2020年10月、日本初上陸を果たしたホテル「アロフト東京銀座(ALOFT TOKYO GINZA)」。
公式サイトで「次世代の旅行者に目を向けた、都会の香りのする空間と、活気あふれるソーシャルシーン」と紹介されている通り、どちらかというと若者向け&クラブを連想させる、軽妙な印象のホテルです。
マリオット系列ホテルブランドの中でも、比較的手頃な価格帯でカジュアルブランドに当たりますが、その最上級ルームである「アロフトスイート」はなかなかのこだわりぶり!
他にはない体験が出来る、とっても素敵なお部屋となっていました。
ということで今回は、アロフトスイートの全貌を詳しくご紹介します♪
アロフト関連記事はこちら!
アロフト東京銀座の概要
ホテル名 | アロフト東京銀座 |
エグゼクティブ/クラブラウンジの有無 | なし |
住所 | 〒104-0061東京中央区銀座6-14-3日本 |
電話 | 03-6278-8122 |
部屋数 | 205部屋(うちスイート4室) |
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アロフトスイートへ
それでは、さっそくお部屋へ向かいましょう。
アロフトではエレベーターホールも普通ではありません。壁には約20分間のライトアッププログラムが組まれ、刻一刻とシーンが移り変わっていきます。
アロフトスイートは、13階~16階に1室ずつ。ホテル全体でたった4部屋しかない、とっても貴重なお部屋です。
今回は14階1405号室にアサインされました。
リビング
ドアを開けると、カラフルなウォールアートがお出迎え!
こちらのデザインは、新進気鋭のアーティストによるものだそうです。アロフトらしく遊び心満点のインテリアですね。
なお、フロアによって色合いは異なります。15階はオレンジを基調としたトーンでした。
壁際に2人で座っても余裕のあるソファと…
窓側には1人がけソファも。
正面には大型テレビがあり、ゆったりと寛ぐことができます。
テーブルをよく見ると、月を模したデザインになっていました。
こんなテーブル見たことない!と、どこで売っているのか調べてみましたが見つからず。オリジナルの特注品なのでしょうか。
リビングの正面左手がバスルーム、右手がバーカウンター(コネクティングスペース)で、どちらからでも最奥のベッドルームへ行き着ける間取りです。
ドアを締め切れば、完全に独立したお部屋として使用することもできます。
バスルーム
リビングから見て左手、バスルーム側の通路はこんな感じです!
洗面台
照り感のあるタイルと金属のコンビネーションが素敵な洗面台は、横幅十分&スツールも付いていて、使い勝手バッチリでした。
ボウルはメタル製。最近流行のインダストリアルスタイルに仕上がっています。
アメニティ
木製トレーにはアメニティ類を収納。
コップ、タオル、ハンドシートの他、黒い不織布の袋に入っているのが、こちらの4種です。
- 歯ブラシ
- シェービングキット
- ヘアブラシ
- コットン
ここまでは一般のお部屋と全く同じものでしたが、なんとアロフトスイートだけに用意されているものもあります。
アメニティはメゾンマルジェラ!
それがこちら、パリ発の人気ファッションブランド「MAISON MARGIELA(メゾンマルジェラ)」のアメニティ!
薬局の瓶からインスピレーションを得たという、まさしく処方薬のようなパッケージが可愛すぎて、これはテンションが上がりますね♡
「REPLICA(レプリカ)」とは、メゾンマルジェラのコレクションタイトル。
世界中から探し出してきた服・アクセサリーを再現し、そのパッケージにはオリジナルの生産国、年代などを記載しています。
香水としては2012年スタートですが、インスタグラムなどで紹介される機会が多いため、洋服よりも香水からこの名前を知る人が多いかもしれません。
アロフトスイートで採用されているのは、2014年に発売された「ティーエスケープ」という緑茶系フレグランスで、日本の茶道から着想を得たものだそう。まさに日本人にも馴染みやすい、穏やかなグリーンティーノートです。
ただ調べてみたところ、レプリカのバスアメニティは市販されていないらしく、今のところ、限られたホテルでしかお目にかかれない貴重な一品とのこと。これはますます嬉しいですね。
瓶のラベルもおしゃれですが、石鹸の袋を開けてみてびっくり!
表面にメゾンマルジェラのアイコンである、カレンダータグが刻印されているではありませんか。
あらかじめ知っていたら、持って帰って取っておいたのになぁと思う貧乏性な私(笑)。もしまた巡り会う機会があったら、是非とも保管して置きたいと思っています。
浴室
そしてアロフトスイートにしかないものといえば、浴槽もその一つ!
他のお部屋ではシャワーブースのみですが、アロフトスイートには立派なお風呂がついているのです。しっかり脚を伸ばせる大きな浴槽、しかも嬉しい洗い場付♪
ハンドシャワーと頭上にもレインシャワー、
さらに浴槽にもシャワーが付いていて、至れり尽くせりです。
水漏れを気にすることなく、存分にバスタイムを楽しめました。
シャンプー・コンディショナー・シャワージェルも、もちろんメゾンマルジェラ!
スタイリッシュな佇まいが、バスルームの雰囲気にぴったり合っていますよね。
トイレ
バス・洗面台のお隣にはトイレがあります。
通路の途中に配置されている形にはなるものの、洗面台側・ベッドルーム側両方のドアを閉めることが可能です。
クローゼット
さらに進むと、クローゼットが。
この辺も普通のお部屋と基本的には同じ。
チェストの中にはセーフティボックスとパジャマ、聖書が。
オープン当初はフロントでの配布制だったパジャマも、今では各部屋にあらかじめ用意されています。
突き当たりにはドアのないオープンラックが置かれ、ハンガーと消臭スプレー、スリッパ…
ドライヤー、アイロンがわりのスチーマーが用意されていました。
唯一あれっと思ったのは、スポンジハンガーがあったこと。これはアロフトで初めて見たような…。
黒のサテンがちょっぴりランクアップ気分を醸していますね。
ベッドルーム
そして、アロフトスイートのベッドルームがこちら!
二面採光で明るく、都会的なインテリアがいかにもアロフトらしいお部屋です。
ベッドサイドに置かれた小物類も黒で統一。どちらかというと、男性向けな感じでしょうか。
ベッドサイドのランプやカウンターデスクなど、基本的にはインダストリー風ながら、アクセントに南洋の鳥を思い起こさせる極彩色のチェアが置かれています。
常人にはおよそ考えつかない組み合わせですね。
ベッド
ベッドはキングサイズが一台。スイートにはツインがなく、全てこのタイプになっているようです。
アロフトのマットレスはふんわりもっちりで寝心地抜群♪今回もとっても気持ちよく休むことができました。
カウンターデスク
滞在中、重宝したのがこちらのデスク。
脇には電源完備&ちょっと高めの椅子がPC作業にぴったり!
奥までガラスが張り巡らされているため、光量も十分です。
室内にいながら開放感を味わいつつ、心地よいひと時を過ごすことができました。
コネクティングスペース
そして最後にご紹介するのが、ベッドルームとリビングをつなぐコネクティングスペース。
通り道として設計されているものの、トイレと同じく両側のドアを閉めて使うこともできます。
グレーのガラスタイルにメタリックな収納やチェアを合わせる、独特なインテリアが印象的です。
全体的には若い男性に似合いそうですが、不思議と落ち着く居心地の良い空間になっていました。
ミニバー
では、一角に設けられたミニバーの内容を見てみましょう。
概してスイートルームのミニバーでは、一般客室で提供されているものよりワンランク上の品が用意されているものですが、アロフトの場合、一段階どころではない最上級なラインナップを展開しています!
コーヒー
通常ルームではドリップコーヒーのところ、スイートではillyのiPERESPRESSOを採用。
マシンもカプセルも初めて見ましたが、オシャレなだけでなく味・香りともに最高でした!
4種類揃っているので、飲み比べできるのもステキなポイントですね。
ヨーロッパで人気のillyについては、こちらの記事↓でも少し触れています。
ミネラルウォーター
さらに驚くことに、ミネラルウォーターはなんとVOSS!
エミレーツ航空のファーストクラスラウンジでも提供されている、ノルウェー産高級ミネラルウォーターです。
昨年調べた際の市販価格は一本500円ほどでしたが、最近は公式ショップでも売り切れており、そもそも入手が難しくなっている様子。
久しぶりに飲んでみると、滑らかさと甘みが感じられて、しみじみ美味しいお水だなぁと実感しました。
ティーバッグ
華やかな柄が目を引くティーバッグは、「ART OF TEA」のもの。
Art of Teaとは、カリフォルニア州ロサンゼルス発のお茶ブランドで、厳選された最高品質の茶葉やオーガニックボタニカルを丁寧にハンドブレンドして作った最高級のお茶を、世界の5つ星ホテルや有名レストランに提供しています。
2階にある朝食会場「THE WAREHOUSE」にも、このティーバッグが用意されていますが、お部屋に置いてあるのはスイートだけ。
(朝食会場:THE WAREHOUSE)
ラインナップは、イングリッシュブレックファスト、カモミール、抹茶+(最高級の国産煎茶に抹茶をプラスしたもの)の3種類。
お水からティーバッグに至るまで、全て最高級品が取り揃えられていて、贅沢なティータイムを堪能できました!
JWマリオットホテル奈良のラウンジやW大阪でも同じブランドのティーバッグが提供されていました♪
懐かしのレコードを聴こう
コネクティングスペースの壁には、昔懐かしいレコードが並んでいます。こちらはただのインテリアではなく…
窓辺に設置してあるプレーヤーで、実際に聴くことができるんです♪こんなサービスは初めて。
Marshallのスピーカーも、これまたレトロで可愛いですよね。
海外のお洒落なデザインホテルでよく見かける気がします。
ちょうどこんな抜けるような青空の日に聴きたい、松任谷由実さんの「ひこうき雲」のレコードがありましたので、さっそく使ってみましょう!
小さい頃、家にレコードプレーヤーがあった記憶があるものの、自分で触るのはこれが初めて。
壊してしまわないかと恐る恐る、ドキドキしながらスイッチオン!
あの独特なノイズとともに、曲が流れ始めました。
部屋全体に、なんとも言えないノスタルジックな空気が満ち溢れます。
懐かしいような、切ないような。伸びやかなメロディに心が洗われるよう。
レコードって、CDと何が違うんだろう?と思っていましたが、レコードにこだわる方の気持ちがわかったような気がします。
この歳になって初めてレコードの良さに気づかせてもらった、そんな素敵なひと時でした。
最後に
ということで、今回はアロフト東京銀座のスイートルーム宿泊記をお届けしました!
これまで色々なホテルでスイートルームに泊まる機会に恵まれてきましたが、アロフトスイートはそのいずれとも違う、楽しさに溢れたお部屋。
ちょっと日常から逃避行したい時にこんなところで過ごせたら、また明日から頑張ろう!と思えそうです。
アロフトでは上級会員に無料アップグレードを提供していないので、他のマリオット系列ホテルに比べるとハードルが高いのは確か。
ただ、スイートの割にそれほど一般のお部屋との価格差がないため、ちょっと贅沢したい記念日などに使ってみるのもいいかもしれませんね。
某日のお値段は、最安のお部屋が20,700円、アロフトスイートが58,400円。
もちろん安いとまでは言えませんが、スイートルームにしては比較的リーズナブルだと思います。
アロフト東京銀座にはライフタイムプラチナを目指して長期で連泊しました!
その過程で、年間チョイス特典としてスイートナイトアワードをゲット。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
<アロフト東京銀座のお隣にあるマリオット系列ホテル2軒のレポートはこちら↓>
マリオットボンヴォイのエリートメンバーになるためには
マリオットボンヴォイのエリートステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。
この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
マリオットアメックスプレミアムなら一気にステータスを獲得できる
用もないのに16泊はちょっと…という方には「マリオットアメックスプレミアム」がオススメ。
このクレジットカードを持てば、自動的にゴールド会員に昇格できるため、最初の宿泊からゴールド会員向けの特典を受けることができます。
例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、マリオットアメックスプレミアムには、年間150万以上決済すると、カード更新時に毎年1泊分の無料宿泊特典が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)というお得な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
マリオットアメックスプレミアムは、絶大な人気を誇った「SPGアメックス」の後継カードです。
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