フランス・パリは日本人にも人気の都市。
そのイメージ通り、パリ市内にはお洒落なホテルがたくさん存在しています。その中でも、一際目立つデザインのホテルが「W パリ オペラ」。
前衛的なデザインが特徴の「Wホテル」ブランドを冠する、マリオットインターナショナルの5つ星ホテルです。
パリの一大観光名所「オペラ座」の真正面にあり、アクセスも抜群。オペラ座を見学するなら選択肢に入れておくべきホテルではないでしょうか。
今回は、Wパリ オペラのお部屋の様子を詳しくご紹介したいと思います!
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いざチェックイン
Wパリ オペラは、外観だけ見ると、いかにもパリらしいクラシカルな雰囲気。
しかし、一歩中に入ると、Wホテルらしい独特の世界観が広がっていました。
入口を入ってすぐ左手が、レセプションとコンシェルジュのお部屋となっています。
ちょっと大人っぽい雰囲気ですね。
なんと表現すべきなのでしょうか、ゴシック系統というか、より重厚感を感じさせる空間です。
ネオン街を思わせるインテリアのW上海に比べると、相当控えめにしているように思います。
ウェルカムドリンクコーナー
レセプションでは、傍にウェルカムドリンクのコーナーがあり、チェックイン前にレモン水を頂けました。外は暑くて乾燥していたので、生き返りますね。
お部屋のアップグレード特典
Wパリ オペラは、マリオット系列のホテルですので、ゴールド以上のエリートメンバーは、お部屋に空きがある限り、無料アップグレード特典を受けることができます。
アップグレードの可否は当日の空き状況によりますが、私が持っているプラチナステータスだと「スイートルーム」にアサインしてもらえることも。
さて、お部屋のアップグレードはあるでしょうか。
アップグレード結果は?
今回は、Wパリ オペラの中でも最安のお部屋を予約していました。
5つ星ホテルですから、最安のお部屋でも十分満足できるはずですが、アップグレードがあれば、さらに快適な滞在となるはず。
気になるアップグレードの結果は…
……
「スペクタキュラールーム」にアップグレードされました!!
このお部屋は、スイートルームほど豪華ではないものの、スタンダードなお部屋と比べるとランクの高い素敵なお部屋。
ホテルの口コミによると、プラチナメンバーはこのスペクタキュラールームにアップグレードされることが多いようです。
観光でほとんど部屋にはいない予定なのですが、アップグレードして頂けてありがたい限り。どんなお部屋なのか楽しみです。
目の前がオペラ座のお部屋でした!
それではさっそくエレベーターに乗って、今回宿泊する121号室へ向かいましょう。
121号室は1階のお部屋ですが、フランスを始めとするヨーロッパ諸国で言う1階は、日本式の2階を指します。
エレベーターを降りたら右へ。
黒とオフホワイトのコンビネーションがスタイリッシュですね。
お部屋のドアを開けてみると…
窓の外には美しい佇まいのオペラ座が!
おかげで、お部屋全体が一層素敵に見えます♪
インテリアは白を基調に、オレンジとグリーンのアクセントカラーがあしらわれていました。ヨーロッパではどちらかというと、重厚感を大事にしたホテルが多いように思いますが、個人的にはこういった明るく軽い雰囲気の方が嬉しいです。
部屋の真ん中に洗面台があり、その奥がベッドルーム。
右手にトイレとシャワー、左手にクローゼットとなっています。
パリ5つ星ホテルの条件は?
Wパリ オペラのスペクタキュラールームに、バスタブはありません。
私はてっきり、5つ星ホテルには必ずバスタブがあるものと思い込んでいましたが、こちらのサイトによると、フランスのホテル格付けの条件は下記のようになっているそうです。なるほど。
5つ星 ★★★★★ | |
客室面積 | 24m2以上(バスルーム・トイレを含む) |
客室設備 | バスルーム、ルームサービス、金庫(セキュリティボックス)、バスローブ、ミニバー、バスルーム内の電話 |
館内設備 | スイートルーム、コンピューター、ファックス又は印刷機、客室案内係、駐車係員、1階以上のホテルはエレベーターがある |
フロント | 従業員が英語を話せる、フロント24時間オープン |
洗面台
洗面台の上には、手拭き用のタオル、ティッシュ、コップ、固体石鹸、液体石鹸、ボディクリーム、シャワーキャップ、サニタリーバッグ。
歯ブラシやシェービングキット等は見当たりません。
5つ星ホテルの割には、ちょっと少なめでしょうか。お願いすればもらえるのかもしれませんね。
蛇口のハンドルは、脇のバー一つ。
左右で温度を、上下で水量を調整します。
吐水口もプレートのようになっていて、とってもスマート。
洗面台下には、タオルと替えのトイレットペーパーが一個。スリッパが見当たらなかったので、電話して持ってきてもらいました。
本来はタオルと一緒に置いてあるはずだそうです。
シャワールーム
シャワールームはこんな感じです。シンプルながら、レインシャワーもあり。
シャワー室の中には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されていました。
アメニティはWおなじみ「Blisslabs」のもの。パラベンやフタレート等を含まず、動物実験も行なっていないニューヨーク発祥のメーカーです。生産国は中国となっていました。
トイレ
トイレの壁も全て真っ黒です。なぜか、室内にバスローブがかかっていました。
クローゼット
クローゼットには、アイロンとアイロン台、バスローブ、セーフティボックス、ランドリー袋。
そして、傘が入っていました。
ビニール袋は無料ですが、こちらの不織布製のバッグは4ユーロとのことです。
ミニバー
ミニバーは洗面台の隣、ベッド向きに設置されています。
先日宿泊したW上海のミニバーが非常に充実していたことを思うと、同じWホテルでも品揃えはかなり少なめですね。
冷蔵庫はどこに?
部屋を一回りしても冷蔵庫らしきものが見つからず、あちこち押したり引いたりして見ているうち、ようやく洗面台の側面に発見!
特に何の表示もないので、これはなかなか見つけられないはずですね…。気づかずにホテルを後にする人もいそうです。
中にはコーラやスプライト、ビールやお酒のミニボトルが入っていました。
そこそこ余裕があるので、フランスお土産としてオススメなバターを買って冷やしておくことも十分出来そうです。
ベッドルーム
ベッドはクイーンサイズで、一人にはもったいないくらいの大きさ。
寝心地もなかなかでした!
パリの歴史上の人物をモチーフにしたアートの数々
ベッド上でまず目を引くのは、写真をプリントしたような一風変わったクッション。
公式サイトによれば、写真家マルセル・ファン・デル・フルーフト氏による、パリの歴史上人物のモチーフを採用しているのだそうです。
これは…男装した女性、なのでしょうか?
筆を手にしているところを見ると、画家のようですが、一体誰なのでしょう。ちなみに、お部屋によっていろんなバージョンがあるとのことでした。
さらに、壁にはエミリー・フォーゴットによるフランス人物画をモチーフにしたキャラクターがあしらわれています。上の写真カーテン側に写っている貴婦人風猫ちゃんや、ラジカセを持った吟遊詩人風の鳥などなど…。
フランスの歴史に詳しい人なら、きっと「ああ、あれね!」とクスッと出来ること間違いなしですね。
電源ボックス
ベッドの傍らのボックスには、iPodやUSBなど、いろいろな端子を繋ぐケーブルがまとめられています。
特に、NOKIAやSAMSUNGの端子が充実していました。SONY/ERICSONも一つありましたが、手持ちの機器には対応せず残念。
この他お部屋にあった電源は、2つの丸い穴が付いているC型が主で、一つだけUSB対応のものがあったかと思います。
残念ながら、持参したトラベルアダプターが合わず、Mac Bookを充電できないため、これは買いに行かないといけないのか…とコンシェルジュに販売店を尋ねたところ、親切に貸して頂けてことなきを得ました。
これには大助かりでした!
液晶テレビ
テレビは、40インチのものがベッドの正面に取り付けられています。NHKワールドが見られるはずですが、故障のため視聴できずじまいでした。
テレビの下にも色々と装飾品が並んでいますが、公式サイトによると、
大胆な黒い彫像からメゾンマルタンマルジェラ作の「羽根型ボールペン」、トレンディーなアートとファッションブックにいたるまで、思いがけないアイテムが目を惹きます。
と紹介されていました。
ワーキングデスク
テレビの脇にはデスク。
プラチナメンバー用に、1泊1名につき1本ボトルウォーターが付いています。ここではエビアンの330mlが机上に置いてありました。
枕元にももう一本ありますが、こちらは1本4ユーロとなっているので注意が必要です。
照明
W上海ではいくつか照明の種類があり、中でも赤っぽく光るライトが扇情的でびっくりしたものですが、こちらではそれほどチャレンジングなラインティングはありません。
「スパーク」を押すと、洗面台の上が星空のように輝くくらい。
そこまで大胆ではないのは、パリという土地柄を考慮してのことなのかもしれませんね。
窓からの眺め
前述の通り、窓からはオペラ座が見えます。
日中はたくさんの人で賑わっていますが、深夜〜夜明け前には、まだ誰もいないオペラ座を独り占め出来るという特別感を味わうことができました。
朝食も素晴らしい!
尚こちらのホテル、SPGプラチナステータスがあれば、朝食も無料です。
その朝食の美味しかったこと!!
パリらしい素敵なレストランで、行き交うパリジャンやパリジェンヌを眺めつつ…
見た目もオシャレなブッフェを堪能!
野菜少なめが多いヨーロッパにあって、こちらはなかなかの品揃えです。
もちろんパンも焼き立てフレッシュ!バゲット、クロワッサン、パンオショコラ、パンケーキにクレープもありました。
デザートも充実。いろんな種類のヨーグルトがあって、選ぶのがとっても楽しかったです♡
特筆すべきはその味!どのお料理も優しい味わいで、とっても美味しい!!心から満足できる朝食となりました。
おかげさまで贅沢な気分を満喫したパリの朝でした!
最後に
Wパリ オペラの魅力は、何と言ってもその抜群の立地と眺め!
そして、クラシックとモダニズムがうまく融合した、個性的なインテリアです。
バスタブがないことや、アメニティが少なめな点など、日本人が想像する5ツ星ホテルとは少し違うかな?と感じる部分もありましたが、それらを補って余りあるメリットもあります。
例えば、パリを代表するデパートであるギャラリーラファイエットやプランタンに近いため、買い物の合間に戻って来ることも容易にできます。
実際、美しいドーム天井で有名なギャラリーラファイエットに出かけ…
子供達のお土産に、フランスらしさ溢れる可愛い着せ替え人形を購入してきました。出かけてからホテルに帰ってくるまでの所要時間は、ほんの15分ほど!
こういったものはどうしてもかさばるので、買ってすぐホテルに置きに戻れるというのは想像以上に便利でした。
その他、メトロの駅もほんの数十メートルのところにあるため、どこに観光に行くにも便利です。
総合的にはとっても満足度の高いホテルでした。
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パリのお土産はボンマルシェがおすすめ!その理由は…?
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マリオットボンヴォイのエリートメンバーになるためには
マリオットボンヴォイのエリートステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。
この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
マリオットアメックスプレミアムなら一気にステータスを獲得できる
用もないのに16泊はちょっと…という方には「マリオットアメックスプレミアム」がオススメ。
このクレジットカードを持てば、自動的にゴールド会員に昇格できるため、最初の宿泊からゴールド会員向けの特典を受けることができます。
例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、マリオットアメックスプレミアムには、年間150万以上決済すると、カード更新時に毎年1泊分の無料宿泊特典が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)というお得な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
マリオットアメックスプレミアムは、絶大な人気を誇った「SPGアメックス」の後継カードです。
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