イングリッシュ・ブレックファスト(English breakfast)は、イギリスの伝統的な朝食。
食べ物に関して、あまりよい評判を聞かないイギリスではありますが、朝食には定評があります。「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝食を取ればいい」という言葉があるほど!
今回、イギリス・ロンドンで宿泊したホテルの朝食を頂く機会があったのですが、ここで食べた朝食が自分史上最高に美味しくて、「こんなに美味しい朝食があったのか!」と感銘を受けました。
とっても素敵な朝食でしたので、その内容と魅力を、詳しくご紹介していきたいと思います♪
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ロンドンのマリオット系ホテル宿泊記は他にも色々♪
グレートノーザンホテルのレストラン「PLUM & SPILT MILK」
今回、朝食を頂いたのは、イギリス・ロンドン北部、キングスクロス駅に隣接する『グレートノーザンホテル・ア・トリビュートポートホテル』。
マリオットインターナショナル系列の5つ星ホテルです。
都会の真ん中にありながら、居心地のいいお部屋と、素敵なパントリーまで付いていて、まるでロンドンで暮らしているかのような気分を味わうことができるホテルでした!
ホテルの評価も高いのですが、実はこのホテル内にあるレストラン「PLUM & SPILT MILK(プラムアンドスピルトミルク)」も、地元で美味しいと評判のお店。
なんとミシュラン一つ星を獲得した、MARK SARGEANT(マーク・サーガーント)氏がシェフ・ディレクターを務める、今話題のレストランなのです。
このレストランは、ホテルの朝食会場を兼ねており、素敵なイングリッシュ・フル・ブレックファストを提供しています。
レストランの朝食時間
PLUM & SPILT MILKの朝食提供時間は、平日と土日で開始時間が違います。週末は8時スタートと、かなり遅めですね。
月〜金 | 7:00-11:00 |
土日 | 8:00-11:00 |
レストランの場所
レストランはホテル1階(日本で言うところの2階)にあります。ホテルのロビーから階段を上がると…
正面にレストラン入口を発見!
入ってみると、素敵なバーカウンターとバーテンダーさんが出迎えてくれました。
受付はバーカウンターお隣のちょっとした小部屋。ここでルームナンバーを伝えると、奥の座席に案内してもらえます。
レストラン内部の様子
会場内はこんな感じ。ゆったりとしたソファ席に、シャンデリアで装飾が施された、何ともオシャレな空間です!
ちょっとドギマギしながら着席。開店とほぼ同時だったため、まだお客さんは誰もいません。
窓からは穏やかな朝日が差し込んでいます。落ち着いた素敵な雰囲気ですね!
Googleでも、雰囲気・味ともに最高!という評価が多く見られました。お料理を味わうのが楽しみです。
朝食メニュー
ところで、ホテルの朝食=ブッフェだと勝手に思い込んでいたのですが、見渡してみてもブッフェ台はどこにもありません。
しばらくすると、ウェイトレスさんがメニューカードを手渡してくれました。どうやらオーダー方式のようです。
目を通してみますと…
フル・イングリッシュブレックファースト 17£ |
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ベジタリアン・フル・イングリッシュブレックファスト 16£ |
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アラカルト |
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スイーツ |
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サイド |
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コーヒー |
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フルーツジュース 3.50£ |
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お茶 4.50£ |
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全体的に、結構いいお値段ですね。
ウェイトレスさんに尋ねたところ、「お客様はプラチナ会員なので、どれだけ注文しても無料です。価格は一切無視してください」とのこと!
すごい太っ腹…!!
グレートノーザンホテルはマリオット系列のホテルなので、マリオットボンヴォイプラチナメンバーの特典として、無料で朝食を頂くことができるのです。
注文したメニュー
今回注文したメニューがこちら↓
・ベイクドビーンズ
・イングリッシュ・フル・ブレックファスト
店員さんのオススメは、もちろん「イングリッシュ・フル・ブレックファスト」ということで、素直に従うことに。
イングリッシュブレックファストとは
イングリッシュ・ブレックファストは、その名の通り英国式の朝食なのですが、比較的簡素なコンチネンタルブレックファスト(Continental Breakfast:大陸式の朝食)と比べると、品数も多くボリュームたっぷり!
このため、フル・ブレックファスト(Full Breakfast)と呼ばれることもあります。
メニューに決まりがあるわけではありませんが、ソーセージ・ベーコンなどの肉料理、オムレツ・スクランブルエッグなどの卵料理、焼いたトマトやマッシュルーム、ベークトビーンズなどを一皿に盛り付け、それに紅茶・コーヒー・ジュースなどの飲み物と、パンをセットにしたものが主流です。
紅茶はMIFで
まずはアップルジュースとアールグレイが到着。
イギリスに来たらやっぱり紅茶ですよね!
現地では、ミルクと紅茶どちらを先に注ぐべきか、長年議論されて来たのだとか。15年ほど前に権威ある団体が「ミルクが先」と発表して以来、ミルクインファースト(MIF)が主流となりつつあるようです。
ミルクを先に入れておくことで、タンパク質の熱変を穏やかにし、さっぱりとした味わいになるのだそう。私も流儀に従いMIFにしてみましたが、そう言われるとそんな気がしてきます(笑)。
クロワッサンにバター!
続いて、パリパリのクロワッサンがやってきました。
添えられていたジャムは英国王室御用達のチップトリー社製です。新鮮なバターもたっぷり。
バターたっぷりのクロワッサンに、さらにバターを付けるという暴挙…美味しいに決まってますね~。これは太るはずです。
イギリスの朝食には欠かせないベイクドビーンズ
続いてベイクドビーンズとグラナリートーストが登場!
ベイクドビーンズとは、白いんげん豆を甘辛いトマトソースで煮込んだもので、イギリスの朝食にはかかせないメニューです。
日本でも缶詰が売っていますが、やっぱり本場は一味違いますね。イギリスに来たらぜひとも食べておきたい一品です。
ちなみに、グラナリートーストとは、全麦を使ったちょっと茶色いパンを焼いたもの。カリッカリに焼けていて、こちらも美味しかったです。
いよいよメイン登場
そしてメインとなる「イングリッシュ・フル・ブレックファスト」がこちら!
時計回りに、スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、ポルトベロマッシュルーム(ジャンボマッシュルーム)、ブラックプディング(血のソーセージ)、ローストトマトがワンプレートに盛られています。
10年以上前、この近隣の安宿で食べたイングリッシュブレックファーストとは全く異なり、どれも品質に拘っていることが一口でわかります。
とっても美味しい~!!
特に、これまでなんとなく敬遠していたブラックプディングが何の癖も臭みもなく、美味しく食べられたことに感動しました!表面カリカリの食感も楽しく、あっという間に完食。
これほど素晴らしいイングリッシュ・ブレックファーストは、本当に初めての経験でした。イギリス料理はあまり…という方にも、ぜひ一度体験していただきたいです!
アーリーブレックファスト
前述の通り、こちらの朝食会場はウィークデーで7時から、週末8時からと若干遅めなので、より早い時間に朝食が必要な場合は、「アーリーブレックファスト」というサービスも実施されています。
前夜までに申し込んでおけば、10£で朝食セット(グラノーラ、ベリーヨーグルト、オレンジジュース、コーヒーor紅茶、カットフルーツ)をお部屋まで運んでもらえるとのこと(6:30~7:00)。
物価の高いロンドンで、5つ星ホテルが提供するサービスとしては相当にお手頃ですし、朝早く出発する人には助かりますね。
ちなみに、このセットは、今回ご紹介したレストラン「PLUM & SPILT MILK」からではなく、建物1階(地上階)に入っているテナント「KIOSK」から届きます。
実はこちらもPLUM&SPILT MILKに劣らぬ人気のお店!
キングス・クロス駅に来ることがあったら寄ってみたいなと前々から思っていたのですが、まさか泊まるホテルの下にあったとは。
キオスク名物のサンドイッチ
このお店の朝食を頂く機会はありませんでしたが、ランチに名物のサンドイッチを購入してみました。
キングス・クロス駅構内に面した、ショーケースに材料が並んでいる方の窓口で注文すると、さっそく作り始めてくれます。
支払いと受取りは、建物側面にあるこちらの窓口で。
購入したのは「SALT BEEF REUBEN 7.75£」!
具は、塩漬けの牛肉に、ザワークラウト、ロシアンドレッシング、スイスチーズ。パンはブラックライブレッドを使っているそうです。
部屋に帰って包みを開いてみると、予め食べやすいよう半分に切ってくれていました!
最初はちょっと大きいかな?半分おやつに残しておこうかとも思いましたが、さっぱりヘルシーで、あっというまにペロッと完食。これならいくらでも食べられそうです!なかなか日本では出会えない美味しさでした。
なお後から知りましたが、ホテル宿泊客は全品20%オフになるとのこと。もっと早く知っていれば…(悔)。
ホテルを利用する方は、どうぞお忘れなく!
最後に
本場ロンドンで頂く「イングリッシュ・ブレックファスト」は、噂に違わぬ最高の朝食でした!!
英国産にこだわった伝統的なお料理の数々は、そのどれもが絶品。レストランの雰囲気もクラシカルで、ちょっと緊張しつつも、贅沢な気分を満喫することができました。
またいつかイギリスを訪れる機会があれば、ぜひとも再訪したい、素敵なレストランです。
今回ご紹介した「PLUM & SPILT MILK」があるグレートノーザンホテルは、ロンドンの主要ターミナル「キングス・クロス駅」直結でアクセスも抜群。
ロンドンで美味しい朝食を探している方にはオススメのスポットです。ぜひ一度訪れてみてください♪
ロンドンの他ホテル宿泊記はこちら!
マリオットボンヴォイのエリートメンバーになるためには
マリオットボンヴォイのエリートステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。
この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
マリオットアメックスプレミアムなら一気にステータスを獲得できる
用もないのに16泊はちょっと…という方には「マリオットアメックスプレミアム」がオススメ。
このクレジットカードを持てば、自動的にゴールド会員に昇格できるため、最初の宿泊からゴールド会員向けの特典を受けることができます。
例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、マリオットアメックスプレミアムには、年間150万以上決済すると、カード更新時に毎年1泊分の無料宿泊特典が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)というお得な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
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