2020年11月3日、京都は二条城の真正面に堂々オープンした「HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル・ザ・三井京都)」。
250年以上の長きにわたりこの地に存在した、三井総領家邸宅の跡地という、素晴らしい立地を誇る至上のホテルです。
選びぬかれた天然の素材と、卓越した工藝技術によって作り上げられた客室は、どこを見ても手抜きのない完璧な空間。
今回は、マリオットボンヴォイプラチナ会員としてのアップグレード結果と、素敵すぎる茶道体験を中心にご紹介します!
この他のHOTEL THE MITSUI KYOTOの記事も、ぜひ併せてご覧ください♪
HOTEL THE MITSUI KYOTOへのアクセス
まず、HOTEL THE MITSUI KYOTOの最寄駅は地下鉄東西線・二条城前駅。2番出口から300mほどの道のりです。
ただし、メインエントランスは二条城側の東堀川通ではなく、裏の油小路通りに面していますのでご注意を。
まだ新しいからでしょうか、googleルートの通りに行くと、ぐるりと一周することになってしまいました。
一応二条城側にも門があったものの、勝手に開けて良いものか判断つかず…。
エントランスは歴史ある梶井宮御門
ということで、油小路通り沿いのこちらがメインエントランスです!
象徴的なこの門は、300年を超える歴史を持ち、三井家も所有したという「梶井宮御門」を修復したもの。
一度解体した後、福井県にある宮大工の職人集団「藤田社寺建設」まで運び、部品の選別から修理まで、多大な手間をかけて復元されたのだそう。
現代風な中に、これまで積み重ねられてきた重厚な歴史を織り込むという、ホテル・ザ・三井京都らしさが感じられるエントランスですね。
格調高いレセプションとロビー
門の奥へ進むと、高級感漂うベージュカラーのファサードが。
アンティークゴールドに輝くロゴも素敵です。
ご覧の通り、マリオットインターナショナルのホテルブランドとしては、「ラグジュアリーコレクション」に属しています。
一方、ホテルの運営会社は、ハレクラニ沖縄を運営していることでも知られる、三井不動産リゾートマネジメント(三井不動産グループの100%子会社)。
ホテル・ザ・三井京都は、三井不動産グループのフラッグシップホテルとして誕生しました。
中は二重ドアになっていて、入って左にコンシェルジュ、右がレセプションデスクです。
チェックインはロビーで
スタッフさんに声をかけると、奥のロビーへ通されました。こちらで着座しつつ、チェックイン手続きをしていただけるようです。
ロビーは昔ながらの高級ホテルといった雰囲気ながら、壁・天井の装飾や家具は、やはり当代らしいスタイリッシュさ。
席に着くと、温かいお茶と塩芳軒さんの干菓子が供されました。
色合いを淡く揃えた器からとても上品で、京都らしさ満点です。
庭園も滞在中の癒しに
窓の外に目をやると、水をたたえた中庭が。
奥には日本庭園もあり、美しく整えられています。
朝夕のお散歩にもぴったりですね。
お天気の良い昼間は窓が明け放れていました。風が通って気持ち良さそうです。
無償アップグレード
さて、チェックイン時のお楽しみは、マリオットボンヴォイの特典の1つである『お部屋の無償アップグレード』。
マリオットボンヴォイに加盟しているホテルでは、エリートメンバー(上級会員)のステータスを保有していると、その日の空き状況次第で、予約したお部屋よりも高いカテゴリーのお部屋に無償で案内してもらえるのです。
私は今回、マリオットボンヴォイ「プラチナステータス」を持っての宿泊。
プラチナ以上のステータスがあれば、「スイートルーム」を含む豪華なお部屋にアップグレードしてもらえる可能性があります。
気になる結果は…?
さて、今回はどうなったのかと言いますと…
……
……
ニジョウルームとなりました!
- デラックスルーム ←元の予約
- デラックスガーデンルーム
- プレミアルーム
- プレミアガーデンルーム
- ニジョウルーム ←アップグレード!
- デラックススイート
- エグゼクティブスイート
- ガーデンスイート
- ニジョウスイート
- Onsenスイート
- プレジデンシャルスイート
HOTEL THE MITSUIでは、一般のゲストルームがデラックスからニジョウまでの5種類、そしてスイートが6種類と、全11種類のカテゴリーで構成されています。
今回は、ゲストルーム内で最も上に当たる「ニジョウルーム」になったというわけです。
上表をご覧になってわかる通り、シティビューよりもガーデンビューの方が良いお部屋とされており、せっかくHOTEL THE MITSUI KYOTOに泊まるなら、できればそちら側を希望したいところ。
しかし、ニジョウルームはさらにその上。
名の通り正面に二条城を臨む、眺望としては最高のお部屋です!
シティビュー | 住宅街側 |
ガーデンビュー | 内庭側 |
二条城ビュー | 二条城側(ニジョウルーム、ニジョウスイート、プレジデンシャルスイートのみ) |
ちなみに今回、事前にスイートナイトアワードでニジョウスイートをリクエストしていましたが、残念ながらシステム不具合のため却下…。
もしまた機会があれば、今度こそスイートに泊まってみたいものです。
2024年、スイートナイトアワードは「ナイトリーアップグレードアワード」にリニューアルされました。
また、プラチナ会員には選択式ウェルカムギフトも用意されています。
HOTEL THE MITSUI KYOTOの場合は、
・朝食
・1000ポイント
いずれか1つ。断然朝食がおすすめです!
HOTEL THE MITSUI KYOTOは共用部もスゴイ!
チェックイン手続きが終わると、お部屋まではスタッフさんが案内してくれます。
道すがら、共用部の施設を案内していただきました。
ライブラリー
まずこちらは、誰でも自由に本を閲覧できるライブラリー。
そういえば、リッツカールトン沖縄やセントレジスバリなどにも同じような設備がありました。
わざわざこのようなスペースを作るとは、やはり世の富裕層の皆様は読書がお好きなのでしょうか。
和書はほぼ見当たらなかったのですが、もともとこちらのホテルは6割以上インバウンド客を見込んでいたと聞いて、それも納得です。
茶室で「午後のお愉しみ~お抹茶のふるまい」
2022年1月現在は、「茶居で味わう一服のお茶」という名称に変わり、25分間1名1,500円の有料アクティビティになっています。
有料化された分、干菓子ではなく主菓子(生菓子)が提供されるようになったとのことでした。
そして、こちらは茶道体験を楽しめるお茶室。
予約すれば、なんと無料で茶道体験「午後のお愉しみ~お抹茶のふるまい」を受けることができます。
午後のお愉しみ ~お抹茶のふるまい
実施時間:毎日13〜19時(全5〜6回実施)
※1組ずつの貸切
私が参加した日の茶道体験は、前日の15時過ぎには満席で締め切られていましたので、早めに予約しておいた方が良いでしょう。
流派は三千家の一つ、武者小路千家。
お茶を点てて下さるスタッフさんの美しい所作はもちろんのこと、茶器やお干菓子など全てが目にも楽しい!
スタッフさん達は、オープンのおよそ半年前からお稽古を始められたそうです。
一回15分ほどの短い時間ではありますが、日本らしさ・京都らしさを存分に堪能できました。
インバウンド客が来日できるようになったら、これはかなり人気が出そうですね!
サーマルスプリング
なお、私は利用しませんでしたが、地下にあるサーマルスプリング(水着を着用して入る天然温泉を用いたプール)も、とても評判が良いとのこと。
(HOTEL THE MITSUI KYOTO公式サイトより)
利用年齢 16歳以上
* 10:00-16:00は4歳以上・16歳未満も使用OK
現在は新型コロナ感染拡大防止のため、入場者数を絞っているそうで、利用する際は直接出向くのではなく、あらかじめ電話で状況を確認しましょう。
もし水着を持っていない場合は、サーマルスプリングスパのレセプションで湯あみ着を借りることも出来ます。
時間・体力的に余裕のある方は、ぜひ利用してみてください♪
レストラン
また、HOTEL THE MITSUI KYOTOには、以下3つのレストランがあります。
イタリアン 「FORNI」 |
薪窯で焼き上げるピッツァから本格的なグリル料理まで。モダンに昇華した和の空間で、二十四節気の旬が味わえる一皿をお届けいたします。 |
ガストロノミー鉄板 「都季」 |
フランス料理と⽇本料理それぞれの⾷材と調理法を融合・昇華させ、素材の⼒を存分に引き出した、新たな鉄板料理をご提供いたします。 |
バー&ラウンジ 「THE GARDEN BAR」 |
⻩昏とともにライトアップされる⽇本庭園を眺めながら、京都滞在を彩るにふさわしい食事やドリンクを提供いたします。 |
(レストラン紹介文は公式サイトより引用)
できればランチで利用してご紹介したかったのですが、いずれも満席とのことで希望叶わず。紅葉シーズンの京都、恐るべしですね。
ちなみに11月時点では、FORNIが朝食会場となっていました。
イタリアンのお店ですが、洋朝食だけでなく、和朝食もこちらで頂けるとのこと。
ただ、プラチナステータスのおかげか、それとも新型コロナの影響なのか、インルームダイニングも選べるとのことでしたので、私はお部屋でいただきました。
ゆっくり自分のペースで食事ができてとってもよかったです♪
<レポートはこちら↓>
ホテルについてより詳しく知りたい方には、無料のガイドツアーもありますので、お時間があれば参加されてみてはいかがでしょうか。
次回は、いよいよお部屋の様子を詳しくご紹介します!
ホテル概要
ホテル名称 | HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル・ザ・三井京都) |
エグゼクティブ/クラブラウンジの有無 | なし |
添い寝条件 | 12歳以下無料 |
所在地 |
〒604-0051 京都府京都市中京区二条油小路町284 |
階数 | 地下1 – 4階 |
部屋数 | 161室 |
開業 | 2020年11月3日 |
最寄駅 | 地下鉄東西線・二条城前駅 |
関連記事
マリオットボンヴォイのエリートメンバーになるためには
マリオットボンヴォイのエリートステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。
この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
マリオットアメックスプレミアムなら一気にステータスを獲得できる
用もないのに16泊はちょっと…という方には「マリオットアメックスプレミアム」がオススメ。
このクレジットカードを持てば、自動的にゴールド会員に昇格できるため、最初の宿泊からゴールド会員向けの特典を受けることができます。
例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、マリオットアメックスプレミアムには、年間150万以上決済すると、カード更新時に毎年1泊分の無料宿泊特典が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)というお得な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
マリオットアメックスプレミアムは、絶大な人気を誇った「SPGアメックス」の後継カードです。
陸マイルを貯めて気軽に旅に出よう
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪