飛行機登場前のひととき、食事やシャワーなど充実したサービスを享受できる「エアラインラウンジ」。
各航空会社とも、趣向を凝らしたラウンジを展開しています。
今回ご紹介するのは、ドイツ・フランクフルト空港の「ルフトハンザセネターラウンジ」!
ルフトハンザのラウンジはドイツ国内にとどまらず世界中に存在していますが、どこも質実剛健と言いますか、良くも悪くもシンプルな印象です。
そんな中、ルフトハンザ航空本拠地であるフランクフルトのラウンジは、かなり洗練されていてビックリ!
本当に同じエアライン?という印象でした。
ということで以下、利用方法からサービス内容まで詳しくご紹介します。
ANAのフランクフルト便に乗る人が案内されるラウンジです!関連記事もぜひご覧ください。
フランクフルト空港には14のラウンジが存在
まず、フランクフルト国際空港は、さすがルフトハンザ航空のハブ空港なだけあって、14ものラウンジが存在しています(うち1つは到着専用)。
ファーストクラスラウンジ |
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セネターラウンジ |
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ビジネスラウンジ |
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アライバルラウンジ |
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シェンゲン加盟国とは、以下の29カ国。
オーストリア・ベルギー・クロアチア・チェコ・デンマーク
エストニア・フィンランド・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・アイスランド・イタリア・ラトビア・リトアニア・リヒテンシュタイン・ルクセンブルク・マルタ・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・スロバキア・スロベニア・スペイン・スウェーデン・スイス
これらの国間では、ビザ不要で自由な行き来が可能です。
ファーストクラス用のラウンジに至っては、建物丸ごと一つを占める「ファーストクラスターミナル」まであります。
世界最高峰のラウンジとして名高く、以前スターアライアンス世界一周時に、念願叶って訪問できた時には、あまりの豪華絢爛さに圧倒されてしまいました。
その他に、ファースト1つ、セネターが3つ、ビジネスが4つと、出発ゲートからそれほど遠くない範囲に、何かしらのラウンジを見つけられるようになっています。
セネターラウンジBへのアクセス方法
今回ご紹介するのは、B43近くにある「セネターラウンジB」です。
ANA公式サイトから地図をお借りしました。
(ANA公式サイトより)
ルフトハンザラウンジは室外にレセプションがある独特な作り。
センサーに搭乗券をかざせば手続きは完了です!
セネターラウンジの営業時間
セネターラウンジの営業時間はこちら。
24時間営業ではないため、ラウンジ内で夜を明かすことはできません。
セネターラウンジ利用条件
ルフトハンザのセネターラウンジに入室できるのは、下記の条件を満たした乗客に限られます。
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セネターラウンジは、一般的なビジネスクラス搭乗客が利用する「ビジネスラウンジ」よりも1ランク上のラウンジ。
基本的には、ファーストクラス搭乗客と、ルフトハンザのマイレージクラブ上級会員向けとなっており、ビジネスクラス搭乗客というだけでは入室することができません。
ただし、ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)を持っていれば、搭乗クラスに関わらず入室OK!
なんだかお得感が感じられますよね。
入口奥へ進むと、突き当たりには駐機場が。
ラウンジは、このワンフロア上となります(エレベーターも併設)。
さっそく入室しましょう。
サービス内容
セネターラウンジで提供されているサービスは、以下の通りです。
- 軽食&ドリンク(アルコール含む)
- 無料インターネットアクセス
- コピー機
- シャワー
- 仮眠室
- TV
- 喫煙室
- スパ(有料)
セネターラウンジの全貌
ラウンジ入ってすぐ左側に、立派なレセプションデスクが設けられていました。
さっそく中を探索してみましょう♪
ロッカー
まずは、レセプションデスクの右奥にロッカーを発見。もちろん無料で利用できます。
ラウンジ内は終始満席でしたが、ロッカーを利用する人は意外と少ないようで、常に選び放題の使い放題でした。
スパ
その奥にあるのが、こちらの「Senator Spa(セネタースパ)」。
世界には、無料でスパメニューを提供しているラウンジも少なくありません。
ただ、これらはいずれもファーストクラスラウンジ。
ここはあくまで「準」ファーストクラスラウンジなので、スパメニューは全て有料となっていました。
ご参考までにどんなメニューがあるのか、少しだけ書き出してみますと…
マッサージ |
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フェイシャル |
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ビューティーエクストラ |
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エステサロンにとんとご縁がないため、施術料金についてはなんとも言えませんが、電動マッサージチェア10分で20ユーロは、かなりお高めなような気がします。
上記の他、頭皮マッサージやネイルケアなどもありました。
入口だけチラッと見てみたところ、利用している人はいないようでした。
シャワー室
セネターラウンジにはシャワー室も設けられており、もちろん無料で利用することができます。
希望者はこちらのカウンターで申し込みが必要です。
時間帯によっては待ち時間が発生することもありますが、この日はすんなりと案内していただけました。
シャワーブース内の様子
個室の中はこんな感じ。
出入口近くに洗面台と荷物台があり、
仕切り壁の後ろにトイレ、
そして、湾曲した奥がシャワーブースと、ノンーシェンゲン用のセネターラウンジと似たような作りでした。
アメニティ
シャワー室の中には、各種アメニティも用意されています。
洗面台には、ロクシタンのボディソープとボディローション。
ドライヤーも完備されていました。
そしてシャワーブースには、こちらもロクシタンのシャンプーとボディソープが。
個人的に、こちらのシャンプーは少々乾燥が気になったので、コンディショナー持参をお勧めします。
バーエリア
続いて、ラウンジの中心へ。
メインエントランスから正面に広がるのが、「LIGHTS」の文字が存在感を放つ、スタイリッシュなバーエリアです。
ゆったりと間隔をあけて、大きなソファが並べられています。
他のシーティングエリアはぎゅうぎゅうづめでしたが、こちらは常に余裕が感じられました。
ただ一区画がかなり広いので、一人旅ではちょっと使いづらいかもしれません。
ワインリスト
バーエリアの壁際には立派なバーカウンターがあり、スタッフさんが各種ドリンクを提供してくれます。
この日のメニューは…
スパークリングワイン |
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白ワイン |
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赤ワイン |
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ロゼ |
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シェンゲン域内用ラウンジや、ミュンヘン空港のセネターラウンジとほぼ変わらないラインナップですが、2021年に利用した時よりも随分ラインナップが増えているようです。
今回もスパークリングワインのロゼをオーダー。
こうしてスタッフさんに注いでいただくと、なんだか高級感があるというか、よりありがたみを感じますね!
シーティングエリア
バーエリアの奥の窓側は、整然とソファが並べられたシーティングエリア。
この日は割と空いていました。
以前は1席おきに『感染拡大防止のため、この席は使用できません』と注意を促す紙が置かれていましたが、当然現在は撤去されています。
ワイヤレス充電完備
今回こちらのエリアに初めて着席してみたところ、何やらテーブルに黒いプレートが?
実はこれ、Magsafe対応の充電器。
スマホを置いておくと自動的に充電してくれます。荷物からケーブルを取り出す必要がないのは便利でいいですね♪
駐機場ビュー
窓の外は駐機場。
ちょうど最近一番興味のある航空会社『condor/コンドル航空』の縞々ポップな飛行機が到着するところです。
まるで海ヘビみたいで可愛いですよね?
他にも赤や黄色などカラーバリエーションが豊富、その上機内サービスもかなり充実しているのだとか。
いつか乗ってみたいものです。
リラックスチェア完備
駐機場に向けて、いくつかプライベート性の高いシートも設置されていました。
いずれも使用中だったため中の様子を覗くのは遠慮しましたが、ゆったり寝そべる事ができ、居心地が良さそうでした。
仮眠室
シーティングエリアの片隅には、ひっそりと仮眠室も設けられています。
部屋には4台ベッドを設置。
お昼の時間帯でしたので、使っている人の姿はありません。
従来、仮眠室で用意されていたブランケットやグミは、感染拡大防止のため、撤去されているようです。
喫煙室
屋内での喫煙については、なかなか規律厳しいドイツですが、セネターラウンジではしっかり喫煙室が用意されているため、愛煙家の方も不自由なく過ごせます。
誰もいらっしゃらない隙を見はからって、少々失礼してみますと…
ご覧の通り、ソーシャルディスタンスばっちりな配置。
外のシーティングエリアが常に混雑しているからなのか、時々ここで食事をしている方も見かけました。
本来の使い方をしている方は少ないようでしたし、それもいいかもしれません。
換気がしっかりしているようで、それほどタバコ臭い感じはありませんでした。
ビジネスエリア
そして、飛行機に乗る前に一仕事終わらせておきたい方のため設けられているのが、こちらのビジネスエリア。
隣とパーテーションで仕切られ、PC備え付けの席もあります。無料のコピー機が重宝しました。
ダイニングエリア
最後にご紹介するのは、ラウンジ入って右半分のスペース。こちらはセルフ式のダイニングエリアとなっています。
オフィスのカフェテリアのようなテーブル席から…
カウンター席、ソファ席とバリエーションがありました。こちら側は全体に自然光が降り注いで、明るく気持ちの良い空間です。
ドリンク
では、ドリンクメニューから見てみましょう!
今回の旅で訪れた他のルフトハンザラウンジでは、全ドリンクがオーダー制になっていましたが、ここでは自分で好きなものを選択できるようになっていました。
まずはコーヒーマシン。
エスプレッソやカプチーノなど、日本でもお馴染みのメニューが揃っています。
こちらはソフトドリンクサーバー。
こういう形態のサーバーは、日本ではあまり見かけない気がします。コーラやファンタなど、炭酸飲料が5種(うち1種は炭酸水)がラインナップされていました。
ティーバッグは、ミュンヘン発祥&バイエルン王室御用達の「Eiles(アイレス)」。日本には直営店がないメーカーです。
そして、ドイツといえばやはりビールは欠かせません。
こちらのラウンジでは、ミュンヘンのフランツィスカーナーと、ブレーメンのベックスの2種類がありました。
缶や瓶ではなく、しっかり生ビールなのが何より嬉しいですね。さすが本場!
朝のメニュー
では続いて、どんな食べ物があるのか見てみましょう。
ラウンジ訪問当初は朝食メニューが並んでいました。
サラダバーに、
ビルヒャーミューズリーやヨーグルトなどなど。
プレッツェルもドイツに来たら必食です。
かぼちゃのタネ・チーズ・プレーンと、こちらも以前より品揃えが増えていました。
この他、卵料理やベーコン等の温菜も。
前回はオーダー制でしたが、今ではすっかり元のセルフ式に戻っていて、色んな意味で嬉しく感じられました!
スナック
ルフトハンザセネターラウンジでは、おやつも充実しています。
ナッツやドライフルーツ、カラフルなグミなどなど。
キャニスター小分けスタイルから、こちらも好きなだけ取れるようになっていました。
最後の一杯!
ラウンジにいる時は、これから待っている機内食のため(しかも今回は久々の和食)、ほとんどお腹に溜まるものを取らないのですが、ドイツなら話は別。
特に今回はドイツ食を楽しむ機会がほとんどありませんでしたので、最初で最後のプレッツェルと生フランツィスカーナーをいただいてきました。
次にこの味を堪能できるのはいつになるでしょう。今から待ちきれません!
最後に
ということで、今回はフランクフルト国際空港セネターラウンジBについて詳しくご紹介しました。
広くて明るくてスタイリッシュで、これまでに訪れたルフトハンザ・セネターラウンジとは、一線を画しているのが新鮮でした。
さすがは本拠地の国際線向けラウンジですね。
次回はフランクフルト-羽田行きのANA便搭乗記をお届けします。
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