ドイツ連邦共和国のフラッグキャリア、ルフトハンザドイツ航空。
そのハブ空港は、フランクフルトとミュンヘンです。
この2つの空港では、一際ラウンジの数や種類が多く、より充実したサービスが提供されています。
今回ご紹介するのは、ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港のセネターラウンジ。
コロナ禍の現在は、どのようなサービスが提供されているのでしょうか。
その全貌を余すところなくお伝えします!
もう一つのハブ空港、フランクフルト空港のセネターラウンジについても、別記事で詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください♪
ミュンヘン空港のルフトハンザラウンジ
まず、ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス国際空港には、ルフトハンザ航空のラウンジが合計6箇所存在しています。
ファーストクラスラウンジ |
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セネターラウンジ |
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ビジネスラウンジ |
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そのうち今回ご紹介するのは、ターミナル2にある「セネターラウンジ(シェンゲン域内・G28付近)」です。
シェンゲン域内とは、ヨーロッパの国家間において、国境検査なしで越境を許可する協定に加盟している国々の間のこと。
ドイツを含む26カ国が加盟しており、この国家間を結ぶフライトの利用者向けに用意されているのが、シェンゲン域内ラウンジです。
現在、ミュンヘンから日本行きのANA便は運休中です。今回はフランクフルト経由で帰国するため、シェンゲン圏内用ラウンジを案内されました。
今後、ミュンヘンから直行便で帰れるようになれば、より広くて快適なノン-シェンゲン用ラウンジを利用可能となります。
ルフトハンザラウンジの種別や、それぞれの利用条件について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
セネターラウンジの概要
手頃なマップがないため、詳しい道順は割愛しますが、出発ゲートを潜って搭乗待合室に入ると、至る所にこのようなルフトハンザラウンジの案内板が出ていますので、辿り着くのは難しくないと思います。
上の写真では、右にも左にもセネターラウンジの表示がありますが、基本的に自分の利用便の出発ゲートに近い方を選べば大丈夫です。ただし、営業時間が若干異なりますので、朝早い便・夜遅い便に乗る時にはご注意ください。
さて、こちらがセネターラウンジのエントランスです!
ビジネスラウンジの入口も兼ねているため、セネターとビジネス二つのラウンジが併記されています。
セネターラウンジの入室条件は?ANA SFCでも利用可能
ルフトハンザのセネターラウンジに入室できるのは、下記の条件を満たした乗客のみです。
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セネターラウンジは、一般的なビジネスクラス搭乗客が利用する「ルフトハンザビジネスラウンジ」よりも1ランク上のラウンジ。
基本的には、ファーストクラス搭乗客と、ルフトハンザのマイレージクラブ上級会員向けとなっており、ビジネスクラス搭乗客というだけでは入室することができません。
ビジネスクラス搭乗客は、別に用意されている「ビジネスラウンジ」を利用することになります。
ただし、なんとANA SFC(スーパーフライヤーズカード)を持っていれば、搭乗クラスに関わらず入室OK!なんだかお得感が感じられますよね。
新型コロナ特別対応実施中
なお現在は、上記の入室条件を満たしていても、以下いずれかの書類を持っていないと、中に入ることができません。
- 新型コロナワクチン接種証明書
- 24時間以内の陰性証明書
ドイツでは、日本の市町村が発行するワクチン接種証明書が有効(2021年10月時点)です。
私も日本から持参したものを提示し、無事にOKが出ました。
営業時間
こちらのラウンジの営業時間は以下の通りです。ただし、予告なく変更になる可能性がありますのでご注意ください。
ミュンヘンセネターラウンジの内部
それでは、ラウンジの中へと進んでみましょう。
ソファラウンジ
入口近くには、ゆったり腰を落ち着けられるソファ席がずらりと並び…
ダイニングエリア
左手からぐるりと奥にかけては、ダイニングエリアとなっています。
提供されているメニューについては後述します。
シーティングエリア
フード&ドリンクカウンターを通り過ぎると、家族や友人同士で寛ぐのにぴったりなシーティングエリアも用意されていました。
この日は空席だらけでしたが、以前は席を見つけるのが難しいくらい混んでいたそうなので、このスペースで食事する方も多かったのでしょうね。
ワーキングスペース
そしてラウンジの一番奥には、PC仕事に最適なワーキングスペースも設けられています。
奥から見るとこんな感じ。PC備え付けの席もありますが、密にならないよう、椅子が間引かれていました。
もちろんコピー機も完備され、自由に使うことができます。
化粧室
化粧室は、ラウンジエントランス側にあります。
洗面台のアメニティはロクシタン。ハンドソープとボディローションが用意されていました。
ドイツのお手洗いは比較的綺麗なことが多いですが、ラウンジではさらに管理が行き届いているため、安心して使うことができます。
シャワー室
こぢんまりしたラウンジながら、シャワー室もしっかり設置されていました。
利用したい人は、こちらのカウンターでスタッフさん立ち合いのもと、目的地など必要事項の記入が必要です。
ルフトハンザお馴染みのシャワーブース
シャワー室内部は、シャワーブースに、洗面台とトイレという構成でした。
どこでも大体同じ構成なので、これを見るとルフトハンザラウンジに来たんだなぁと実感します。
アメニティ
シャワーブース内備え付けのアメニティは、お手洗いと同じくロクシタン製。
シャワージェルとシャンプーだけなので、ロングヘアの方はコンディショナー持参がおすすめです。
洗面台にはハンドソープ、ボディローションと…
ドライヤー完備。風量は控えめです。
また、希望すれば歯ブラシセットも頂けました。
キャップ付きで、使い捨てじゃないのが嬉しいポイントです♪
セネターラウンジのドリンク&フードメニュー
では続いて、ラウンジで提供されている飲食メニューを見てみましょう。
現在は新型コロナ感染予防のため、従来とは少々違う形式となっています。
ドリンク
ドリンクは全てオーダー制。こちらのカウンターで注文を聞いてくれます。
メニューリスト
ソフトドリンクやビール、リキュール系もお願いすれば頂けると思いますが、置いてあったのはこちらのワインリストと…
スパークリングワイン |
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白ワイン |
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赤ワイン |
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こちら、お茶のリストでした。
- カモミール
- ペパーミント
- ダージリンロイヤルセカンドフラッシュ
- ビオイングリッシュブレックファスト
- 緑茶
- ルイボスバニラ
- サマーベリー
ティーバッグは「Eiles(アイレス)」というメーカーのもの。
ミュンヘンで誕生し、かの有名なルートヴィヒ2世のバイエルン王室御用達となったブランドです。
フードメニュー
では、朝食メニューはと言いますと…
温菜
メイン料理はドリンク同様にオーダー制です。
この日のメニューは、スクランブルエッグとベイクドビーンズでした。
ベイクドビーンズ大好きなので、見かけるとついつい頼んでしまうのですが、ねぎが乗っているのは初めて。
数種類のホットミールがあった以前と比べると、ちょっと寂しいラインナップではありました。
冷菜&スナック
温菜以外は、セルフ式となっています。
ドイツパンの代表格・プレッツェルに…
バターやチーズ。
デザートには、フルーツボウルや、
ヨーグルトなどなど。
手軽にエネルギー補給できるバナナに、
カラフルなスナック。
ルフトハンザ印のミニチョコなんかも。
ほんの一口・二口サイズなのに、しっかり板チョコっぽいデザインがなんとも可愛いですよね。
さらに、アイスクリームまで用意されていました。
豊富なスナック類に比べると、メインがちょっと物足りない印象でしたが、このご時世仕方のないことでしょう。
また以前のような充実したメニューが戻ってくる日が待ち遠しいですね!
最後に
ということで、今回はミュンヘン国際空港のルフトハンザ・セネターラウンジ(Gエリア/シェンゲン)について詳しくご紹介しました。
全体の印象としては、かなりこぢんまり。
窓もないため、特に混雑時は若干の閉塞感があるかもしれません。
しかしながら、コロナ禍で色々と制限がある中、随所に衛生面の工夫が見られましたし、必要な機能は全て揃っています。
おかげさまで、搭乗前のひとときをゆったりと過ごすことができました!
搭乗記と帰国時のレポートはこちら↓
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