日本航空(JAL)が、上級会員用サービスとして全国の空港に展開する「サクララウンジ」。
JALの上級会員や、ファーストクラス搭乗客など、限られた人しか入れないこのラウンジでは、各地の特色を織り交ぜながら、JALらしい日本のおもてなしを提供しています。
今回ご紹介するのは、愛媛県・松山空港のJALサクララウンジ!
こぢんまりした空間ながら、愛媛らしさを感じられる素敵なラウンジでしたので、ぜひご覧ください♪
松山空港のサクララウンジはここ!
さて、まず松山空港のJALサクララウンジはどこにあるかと言いますと、2階の搭乗待合室内左手の奥。
保安検査を終えて左を向くと、正面突き当たりにあります。
松山空港では、JALがA/B搭乗口を使用しており、このサクララウンジはA搭乗口のすぐそば。
もし搭乗口Bを利用する場合であっても、徒歩1分もかかりませんので、スムーズに搭乗することが可能となっています。
なお羽田空港では、ラウンジへと続く専用の保安検査場が設けられていますが、松山空港では特にそのような設備はありません。
上級会員向けの優先レーンも、見渡した限りでは見つからなかったため、時間に余裕を持って搭乗待合室内に入りましょう。
松山空港サクララウンジの営業時間
国内線サクララウンジ利用条件
国内線のサクララウンジを利用できるのは、以下の条件を満たした人です。
- JAL国内線ファーストクラスにて当日当該空港よりご出発、または同クラスに当日お乗り継ぎのお客さまと同行者1名
- JAL国際線ファーストクラス、ビジネスクラスからもしくは同クラスへ翌日午前6時までにお乗り継ぎのお客さまと同行者1名
- JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブ各会員と同行者1名(同行者2人目、3人目はラウンジクーポン、おひとりさま1枚でご利用可能)
- JMBクリスタル会員(会員ご本人様のみラウンジクーポンにてご利用可能)
- ワンワールドエリートステイタスの「エメラルド」もしくは「サファイア」会員
松山空港サクララウンジの全貌
それでは、さっそくサクララウンジの中に入ってみましょう!
フロアマップはこんな感じになっています。
レセプションデスク
まずは、こちらのレセプションデスクで入室手続きを済ませまして…。
JALらしいモダンジャパニーズなインテリアでお出迎え
正面には、日本を感じさせる吊るし飾りが。
赤と金の組み合わせが、いかにも日本航空という感じですね!
室内はバーエリアとシーティングエリアに分かれる
ラウンジ内は大きく2つに別れており、左手がバーエリア。
そして右手がシーティングエリアとなっていました。
シーティングエリア
シーティングエリアの方は奥行きが広く、カウンター席やソファ席、
そして半個室も用意されています。
半個室は4席×二箇所ありました。家族連れには特に嬉しいスペースですね♪
なお、室内にはトイレやビジネスセンター、マッサージチェアなどはありません。
しかし、ラウンジ自体がかなり小さなスペースですので、必要最低限の設備になってしまうのは仕方のないことかと思います。
トイレはラウンジを出てすぐのところにありますので、それほど苦労はないでしょう。もちろん再入場も可能です。
ドリンクメニュー
それでは、カウンターにあるドリンクや食べ物を見てみましょう♪
まずはコーヒーマシン。
そして、ジュース&ビールサーバー。
ビールは国内主要メーカー4社揃い踏みです。
- キリン一番搾り
- アサヒスーパードライ
- サッポロ黒ラベル
- サントリーモルツ
冷蔵庫の中には、トマトジュース、牛乳、ミネラルウォーターが入っていました。
おつまみがバリエーション豊か!
御茶請けやお酒に嬉しいスナック類は、個包装タイプとなっていました。
羽田空港のサクララウンジやダイヤモンド・プレミアラウンジでは、ケースに入ったミックスおつまみだけですが、どうやら主な地方空港では、このタイプのおつまみを提供しているようです。
パッケージも日本らしい色合いとデザインで、落ち着いたインテリアによくマッチしています。
種類は全部で5つ!
- さくさく海老あられ
- さくさく塩あられ
- バナナチップス
- 米つぶ焼き
- いか天&海鮮豆
どれもとっても美味しかったですし、バリエーション豊富なのも選ぶ楽しみがあってよかったです♪
関西国際空港のサクララウンジでは品切れが続いて食べられませんでしたが、松山空港では利用者が少ないこともあってか、いつ見ても在庫があったのも嬉しいポイント。
個人的には、羽田のサクララウンジやダイヤモンドプレミアラウンジでも、このタイプにしてもらえると嬉しいなぁ、なんて感じました。
愛媛名物を発見!
通常、国内線のサクララウンジにおいては、おつまみとキャンディが用意されている程度ですが、ここ松山空港では、愛媛名物も2つ楽しむことができます。
愛媛といえば「ポンジュース」!
一つ目の名物は『POMジュース(ポンジュース)』♪日本国民なら知らない人はいないであろう人気商品です。
ちなみに、ポンジュースの名前の由来は、「日本一(ニッポンイチ)」のポンから取られたもの。
松山藩主の血を引く、当時の愛媛県知事 久松定武氏によって「日本一のジュースになるように」との願いを込めて名付けられました。
また、名付け親の久松氏がフランスに住んでいたこともあり、フランス語のあいさつ「ボンジュール:Bonjour」の 「ボン」の響きに似ているところから「ポンジュース」と名付けられたという説もあるようです。
なお、ポンジュースのローマ字表記は、昭和28年に「PON」から「POM」へと変わりました。
これは、文旦の英名「Pomelo:ポメロ」や、果樹園芸学、果樹栽培法を意味する「Pomology:ポモロジー」など、柑橘に縁の深い名前に「POM」が含まれていることに由来します。
創業慶応三年の銘菓「山田屋まんじゅう」
そしてもう一つの名物がこちら!愛媛が誇る銘菓「山田屋まんじゅう」です!
山田屋まんじゅうの創業は慶応三年(1867年)。
その昔、一人の巡礼者が一軒の商家に宿を請い、そのお礼にとまんじゅうの作り方を教えたことが発祥なのだとか。
宇和町にある山田薬師寺の山田薬師如来が姿を変えて教えてくれたと信じられていることから、「山田屋」という屋号がつけられたようです。
山田屋まんじゅうがどんなものなのかと言いますと、公式サイトでは以下のように紹介されていました。
わずか22gの小さな小さな一口まんじゅう、この小さなまんじゅうに入手しうる上質の小豆と、上品な白双糖(しろざらとう)を使用し、今では本当に手間のかかる昔ながらの秘伝の製法を惜しみなくつぎ込みました。透き通るような皮に包まれたまんじゅうは、その絶妙の喉ごしと上品な甘さでお客様に愛され、また、大切な方への贈答品としてお使いいただいてまいりました。
その通り、うすーい皮に甘さ控えめの滑らかなあんが包まれた可愛らしいおまんじゅう。
個人的には、甘いもの好きながら、あまりにも甘すぎるものはちょっと苦手でして…。
たい焼きなんかも、薄皮&あんこぎっしりよりは厚皮&あんこ控えめの方が嬉しいタイプなんですが、このおまんじゅうはそんな私でも美味しく頂ける、本当に上品なお味でした♪
上位のダイヤモンド・プレミアラウンジならいざ知らず、サクララウンジにもこうしたご当地メニューが置いてあるとは。搭乗間際まで愛媛の味を楽しめるのは嬉しいですね!
松山空港のJALサクララウンジまとめ
ということで、今回は松山空港のJALサクララウンジについて詳しくご紹介しました。
必要最低限の小さな空間ながら、サクララウンジらしく、赤を基調とした和モダンなインテリアで居心地もGOOD!
さらに、愛媛名物も味わえるという、とっても素敵なラウンジでした。
これまで、国内旅行にはそれほど興味が持てなかったのですが、地方空港にもこんなラウンジがあるのなら、いずれ全国のサクララウンジを周ってみたいなと思うまでに。
いつの日か、国内線サクララウンジを制覇できたらいいですね♪
国内線サクララウンジ設置空港
2022年現在、JAL国内線サクララウンジは以下14空港に設けられています。
空港の乗降者数ランキングで言えば、松山空港よりも中部国際空港や宮崎空港、長崎空港の方が上なのですが、それらの空港に国内線サクララウンジはありません。
もしかすると乗降者数ではなく、JALの運行便数などが基準になっているのでしょうか。
ちなみに余談ではありますが、国際線のサクララウンジは以下の空港に設置。意外と(?)ワールドワイドに展開されています!
- 羽田空港
- 成田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
- ダニエル. K. イノウエ国際空港(アメリカ・ハワイ)
- サンフランシスコ国際空港(アメリカ)
- フランクフルト空港(ドイツ)
- スワンナプーム国際空港(タイ)
- ニノイ・アキノ国際空港(フィリピン)
これまでの空港ラウンジ訪問記
国内外のANA(スターアライアンス系列)、JAL(ワンワールド系列)、プライパリティパス、クレジットカードラウンジの訪問記は、こちらの記事でまとめています♪
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