台湾を本拠地とするフルフラッグキャリア、エバー航空(EVA AIR)。
元々評判が良いことは聞き及んでいましたが、実際に乗ってみたところ予想以上に全てが素晴らしい!!
帰国してすぐに来年の特典航空券を押さえるほど、すっかり惚れ込んでしまいました。
特製パジャマ編・機内食編に続き、今回は最新!787-10ビジネスクラスシート編をお届けします!
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フライト詳細
まずご参考までに、今回の旅程と総費用は以下の通りです。
旅程 |
|
エアライン | エバー航空 |
搭乗クラス | ビジネスクラス(ロイヤルローレルクラス) |
使用マイル | 95,000ANAマイル |
諸税 | 56,800円 |
このチケットは2023年8月に予約しましたが、その後2024年4月特典航空券交換に必要なANAマイル数が改悪となりました。
ご参考までに2024年8月現在、東京ー台湾ーヨーロッパ往復4区間に必要なマイルと諸税は以下の通りです。
◇必要マイル数:121,000マイル
◇諸税:74,870円
B787-10ビジネスクラスキャビン
さてさて、エバー航空にはファーストクラスが存在せず、ビジネスクラスが最上位です。
機種によって「ロイヤルローレル」「プレミアムローレル」「ビジネス」と、3種類のシートが設定されています。
- ロイヤルローレルクラス…B787、B777-300ER
- プレミアムローレルクラス…A330-300
- ビジネスクラス…A321
ロイヤルローレルクラスにも2種類ある
今回搭乗したのはロイヤルローレルクラス。
最近は短距離路線にも投入されていることが多いのですが、実はロイヤルローレルクラスにも新旧2種類ありまして…
まずB777-300ERの旧ロイヤルローレルクラスがこちら。
(エバー航空公式サイトより)
もちろんフルフラット・全席通路アクセスではあるものの、少々古めのデザインです。
一方のB787では、キャビン全体がよりスタイリッシュなインテリアに一新されました。
(エバー航空公式サイトより)
どちらもそれほど快適性に違いはなさそうですが、せっかくならばやはり新しい方に乗りたいもの。
4区間をB787でコンプリートすべく、検索と調整を重ねに重ねて特典航空券を発券しました。
現在のところウィーン線がB787、パリ線がB777の傾向にあるようです。
特典航空券を取るためのコツは、本記事後半にてご紹介します!
念願のロイヤルローレルクラス
そんな最新ロイヤルローレルクラスクラスキャビンの全体像がこちら!
濃いめのグレーで清潔感があり、すっきりした雰囲気です。
各列にオーバーヘッドコンパートメントが付いているのもいいですね。
今回はこのシートで4区間過ごすわけですが、東京ー台北のような短距離線にまでフルフラットを導入しているところもエバー航空を推せるポイントの一つです!
窓側席を選択
一人旅にはやはり窓側のソロシートが最高ですよね。
ということで、2列目の窓側を予約しました。
全長は大体窓3つ分くらいでしょうか。
当然足は向こう側まで届きません。床にちょっと傾斜がついているのが新感覚でした。
シートスペック
ではシート機能を詳しくみてみましょう。
モニター
着席して最初に感じたのは画面の美しさ!
18インチで輝度が非常に高く、タッチパネル式となっています。
エンターテインメントだけでなく、メニューブックや機内販売も網羅されていました。
ノイズキャンセリングヘッドフォンの音質もかなり良かったです!
プライバシーパネルとキャビネットを導入
公式サイトによれば、ロイヤルローレルシートのリニューアルに伴い登場したのが「調整可能なプライバシーパネル」と「大型のビルトイン収納キャビネット」。
まず、プライバシーパネルなしの視界がこんな感じ。
引き出すとこの通り、お隣の様子は全くわからなくなります。
もう一つはビルトインキャビネットとのことでしたが、実は搭乗時にはその存在に気づかず。
後から公式サイトを見て知ったのですが、もしかしてこの部分のことなのでしょうか??
(エバー航空公式サイトより)
次回確認してみたいと思います。
テーブル
テーブルは大判一枚で回転するタイプ。
シートベルト
シートベルトはANA THE Roomと同様の3点式です。安全性向上のためか、最近このタイプをよく見かけるようになりましたね。
離発着時だけショルダーベルトをしていればOKです。
収納
サイドには2段の収納棚を完備。鏡付きで見かけより容量がありました。
フルフラット
飛行が安定すると、シートをリクライニングすることができます。
ちなみに寝具は、短距離線だと片面起毛のブランケット。
一方の長距離線では、マットレスと掛け布団が提供されます。
席を離れている間にCAさんがセッティングしてくれていました。
シンガポール航空でもCAさんがベッドメイキングしてくれました。
ただ、ビジネスクラスの場合はセルフの方が主流かもしれません。
寝具は各社オリジナリティに富んでいますが、エバー航空の場合はかなり家庭的な掛け布団だったのが印象的!
通気性が良く適度な重みと十分な大きさがあり、個人的にはトップレベルの満足度でした。
実は台北ーウィーンは過去1番に大揺れのフライトでしたが、それでも十分に眠れたのはこの寝具のおかげだったのかもしれません。
真剣にもっと乗っていたいと思える4区間でした!
エバー航空ビジネスクラスの特典航空券ゲットのコツ
最後に、今回のように東京から台湾経由ヨーロッパ行きのエバー航空ビジネスクラス特典航空券を取るには、ちょっとしたコツと注意点があります。
- 台北ーヨーロッパ路線では、一部バンコクで途中降機する便がある(検索時に経由便の表示がないか要チェック)
- 個人的な感覚では、比較的取りやすいのがパリ&ウィーン線。空席が見つかりづらいのはミラノ&ミュンヘン線。
- 「往復」ではなく「複数都市・クラス滞在」から1便ずつ検索する方が結果的に効率がいい
- 最初から東京←→ヨーロッパで探すとうまく検索にかからないことがあるので、まず台北←→ヨーロッパから探し、いざ空席が見つかって予約する段階で東京往復を付けて4区間で発券するのがオススメ!(台北ー東京は空いていることが多い)
検索方法について少しだけ補足しますと、ANAの空席検索はご存知の通りなかなかに使いづらく、単純に往復検索すると、うまく空席を引っ張って来られないことがあります。
というわけでエバー4区間を狙うなら「複数都市・クラス混在」のタブから、まず難易度の高い長距離便の空きを往路・復路で検索するのがオススメ!
ただしエバー航空のビジネスクラス開放席はそもそも多くなく、おそらく原則各便1席&約一年後なら取れそうかな?という感触ですので、根気よく試してみてくださいね。
来年の特典航空券はどうにか確保できたのですが、その日だけでも5時間以上検索していたと思います…。
最後に
ということで、今回はエバー航空最新ビジネスクラス「ロイヤルローレルクラス」のシートと、特典航空券の取り方についてご紹介しました!
元々日系GSだったこともありまして、エアラインについては日系に勝るものなし!と長年信じて疑ってきませんでしたが、昨年初めてエバー航空に乗ってみたところ、ソフト・ハード面ともに素晴らしく新しい世界を見た思いです。
欧米に行く際には、多少遠回りになったとしてもエバー航空の空きがないか真っ先に探してしまうほど。
外資系エアラインのデメリットというと言語面ですが、今回の東京-台北往復の担当は日本人CAさんでしたし、台湾は日本語堪能な方も多いので、他と比べればそのあたりのハードルも低めではないでしょうか。
エバー未経験の方はぜひ一度試してみていただきたいです!
ちなみに今回はオーストリアのウィーンを経由し、クロアチア・ドゥブロヴニクを訪れました!
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