羽田からの便が発着する台湾・台北松山国際空港(ソンシャン空港)。
この空港から出発する、各社のアッパークラス搭乗客・マイレージエリート会員は、「AIRLINES VIPラウンジ(航空公司貴賓室)」という空港直営ラウンジを利用することができます。
名前には”VIP”と付いていますが、小さな空港なのでラウンジも自然小ぢんまりした印象。豪華な大規模ラウンジではありません。
ただし、国際線のアッパークラス向けだけあって、そのサービスは思いのほか充実。台湾ならではの本格的で美味しいお料理を楽しむことが出来ました!
以下では、台北松山国際空港のVIPラウンジについて、利用条件からラウンジの場所、内部の様子や提供されている飲食物について、詳しくご紹介していきます。
VIPラウンジ概要
概要は下記の通り。
場所 |
台北松山国際空港(台湾) 2階・出国審査場後エリア |
営業時間 | 5:30-20:30 |
対象航空会社 |
|
松山国際空港には航空会社が直接運営しているラウンジがないため、対象航空会社のファーストクラス搭乗客・ビジネスクラス搭乗客は、このラウンジを利用することになります。
また、スターアライアンスゴールド、ワンワールドエメラルド/サファイアであれば、搭乗クラスにかかわらず利用可能です。一方、プライオリティパスでは利用することができません。
VIPラウンジの場所
松山国際空港内のVIPラウンジの場所はこちら。
2階の出国審査場を出た後、すぐ左手に設置されています(上図黄色の枠)。
VIPラウンジ内の雰囲気
多数の航空会社が利用するラウンジではあるものの、内部はそれほど広くはありません。ブラウン調の落ち着いた雰囲気。
窓側のソファは特にゆったりしていて、家族連れにもぴったりです。
フード&ドリンク
それでは、早速提供されているフード&ドリンクを見てみましょう。
フード
まずはフードから。
親日の台湾らしく、メニューカードには日本語が併記されていました。
右手の釜は大根スープ。左側のカードは何だろう?と思ったら「クリップ(菜食用)」と書かれていました。どうやらこのトングはベジタリアン専用となっている模様です。
続いて、ベジタリアンカレー(左)と、台湾風煮込み料理各種(右)。
煮込みの方には、台湾でおなじみの茶たまご (茶葉蛋)もありました。出発間際までご当地の名物料理が食べられるのは嬉しいですね!
こちらは、ごま油入り鶏めし(左)に、白飯(右)。
野菜ソテーと焼きそば。右手の蒸篭(せいろ)にはエビシュウマイが入っていました。
デザートは「サツマイモ」と「特選ケーキ」が。すごく素朴なラインナップです。
ケーキの方は、おそらく抹茶を使ったものだと思われます。何だか懐かしい味わいでした。
そして、スイカ、プチトマト、飴、ピーナッツ。
ここに置いてあるということは、台湾ではトマトもスイーツに入るのでしょうか。
ドリンク
冷蔵庫には、「桂花鳥梅汁」とオレンジジュース、台湾ビールとキリンの一番搾り。
桂花鳥梅汁とはなんだろう?と思って調べてみると、あるサイトで「DARK PLUM JUICE」と紹介されていました。一口頂いてみましたが、スモークされた香りが強烈!これも台湾に来たからこそ味わえる、興味深い飲み物でした。
こちらはレモンウォーターと水。
あまりに人が多く、写真は遠慮しましたが、この他コーラやスプライト、紙パック飲料、コーヒー、紅茶等々揃っていました。
生ビールやワインはありませんでした(ワインはスタッフさんにお願いすれば貰えるとの情報も)が、短時間利用する程度なら十分かと思います。
実食!
せっかく台湾最後の食事なので、台湾ビールと…
焼きそば、チャーシューまん、カスタードまん、枝豆、茶卵等々、台湾らしいものをチョイスしてみました♪
カトラリーはプラスチックの使い捨てタイプ。正直に言うと、お料理にそれほど期待してはいなかったのですが、思ったよりも台湾らしさを感じさせる美味しいご飯でした!
最後に
今回は、台湾の台北松山国際空港にあるVIPラウンジをご紹介しました。
こちらの空港は台北市街地にあり、観光に最大限時間を使うことが出来るので、特に弾丸旅行では重宝する空港です。
空港が小さいため、乗り入れ路線には制限あり。例えば日本からだと、羽田空港からの便だけとなっています。
その分、ラウンジも小さめ。シャワーやヌードルバーといった+αの設備もなく、必要最低限といった印象でした。
が、落ち着いたインテリアと、台湾ならではの飲食物を出発間際まで楽しむことが出来るのが嬉しいポイント!搭乗口にも近かったので、ゆっくりリラックスさせてもらいました。
ちなみに、台北郊外にある桃園国際空港だと、ヌードルバー付きのオシャレなキャセイ直営ラウンジもあります↓

これまでに訪れた空港ラウンジ訪問記はこちら!
