ロンドン・ヒースロー空港からANA便に乗る際に指定される、ユナイテッド航空のラウンジ「United Club(ユナイテッド・クラブ)」。
とってもオシャレな空間に充実の設備、イギリスのエッセンスが感じられるフードラインナップと、最後までヨーロッパ気分を満喫できること間違いなしです!
こちらはユナイテッド航空だけでなく、スターアライアンス系エアラインの指定ラウンジになっており、特にANA便に搭乗する際は搭乗口至近で非常に便利。
今回はラウンジへのアクセスから利用条件、サービス内容まで余すところなく詳しくご紹介します♪
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ヒースロー・ユナイテッドクラブラウンジへのアクセス
さて、ヒースロー国際空港のユナイテッドクラブラウンジがあるのは、スターアライアンス加盟航空会社が発着するターミナル2。
下図の通り、チェックインカウンターのある本館(2A)とは別の建物(2B)にあるため、チェックインカウンターからはかなり歩くことになります。
(ユナイテッド航空公式サイトより)
保安検査を抜け、制限エリアに入ったら「Lounges B1-B3」を目指して左へ。
道中ずっと、そこかしこに案内が出ていますので、迷うことはまずないと思いますが…
驚いたのはこの表示!なんとここから歩いて13分かかるとのこと。
重たい荷物を持っていたら、結構大変な道のりになりそうです。
ただ、この日はANA便の搭乗口がB46でしたので、いずれにせよこちらに来る必要がありました(調べてみたところ、2023年9月現在もNH212便の搭乗口はB46のまま固定されています)。
もしAから始まる搭乗口の場合は、単純往復だけで30分ほどかかるため、ラウンジのためだけに移動するのはあまりオススメ出来ません。
その後はスーツケースを引きつつひたすら歩き、ようやくBゲートエリアへ。
歩くのはどちらかというと早い方ですが、先ほどの表示通り、ここまで来るのに15分弱かかりました。
ちょうどB46搭乗口の向かいにあるこちらが、ユナイテッドクラブラウンジへの入口です!
エレベーターでワンフロア上へ。
ユナイテッドクラブラウンジの概要
ユナイテッドクラブラウンジのレセプションに到着しました!
スタッフさんに搭乗券を提示し、入室手続きを済ませましょう。
ユナイテッドクラブラウンジの概要は以下の通りです。
営業時間
5:00-18:00
利用条件
- スターアライアンス加盟航空会社ファーストクラス搭乗客
- スターアライアンス加盟航空会社ビジネスクラス搭乗客
- スターアライアンス・ゴールドメンバー(ANAダイヤモンド、ANAプラチナ、ANA SFC等)
主なサービス
軽食、ドリンク、バーカウンター、ビジネスセンター、シャワー、化粧室
ANAを始めとするスターアライアンス加盟エアラインの運航便に搭乗することが利用の前提条件です。
ユナイテッドクラブラウンジ内の様子
それでは、ラウンジの中へ!
こちらのラウンジは比較的新しいのか、とてもモダンでスタイリッシュな印象です。
訪問時はちょうどUA便が重なっていましたが、全体の座席使用率は60~70%といったところでしょうか。
豊富な席数のおかげで、空きが見つからないほどではありませんでした。
広い空間はいくつかテイストの違うインテリアで分けられ、様々な種類の椅子が並べられています。
ドリンクカウンターが近未来的なデザインで、いかにもアメリカっぽい!
カウンターの裏側にもシーティングエリアが設けられています。
窓にはシェードがかかっていて外の景色は見えないものの、光がたっぷり降り注ぐ明るい空間となっていました。
化粧室
ユナイテッドクラブラウンジは、付帯設備もかなりの充実度を誇ります。
化粧室は男女兼用でしたが、とても余裕のある作り。
ちょっとしたソファが置かれていて、着替えも難なく出来そうです。
シャワー
もちろんシャワー室も完備!
室内には受付があり、こちらでチケットを提示して利用する仕組みとなっていました。
シャワーブースもこの通り広々。トイレとパウダースペース付きです。
一通り身だしなみを整えてからロングフライトに備えることが出来るのは、本当にありがたいことですね。
シャワーブースはレイン+ハンドシャワーで快適、ピカピカに磨かれていて清潔感も満点でした!
個室
そしてラウンジの一番奥には、60分間使える個室も用意されています。
内部はカウンターとチェアだけのシンプルな構成ですが、この通りしっかりした個室で、プライバシーを確保しつつ仕事に集中できそうですね。
ドリンクカウンターのラインナップ
では続いて、ラウンジ内で提供されているドリンクをチェックしてみましょう。
先ほど触れた半円形のドリンクカウンターには冷蔵庫が付いていて、中にはコカコーラやシュウェップスといったソフトドリンクを収納。
台上にあるのは「Bottle Green(ボトルグリーン)」という、英国コッツウォルズの飲料メーカーによる清涼飲料水です。
ナチュラルハーブとフルーツの香りが感じられる微炭酸飲料とのこと。
ちなみにティーバッグはトワイニング社製でした。
ブッフェコーナー
そしてラウンジの入口側には、立派なブッフェコーナーが設置されています。
ドリンク
左側はドリンクカウンター。
コーヒーはヨーロッパでお馴染み、イタリアのilly製です。
個人的にはこちらの「Hydration Drink」がオススメ!
甘さ控えめのフルーツ炭酸ウォーター4種類(オレンジ、レモン&ジンジャー、クラウディアップル、ブルーベリー)がちょっと外国っぽくて美味しかったです。
アメリカ・サンフランシスコのマリオットでも似たようなスパークリングウォーターサーバーがありました!最近流行っているのかもしれませんね。
フード
そして驚いたのが、お料理の豊富さ!
十数年前に初めてUAラウンジを訪れた時の経験から、失礼ながら米系エアラインのラウンジはあまり食事が充実していないイメージがありましたが、ここは美味しそうなメニューが目白押しです。
サラダコーナーには野菜たっぷりのアレンジメニューが並び…
温菜コーナーには本格的なカレーに麺料理。
さらに、英国らしいコテージパイのお隣には「Kathu Chicken& Curry Katsu Sauce(チキンカツ&カレーカツソース)」を発見しました。
近年イギリスでカツカレー人気が高まっていると聞いたことがありますが、噂は本当だったのですね。
それほどお腹が空いていないのであれば、サンドイッチやチーズなどのコールドカッツだけ摘んでも良さそうです。
デザートコーナーにイギリス名物のスコーンがあるのも嬉しい♪
最後までイギリス気分を味わえる、とっても素敵で大充実のラインナップでした!!
バーカウンター
そしてこのユナイテッドクラブラウンジのハイライトは、何といってもこちらの本格的なバーカウンター!
バーテンダーさんが注文を受けてドリンクを用意してくれるのです。
デルタ航空といい、アメリカの航空会社ではバーカウンターに力を入れているラウンジが多い気がします。
メニューはこちら。
ウォッカ |
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ジン |
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テキーラ |
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ラム |
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ウィスキー、バーボン |
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スコッチ |
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リカー |
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コニャック |
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ベルモット |
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ポート |
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もちろん全て無料です。
好みを伝えればカクテルも作ってもらえるのでしょうが、今回は閉店まで時間がなかったこともありまして、ビールをオーダーすることに!
ビールの銘柄は「Neck Oil IPA/ネックオイル(英)」「AMSTEL/アムステル(蘭)」「Heineken/ハイネケン(蘭)」の3種類。
イギリスの味を堪能するならネックオイル一択ですが、IPAが少々苦手なため、アムステルを注文しました。
こちらはアムステル川の水を使った、オランダでもかなりメジャーなビールとのこと。
あまり癖がなく、日本のビールに近い味わいでした。
やはり注ぎたての生ビールは格別。バーテンダーさんにサーブしてもらえると尚更です!
搭乗口へ
さて。
この日、ANA便出発時刻は19時だったのですが、ユナイテッドクラブラウンジの営業時間は18時まで。
搭乗開始まで30分を残して、営業終了の案内が入りました。
ということで、ラウンジお向かいの搭乗口前へ。
窓の外にはこれから約14時間お世話になる飛行機が、すでにスタンバイしています。
この付近にはお店らしいお店も見当たりませんので、残り時間は飛行機を眺めながら過ごすとしましょう。
いよいよこれでロンドンともお別れ。おかげさまで思い出に残る素敵な旅となりました!
最後に
というわけで、今回はロンドン・ヒースロー国際空港ターミナル2にあるユナイテッドクラブラウンジについて詳しくご紹介しました。
オープンからそれほど経っていないのでしょうか、とても明るく洗練されたインテリアに、大充実のドリンク&フードプレゼンテーションが魅力的。
ただ、シャワールームはかなり混み合っていましたので、もし利用したい場合は時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。
次回は、ロンドン発東京羽田行きのANAビジネスクラス搭乗記をお届けします!
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