世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルでは、会員プログラム「マリオット・ボンヴォイ/Marriott Bonvoy」を展開。
マリオットボンヴォイ会員には、年間の宿泊実績で決定されるステータス(会員ランク)に応じて特典が与えられます。
しかしステータスが維持されるのは、基本的には条件を達成した次年度1年のみ。
恒常的に特典を受けるためには、毎年マリオットに泊まり続ける必要がありますが、宿泊の生涯累計が一定を超えると「ライフタイムステータス」として、該当するランクを半永久的に維持することも可能!
このたび、おかげさまでライフタイム・プラチナに到達しました!!
本記事では、ライフタイムステータスの中でも最上位に位置する「ライフタイムプラチナ」にどんな意義があるのか、また達成後の展望を考察したいと思います。
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ライフタイム・プラチナに到達!
今回は、まず結論から。
2024年1月19日、何の気なくマリオット公式アプリを開いたところ、突然「プラチナ・ライフタイム達成おめでとうございます!」とのメッセージが表示されました!
2024年に達成するだろうと思ってはいたものの、毎年マリオットのステータス更新は1月末だと記憶していたので、予期していたより早い反映にびっくり。
ちなみに、ここまでの宿泊日数は655泊でした。
2023年の宿泊実績は90泊でした!
これも度重なるダブルカウントキャンペーンや、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードでもらえる宿泊実績など、高い高い下駄を履かせて頂いたおかげです。
きっと他に沢山同じ境遇の方がいらっしゃると思いますので、特典内容自体が改悪される可能性も否めませんが、とにもかくにも、これで一生涯プラチナ特典を受けられることが決定しました!
マリオット・ボンヴォイのステータスランク
ちなみに、マリオットボンヴォイ全ステータスの詳細は以下の通りとなっています。
シルバー (年間10泊) |
ゴールド (年間25泊) |
プラチナ (年間50泊) |
チタン (年間75泊) |
アンバサダー (年間100泊+利用額23,000米ドル以上) |
|
客室内Wi-Fi無料 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
会員限定料金 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
完全予約保証 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
モバイルチェックインとモバイルキー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
キャッシュ+ポイント | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
インスタント特典交換 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
PointSavers™ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ボーナスポイント10%UP | ◯ | ー | ー | ー | ー |
ボーナスポイント25%UP | ー | ◯ | ー | ー | ー |
ボーナスポイント50%UP | ー | ー | ◯ | ー | ー |
ボーナスポイント75%アップ | ー | ー | ー | ◯ | ◯ |
エンハンスドルームへのアップグレード | ー | ◯ | ー | ー | ー |
一部スイートを含むエンハンスドルームへのアップグレード | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ |
ポイントのウェルカムギフト | ー | ◯ | ー | ー | ー |
選択できるウェルカムギフト | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ |
50泊のエリートナイトクレジット達成による年間チョイス特典 | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ |
75泊のエリートナイトクレジット達成による年間チョイス特典 | ー | ー | ー | ◯ | ◯ |
48時間前予約保証 | ー | ー | ー | ◯ | ◯ |
ラウンジアクセス | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ |
優先レイトチェックアウト | ◯ | ー | ー | ー | ー |
午後2時までのレイトチェックアウト | ー | ◯ | ー | ー | ー |
午後4時までのレイトチェックアウト | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ |
アンバサダーサービス | ー | ー | ー | ー | ◯ |
無料のユナイテッド航空マイレージプラスプレミアシルバー会員資格 | ー | ー | ー | ◯ | ◯ |
Your24™ | ー | ー | ー | ー | ◯ |
実は、アンバサダーの上に「コバルト」というステータスもあるのですが、マリオット従業員やCEOの推薦が必要という他には情報が公開されていないため、ここでは割愛します。
普段コバルトステータスを意識する機会はほぼないものの、サンフランシスコのマリオットマーキスでは、特典案内文書に明記されていました。
もしかしたら、アメリカ本土では意外と少なくないステータスなのかもしれません。
ライフタイムが設定されているのは3ステータスだけ
さて、上図に示したステータスのうち、ライフタイムが設けられているのは「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の3つだけ。
(マリオット公式サイトより)
ライフタイム シルバー | 250泊+シルバーエリート以上の資格を5年間保持 |
ライフタイム ゴールド | 400泊+ゴールドエリート以上の資格を7年間保持 |
ライフタイム プラチナ | 600泊+プラチナエリート以上の資格を10年間保持 |
以前は「ライフタイム チタンエリート」もあったのですが、2018年に廃止されたため、現在はプラチナが一番上のランクです。
ちなみにライフタイムステータスを獲得すると、ポイントの有効期限が無期限になります。
ゴールドステータスはクレジットカードを持つことで維持できる
ライフタイムが設定されている3つのステータスのうち、「ゴールド」はマリオット・ボンヴォイ・アメックス・プレミアムというクレジットカードに入会することで自動的に付与されます。
これにより、カードを保有し続ければ、ずっとゴールドのステータスを維持することが可能。
年会費(税込49,500円)を払い続けることができるのであれば、実質ライフタイム・ゴールドを持っているようなものと言えます。
プラチナステータスの条件は厳しい
一方プラチナはと言いますと、流石にゴールドほど容易ではありません。
一応、マリオット・ボンヴォイ・アメックス・プレミアムには、年間400万円以上決済すれば、自動的にプラチナステータスを獲得できるという特典があります。
しかし、この条件を毎年達成するのは至難の業。
平均して毎月33万円以上の決済が必要となるため、万人にオススメできる方法ではありません。
また、マリオット・ボンヴォイ・アメックス・プレミアムを更新すると、一年あたり15泊の宿泊実績がプレゼントされるという特典もあります。
ただ、これだけで累計600泊をクリアしようと思ったら、600÷15=40年かかることに。
カード特典だけでライフタイムプラチナを目指すのは、現実的でないと言えます。
一生涯プラチナステータスであることの意味
上記のように、プラチナステータスの維持は簡単なことではありません。
だからこそ、プラチナステータスが生涯維持される「ライフタイム・プラチナ」には絶大な価値があります。
何年もかけて完遂できた時の達成感は、想像以上でした!
プラチナ特典は役に立つものばかり
もちろん、プラチナステータスで得られる特典も嬉しいものばかり。
- 午後4時までのレイトチェックアウト
- ラウンジアクセス
- スイートを含むエンハンスドルームへのアップグレード
- 選択式ウェルカムギフト(朝食2名無料など、ホテルブランドによる)
上記特典は、プラチナステータス以上で初めて受けられるようになるものであり、ゴールドまでと比べて特典が一気に豪華になります。
これらの特典がいつでも受けられるのは、本当にありがたい限りです。
マリオット修行が終了
ということで今回、目標としていたライフタイム・プラチナを獲得したため、数年来のマリオット修行(という言葉があるかはわかりませんが)も、これで一旦終了となりました。
近年、宿泊実績2倍カウントキャンペーンが連発されていた関係で、プラチナステータスホルダーが急増しており、いつまでこの特典内容が維持されるかはわかりませんが、とりあえず現時点ではここが目指しうる最高のゴールと言っても過言ではないでしょう。
ライフタイムプラチナ達成後はどうする?
さて、一つの目標がなくなった今、この先どうすべきなのでしょうか。
ヒルトンやIHGなど、マリオット以外にもステータス制度を設けているホテルチェーンはありますので、そちらにチャレンジするのもまた一興ではありますが、身一つであちこちのホテル修行をするほど時間的・金銭的余裕はなさそうです。
これまでは宿泊実績を積むため、世界中どこに行くにもマリオット系列が第一候補。
ライフタイム・プラチナ達成により、縛られるものはなくなったものの、せっかく得た特典を享受するため、結局のところ、これからも基本的にマリオット優先は変わらないでしょう。
ここ最近は、毎年マリオット系で75泊以上していたため、スイートナイトアワード(現ナイトリーアップグレードアワード)がもらえていたのですが、これから先は縁遠くなりそうなのが唯一寂しいところ…。
ただこの数年の間にも、目ぼしいマリオット系ホテルがない都市では、個人経営の小さな宿泊施設に感動したことも多々ありました。
今後は以前よりも、こちらの割合が増えるのかもしれません。
しばらくは少し肩の力を抜いて、のんびりとホテルライフを楽しんでいければいいかなと考えています。