中東御三家の一角を担うエミレーツ航空。
ハブ空港であるアラブ首長国連邦・ドバイ国際空港には、広大な敷地にいくつものビジネスクラス・ファーストクラス専用ラウンジが設けられています。
今回ご紹介するのは、コンコースCのファーストクラスラウンジ!
エミレーツ航空のラウンジといえば、コンコースAにある途方もない広さのファーストクラスラウンジが有名ですが、コンコースCのラウンジはどんな感じなのでしょうか?
詳しくご紹介したいと思います!
ファーストクラス搭乗記も是非併せてどうぞ♪
ドバイ国際空港にはファーストクラスラウンジが3つある
エミレーツ航空の本拠地であるドバイ国際空港は、いたるところにエミレーツラウンジが設置されており、ファーストクラスラウンジだけでも3つあります。
どのラウンジに行けばよいか迷ってしまいそうですが、基本的には自分が利用する搭乗ゲートの近くにあるラウンジを選択することになるかと思います。
今回ご紹介するコンコースCのファーストクラスラウンジは、ゲートCに最も近いラウンジです。
「コンコース」って何?ドバイ国際空港の中ってどうなってるの?という疑問をお持ちの方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひどうぞ♪
ちなみに、3つのファーストクラスラウンジの中で、最も規模が大きいのは「コンコースA」にあるファーストクラスラウンジです。こちらは別記事で詳しくご紹介しています。
2番目に大きな「コンコースB」ラウンジについてはこちら!ビジネスクラスラウンジの訪問記もあります。
コンコースCのファーストクラスラウンジ
この日の搭乗口はコンコースCの21番ゲート。
ということで、やってきましたコンコースCのファーストクラスラウンジ!
エントランス自体は空間にしっくりと馴染んでいて、それほど目立つ感じではありませんが、上部に「Emirates First Class Lounge」という金文字があしらわれていますので、すぐにわかるかと思います。
利用条件
エミレーツ航空ファーストクラスラウンジを利用するには、以下いずれかの条件を満たす必要があります。
- エミレーツ航空ファーストクラス搭乗者
- エミレーツ・スカイワーズ・プラチナメンバー
- エミレーツ・スカイワーズ・ゴールド&シルバーメンバー(100USD/4hでビジネスクラスラウンジからのアップグレードが可能)
- エミレーツ・スカイワーズ・ブルーメンバー(有料:200USD/4h)
基本的に、エミレーツ航空便に搭乗することが前提条件ですが、詳しくは公式サイトの最新情報をご確認ください。
通常会員である「ブルーメンバー」でも、お金を出せばファーストクラスラウンジを利用可能というのは、ちょっと珍しい運用ですね。
「4時間で約22,000円」を、安いと見るか高いと見るかは人それぞれでしょうが、例えばラウンジ内のシャワールームや仮眠室を利用できたり、レストランでアルコール・デザート込みで好きなだけ飲食できることを考えると、一度は体験する価値があるかもしれません。
ラウンジ内部はとてもコンパクト!
受付をすませて中に入ると、中は照明を落とした静かな雰囲気。頭上に大きなエミレーツ航空ロゴが煌めいていました。
正面にはエミレーツ航空A380を臨めます。
実はこれが、これから搭乗する成田行きの飛行機!
この日は偶然にも、ラウンジのすぐ隣が搭乗口でした。これほど近ければ、よほどのことがない限り乗り遅れることはないでしょう。
手前には水をたたえたオブジェが設けられています。カタール航空はじめ中東系エアラインラウンジの定番、石油よりも水が高い中東ならではのおもてなしです。
左手を見ると、1階部分のほとんど全体を見渡すことができました。
コンコースAラウンジの途方もない広さを思えば、拍子抜けするほどのコンパクトさですが、疲れている時にはこのくらいの広さの方がかえってありがたいかもしれません。
もう少し進んでみると、2階部分が見えました。上にもスペースが設けられているようですね。
左奥のフード&ドリンクカウンターのメニューは、また後ほどご紹介します。
ラウンジ内にある世界時計はロレックス製でした。オメガはよく見ますが、ロレックスは少ない気がします。
ここだけでなく、空港内の至るところにロレックスの掛け時計があったのはびっくり。さすがお金持ちの国ですね!
片隅には、テレビをみられるソファ席もありました。
さすが競馬先進国・アラブ首長国連邦!競走馬のオブジェが印象的でした。
ビジネスセンター
ビジネスセンターには、4台のPCとコピー複合機が置いてあります。
もちろん無料で利用可能ですが、使っている方はいませんでした。
化粧室・シャワー
トイレとシャワールームは1階部分に設けられています。
シャワーはコンコースAの方で済ませていたので利用しませんでしたが、お手洗いはとっても綺麗!
全ての洗面台にハンドソープとローションが備えられており、ハンドタオルはきっちりピラミッド型に整えられています。こまめに清掃されているようで、この山が崩れていることは一度もありませんでした。
2階は喫煙可
階段を上ってみると、2階部分はこんな感じ!
ロフト的な作りなので、当然ながら1階以上にコンパクトです。
そういえば、このコンコースCラウンジに入った瞬間からタバコの匂いがするような?と思っていましたが、それもそのはず。ここ2階は喫煙OKなのだそうです。
1階エリアとこのスペースを隔てるものは何もないため、ラウンジ全体にタバコの香りが漂っていたというわけですね。海外で屋内喫煙可になっているところは久々に見ました。
奥の方にはドリンクカウンターがありますが、後ほど1階のメニューと一緒にご紹介したいと思います。
クワイエットルーム
なお、2階の左半分はクワイエットルームとなっていました。
コンコースAのクワイエットラウンジは照明オフでしたが、こちらは明かりがついています。真っ暗な中で眠りたい方は、備え付けのアイマスクを使いましょう。
フード&ドリンク
さて、ラウンジでのお楽しみといえばやっぱり食べ物や飲み物ですよね!
エミレーツ航空ファーストラウンジでは、「オーダーメニュー」と「ブッフェ」があります。
オーダーメニュー
まずはオーダーメニューから。
席までお料理を持ってきてもらえるサービスは、日系ファーストクラスラウンジではあまりないので、毎回ありがたみを感じられます。着席するや、すぐにスタッフさんがメニューを持ってきてくれました。
内容はコンコースAと共通です。
前菜 |
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スープ |
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メイン |
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サンドイッチ |
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デザート |
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オールデイブレックファスト |
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が、前日からホテルでオールインクルーシブの絶品お料理を食べ続けて来たので、お腹はパンパン。
いつもならば、アレもコレも食べてみたい!となったでしょうに、一切食べられそうな感じがしなかったため、涙を飲んで見送ることとなりました…。
ブッフェ
では、ブッフェ台はどんな感じでしょうか。
チルドコーナーには、美しく並べられた例祭の数々。フムスなど、イスラム圏らしいお料理が揃っています。
温かいお料理は5種類ほど。
魚料理に…
ペンネ・ローストペッパーソースと、左には「Daoud Basha」というお料理が。読み方や意味はわかりませんでしたが、レバノン名物のようです。
あとはカレーやお野菜のソテーなどが置かれていました。
デザートコーナーには、丸ごとフルーツと…
美しく並べられた、たくさんのケーキたち!
深夜0時を過ぎてもこれだけのメニューがあれば、十分すぎるくらいですね。
全てが残り物感なく、きちんと整えられているところはさすがファーストクラスラウンジだな、と感じました。ルフトハンザのファーストクラスターミナルを彷彿させます。
みなさん食事を終えたあとなのでしょう、ブッフェ台の周りには人もまばらでした。
ちょうどこの時はラマダン期(イスラム暦9番目の月にあたり、信者は日の出から日没まで断食を行う)だったので、ドバイ市内では深夜まで飲食解禁を楽しむ方が多いそうなのですが、ラウンジ内にはそういう雰囲気はありませんでした。客層の中心が欧米系の方々だったこともあるでしょう。
ドリンクはこちら。
一見、成田空港のエミレーツラウンジにあったラインナップとそんなに変わらないように感じられますが、シーバスリーガルが12年から18年になっているところなどを見ると、ビジネスクラスラウンジとの差別化はきちんと図られているようでした!
最後に
ということで今回は、ドバイ国際空港コンコースCのエミレーツ航空ファーストラウンジをご紹介しました。
正直に言ってしまうと、最大規模のコンコースAのラウンジと比べて、サービス内容にはかなりの差があるかと思います。
中東系らしい豪華絢爛なラウンジを体験したい方は、コンコースAのファーストクラスラウンジまで脚を伸ばすのがオススメです。
今回は利用を見送ったコンコースBのファーストクラスラウンジも、なかなかの素晴らしさだと聞いていますので、次回は是非。
またコンコースCラウンジでは、タイミングにもよるでしょうが、空間全体的にタバコの煙・香りが感じられましたので、苦手な方、気管支が弱い方はご注意ください。
ただ、ラウンジから搭乗口から近いのはやっぱり便利。雰囲気も落ち着いていますし、ゲートCから搭乗予定で、ギリギリまでラウンジを楽しみたい方にとってはベターな選択肢だと思います♪
エミレーツ航空ファーストクラスの魅力
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今回の旅の目的地、ラグジュアリーすぎるアルマハ・ア・ラグジュアリーコレクション・デザートリゾート&スパでは、一生忘れることのない素晴らしい体験が出来ました!
エミレーツ航空の特典航空券を取るには?
今回のエミレーツ航空ファーストクラスチケットは、JALマイルを使って発券しました。
エミレーツ航空は、いずれの航空連合にも加盟していない航空会社ではありますが、ワンワールドと独自に提携しているため、JALのマイレージで特典航空券を取ることができるのです。
発券までの詳しい経緯は、こちらの記事でご紹介しています!
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