2020年11月3日、京都市中京区にオープンしたばかりの「HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテルザ三井京都)」。
マリオットインターナショナルの最上級ホテルブランド「ザ・ラグジュアリーコレクション」を冠する一方で、三井不動産が満を辞して開業したフラッグシップホテルでもあります。
国内外の富裕層をメインターゲットにしているため、供用部から客室に至るまで、選りすぐった一級品で成り立っており、非日常感を楽しめること間違いなし。
今回は、最高の眺望を誇る「ニジョウルーム」の全体像から、こだわり抜いたアメニティや、贅沢すぎるバスルームについて詳しくご紹介します!
この他のHOTEL THE MITSUI KYOTOの記事も、ぜひ併せてご覧ください♪
お部屋まではスタッフさんがエスコート
ロビーでのチェックインを済ませると、スタッフさんが供用設備などを説明しながら、部屋までエスコートしてくれます。
客室へと続く廊下には、伏見稲荷の千本鳥居を思わせる意匠が施されているのが印象的。
このHOTEL THE MITSUI KYOTOは、ホテルを構成する全てについて「二条城至近の地に建つ日本最高峰のホテルブランドとしてどうあるべきか」を念頭に、緻密に計算されて生まれたホテル。
伝統的でありながら、モダンで革新的なデザインが随所に見受けられます。
客室が並ぶ廊下に敷かれているのは、枯山水を思わせるカーペット。
一流旅館を彷彿させる、静謐な雰囲気を演出していました。
さて、こちらの466号室が今回のお部屋です!
最上階ニジョウルームの概要
扉を開けると、新しい木材の香りがする落ち着いた雰囲気のお部屋が姿を現しました。
このお部屋の概要はこちら。
面積 | 50㎡ |
眺望 | 二条城 |
階数 | 2~4階 |
定員 | 3名 |
ベッドタイプ | ツイン・キング |
基本設備 |
|
アメニティ |
|
テクノロジー |
|
(HOTEL THE MITSUI KYOTO 公式サイトより)
見取り図はこんな感じです。
(HOTEL THE MITSUI KYOTO 公式サイトより)
玄関周り
足元には、岡持をモチーフにしたという靴置きが。
ニジョウルームには、この他にも岡持からインスピレーションを得た物が色々と置かれています。
お部屋のデザインを担当したアンドレ・フー氏は、香港の方とのこと。
岡持を日本らしさの象徴の一つと捉えていらっしゃるのかもしれませんね。
靴磨きサービスあり
上段に用意された紙は、靴磨きサービスの申込書。
私はお願いしませんでしたが、サービスの一環として無料で磨いていただけるようです。
革靴の方はぜひ利用してみてください!
二条城ビューのお部屋は貴重
ドアには、緊急避難時の案内がかけられていました。これを見るに、466号室の場所は西側の中央付近(下部の赤くなっているところ)。
二条城側のお部屋は、このニジョウルームとニジョウスイート、プレジデンシャルスイートのみ。
ということは、両端の広いお部屋が各スイートなのでしょう。
ワンフロアのうち、ニジョウルームが5つ、ニジョウスイートとプレジデンシャルスイートが1つずつの計7部屋とすれば、やはり二条城が見えるお部屋はそれなりに貴重と言えそうです。
お部屋はスリッパ、または素足で
お部屋に上がる前に、スタッフさんがスリッパを用意してくれました。
「完全土足禁止というわけではありません」とのことですが、靴を脱いで自分の家のようにくつろいで欲しいということで、こういった案内になっているようです。
最近は新型コロナもあり、お部屋の中を靴で歩き回るのは若干の抵抗も…。
基本的に皆さんがスリッパで過ごしていると思うと、安心感がありますね。
バスルーム
お部屋の入口から見て左側はウェットエリア。
このようにドアを閉めれば完全に独立します。
洗面台
ドアを開けて入った先には、立派な洗面台が。ウェットエリアは全てが廈門の大理石で作られているとのこと。上品なハニーベージュが印象的です。
奥側から見ると、こんな感じ。十分な広さですね。
クローゼット
クローゼットは扉のないオープンラック。
玄関に通じるドアの裏は、姿見になっています。パイル地のバスローブは、とっても着心地が良い!と評判だそう。
下の引き出しには、朝食メニューと紙袋と…
パジャマが二着入っていました。
柔らかなコットン地は通気性もよく、心地よい眠りに誘ってくれます。
ちなみにアイロンは備え付けられておらず、リクエスト製。マリオットボンヴォイ公式アプリのチャットでお願いすると、部屋まで運んできてくれました。
トイレ
クローゼットのお隣はトイレ。タンクレスのスッキリしたタイプです。ここのしつらえは完全に和風ですね。
洗面台
洗面台はダブルボウルの贅沢な作り。
靴置き場と同様、鏡やアメニティボックスも岡持にインスパイアされたデザインでした。
蛇口は、独ハンスグローエ社製によるAXOR(アクサー)シリーズで、和の伝統美一辺倒ではない、モダンな雰囲気を演出しています。
ラグジュアリーなアメニティの数々
アメニティボックスの中には、高級ホテルらしく一通り網羅された品々が。
- 歯ブラシ
- ヘアブラシ
- 剃刀
- ボディローション
- マウスウォッシュ
- ヘアゴム
- 綿棒
- 爪やすり
- コットン
- シャワーキャップ
驚いたのは、それぞれの品質の高さ!
ボディローションはパルファンサトリ×ラ・ボッテガ社製です。
HOTEL THE MITSUIのアメニティは、フレグランスメーカーとアメニティのテーラーメイド会社とのコラボレーション品。
つまり、HOTEL THE MITSUIを体現するアメニティを一から創り出したというわけです!
そのこだわりは品質管理にも及びます。蓋を開けてみると、しっかりとアルミの封が。
塗り薬のように、蓋裏の突起を刺して開ける仕組みです。こんな風になっているアメニティは初めて見ました!
これなら酸化も防げますし、いつでもフレッシュな香りを楽しむことができますね。
そしてヘアブラシは、よくある折り畳みの簡易式ではなく、色合いから高級感漂う本格派。
きちんとクッションがついていて、梳かし心地もバッチリです。
さらに細かいことながら、ヘアゴムも一般的なホテルだと金具で留めただけのものが多い中、こちらのものは継ぎ目がなくてとっても丈夫!
持ち帰って家でも愛用していますが、まだまだ切れる気配はありません。
そして、リクエストすると、素敵な基礎化粧品のセットもいただけました♪
京都の老舗化粧品店「かづら清老舗」さんの商品です。
- クレンジングオイル
- フェイシャルソープ
- モイストミルキーローション
- ホワイトモイスチャークリーム
これがまた使い心地抜群!!
個人的に、敏感肌で肌に合うものを探すのが難しいのですが、何の刺激もなくてとっても気に入りました。
その他の備品は、体重計に…
ランドリーバッグとドライヤー。
ドライヤーは「Holistic cures(ホリスティックキュアーズ)」というもの。公式サイトでは以下のように紹介されていました。
日本の限定地域でしか採取できない、動植物の細胞に最も効果的に作用する光線を放射する山海2種類の『天然鉱石』と水分の吸収に優れた『多孔ミネラル』を組み合わせる“マイクロミネラルミックス(MMM)”の開発に成功。これにより、ダメージを負った毛髪内の水分バランスを整え、毛髪内部のたんぱく質を再生。使うたびに潤いとツヤを取り戻し、美しい髪へと導きます。
こちらも初めて見ましたが、スタイリッシュな外観と最先端の技術が、HOTEL THE MITSUI KYOTOのコンセプトにぴったりマッチしています。
浴室
浴室の中も、贅沢なことに壁から浴槽に至るまで全てが廈門大理石製!
こんなゴージャスなお風呂、パリのル・ロックホテル以来ではないでしょうか。
浴槽
浴槽も総大理石ながら、触った感じ温かみがあると言いますか、壁や底が冷たくてびっくり、ということはありません。
リラックスできるバスピロー付き。
贅を尽くした浴槽にたっぷりとお湯を張って、ゆったり体を沈める時の心地よさと言ったら、言葉には表せません。
藤原定家の旅路に思いを馳せる
壁にかけられているオブジェには「五日天晴(いつかあっぱれ=「5日、晴れ」の意)」と書かれています。
波打っているのは、書物を模しているため。
これは、三井記念美術館に所蔵されている「藤原定家自筆本熊野御幸記」にインスパイアされたオブジェとのこと。
その中身はいわゆる旅行記だそうですが、800年以上前の旅行とは、一体どんな内容だったのか気になりますね。
聞くところによると、筆者の藤原定家さんは超インドア派だったために、その旅路にはかなりのご苦労があったのだとか…。
素晴らしすぎるシャワー
そして忘れてならないのは、なんと言ってもシャワーの気持ちよさ!
シャワーヘッドは、レインとハンドの2種類があるのですが、これまでに経験したどこよりも水が細かくて肌あたり滑らか♪
ハンドシャワー手元のスイッチを切り替えれば、3種類のシャワーモードを楽しめて、未体験のバスタイムになること間違いなし!
こんな素敵なシャワーヘッド、一体おいくらするのか想像もつきませんが、自宅のシャワーもこんなのに出来たらいいのになぁとしみじみ思いました。
こだわりのアメニティ
そして、バスルームに置かれているアメニティも、一切手抜きなし!
まず浴槽に用意されているバスソルトも、石質を痛めない特別なもの。
ヘチマスポンジがこれまた何ともレトロですよね♪
そしてスタンドには、洗面台に置かれていたボディローションと同シリーズのシャンプー・コンディショナー・シャワージェル・石鹸を完備。
使い心地は言わずもがな、高級感のある香りを存分に楽しめました!
こんなに何から何までこだわり抜いたお風呂が部屋についているなんて、本当にすごいことだと思います。
バスルーム全体の雰囲気は、キャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジに似ているような。
香港国際空港のザ・ウィングにあるバスルーム「カバナ」を思い起こさせました。
京都らしさ、日本らしさを追求しつつも、デザイナーさんのルーツである香港の美意識が反映された結果なのでしょうね。
とにかく素敵なバスルームでした♡
次回は
ということで、今回はHOTEL THE MITSUI KYOTO「ニジョウルーム」 の概要やバスルームをご紹介しました!
とにかく、この現代日本には珍しいくらい、全てに心砕いて選び抜いたものだけで構成されているという印象です。
至る所にこだわりが詰まりすぎていて、とてもお部屋の全てを一回でご紹介することは出来ませんでした。
これまた素晴らしいベッドルームや絶品の朝食は、別記事にてご紹介します!
ホテルザ三井京都がお好きな方には、リッツカールトン日光もおすすめです。
ホテル概要
ホテル名称 | HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル・ザ・三井京都) |
エグゼクティブ/クラブラウンジの有無 | なし |
添い寝条件 | 12歳以下無料 |
所在地 |
〒604-0051 京都府京都市中京区二条油小路町284 |
階数 | 地下1 – 4階 |
部屋数 | 161室 |
開業 | 2020年11月3日 |
最寄駅 | 地下鉄東西線・二条城前駅 |
関連記事
マリオットボンヴォイのエリートメンバーになるためには
マリオットボンヴォイのエリートステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。
この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
マリオットアメックスプレミアムなら一気にステータスを獲得できる
用もないのに16泊はちょっと…という方には「マリオットアメックスプレミアム」がオススメ。
このクレジットカードを持てば、自動的にゴールド会員に昇格できるため、最初の宿泊からゴールド会員向けの特典を受けることができます。
例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、マリオットアメックスプレミアムには、年間150万以上決済すると、カード更新時に毎年1泊分の無料宿泊特典が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)というお得な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
マリオットアメックスプレミアムは、絶大な人気を誇った「SPGアメックス」の後継カードです。
関連記事
陸マイルを貯めて気軽に旅に出よう
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪