飛行機出発までの待ち時間を、贅沢で充実したものに変えてくれるエアラインラウンジ。
同じ航空会社が運営していても、空港によってインテリアやサービス内容が少しずつ異なります。
サンフランシスコ国際空港にある、イギリスのフラッグキャリア・ブリティッシュエアウェイズラウンジは、2019年にリニューアル完了したばかり。
洗練されたデザインに、ドリンク&フードのクオリティも高く、大満足間違いなしのラウンジです!
ということで今回は、サンフランシスコ国際空港にあるブリティッシュエアウェイズラウンジについて詳しくレポートします♪
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ブリティッシュエアウェイズラウンジの場所
今回ご紹介するブリティッシュエアウェイズラウンジがあるのは、サンフランシスコ国際空港の「国際線ターミナル」。
パスポートコントロールを経た制限エリア内、A11番搭乗口付近にあります。
ブリティッシュエアウェイズラウンジの営業時間
ワンワールド公式サイトによれば、当ラウンジの営業時間は毎日13:30から20:45までとなっていました。
ただしJAL便の出発時間は、羽田・成田行きともに営業開始時刻よりも早い12〜13時(いずれも2023年12月時点)。
JAL公式サイトではブリティッシュエアウェイズラウンジが指定されているのに、一体全体これいかに?と思いつつ、ドア前までたどり着くと、やはりクローズ。
さてどうしたものかと逡巡していると、奥からスタッフさんが出てきてドアを開けてくれました!
JAL便の出発3時間前を目処にオープンするそうで、そこまで厳密な運用ではない様子です。
さっそくレセプションで入室手続きをしましょう。
この時間帯にこちらを訪れる殆どがJAL便の搭乗客ということもあり、スタッフさんは日本の方でした。
グアムやハワイならともかく、北米ではあまり経験したことがありません。
もし困ったことがあった時にも、日本語が通じるのは心強いですね。
ラウンジエリアはワンフロア下です。さっそく行ってみましょう!
ブリティッシュエアウェイズラウンジの全貌
エレベーターを降りると、デスクとビジネスセンターが設置されたホールに出ました。
シーティングエリアは左手に続いています。
バーエリア
このラウンジは大きく3つのお部屋に分かれており、一番手前はカウンターを擁するバーエリア。
シーティングエリア
座席としては、テーブル席が8卓。
そして飛行機を間近に眺められるカウンター席が主となっています。
ここまで飛行機が近いラウンジは珍しいかも。これからまた新たな旅が始まるんだなーと、一層気分を盛り上げてくれますね!
ラウンジ内にはお手洗いはあるものの、シャワールームはなし。
シャワーが必要なら、同じ国際線ターミナルにある「キャセイパシフィック航空ラウンジ」をご利用ください。
カウンター
中央に設けられたカウンターには、アルコールを含むたくさんのドリンクが用意されていました。
これほど立派なバーカウンターがあるビジネスクラスラウンジはそう多くありません。BA以外ではエミレーツ航空やシンガポール航空が有名です。
素人にはどれが何やらわからないほど、たくさんのボトルがずらり。
レモンスライスやシェイカーなどの用具も揃っていますので、自分好みの本格カクテルを作れそうですね。
ブリティッシュエアウェイズお馴染み、カラフルなフレーバーウォーターも健在です。
ワインは赤白と…
クーラーにスパークリングも置いてありました。
いかにもアメリカっぽいチョコレート菓子も。大きなジャー一杯に入っていて、子供が喜びそうです。
今回泊まったマリオットマーキスのラウンジでも、M&Mを始めとしたキャンディ類が大盤振る舞いされてました♪
有名女優とコラボ!Betti Buzzのトニックウォーター
少し離れた壁際には、一際オシャレなボトルが並ぶ専用コーナーが。
ここに並んでいる瓶は、ハリウッドの有名俳優、ブレイク・ライブリー氏が立ち上げた「Betty Buzz」というブランドのトニックウォーターです。
合成着色料・人工甘味料・グルテンフリーと、女優さんならではのこだわりが詰まっています。
ブリティッシュエアウェイズでは2021年に同社との提携を開始し、初めて専用コーナーを設けたのが、ここサンフランシスコ国際空港ラウンジなのだそう!
そのままでも、もちろんアルコールとミックスしても楽しめるお洒落なドリンク。
2023年12月時点では日本未上陸のようですので、この機会にぜひいかがでしょうか。
壁にはシグネチャーカクテルのレシピも掲示されてますので、チャレンジしてみても楽しいかも!
フードカウンター
バーエリアはドリンクがメインではあるものの、隅の方に少しだけ温菜コーナーも設けられています。
この日のメニューは…
- ローストガーリックチキン
- 豆腐カレー
- にんじんグラッセ・オレンジピール
- トマトピラフ
でした!
豆腐カレーとはあまり日本では聞きませんが、一体どんな味なんでしょうね。
ダイニングエリア
さらに奥に進むと、そこはダイニング。
手前〜右手にシーティングエリア、そして奥にブッフェ&ドリンクカウンターが設けられています。
シーティングエリア
このお部屋の全体像がこちら。
先ほどのスペースよりも数・種類ともに多く座席が並んでいますが、成田・羽田行きの出発時間が近いこともあり、この直後、あっという間に満席となりました。
窓辺には、プリンター付きのカウンター席も。
窓の外には、台湾・エバー航空の飛行機が駐機しています。
先日初めてエバー航空便に乗ったのですが、機内食のクオリティの高さにはびっくり&大満足!
サンフランシスコー台北のようなロングフライトでは、可愛いオリジナルパジャマも頂けるそうです。
(エバー航空公式サイトより)
来年搭乗分を予約しているので、入手次第改めてレポートします!
ファーストクラス専用エリア
ダイニングエリアの一番奥にひっそりと存在しているのは、ファーストクラス搭乗客だけのためのお部屋。
スタッフさんに伺ったところ、中には本格的なレストランがあるそうですが、今回はビジネスクラス搭乗のため入ることは叶いませんでした。
いつの日か実現した暁には追記したいと思います。
ブッフェだけでなく、各テーブルに置かれたQRコードから注文できるようですが、訪問時は残念ながら機能していませんでした。もしかしたら正規の(?)営業時間でしか対応していないのかも。
それにしても国内外問わず、このシステムを導入しているラウンジが近年増えてきましたね。
ドリンク
ドリンクバーにはトワイニングのティーバッグ。
バリエーションは6種類ほどあって、流石は紅茶の国・イギリスのエアラインです。
コーヒーマシンと、そのお隣はウォーターサーバー。
お酒はバーカウンターまで行く必要があるのかと思いきや、ブッフェカウンター下の冷蔵庫にぎっしり詰め込まれていました。
日本では見かけない外国っぽいクラフトビールばかりなのが嬉しかったです!
手前のケース、左から3番目にある「805」というビールがとっても美味しいので是非お試しを。
前年ラスベガスのハンバーガー屋さんでオススメされてお気に入りになりました♪
ブッフェコーナー
そして、こちらがお料理の並ぶブッフェコーナー。
カラフルなサラダが数種類陳列されています。見るからに新鮮で美味しそう!
裏側にはパンやチーズ、サンドイッチにコールドカッツがずらり。
ディスプレイが素敵だったので思わず角度を変えながら撮っていたら、スタッフさんがスマホ片手に出てきて、何故か一緒に撮影する流れになりました(笑)
皆さんフレンドリーで、さすがアメリカ!
デザートコーナーにはチョコチップクッキーやブラウニーなど、こちらもアメリカ色たっぷりです。
そしてその脇に置かれていたのは、懐かしのフォーチュンクッキー。
これまで中国発祥のものとばかり思っていたのですが、ちょっと調べてみたところ、どうやら日本の江戸時代に生まれたお菓子で、日系人によってアメリカ・カナダに持ち込まれ、今日でも食後のサービスとして親しまれているようです(Wikipedia情報)。
結構な人気ぶりで、ラウンジを去る頃には半分ほどに減っていました。素朴で美味しいですよね。
実際にいただいたメニュー
さて、この日いただいたのがこちら!
シーザーサラダ、フルーツサラダ、ガーリックチキン、にんじんグラッセとサンドイッチです。
アメリカとは思えないヘルスコンシャスなメニューが素敵♪
特に女性にとっては嬉しいラインナップではないでしょうか。
どれも洗練されていて繊細な味わい。とっても美味しかったです!
搭乗口へ
ラウンジで2時間ほど過ごしたところで、出発時間が迫ってきました。
名残惜しい限りですが、搭乗口へと向かいましょう。
今回のラウンジもとっても素敵でした!
最後に
ということで、今回はサンフランシスコ国際空港・国際線ターミナルにある「ブリティッシュエアウェイズラウンジ」について詳しくご紹介しました。
ヨーロッパらしく気品の感じられるインテリアと、ハイクオリティなフードプレゼンテーション。窓からの景色も素晴らしく、魅力たっぷりのラウンジです。
国際線ターミナルには、ブリティッシュエアウェイズの他、キャセイパシフィック航空とエールフランスのラウンジがワンワールドアッパークラス&エリートメンバーに開放されていますが、公式サイトで見る限り、BAラウンジが最も美しく充実している印象ですので、ひとまずこちらをファーストチョイスにしてみてはいかがでしょうか。
JALサンフランシスコ線搭乗記も併せてご覧ください!
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