUZU監修機内食をいただくことができました!
とっっっても美味しかったです♪
アミューズ
ではでは、実際に頂いたメニューをご紹介します。
まずはCAさんがワゴンに4種類アミューズを乗せて運んできました。
●メロンとコッパハムをクリームソースで
●クリームチーズボールとチェダーチーズ
●アーモンドとカシューナッツのロースト
他のエアラインではワゴンサービスを見たことがありましたが、ANAでは初めて。いつも夜便の時は何も食べずに寝てしまっていたため、これまで気がつかなかったのもしれません。
鱸のエスカベッシュと、シャンパンをお願いしました。
ほんの一口ではありますが、なかなかに美味しいエスカベッシュでした!深夜にはこれくらいの量がぴったりですね。
全員に向けてアミューズが配られた後は、好きな時にラーメンやお好み焼きといったアラカルトメニューを注文することができます。
バーカウンター
また、消灯された後〜朝食の時間になるまでは、キャビン中央にあるカウンターにちょっとしたスナックなども提供されていました。
便によって置いてあるものは様々ですが、この日はワインが2本に、国内線プレミアムクラスでもおなじみのフォンダンビスキュイ、あられ等々、そしてフェイスシート、耳栓、アイマスク、カミソリといったアメニティ類も。
ここに何をどんな風に並べるかはCAさんの裁量に任されているらしく、便によってはかなり異なるのが面白いところ。この日のラインナップは一通りバランスよく揃っていた印象でした!
朝食
そして着陸2時間前になると、朝食が配膳されます。
今回は洋食をチョイス。
●ブレッド クロワッサン ヴィエノワ
●デザート ヨーグルトアンヴィ (カシスの実入りコンポート、ヨーグルト、 カシスのジュレ、ラズベリー風味のクーリー)
理由はもちろん、宮崎県産のソーセージとピエール・エルメ監修のデザートを食べたいからに他なりません!
メインのオムレツは、とろとろの名にふさわしく、とろーり絶妙な焼き加減。機内食でこれほど繊細なオムレツを再現できるのはすごいですよね。
ソーセージやパンも美味しくいただきました。添えてある野菜とのバランスも良かったです。
そして最後のお楽しみ、こちらがピエールエルメ監修の「ヨーグルトアンヴィ」♪
ヨーグルトアンヴィとは、もともとピエールエルメが生み出したもので、「カシスの味わいに、バニラとスミレが香るデザート」とのこと。
一口いただいてみましたが、これは予想外にかなり酸っぱい!!
普段甘めのフルーツヨーグルトに慣れている日本人としましては、最初ちょっとびっくりするほどの酸味を感じました。これはいかにも外国人パティシエらしいデザートですね。
上のヨーグルト部分は、ギリシャヨーグルトっぽく濃厚でまろやかなのですが、下のカシス部分はフルーツの味わいをそのまま活かした感のある仕上がり。
最初はびっくりしたものの、慣れてくるとヘルシーな感じで美味しく頂けました。ごちそうさまでした!
フランクフルトに到着!
飛行機は定刻通り、ドイツはフランクフルト・アム・マイン国際空港に到着です♪
機窓からは朝焼けが見えます。よく晴れた夏らしいお天気となりそうですね。
そうそう、機内の湿度については、やはりB787よりも乾燥を感じました。
深夜便のため、寝ている時間が長かったからかもしれませんが、持参・装着していた濡れマスクが、3時間もすればカラカラになり、こまめに水を足してしのいだ感じです。
しかしながら、さすがはANA。快適な空の旅だったことには違いありません。おかげ様で元気にドイツの地を踏むことができました!
思えば、ドイツは長女が1歳半で初めて訪れた国でもあります。こうしてまた二人で戻ってこられて感無量です!
この先はというと、約2時間後にルフトハンザ便に乗り換える予定。
まずは一旦入国してから、セネターラウンジへ向かいました。
娘は飛行機酔いを訴えつつも、焼きたての絶品プレッツェルを「美味しい美味しい」と3つも食べたのでした。
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これまでの搭乗記はこちらでまとめています(リンク集)
陸マイルを貯めて気軽に旅に出よう
なお今回の旅行は、ANAのビジネスクラス特典航空券で実現しました♪(航空運賃無料、税金等は往復で一人約4万円)
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪