国際線のお楽しみといえば、なんといっても機内食!ですよね。
ANAビジネスクラスでは、2013年から著名シェフやお酒・コーヒーのプロフェッショナルとANAシェフで編成する「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」を展開し、質の高い機内食をプロデュースしてきました。
そしてこの度、3年ぶりにメニューを一新!
ミシュラン2つ星レストランRYUZUの新たな力作を機内で味わえるようになりました♪
今回は、新作メニューのレビューを中心に最新ビジネスクラス搭乗記をお届けします!
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今回のフライト詳細
本題に入る前に、本日のフライトは以下の通りです。
便名 | NH223 |
区間 | 東京(羽田) – フランクフルト |
出発時刻 | 10:40 |
到着時刻 | 17:30 |
フライト時間 | 14時間50分 |
搭乗クラス | ビジネス |
羽田空港第2ターミナル国際線エリアへ
ということでやってまいりました、羽田空港第2ターミナル!
目指す国際線エリアがあるのは、国内線Dカウンターのさらに奥です。
(羽田空港公式サイトより)
エスカレーターでワンフロア上がると、開放感あふれるロビーが姿を現しました!
閉鎖中、半沢直樹などのドラマで使われているのを観て、ここから出発できる日を夢見ていました♪
羽田空港の国際線といえば、どうしても第3ターミナル(旧名称:国際線ターミナル)のイメージが強いため、なんだか不思議な感じがしますね。
ANA国際便はターミナル2/3を併用
ちなみに第2ターミナル発着なのは、今のところANAの一部運航便だけ。
羽田発の国際線ANA便であっても、依然第3ターミナルを使用していることがありますのでご注意ください。
(ANA公式サイトより)
いざ出国!
今回も預ける荷物はなし。
チェックインカウンターには寄らず、そのまま出発口へと向かいます。
出発口には、以下4つのレーンが設けられていました。
- ファーストクラス&ビジネスクラス優先レーン
- フェイスエクスプレス専用レーン
- お手伝いが必要な方専用レーン
- 一般レーン
羽田空港第3ターミナルと同様、こちらも航空会社のエリートステータスではファストレーン利用不可。
念の為フェイスエクスプレスの登録をしてから進みましたが、この通りどのレーンもガラガラでしたので、あまり意味はなかったかもしれません。
フェイスエクスプレス/FaceExpressとは、チェックインカウンター側の機械にあらかじめ搭乗券・パスポート・顔写真を登録しておくことで、その後の保安検査場や搭乗ゲートが顔パスになるというシステム。
第3ターミナルのように一般レーンが混雑している場合なら、列をスキップできて大いに意義があります。
香港国際空港にも同じようなシステムが導入されており、先日体験してみたところ、とっても便利でした!
出発までは最新のANAラウンジへ
無事出国したら、さっそくANAラウンジへ。
第2ターミナル国際線エリアには2024年4月現在、最も新しいANAラウンジが設けられているため、こちらを訪れるのも大きな楽しみの一つでした。
今までにないほど広々開放感抜群で、とても居心地が良かったです♪
いよいよ搭乗
ラウンジでシャワーと食事を済ませ、しばらくのんびりしてから搭乗口へと向かいます。
第2ターミナル国際線エリアは、66〜73番とバスラウンジ700~702番の構成。
66~70は時間によって使用できなくなるそうです。
かなり手狭かと思いきや、シーティングエリアはゆったり広々としています。
フードコートも完備。免税店も数店並んでいました。
今日の搭乗口は72番!
窓の外には、これから搭乗する飛行機がスタンバイしていました。
ちなみに、出国前に一応登録していたFaceExpressはというと…
今回も搭乗口では稼働しておらず、使うことが出来ませんでした。残念無念。
定刻通り搭乗案内が開始され、分かれ道を左へ。
今回も約15時間と、かなり長時間のフライトです。
一体どんな旅になるのでしょうか?
座席は1列目
当便のシートは1列目の窓側にしました!
構造上、一列目はモニター横にちょっとしたスペースがあり、寝具などを置いておくことができるので気に入っています。
ANAビジネスクラスのシートについては、別記事で詳しくレポートしています!
また、北米やロンドン線では、最新シート『ANA THE Room』を導入。
プライバシーを重視した素晴らしいシートですので、ぜひこちらもご覧ください。
アメニティがグローブトロッターからエッティンガーに
今回楽しみにしていたのがアメニティ。
この1月、それまで約5年間続いていたグローブトロッターとのコラボレーションが終了し、新たにエッティンガーのアメニティポーチが登場したのです!
時流に合ったエシカルなアメニティには、新鮮な驚きが隠されていました。
詳しくは別記事をご覧ください!
ウェルカムドリンク
ANAビジネスクラスでは離陸前のウェルカムドリンクとして、スパークリングワインまたはオレンジジュースが回ってきます。
最近は迷わずオレンジジュースを選択。
シャンパンは後のお楽しみです。
その後はスムーズに搭乗完了し、機体は滑走路へ。
しばしの待ちの後、無事離陸しました!
機内食のスタート
飛行が安定すると、すぐに機内食の提供が始まります。
アミューズ
まず届くのはアミューズ。
- ANAオリジナルスティック
- ムール貝のマリネ チーズとオリーブ
ここ数年は、このスティック状のおつまみが定番になっているようです。
レストラン
そして今回の機内食は、昨年に続いて2度目の『レストランRYUZU監修メニュー』をチョイス!
(ANA公式サイトより)
RYUZU/リューズとは、東京・六本木にあるミシュラン2つ星(2024)レストランです。
初めて味わったのはロンドン線に搭乗した時でしたが、クオリティの高さがとても印象に残りました。
秋以降はRYUZUメニューが提供されていなかったようなので、もしかしたら終了したのかな?と思っていたところ、このたび折よく、3年ぶりとなる新作が登場♪
(ANA公式サイトより)
喜び勇んで事前予約を入れた次第です!
アペタイザー
さて。
一品目は目にも美しい前菜のプレートです。
- 柑橘香る海老と帆立貝のマリネ 玉葱のムース
- 桜が香る根菜サラダを梅酢ソースで
- 椎茸と鶏肉のハーブジュレ寄せ
色合いも盛り付けもまるで花が咲いたようで、春らしさ満点ですね!
どれも凝った作りで安定の美味しさです。
ブレッド
パンはRYUZUではなくANAオリジナルですが、桜があしられていて、こちらも日本の春を感じさせます。
メインディッシュ
メインは、お肉かお魚の選択制です。
前回のステーキが美味しかったので、今回もお肉にしました♪
- 牛フィレ肉のステーキ マデイラソースとポテトピューレ シャリアピン風コンディメントを添えて
ビーフと牛肉の組み合わせは、決して裏切りません!やはりこれにして正解でした!!
付け合わせもシンプルなようで焼き目香ばしく、素材を活かした美味しさ。こんなところでも違いを感じられます。
デザート
そして最後はデザートで終了です。
こちらもANAオリジナルとのこと。
以前はRYUZUメニューにピエール・エルメ監修デザートが添えられていたこともありますので、また復活してくれるとより特別感を味わえて嬉しいなぁと思った次第です。
バーカウンター
食事の片付けが終わり消灯される頃、ギャレー近くにはセルフのバーカウンターが設置されます。
アメニティポーチの中身が最小限になったことから、食べ物よりはマスクや耳栓などの諸グッズが多めな印象。
通常日本発便では日本メーカーのミネラルウォーターが提供されていますが、本便ではひと足先に?ドイツ気分を味わえる『Vöslauer/フェスラウアー』のボトルでした。
ドイツ・ルフトハンザ航空ファーストクラスターミナルでも提供されているもので、厳密にはオーストリアのブランドです。
アラカルトメニュー
いつもなら以後はあまり食べずに早々に眠ってしまうのですが、15時間以上もあると流石にお腹が空いてしまいます。
ということで、1回目の食事〜着陸前までオーダーできるメニューから、2品お願いしてみました!
- ガーデンサラダ フレンチドレッシング
- “ヘルシー” かつ丼 ~肉不使用、日本伝統のおからこんにゃくで美味しく健康に~
カツ丼はお肉の代わりにおからこんにゃくが使用されています。大きさは普通のご飯茶碗程度の控えめサイズ。
個人的にはこれまでプラントベースフードにそれほど興味がなかったのですが、ちょっとジャンキーな味の和食が食べたくて。
断面はこんな感じで、お肉とはちょっと違うかな、とわかるのですが…
いざ食べてみてびっくり、これはまるでお肉そのものではありませんか!
言われなければ、普通に美味しいカツ丼ですね〜で終わってしまったはず。
味付けが濃いめなことも奏功しているのでしょうが、豚ヒレ肉にかなり似た食感で、これにはいい意味で予想を裏切られました♪
今までビジネスクラスの軽食といえば、一風堂のラーメン一辺倒でしたが、次回からはぜひこちらも注文したいと思っています!
ちなみにデザートは、SFC修行時代に幾度となくお世話になったフォンダンショコラ。
いつの間にかパッケージに飛行機アイコンが?!
相変わらず美味しくて、嬉しく懐かしくいただきました。
着陸前の食事
その後のフライトも順調そのもの。
あっという間に着陸2時間前、最後の機内食の時間となりました。
2回目も和洋から選ぶことが出来るものの、最後に和食を食べ納めておくのがもはや儀式になっています。
- 小鉢 塩麹金平
- 主菜 赤魚の竜田揚げ 銀あん掛け
- 俵御飯
- 味噌汁、香の物
揚げた魚にあんかけが掛かっていると、どうしてこんなに美味しく感じてしまうのでしょうね。
おかげさまで、これから始まる数日間の断和食にも耐えられそうです。
フランクフルト国際空港に到着!
しばらくすると、懐かしいフランクフルトの街並みが眼下に広がり始めました。
ドイツに来るのは3年ぶりでしょうか。前回はまだコロナの陰性証明書提出など、煩雑な手続きが必要でした。
今回は同じ空港でも随分と様相が違いますので、なんだか不思議な感覚です。
今日も快適なフライトをありがとうございました!
最後に
ということで、今回は羽田ーフランクフルトANA国際線ビジネスクラス搭乗記をお届けしました!
初めて第2ターミナル国際線エリアから出国し、最新のANAラウンジを訪れ、そして美味しい機内食と、感激続きのフライト。
特にRYUZUのメニューは今回も強く印象に残りました。
この先はと言うと、まずはここフランクフルトでEUに入域して、空港に隣接のシェラトンへ。
翌日は、子供の頃から憧れてきたあの国へと向かいます!
長年いつかは‼️と願い続けてきた風景が目の前に😭#サントリーニ島 #ギリシャ pic.twitter.com/8xphKejhR8
— 理系マイラー (@rikei_miler) March 11, 2024
〜これまでの搭乗記まとめ〜
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