アメリカ・カリフォルニア州の代表都市として知られているサンフランシスコには、由緒ある素敵なホテルがたくさんあります。
もちろん、世界的ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」系列ホテルも選り取り見取り!
日本人にも予約・利用しやすく、会員プログラム「マリオットボンヴォイ」特典も満載と、一層充実した滞在になることは確実です。
今回は、マリオット系の中でも人気の3ホテルをセレクトしました。
その第1弾は、「パレスホテル ア ラグジュアリーコレクションホテル サンフランシスコ: Palace Hotel, a Luxury Collection Hotel, San Francisco」!
1907年に創業した歴史あるこのホテルは、豪奢なレストラン「ザ・ガーデンコート」を有し、ヒストリック・ホテルズ・オブ・アメリカにも選出。街のランドマーク的な存在となっています。
そして実はこのホテル、とってもジャパニーズフレンドリーで、初めてのサンフランシスコ滞在にも安心!
今回は、マリオットボンヴォイメンバーが受けられる特典と、お部屋の様子を中心にその全容をレポートします♪
今回はZIPAIRサンノゼ線でサンフランシスコへやって来ました!
ジップエアは、LCC価格でフルフラットに乗れるのが大きな魅力です。
6月には、サンフランシスコ直行便の就航開始!
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ホテルへのアクセス
ではまずホテルへのアクセスから。
パレスホテルサンフランシスコは、Montgomery/モンゴメリー駅から徒歩1分の場所にあります。
サンフランシスコ空港からは「BART:バート」という電車に乗って、乗り継ぎなしの30分。
実際に乗ってみたところ、チケットの買い方が少々複雑だったものの、エレベーターもきちんと全駅に整備されていますし、運行本数も多め。車内も比較的安全な印象でした。
モンゴメリー駅からホテルへ
さて、BARTでモンゴメリー駅に着きました。
エスカレーターで上へ上がり、ポスト/マーケットストリート方面の出口を目指します。
道なりに進むと、地上に出ました。
ここで右を向くと、ホテルはすぐそこ!
ホテルの一階にはサンフランシスコ発祥の有名チョコレート店、GHIRADELLI(ギラデリ)が入っていますので、わかりやすいかと思います。
電車を降りて1,2分でホテルに到着しました!
サンフランシスコ国際空港から一度も階段を使う必要がなく、ここまでシームレスに到着できるのが嬉しいですね。
アップダウンの激しいサンフランシスコの中でも平地に位置するため、街歩きにはもちろん、バスや電車も利用しやすく、大変便利な立地です。
ちなみにホテルのスタッフさんは、夜歩いても全く問題ないエリアだと仰っていましたが、そうは言っても日本と同じとはいかないと思いますので、ご利用の際は十分ご注意ください。
いざチェックイン!
建物に入ると、そこはまるで宮殿のよう!
パレスホテルの名にふさわしい荘厳な雰囲気です。
パリのウェスティンや、ウィーンのインペリアルに通じるものがありますね。
1階中央奥にあるのが、このホテルのシンボルとも言えるレストラン、ザ・ガーデンコート。
まるでヨーロッパのボールルームのようですよね♪
こちら、宿泊者用の朝食会場にもなっていますので、また後ほど詳しくご紹介します。
左手にはコンシェルジュと…
右奥にレセプションという作りです。
エグゼクティブ/クラブラウンジはありませんので、全員がこちらのレセプションで手続きすることになります。
実はこちらのホテル、建物のオーナーが日本企業のため、なんと6階以上の客室にはウォシュレットを完備!日本人客は優先的に6階以上をアサインして頂けるのだとか。
また、非常勤ながら日本人コンシェルジュもいらっしゃり、滞在中に困ったことがあれば気軽に相談できる環境が整っています。
サンフランシスコが初めてでも、これなら安心ですね♪
スイートナイトアワード申請が成功
チェックイン時のお楽しみといえば、無償アップグレード。
マリオットに加盟しているホテルでは、エリートメンバー(上級会員)のステータスを保有していると、その日の空き状況次第で、予約したお部屋よりも高いカテゴリーのお部屋に無償で案内してもらえるのです。
私は今回、マリオットボンヴォイ「チタンステータス」を持っての宿泊。
プラチナ以上のステータスがあれば、「スイートルーム」を含む豪華なお部屋にアップグレードしてもらえる可能性があるのですが…
今回はスイートナイトアワードが承認され、事前に「スーペリアスイート」へのアップグレードが確定していました♪
(マリオット公式サイトより)
こちらは、スイートナイトアワードで申請できる中で最も良いお部屋です。
お部屋の前カテゴリーは以下の通り。
- 1キング ←元の予約
- 2ダブル
- 大きめの客室
- ジュニアスイートスタジオスタイル
- スーペリアスイート ←アップグレード!
- デラックススイート
- パレススイート
- プレジデンシャルスイート
ではでは、さっそくお部屋へ行ってみましょう!
2024年、スイートナイトアワードは「ナイトリーアップグレードアワード」にリニューアルされました!
スーペリアスイートの概要
廊下の壁は淡いブルーグレーで、とっても上品な雰囲気です。
お部屋は角の798号室。ドアを開けると…
二室に分かれた、これぞスイートルーム!といったお部屋が現れました♪
お部屋の概要はこちら。
面積 | 45㎡ |
ベッドと寝具 |
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部屋の特徴 |
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バスとバスルームの特徴 |
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家具と調度 |
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食事、飲料 |
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インターネットと電話 |
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エンターテインメント |
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バリアフリールームの特長 |
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リビング
まず、右奥のリビングへ。
ちょっと暗くて見えづらいので、朝撮り直した写真がこちらです。
廊下と同じブルーグレーの壁に、ネイビーの絨毯とグレーの家具で、シックにまとめられています。
二面採光なのも嬉しいポイント。他の建物とは距離があったので、カーテンを開けていても人目が気にならず過ごしやすかったです。
テレビ
テレビモニターは48インチ。YoutubeやNetflixなども使えるようになっていました。
ミニバー
テレビ台の下には、セーフティボックスとミニバーが。
コーヒーと紅茶は、このポーションタイプです。個人的にディカフェ多めなのが嬉しい!
お隣の冷蔵庫は空っぽでした。
ベッドルーム
そしてもう一つのお部屋が、このベッドルームです。
ベッド
真ん中には、ゆとりたっぷりキングサイズベッドが一台。
すべすべのリネンと包み込まれるような寝心地は、流石ラグジュアリーコレクションです。
公式サイトの情報によれば、ロイヤルハワイアンホテル、通称ピンクパレスでも採用されていた、フレッテ社製のリネンとのことでした。
ターンダウン
2023年2月現在、こちらのホテルではターンダウンサービスを行っていないとのことでしたが、その代わりにと、アメニティとギラデリのチョコレートを頂きました。
寝る前に少しだけ甘いものがあると、特に疲れている時には嬉しいもの。
ライスパフ入りのダークチョコレートは、甘すぎずとっても美味しかったです!
クローゼット
寝室に備え付けのクローゼットはコンパクトながら、欧米には珍しく照明が明るくて、もしかしたらこの辺りも日本人向けなのかも?
壁には靴磨きやランドリーバッグ、靴べら・ブラシなどがかかっていました。
余談ながら、この洋服ブラシがしっかり硬めで、分厚いコートを梳かすのにもピッタリ。
サンノゼ・ラスベガスと時が経つうちに、いつの間にやら糸くず・埃だらけになって困っていましたが、おかげさまであっという間に綺麗になりました。
もう一つ嬉しかったのが、スリッパまでフレッテ製だったこと!
全体が分厚いパイルで出来ていて、とっても贅沢な履き心地でした。
バスルーム
そしてバスルームがこちら。
ウォシュレット
バスタブはありませんが、前述の通りウォシュレットが付いています!
アジアやハワイならいざ知らず、アメリカやヨーロッパではなかなか見かけないので、感動も一入です。
そういえば、以前泊まったロンドンのマリオットでも完備されていて、新鮮な驚きを覚えたことが思い出されました。
もしかして、あちらのホテルも日本企業が関わっていたのでしょうか。
シャワーブース
シャワーブースは清潔でレインシャワー・ハンドシャワー付き。
冬なので湯上がりは寒いかも?と思いましたが、部屋の気密性が高いため、全く問題ありませんでした。
アメニティ
用意されているアメニティは、GILCHRIST&SOAMESという、イギリス・ロンドン発祥のメーカー品です。
どこかで見たような?と思ったら、数年前に泊まったパリのホテルでした。
あの時の宿泊費は一泊1万5千円前後でしたので、とてもコスパが良かったんだなぁと改めて感じました。
洗面台には、同ブランドのボディローションの他、バニティキットやシャワーキャップ、マウスウォッシュなどなど。
固形石鹸はCCビゲロウ/CC BIGELOW。アメリカ最古の調剤薬局として知られるメーカーです。
こちらのブランドは、日本のプリンスホテル宿泊時に初めて知って、パッケージのオシャレさや使い心地に感動したのですが…
包みを開けてみると、石鹸自体にもロゴが押されていて、やっぱりツボな可愛らしさです♪
その他、無料のお水2本が置かれていました。
豪華すぎる!ザ・ガーデンコートでの朝食
お部屋に続いては、このホテルのメインダイニング、ザ・ガーデンコートでの朝食をご紹介します!
こちらのホテルでは、マリオットボンヴォイ・プラチナ以上のステータスを持っていると、選択式ウェルカムギフトの一つとして、ブッフェ式朝食が無料になります。
選択式ウェルカムギフトは、
- レストランでの無料朝食
- 1滞在あたり1,000ポイント
のいずれかですにゃ!
こんな豪華で素敵な会場で朝食をいただけるなんて、滅多に出来ないこと。
ということで、ぜひ選択することをお勧めしたいのですが、実は無料でいただけるのはコールドミールのみ。
こちらのフルーツや…
パン、
シリアルやデニッシュ、
チーズとハムなど。この辺までが特典の範囲です。
これでも十分ではあるのですが、10ドルを追加することにより、ホットミールも自由に取れるようになります。
ホットミールのラインナップはこんな感じ。
- アップルウッドスモークベーコン
- チキンアップルソーセージ
- ブロッコリー&トマトソテー
- ポテト&ネギソテー
- スクランブルドエッグ
10ドル分の価値があるかの判断は人によるかと思いますが、朝はしっかり食べておこうかな、ということで、フルブッフェにしてみました!
お味はもちろんのことながら、どこを見ても美しすぎるレストランでの朝食は最高のひと言!
中世気分&海外旅行気分に浸れて、とってもお勧めです♪
ちなみに、朝食は前日までの予約が必要でした。
私は夜到着したためかほとんど選択肢がなく、7時か7時半のみ。
とはいえ、遅くなるほどに混んできましたので、個人的には早めで良かったと思っています。
最後に
ということで、今回はサンフランシスコにあるマリオット系列ホテル「パレスホテル,ラグジュアリーコレクションホテル」について詳しくご紹介しました!
せっかくのサンフランシスコ滞在なら、設備面のみならずサービス面でも日本人への配慮バッチリ&共用部からお部屋に至るまで優雅な雰囲気満載のこちらのホテルを検討されてみてはいかがでしょうか。
素敵な滞在になること間違いなしです!
ホテル概要
ホテル名称 | パレスホテル, ラグジュアリーコレクションホテル, サンフランシスコ |
所在地 |
94105 San Francisco California 2 New Montgomery Street, U.S.A |
エグゼクティブラウンジの有無 | なし |
子供の添い寝条件 | 11歳まで無料 |
階数 | 9階 |
部屋数 | 555室 |
開業 | 1907年 |
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マリオットボンヴォイのエリートメンバーになるためには
マリオットボンヴォイのエリートステータスを取得するには、基本的に何度もマリオット系列のホテルに宿泊しなければなりません。
例えば、チタンエリートであれば年間75泊。プラチナエリートでも年間50泊が必要です。
この数字を見てしまうと絶対に無理だとしか思えませんが、私の場合は、特別な方法を使ってチタンエリートのステータスを取得しました。
その方法が「プラチナチャレンジ」です。
プラチナチャレンジとは
プラチナチャレンジは、通常よりも少ない宿泊回数でエリート会員のステータスを取得できるキャンペーンです。
上述のように、チタンエリートになるためには通常75泊が条件ですが、私の場合はたったの9泊でステータスを取得することができました。
現在、少し改悪されたようですが、それでも16泊でプラチナステータス(通常年間50泊必要)を取得することができます。かなりお得な制度ですよね。
マリオットアメックスプレミアムなら一気にステータスを獲得できる
用もないのに16泊はちょっと…という方には「マリオットアメックスプレミアム」がオススメ。
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例えば、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトもゴールド会員の特典に含まれています(一部対象外ホテルあり)。
また、マリオットアメックスプレミアムには、年間150万以上決済すると、カード更新時に毎年1泊分の無料宿泊特典が貰える(50,000ポイント以下のホテルで使用可)というお得な特典もあります。マリオットボンヴォイ系列のホテルに宿泊する機会がある場合には、ぜひとも入会しておきたいカードです!
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