クアラルンプール(マレーシア)にある、マリオット(SPG)系列の5つ星ホテル「ル・メリディアン クアラルンプール(Le Meridien Kuala Lumpur)」。
クアラルンプール国際空港から、特急電車KLIA EKSPRESS(KLIAエクスプレス)で乗り継ぎなしの28分。さらに駅直結という申し分のない立地に、フランス発祥ならではのオシャレで機能的な設備が自慢のホテルです。
これまで、ヒルトンクアラルンプール、ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールをはじめとして、クアラルンプール市内の6つのホテルに滞在してきましたが、個人的に一番気に入ったのがこのル・メリディアン。
今回は、その魅力を余すところなくご紹介したいと思います!
ル・メリディアンとは
ウィキペディアによれば、この「ル・メリディアン」は、元々フランスの航空会社「エールフランス(AIR FRANCE)」が1972年に設立したホテルブランドなのだそうです。
フランス発祥とは聞いていましたが、エールフランスが創設者とは知りませんでした。
コンセプトは、「自分の家のような場所をお客様に提供する」こと。
1990年代にイギリスの企業に買収された後、一度は日系傘下になった時期もありましたが、2005年にSPG(スターウッドプリファード)と契約し、現在に至ります。
ホテル概要
ホテル概要はこちら。
名称 | Le Meridien Kuala Lumpur(ル・メリディアンクアラルンプール) |
住所 | 2, Jalan Stesen Sentral, Kuala Lumpur Sentral, 50470 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, Malaysia |
ホテルランク | ★★★★★ |
マリオットリワードカテゴリ | 3 |
チェックイン時刻 | 15:00 |
チェックアウト時刻 | 12:00 |
5つ星なのに、マリオットリワードカテゴリは「3」。つまり、マリオットリワードポイントで宿泊する場合、かなり少ないポイントで泊まれてしまうということなんです!
実際、私も今回は【17,500ポイント】で予約していました。
日本国内の5つ星(翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都やセントレジス等)が大体60,000ポイント前後であることと比べれば、かなりお得感がありますよね。
さすがホテル天国の東南アジア・マレーシアです。
アクセス
ホテルの地図はこちら。
KLIAエクスプレスの終点である、KL Sentral(セントラル)駅に直結しています。
KLIAエクスプレスを降りたら、到着ロビー右奥に進みましょう。
10段ほどの階段を上りまして…(脇にはエレベーターもあります)
さらにエスカレーターで上へ。
上り切ったら、正面左手を目指します。
窓の外には大通りが見えました。
駅から一旦外に出て、ここを横断歩道で渡ってもホテルに行けるのですが、交通量が多いですし、雨風の強い日は大変。その点このルートなら、天候を気にせず安全に行き着けます。
階段かスロープでエントランスへ。ここが建物の入口です。
あとは道なりに進み…
エレベーターでロビー階へ上がると、ヒルトンクアラルンプールと並んだお隣がル・メリディアンの入口です!
いざチェックイン!アップグレード結果は?
前述の通り、ル・メリディアンクアラルンプールは、マリオット・インターナショナルグループ(SPG)に加盟しているため、マリオット上級会員はお部屋のアップグレード等、様々な特典を受けることができます。
今回私は、昨年のプラチナチャレンジで獲得した「プラチナプレミアステータス」をもって宿泊予約を入れていました。
プラチナプレミア会員向けには、下記のような特典があります。
・お部屋の無料アップグレード
・エグゼクティブラウンジの利用
・朝食2名分無料
・レイトチェックアウト
中でもお部屋のアップグレードは、とっても贅沢な特典!当日空きがある限り、無料で上位カテゴリーのお部屋に上げてもらうことが出来るのです。
今まで、最安のお部屋からスイートルームに上げて頂いたことも数知れず。
1回の宿泊で10万円以上得したこともありました。
さて今回の結果はと言いますと…
………
………………
ル・メリディアンスイートにアップグレード!!
こちらのホテルのお部屋カテゴリは下記の通りです。
スーペリアルーム ←元々予約していたお部屋 |
デラックスルーム |
プレミアルーム |
テラスルーム |
ルメリディアンクラブルーム |
ルメリディアンスイート ←アップグレードされたお部屋 |
テラススイート |
プレジデンシャルスイート |
5ランクもアップグレードされました♪
スイートルームと聞くとテンションが上がりますね。どんなお部屋なのか楽しみです!
メリディアンスイートに入室!
この日のお部屋は2156。
さっそくドアを開けますと…
広ーい!明るい!オシャレ!!
リビングとベッドルームが別になっていて、広さはなんと69平米。一人には十分すぎます。さすがはスイートですね。
リビング
それでは、まずはリビングからご紹介しましょう。
窓側から入口を見ると、こんな感じになっていました。とってもゆったりしているのがお分かりいただけるかと思います。
デスク
入口側には、シンプルながらモダンなデスク。
ちょっと北欧っぽいデザインですね。照明はちょっぴりレトロなのがまた可愛い。
ソファ
ソファは3〜4人掛けられそうな大きさ。
グレーとブルーの組み合わせ、個人的に大好きです♡
飾ってある調度品も、アンティークゴールド系で統一されているのが素敵ですね。トータルコーディネートの勉強にもなります。
テレビ
テレビもなかなかの大きさ。
日本語のNHKワールドも観られました。
窓からの風景
窓の外はお向かいの高層オフィスビル。暗くなると、お仕事中の様子が丸見えでしたので、こちらもカーテンを閉めておく方が良さそうです。
クローゼット
リビングの一角に、クローゼットもついています。
クローゼットには、バスローブと洋服ブラシ、
アイロンとアイロン台。
下の引き出しには、ランドリーバッグとシューミット、ソーイングキット、スリッパが入っていました。
ミニバー
クローゼットの隣りにあるのはミニバー。
冷蔵庫は、ちょっと珍しい引き出し式です。
ジュースとソフトドリンク、ビールなどが入っていましたが、マリオットプラチナプレミア特典で利用できるエグゼクティブラウンジが素晴らしく、何でも手に入りましたので、ミニバー内のものは消費しませんでした。
冷蔵庫の上にはこちらも引き出し式の食器棚が。
マグカップからグラス2種、紙カップまで揃っています。
中央にあるのは無料のコーヒー、紅茶。コーヒーは、オーストラリアで60年の歴史を持つ「Coffex」のものでした。
スナック類は2段目に入っています。
脇の戸棚には、湯沸かしポットも収納されていました。
高級ホテルによくあるネスプレッソこそないものの、先程も記載したように、ラウンジに行けば本格的なコーヒーをサーブしてもらえますし、日に何度も飲むものでもありません。何も不自由なく過ごせました。
ベッドルーム
続いてベッドルームへ。
こちらもグレー×ブルー×木目調の爽やかなインテリアですね!
ベッドリネンもちょっと凝った刺繍が施されていて、上質感があります。
ベッドの枕そばには、エアコンからアラーム、照明、外の「入室しないで下さい」ランプを一括管理できるコントロールパネルが置かれていました。
コンセントはユニバーサルタイプとUSB端子。わざわざ変換アダプターを持っていかなくてもいいのが助かりますね!
東南アジアの新しいホテルでは、こういうシステムを取り入れているところが割と多いように思います。
寝室にもテレビ
ベッドの正面にはテレビ。ちょうどリビングにあるテレビの背面に設置されていました。寝ても起きてもテレビが見られるっていいですね。もし子どもを連れている場合でも、2台テレビが有ると重宝します。
テレビの下には、DVDプレーヤーとセキュリティボックス、荷物置き場、引き出しが。
開けはしませんでしたが、引き出しの中にはブランケットのようなものが入っています。これはあまり他で見かけないサービスですね。
バスルーム
さてバスルームはというと、ベッドルームの隣にありました。
こんな風に、ブラインドを上げるとガラス窓になっていて、中の様子がわかるのが今っぽい!
中に入ってみると、正面が洗面台。
ダブルシンクで、それぞれにタオル掛けが設置されているため、とっても使いやすかったです。手拭き用には小さなハンドタオルが2つ3つ置いてあるだけ、というところが最近多いのですが、ハンガーがあった方が衛生的な気がします。
左手にはシャワー室。
シャワーヘッドは、レイン、ハンド…
さらにボディの3タイプ。
水圧も問題なく、とても快適でした!
最後に、バスルームの右手が浴槽とトイレとなっています。
浴槽にはシャワーも付いています。高さもあって、ゆったり入浴できました。
アメニティ
洗面台の上には、ボディローション・マウスウォッシュ・歯ブラシやシャワーキャップと一式が。
残りのシャンプー類は、予めシャワールームに置いてありました。
メーカーは、イギリスのグレートノーザントリビュートホテルにあったのと同じ「MALIN+GOETZ(マリンアンドゴッツ)」。
自然派で動物実験フリー、植物の力を最大限に引き出したラインで、ミントやセージといったハーブをふんだんに使った爽やかな香りが特徴です。
ロンドンで初めて使った時にとっても気に入ったものなので、また出会えて嬉しかったです!
プールもすごい♪
ル・メリディアンクアラルンプールは、お部屋もさることながら、プールもすごいんです!
8階から外に出てみると、お隣のヒルトンと共用の広ーい敷地に、2つのプールが用意されています。
ル・メリディアン側はこんな感じ。ヤシの木に囲まれて、リゾート気分満点です!
遊園地のアトラクションさながらの通路を通って行くと…
ヒルトン側のプールに出ます。
もちろんどちらのプールを使ってもOK。
ヒルトン側には、立派なトレーニングジムもあります。
営業時間は朝6時から夜11時まで。
受付に申し出れば、シューズを貸してもらうこともできるとのこと。
ウェイトトレーニング系に有酸素系と、たくさんのマシンが揃っていました。
こんな素敵なジムで、旅の合間に汗を流すのも良さそうですね!
最後に
今回は、クアラルンプールにあるアクセス至便&モダンヨーロピアンな雰囲気が魅力の「ル・メリディアンクアラルンプール」のお部屋とプール・ジムについて、詳しくご紹介しました。
ホテルの開業自体は2004年ですが、恐らくその後リニューアルされたのでしょう。随所に最新設備が取り入れられていて、オシャレなだけでなく、とっても快適なホテルでした。
スタッフさんも親切な人が多く、日本語の案内文が用意されていたりと、安心して宿泊できるのも嬉しいポイントです。
エグゼクティブラウンジも素晴らしかったので、ぜひ一度は利用してみて下さい!
クアラルンプール観光の目玉、インパクト抜群なバトゥ洞窟も、ル・メリディアンクアラルンプールからなら乗り換えなしで楽々!詳しいアクセス方法はこちらをどうぞ。
マリオット系列ホテルのエリート会員になる方法
ルメリディアンクアラルンプールは、マリオットインターナショナル(Marriott International)が展開するホテルです。
今回は、マリオットボンヴォイの「チタンエリート(旧プラチナ・プレミア)」のステータスを利用して滞在しました。
このステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
SPGアメックスにお得に入会する方法
用もないのに16泊はちょっと…という方には「SPGアメックス」がオススメ。
このクレジットカードを持てば、自動的にゴールド会員に昇格できるため、最初の宿泊からゴールド会員向けの特典を受けることができます。
例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、SPGアメックスには、入会次年度以降、毎年1泊分の無料宿泊券が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)という非常に強烈な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
SPGアメックスは年会費のかかるクレジットカードですが、紹介プログラムを使えば、お得に入会することが出来ます♪
関連記事
陸マイルを貯めて気軽に旅に出よう
航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
2015年12月 陸マイルを貯め始める 2016年7月 ANAビジネスクラスで大人3名フランス・ドイツへ 2017年2月 長女と大阪日帰り旅行 2017年6月 スターアライアンスファーストクラス世界一周の旅 2017年11月 家族4人ANAビジネスクラスでシドニーへ 2018年1月 家族4人ANAエコノミーで台湾へ 2018年3月 ANAエコノミーで上海へ 2018年5月 JALどこかにマイルで家族4人福岡旅行 2018年6月 ANAビジネスクラスで母娘パリ旅行 2018年10月 家族4人で京都・大阪へ 2018年10月 次女と2人で宮崎へ 2018年10月 JALエコノミーでホーチミンへ 2019年1月 家族4人ANAビジネスクラスでホノルルへ 2019年3月 JALエコノミーで香港へ 2019年4月 次女と2人JALエコノミーで香港へ 2019年4月 家族4人JALで大阪へ 2019年5月 エミレーツ航空ファーストクラスでドバイへ 2019年5月 家族4人JALエコノミーでグアムへ 2019年7月 長女と2人ANAビジネスクラスでウィーン(+プラハ・ブラチスラバ)へ 2019年11月 ワンワールド特典ファーストクラス航空券でヨーロッパ周遊へ 2019年12月 次女とガルーダ・インドネシア航空ビジネスクラスでバリ島へ 2020年1月 家族4人JALで沖縄へ 2020年9月 JAL特典航空券で広島へ 2020年11月 JAL特典航空券で京都へ 2021年8月 ANA特典航空券でドイツ・ミュンヘンへ 2022年3月 ANA特典航空券でアメリカ・ニューヨークへ 2022年5月 エミレーツ航空ファーストクラスでドバイへ 2022年5月 シンガポール航空でインド・デリーへ 2022年8月 ZIPAIRでハワイへ 2022年10月 ANA特典航空券(トクたび)を利用し鬼滅ジェットで福岡へ 2023年2月 ZIPAIR/サウスウエスト航空/ユナイテッド航空でサンノゼ・ラスベガス・サンフランシスコへ 2023年4月 ガルーダインドネシア航空ビジネスクラスでジャカルタ・バリへ(ANA提携特典) 2023年5月 エティハド航空ビジネスクラスでアブダビ経由カイロへ(ANA提携特典) 2023年6月 ANA特典航空券でイギリス・ロンドンへ 2023年7月 エバー航空&ANAで台湾・台北へ(ANA提携特典) 2023年7月 JAL特典航空券でグアムへ 2023年10月 JALファーストクラス&ビジネスクラスでサンフランシスコへ(アラスカ航空特典) 2023年11月 キャセイパシフィック航空プレミアムエコノミーで香港へ(ブリティッシュエアウェイズ特典) 2023年12月 エールフランス航空ビジネスクラスで家族4人パリ&ロンドンへ(JAL提携特典) 2024年1月 ANA特典航空券で福岡(ザ・リッツ・カールトン福岡)へ 2024年3月 ANA特典航空券でドイツ・ギリシャへ 2024年3月 ANA特典航空券で宮崎へ |
マイルを貯めて、気軽に旅行へ出かけましょう♪