新型コロナに関する各種制限が撤廃された今夏、久しぶりに家族でグアムへ!という方も多いのではないでしょうか。
東京からグアムに行く場合、現在直行便を運航しているのは「ユナイテッド航空」と「日本航空(JAL)」の2社。
どちらにもそれぞれの良さがありますが、小さな子連れファミリーなら、日本語が通じる上に何かとサービスが充実しているJAL便の方が利用しやすいかと思います。
具体的に、JALではどのようなサービスが受けられるのでしょうか?
本記事では、子ども向けサービスの内容を中心に、2023年夏休み最新版のJALエコノミークラス搭乗記をお届けします!
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フライト情報
本題に入る前に、今回のフライト詳細は以下の通りです。
便名 | JL941 |
区間 | 東京・成田 – グアム |
出発時間 | 09:30 |
到着時間 | 14:15 |
所要時間 | 3時間45分 |
シート | エコノミークラス |
成田国際空港第2ターミナルに到着
ということで出発当日、成田国際空港にやってまいりました!
3つあるターミナルのうち、JALは第2ターミナル発着。
このターミナルに来るのは、昨年エミレーツ航空ファーストクラスでドバイに飛んで以来でしょうか。
前回は人もまばらで、エミレーツラウンジは閉鎖、お店も臨時休業や営業時間短縮しているところが多く、こんなに混雑している光景を見るのは久しぶりで、なんだか嬉しかったです。
JGCでスイスイ出国!
JALカウンターもエコノミークラスレーンはそれなりにお客さんが並んでいましたが、JGC(JALグローバルクラブ)ステータスのおかげで、ビジネスクラスレーンを利用出来まして、すんなりチェックイン完了。
(JAL公式サイトより)
ところが4年ぶりの海外となる夫は、すっかりJGCの特典内容を忘れてしまったらしく…
今日はエコノミーに乗るのに、なんでビジネスクラスレーンを使えるんだっけ?
…と不思議がっていました。
JMBクリスタル/JGC以上のステータスがあれば、国際線チェックイン時は搭乗クラスに関わらず、ビジネスクラスレーンを利用することができます。
続いては出国ですが、JGC所持者にはチェックイン時だけでなく、手荷物検査場前でも優遇措置があります。
それがファストトラック(優先レーン)。
以前は少々わかりづらかったのですが、いつの間にかJALカウンターのすぐそばに、遠目からでも見つけやすい立派な表示が。
羽田空港ではコロナ禍からの人手不足が災いして、依然優先レーンが閉鎖されているため、午前中は特に大行列が続いているようですが、ここ成田では問題なく運用されています。
この日は出発便が少ない時間帯だったこともあり、空港到着から出国審査完了まではたったの10分。
JGCステータスの威力を、久々に実感することが出来ました!
今回は無事に家族全員出国することができましたが、なんと出発1週間前に夫のパスポートの有効期限が切れていることが判明…!!
本当にギリッギリの滑り込みセーフで新規発行することができて、なんとか命拾いしました。
我が家に限らず、コロナ禍でうっかり失効していたという方は意外と多いようですので、遅くとも出発10日前には一度チェックすることをお勧めします。
搭乗開始時刻まではサクララウンジへ
無事に審査まで完了したら、搭乗まではサクララウンジで過ごしましょう。
数年ぶりに利用しましたが、大幅に拡張リニューアルされていてびっくり!
国内でもトップクラスの設備充実度を誇る成田空港のサクララウンジは、ステータスがなくても、JAL便利用者なら料金を支払うことで利用可能です。
特に空港での待ち時間が長い時には、体験してみる価値があるかと思います♪
グアム便搭乗開始
ラウンジで美味しいJAL特製オリジナルビーフカレーやスパークリングワインを堪能しつつ、のんびりまったりしていたら、あっという間に搭乗開始時刻となりました。
この日の搭乗口は71番。サクララウンジからは徒歩3分ほどの距離です。
到着から程なく、搭乗案内が開始されました。
こちらがお世話になるB767-300です!
これからの4時間弱、どんな旅になるのでしょうか。
最前列は有料事前指定席
中に入ってしまえば、以前と変わらぬキャビンの風景…
と思いきや、一番前の座席に何やら見慣れないラミネート紙が置かれています。
この最前列シート、基本的にはバシネット利用者や車椅子ユーザー用に優先確保されているものの、以前は空きがあれば誰でも利用することができました。
しかし、2020年12月からは有料指定席となったようです(JMBダイヤモンド、JGCなどのステータス保持者や運賃種別Y購入者は無料で利用可能)。
ユナイテッド航空などでも、席種に応じて指定料金が設定されていますし、今後は世界的にこの流れが広がっていくのかもしれませんね。
今回は、事前に指定したのが翼の上の座席だったため、チェックイン時に前の方に空きがないか伺ったところ、JGCステータスを持っていたおかげで、最前列に無料アサインして頂くことができました。
たかが4時間弱とはいえ、足を伸ばして座ることができるのはやはりありがたいものです。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
エコノミークラスSKY WIDER詳細
それでは、シートを詳しくチェックしてみましょう!
本機では「SKY WIDER」という新型エコノミークラスシートが搭載されています。
(JAL公式サイトより)
シートピッチ | 約84〜86cm |
座席幅 | 約45cm |
配列 | 2-3-2 |
最前列
まずは最前列の方から。左の肘掛け内側にはリモコンとイヤホンジャック。
最前列の場合、前方は壁になっていて個人用モニターは見当たりません。
ではどこにあるのかと言いますと、このように下部に収納されていました。
安全上の理由により、離発着時と地上滞在時はこの状態にしておくことが求められます。
つまり、水平飛行時でなければ映画など機内エンターテインメントを楽しめないということ。
モニターをいつでも好きなように利用することができないのは、最前列シートの少ない短所の一つです。
もう一つデメリットを挙げるとすれば、座席間の肘掛けが可動式ではないことくらいでしょうか。
ちなみに、画面を立ち上げるとこんな感じ。
もちろんヘッドフォンも用意されています。
テーブルも左肘掛け内部に収納されており、広げたところがこちら。
右肘掛け内にはUSB電源が付いています。
一昔前までは、エコノミークラスで充電が出来るなんてあり得ないことでした。
今ではどこのエアラインでも当たり前になってきましたが、改めて考えるとありがたいことですね。
2列目以降
続いて、子供達が座っていた2列目へ。
この通り、10.6インチモニターが前席の背面に設置されています。
画面左にハンガーと電源にスマホスタンド、中央下部にリモコン、右にネット付き小物入れという構成です。
実は当初、この窪みの用途がわからなかったのですが、何となくスマホを立ててみたらサイズピッタリ!
降機後に念の為JAL公式サイトを確認したところ、やはり用途として間違っていなかったようです。
(JAL公式サイトより)
iPhone Pro MAXレベルの大きさになると入らないかと思いますが、ちょっと置いておきたい時に重宝しました。
グアムへ出発!
そうこうするうち、そろそろ出発の時間です。
本便は非常に早く搭乗が完了し、予定の10分前にスポットを離れて滑走路へ。
待ち時間もなく、そのままスムーズに離陸しました!
上空で早々に入った「この先揺れが予想されます」のアナウンスに、相変わらず飛行機恐怖症の夫は戦々恐々としていましたが、どうにか無事グアムに着くことを祈るとしましょう。
機内食のスタート
飛行が安定すると、さっそく機内食のスタートです。
子供用
まず届いたのは、次女用のチャイルドミール。
子供年齢で予約すると自動的にこちらが選択されますが、大人用に変更することも可能ですし、逆に大人がキッズミールを申し込むこともできます。
JALのキッズミールは見た目が可愛いだけでなく、献立のバランスもきちんと考えられていて、これなら親も安心ですね。
添えられているお箸は持ち帰りOK(ホノルル線・グアム線の子供用機内食限定)なのも嬉しいポイントです。
ちなみに、帰りのグアム発便で出た機内食はこちらです。
お箸のプレゼントは日本発便限定とのことでした。
通常機内食
そしてこちらが大人用のノーマルな機内食です。当時のメインメニューは味噌カツでした。
サラダと小鉢、デザートも一緒に配膳されます。
グアム路線の場合、メニューは一種類のみで、他に選択の余地はありません。
グアムだけでなく、ソウルや台湾など近距離路線全般で、一種類だけの提供となっているようです。
JAL国際線お馴染み、スターシェフとのコラボメニューなども提供されていないため、他路線に比べるとちょっと楽しみが少なめではありますが、美味しくいただきました!
特別機内食
なお、アレルギーや宗教対応食などの特別機内食は事前予約が可能です。必要な方は事前に申し込んでおきましょう。
- アレルギー対応食(7品目・28品目・28品目幼児用)
- ヒンズー教ベジタリアン対応(アジア風)
- ヒンズー教対応(豚肉除去)
- ジャイナ教対応
- イスラム教対応
- ベジタリアンヴィーガン対応
- 卵、乳製品を含むベジタリアン対応
- 生野菜を中心としたベジタリアン対応
- オリエンタル風味のベジタリアン対応
- 消化の良い食事
- 低塩分の食事
- 低糖質の食事
- 低カロリーの食事
- 低グルテンの食事
- 低脂肪の食事
- シーフードの食事
- フルーツ中心の食事
- 低乳糖の食事
今はアレルギーや宗教以外にも、いろいろなバリエーションが展開されているんですね!
個人的にはシーフードや低糖質の食事を試してみたいです♪
グアムに到着!キッズに嬉しいプレゼントがもらえます♪
出発時に揺れることが予告されたものの、鈍感な私はほとんど感じない程度。
異常に酔いやすい夫もダウンするほどではなく、映画をいくつか楽しむ程度の余裕はあったようです。
だんだん懐かしいグアムの風景が見え始め…
グアム・アントニオ・B・ウォン・パット国際空港に無事着陸しました!
今回も安全で快適な空の旅をありがとうございました♪
そういえば、今日は子供用おもちゃの配布がなかったなと思ったら、最後のアナウンスで「お子様は降機後にプレゼントを用意していますのでお受け取りください」とのこと。
グアム線は子供が多いから、手間を省くために機側でいっぺんに配るのかな?と思いつつ、飛行機を降りて通路を進んでいくと…
ショルダーバッグと時計のプレゼントコーナーが設けられていました!
何年か前にJALグアム線に乗った時には、このようなサービスはありませんでした。
調べてみたところ、どうやら例年夏休みシーズンに配られる限定品のようです。
作りも結構しっかりしていますし、中にはサングラスやタオルなどのグッズが入っていて、グアム滞在中にさっそく活躍してくれました。
この他、可愛い腕時計もいただきました♪
ここでしか入手できないオリジナルグッズですので、お子様連れでご利用の際には、ぜひ受け取りをお忘れなく!
今回の経費
ご参考までに、今回のフライトでかかった費用は以下の通りです。
JALマイル 60,000マイル
諸税 125,220円
(JAL運航・成田ーグアム エコノミークラス 4人分往復)
本来ならグアム往復は一人当たり2万マイルかかりますが、
今回は減額キャンペーンのおかげで、1万5千マイルですみました!(2023年8月現在は終了)
最後に
ということで、今回はJALグアム線子連れ搭乗記をお届けしました。
JALはさすが安心感がありますし、キッズ向けのサービスが充実しているのも嬉しいですよね!
旅行計画当初は別のエアラインを利用する予定だったのですが、今回は結果としてJALを選択して良かったなと感じました♪
子連れにおすすめのホテル、ウェスティンリゾート・グアム宿泊記はこちら!
グアム国際空港で利用できるラウンジレポートもどうぞ。
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