気候や交通の便がよく、見所も沢山と、アメリカ初心者にもおすすめの街、サンフランシスコ。
この街には数多くのマリオット系列ホテルがありますが、もしあなたがマリオットボンヴォイ・プラチナ以上のステータスを持っているなら、サンフランシスコ・マリオット・マーキス/San Francisco Marriott Marquisがおすすめ!
立地がいいだけでなく、サービス充実のMクラブラウンジが設けられており、物価高なアメリカでの食費を大幅に抑えることが出来ます。
今回はエリート特典とアップグレードされたお部屋、ラウンジについて詳しくご紹介します♪
サンフランシスコ関連記事はこちら!
搭乗記も是非ご覧ください。
サンフランシスコ・マリオット・マーキスへのアクセス
では、まずはアクセスから。
サンフランシスコ・マリオット・マーキスがあるのはSoMa地区です。
坂の多いサンフランシスコにあって、この地区は平地で移動が楽なことも決め手の一つでした。
同じ地区にあるパレスホテル・セントレジスも、それぞれの良さが感じられる素敵なホテルです!
リッツカールトンはまさしく坂の上にあるため、アクセスはちょっと大変でしたが、スタッフさんがすごーく親切で、忘れ難い思い出になりました。
サンフランシスコ・マリオット・マーキスの最寄駅は、パウエルステーション/Powell Station。
SoMa地区は美味しいお店やスーパーマーケットが多い上、どこに行くにもとっても便利!お仕事・観光いずれの目的でも大変オススメです♪
サンフランシスコ国際空港から高速鉄道バート/Bartに乗れば、乗り換えなし30分でホテルまで到着可能。
アメリカにしては珍しく(?)駅にエスカレーターやエレベーターが整備されているので、大きい荷物があっても心配不要なのも大きな魅力です。
今回の旅の目的は?
ちなみに、今回の旅は現地での観光というよりも、JALのファーストクラスに乗ることが主な目的でした(アラスカマイル特典)。
ヨーロッパはチケットが取りづらいため、アメリカ方面に行くとして、さてどの街にしようかな?と考えた際、空港から市街地へのアクセスがよい上に、前回訪問時に若干の心残りもあったサンフランシスコを再訪しよう!と決定した次第なのです。
心残りとは、Tea Forteのティーバッグを買うこと↓と、
フィッシャーマンズワーフのピア39でアシカを見ることでした!
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いざチェックイン
ではさっそくチェックインしましょう!
広いエントランスからも、かなり大型のホテルであることがわかります。
レセプションがあるのは左手。
このホテルには、プラチナメンバー以上が利用できるMクラブラウンジが設けられているのですが、チェックイン/アウト業務は行われていないため、全員がこちらに立ち寄ることになります。
クラブラウンジについては後ほど詳しくご紹介します!
スイートナイトアワード申請が成功
さて、チェックイン時のお楽しみといえば、無償アップグレード。
マリオットに加盟しているホテルでは、エリートメンバー(上級会員)のステータスを保有していると、その日の空き状況次第で、予約したお部屋よりも高いカテゴリーのお部屋に無償で案内してもらえるのです。
私は今回、マリオットボンヴォイ「チタンステータス」を持っての宿泊。
プラチナ以上のステータスがあれば、「スイートルーム」を含む豪華なお部屋にアップグレードしてもらえる可能性があるのですが…
今回はスイートナイトアワード(SNA)が承認され、事前に「3ベイスイート」へのアップグレードが確定していました♪
2024年、スイートナイトアワードは「ナイトリーアップグレードアワード」にリニューアルされました!
デスティネーションフィーが必要
ちなみにこのホテルでは「デスティネーションフィー」が設定されており、一室一泊あたり25ドルが徴収されます。
この円安のご時世、かなり損な気がしますが(実際Googleレビューには不満の声も散見されました)、その分色々な特典が付いていますので、しっかり活用すればむしろお得な気分を味わえるはず!
具体的な特典内容は以下の通りです(2023年10月時点)。
- ホテル内の飲食店3店舗(B55,Mission St. PANTRY, THE VIEW)で使える25ドルクレジット
- 高速インターネット無料
- レストランB55で前菜一品サービス
- ロゴ入りステンレスボトル一本プレゼント
- レンタサイクル2時間
- ケーブルカー片道チケット(一人2枚、一滞在4枚まで)
- エリートメンバー(ゴールド、プラチナ、チタン、アンバサダー、※コバルト)限定スペシャルコーヒー
※コバルトとは、マリオット・ボンヴォイのシークレットステータス。達成するためには、マリオット・インターナショナルCEOを始めとした関係者の承認が必要なようです。
MISSION STREET PANTRY
私の場合、まず一日25ドルの飲食クレジットは専ら1階にある「MISSION STREET PANTRY」で消費していました。
利用するタイミングを失ってしまいましたが、エリートメンバーならこちらのお店でスペシャルコーヒーも頂けるようです。
ホテル内にある眺めのいいバーやレストランも対象店舗に入ってはいるのですが、パントリーは日本のコンビニに近い感覚で気軽に使えるのでオススメです!
必要十分な品揃えのデリコーナーもあり。
ホテル内のお店ですから、お値段はそれなりですが、クレジット25ドルがあれば一食分賄うことは難しくありません。
特にMクラブラウンジが閉鎖される金・土には、軽食を入手出来てとても重宝しました♪
こちらは実際に購入したパスタ。店員さんがレンジで温めてくれるので、熱々をお部屋で食べられます。
そして別日に買った、具材盛りだくさんのサラダとヨーグルトグラノラ。
鶏肉とお蕎麦入りのサラダは、食べ応えがありつつ野菜も大量に摂れて、アメリカらしからぬヘルシーな夕食となり大満足でした。
ステンレスボトルとケーブルカーチケット
さらに、フロントで申し出るともらえるステンレスボトル&ケーブルカーチケットがこちら。
なかなかオシャレなボトルではありませんか?
ケーブルカーチケットの方は片道1枚8ドルもしますので、これだけでも結構お得感がありました♪
3ベイスイート
それではアップグレードして頂いたお部屋「3ベイスイート」へ行ってみましょう!
このお部屋は、スイートらしくリビング&ダイニングとベッドルームが分離した作りになっています。
リビング&ダイニング
入って右手がリビング。
最奥のダイニングから見た写真がこちらです。
ご覧の通り、一人で滞在するには勿体なさすぎる広さです。
就寝時以外はほとんど部屋にいなかったこともあり、なんと一度もこのエリアに座ることなく終わってしまいました。
ミニバーには無料のコーヒー&紅茶のみ。冷蔵庫も空で、有料メニューはありません。
コロナ禍からこちら、陶器ではなく紙コップを提供するホテルが増えました。
食器の洗い方について色々と良からぬ噂もありましたので、ゲスト側もこの方が安心できますね。
ウェットエリア
バスルームには浴槽がなく、シャワーブースのみ。洗面台とトイレの仕切りもありません。
アメニティは最近THANNから変更された「thisworks」です。
今年に入ってから何度か使う機会があったのですが、今回は気のせいかそれとも水質との相性なのか、今までになく上々の洗い心地で改めて感動しました!
ベッドルーム
そしてこちらがベッドルーム。
このお部屋は二面採光になっていて、日差しをたっぷり浴びることが出来るのが魅力。
窓の外は開けていて、サンフランシスコ湾まで臨むことができます。
左手下の茶色い建物は、お土産調達にもおすすめのSF MoMa!
特集記事でおすすめしているお店のほとんどが徒歩圏内にあります。
夕方になると、ビルの合間を何やら広告をぶら下げた飛行機が飛んでいました。
どうやら「Hard Seltzer High Noon/ハードセルツァー・ハイヌーン」という製品の宣伝のようです。
セルツァーとは最近アメリカで流行している、水・アルコール(ケーンシュガー由来)・フレーバーのみで作られた、よりヘルシーな酎ハイ的飲料とのこと。
日本ではこういう宣伝を見かけたことがないので、新鮮でした!
Mクラブラウンジ
続いて2階のMクラブラウンジへ。
営業時間
コロナ禍の間は閉鎖されていたようですが、2023年10月現在は以下のスケジュールで営業再開していました。
日〜木 6:30-23:00
- コンチネンタルブレックファスト 6:30-9:00
- スナック 9:00-17:30
- オードブル 17:30-19:30
- デザート 19:30-20:30
- ワイン&ビール 17:30-23:00
金・土 6:30-9:00
- コンチネンタルブレックファスト 6:30-9:00
プラチナ・チタン・アンバサダー・コバルトなら同行者1名まで無料で利用できます。3人目から(子供含む)は1日あたり30ドル必要ですが、グアムウェスティンに比べると随分リーズナブルだと感じました。
ただ、サンフランシスコマリオットのラウンジはお酒が有料となっています。
インテリア
ラウンジ内は半分ロビー吹き抜けに面していて、外の景色は見えないものの開放感のある作りです。
ドリンク
カウンターに並ぶドリンクは、ラウンジ営業中自由に取ることができます。
ティーバッグは初見の「ROAR」というシリーズ。
ブラックティーの他、「クランベリールイボス」「スパイスチャイ」など、バラエティ豊かなフレーバーが揃っていて、全種類試してみたくなってしまいました!
そして個人的に好きだったのがこちらの炭酸水メーカー。
ロンドンのユナイテッドクラブラウンジにも似たような機械がありましたが、ノンシュガーで外国らしいフレーバーが感じられて美味しいので、ぜひ一度は試してみていただきたいです!
朝食
ではフードプレゼーテーションを見ていきましょう。
朝食だけは、週末も毎日実施されています。
テーブルの上にはフルーツやデニッシュなどなど。
冷蔵庫の中にはアメリカでお馴染み、Chobani(チョバーニ)のヨーグルトがぎっしり詰め込まれています。
トルコ人の起業家が創業したメーカーで、10年ほど前にアメリカを席巻した大人気のヨーグルトなのだそうです。
ニューヨークでも毎朝頂きましたが、ギリシャ風のまったり濃厚で美味しいヨーグルトでした!
コンチネンタルブレックファスト(簡易的な朝食)とあった割には、温かい卵料理やウインナーも用意されていました。
ある日の朝食がこちら!
円安・インフレ真っ只中のアメリカでは、市内のレストランならこれだけで3,000円してもおかしくありません。
期待していたよりバランスも良く、とてもありがたく感じられました♪
スナック
朝食後は夕方にかけてスナックタイムに移行。
この時間帯のラインナップもかなり豪華なんです!
カウンター上にはドリトスやポテトチップス、日本では見たことのないスナックの小袋が山盛り並び…
壁際には、M&Mやジェリービーンズにナッツ等のディスペンサーも登場します。
必要に応じて大小の紙箱も添えられているという至れり尽くせりぶり。
いかにもアメリカっぽいお菓子ばかりで、とっても嬉しかったです♪
オードブル
17:30からはオードブルの時間。
卓上にはサラダバーやコールドカッツが並び…
傍には揚げ物も2種類置かれていました。
しつこいようですが、外食すると目玉が飛び出るほどの金額になりますし、野菜やタンパク質もちゃんと揃っていて、夕食としてもこれで十分すぎるほど!
グレービーソースがかかった小さなビーフパイのようなお料理が特に美味しかったです♪
なお、アルコールドリンクは有料のため今回は遠慮しました。
デザート
フードプレゼンテーションの最後を飾るのはデザート!
この日は、フルーツ、焼き菓子とカップデザートが用意されました。
レモンチーズケーキを一つ頂きましたが、思ったほど甘くなく美味しかったです!
最後に
ということで、今回はサンフランシスコ・マリオット・マーキス宿泊記をお届けしました♪
明るく広い素敵なお部屋にアップグレードしていただき、スタッフさんも皆さんフレンドリーでとても快適な滞在でした。
何よりも、やっぱりクラブラウンジがフルサービス体制だったことが非常にありがたかったです。
昨年のハワイでは、ラウンジがことごとく休止中でしたし…
今年の夏に訪れたウェスティングアムのラウンジは、台風被害により閉鎖中。
コロナが明けてからのアメリカで、今回初めて通常営業のラウンジを利用できたわけですが、以前よりもお得感が強く感じられて(根っからの貧乏性なもので)大満足でした!
サンフランシスコには魅力的なマリオット系列ホテルが数多くありますが、マリオットボンヴォイ・プラチナ以上のステータスを持っていて、リーズナブルな滞在をご希望の方には、このサンフランシスコ・マリオット・マーキスがイチオシです♪
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