エバー航空(EVA AIR)は、台湾を本拠地とする航空会社です。
創業から一度も重大事故を起こしたことがなく、安全性の面からもかなり評判がいいのですが、特筆すべきは機内サービスの素晴らしさ!
ビジネスクラスでもパジャマの無料サービスがあったり、何と言っても機内食がすごーーーく美味しいんです♪
今回は日本にもファン多数!エバー航空機内食特集をお届けします。
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エバー航空のこだわり
エバー航空では、世界的な有名シェフの監修を受けた機内食メニューを多数展開。
台湾産の食材にこだわり、ハイクオリティな機内食を提供していることで有名です。
エバー航空公式サイトより
機内食の事前予約可能
魅力的なメニューばかりで、当日決め切れないかも?という方は事前予約がおすすめ。
予約詳細からあらかじめ食べたいものを予約することができます(出発の21日〜24時間前まで)。
中でもフォーク&ナイフのマークが付いているのはオンライン限定。
搭乗してからリクエストすることはできません。
必ずしも当日対応可能なメニューより質がいいというわけではないようですが、せっかくの機会なので積極的に選ぶと良いかもしれません。
長距離線のメニュー
今回の旅では、東京ー台北の短距離路線と、台北ーウィーンという長距離路線を体験。
まずは長距離線でいただけるメニューからご紹介します。
アミューズ
長距離路線では、食事前に本格的なアミューズが提供されます。
いわゆるおつまみのようなものですが、初っ端からこれが侮れない美味しさ!
ドライいちじく&ハラペーニョ、キャロットクレームブリュレ・蟹肉とキャビア添えや、
台北(桃園)ーウィーン便
ローストビーフラップ、ゴールデンビートルート&ゴートチーズなど、こんな組み合わせがあるのか!と驚かされました。
アミューズを体現する如く、食の楽しさを再認識させてくれます。
ウィーンー台北(桃園)便
特に感動したのは、酢漬けのビートルートでゴートチーズを包み、えんどう豆の茎を添えた一品。
実はあまりゴートチーズが得意ではないのですが、このトリオはお互いのいいところを存分に引き出していて、これまでになく美味しくいただけました。
よくこんな組み合わせを考えつくものだなと感心しきり。
目にも舌にも嬉しい素敵なアミューズばかりでした!
焼きたてパン
食にこだわるエバー航空、パンにも一切の妥協なし。
焼きたてほかほかでバラエティ豊かなパンを、個々人の好みに合わせてサーブしてくれます。
ウィーンー台北(桃園)便
しかもバターはイズニー!
ウィーンー台北(桃園)便
エミレーツ航空などでも採用されている、フランス産の高級バターです。
そういえば先日のエールフランスでも頂きました。
台北発便ではすぐに寝てしまって、残念ながらパンを頂く機会がなかったのですが、後で調べてみたところ受賞歴のある有名なパン職人による特製品を提供しているとのこと。
エバー航空公式サイトより
エバー航空限定 ライチとストロベリーのパン 世界チャンピオンのパン職人、王鵬傑氏の代表作「ライチとイチゴのパン」は、2018年のベーカリーワールドカップで最高得点を獲得し、2019年にはモンドセレクション金賞を受賞しました。エバー航空の機内で提供されるライチとイチゴのパンは、18時間かけて作られた特別な発酵生地を使用し、モチモチ・しっとり食感を実現。さらに、ドライストロベリーやラズベリー、ライチリキュールに漬け込んだクルミなど、台湾産の厳選素材を加えました。繊細な甘みとフルーティーでさわやかな風味をお楽しみください。(エバー航空公式サイトより)
そうと知っていたらラウンジでのご飯を控えめに、深夜でも頑張って起きておいたのに…と思っても後の祭りです(笑)
前菜
前菜もエバー航空は特級品!
ウィーンー台北(桃園)便
こちらは「ロブスターカクテルソース&ランプフィッシュキャビア」と書かれていたのですが、まさか前菜でこんなにたっぷりのロブスターが盛り付けられているなんて予想外です。
ウィーンー台北(桃園)便
しかも身が甘くてプリップリ!!
もしかしたら、これがメインだと言われても疑わなかったかもしれません。
スープ
続くスープ「キャラメリゼしたえんどう豆のスープ、クリスピープロシュート」も絶品で、思わず涙しそうになりました。
ウィーンー台北(桃園)便
地上だったらちょっと塩気が強かったかもしれませんが、機上ならお酒の進む丁度良い味付け。
エバー航空、さすがわかっていますね…!
メイン
メインは予約限定メニュー、豚の角煮です。
ウィーンー台北(桃園)便
忖度なしに言いますと、この回の食事の中では一番普通だったかも?
しかし数日欧米食が続いた後、久しぶりのお醤油味となるとやはり安心感がありますね。
台湾式朝食
そしてこちらはウィーン着陸前の朝食。
台北(桃園)ーウィーン便
せっかく台湾の航空会社なので、本場の味わいを楽しみたくオーダーしました。予約不要メニューです。
正直、見た目はそこまで美しいとは言えないかもしれませんが、手元に届く前から立ち込める美味しそうな香りと言ったら!
おかず一品一品がしっかりとした味付けで、どれを食べても目の覚める美味しさです!
台北(桃園)ーウィーン便
朝に嬉しいフレッシュなフルーツも。コーヒーもちゃんと立派なカプチーノにしてもらえました(日系でも導入してほしい…)。
台北(桃園)ーウィーン便
手前緑のあまり見慣れないフルーツは、台湾でお馴染みのグァバです。
昨年初めて九份で食べて虜になったことを懐かしく思い出されます。
台湾らしさを感じられて大満足でした!
シグネチャードリンクも
ちなみにエバー航空では、ドリンクにも長距離限定メニューが用意されています。
- エバーグリーンスペシャル
- パッションアイランド
- ラドラー
- タロ&フレッシュミルク(ノンアルコール/台湾発便限定)
- パッションフルーツ&タピオカグリーンティー(ノンアルコール/台湾発便限定)
あいにくその存在に気づくのが遅かった上に甘いお酒が若干苦手なので、実際に試せたのはエバーグリーンスペシャルのみ。
メロンリキュールとウォッカに、スプライトまたは炭酸水どちらかを指定して作ってもらえます。
ノンスイート=炭酸水にしたのですが、それでも結構な甘さでした。
次回はソフトドリンク2種をオーダーしてみたいです!
短距離線のメニュー
続いてショートフライトのメニューへ行ってみましょう。
和食
エバーは台湾の会社ですが、日本発着便なら本格的な和食もしっかり用意されています。
メインを「牛肉の八丁味噌入りデミグラスソース煮込み」で事前予約しておきまして、届いたのがこちら!
羽田ー台北(松山)便
メニューを見る限り、和洋どちらなのか判然としなかったので、完全和食スタイルで来てちょっとびっくり。
普段外資エアラインでは出来るだけ本拠地のお料理を注文するようにしていたため、最初はちょっと失敗したかな?と思っていたら…
羽田ー台北(松山)便
小鉢からメインに至るまで、そのどれもがはちゃめちゃに美味しいではないですか!!
羽田ー台北(松山)便
お肉も脂身と赤身のバランスがよく、コク深いソースでとろとっろに煮込まれていて絶品!
デザートは優しい口当たりの抹茶ムースと、全てが完璧でした。
羽田ー台北(松山)便
外資系でこれほどレベルの高い和食を味わえるとは…恐るべしエバー。
日本発便なら日本で作っているんだから当たり前だろ、と言われるかもしれませんが、掛けているコスト自体が他社とは段違いの印象を受けました。
鼎泰豊
そして、エバー航空の機内食で最も話題なのが、大人気レストラン「鼎泰豊」監修のお料理をいただけること!!
エバー航空公式サイトより
小籠包のレジェンド 蒸し料理と心温まるサービスで有名な鼎泰豊は、1958年に台湾で創業しました。1993年、鼎泰豊はニューヨーク・タイムズ紙の「一流の食卓」で取り上げられ、世界のレストランを巡る旅に影響を与える10軒のうちの1軒に選ばれました。また、香港のシルバーコード店は、2010年から5年連続でミシュラン1つ星を獲得しました。2013年には米国のグルメサイト「The Daily Meal」の「アジアのベストレストラン101」で1位に、CNNの「旅行者が選ぶ世界のベストチェーン」で2位に選出されました。2015年にもイギリスの雑誌「Monocle」が世界のベストレストラントップ50の中の1つに選んでいます。さらに2022年、国際的な旅行ガイド「TasteAtlas」が発表した「世界の偉大な伝統的レストラントップ100」の中で、アジアで2位にランクインしました。(エバー航空公式サイトより)
実は昨年、羽田発便に搭乗した際メニューブックに見当たらず「鼎泰豊はないのでしょうか?」と伺ったところ、「台北発便でしかお出ししていないんです…」とのお答え。
帰国便はANAだったため、遠からずリベンジすることを心に決めていました。
ということで、念願叶っての鼎泰豊機内食がこちら!
台北(桃園)ー成田便
まずは前菜3種「チャイブと野菜のロール、海老のXO醬炒め、松の実ときのこのチキンロール」です。
食感・味付けとも極めて繊細!とても機内食とは思えないほど、新鮮で妥協のなさを感じさせます。さすがは名店監修ですね。
チキンスープもお肉ほろほろ、至福の味わいです。
台北(桃園)ー成田便
そしてメインはお待ちかね、鼎泰豊といえばの小籠包♪
台北(桃園)ー成田便
飛行機の中で、並ぶことなく地上と変わらぬ熱々小籠包がいただけるなんて大感激です!
台北(桃園)ー成田便
デザートの芝麻酥餅も美味しかった!!
台北(桃園)ー成田便
ごまあんを包んだパイのようなお餅のような温かいお菓子なのですが、サク・やわ・もっちりで、これまでに出会ったことのない美味しさ。
十個くらい余裕で食べられそうでした!
鼎泰豊は事前予約不要のメニューですが、確実に食べたいなら申し込んでおくことをお勧めします。
今回の経費
最後にご参考までに、今回かかった総費用は以下の通りです。
旅程 |
|
エアライン | エバー航空 |
搭乗クラス | ビジネスクラス(ロイヤルローレルクラス) |
使用マイル | 95,000ANAマイル |
諸税 | 56,800円 |
このチケットは2023年8月に予約しましたが、2024年4月に特典航空券交換の必要マイル数が改悪。
2024年7月現在、東京ー台湾ーヨーロッパ往復4区間に必要なマイルと諸税は以下の通りです。
◇必要マイル数121,000マイル
◇お支払い総額74,870円
最後に
ということで、今回はエバー航空の美食を綴る旅をご紹介しました!
少しでもエバー航空機内食の魅力をお伝えできていれば幸いです。
こんなに感動したエアラインはカタール航空以来でしょうか。
個人的には最早No.1エアラインです!
感動を通り越して衝撃を受けたと言っても差し支えないかもしれません。
今回の往路では、松山から桃園へのバス移動&10時間のトランジットがあり、直行便に比べてちょっと面倒くさいなぁとは思ったのですが、4フライト通しての満足度があまりにも高すぎて、出来るものなら次回以降もエバー一択で行きたいと思ってしまうほどです。
ただ、最近はANAマイルでの特典枠が少ない模様。
また来年あたり、ロングフライトのチケットを取れるよう頑張ってみるつもりです!
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