2022年6月29日、羽田空港に待望のデルタ航空新ラウンジ「スカイクラブ」が誕生しました!
デルタ航空は、2020年3月をもって成田空港から完全撤退し、羽田空港に移転。
それに伴い、羽田空港にデルタスカイクラブが新たにオープンしたというわけです。
前評判からかなり良さそうだったのですが、実際に見てみるとこの新スカイクラブ、想像以上に素晴らしい!!
ビジネスクラスラウンジの位置付けながら、眺めは最高、インテリアからバー・ブッフェまで徹底的に管理されており、日本国内では間違いなくトップレベルの空港ラウンジと言えるでしょう。
今回は、そんな羽田国際空港・デルタスカイクラブについて詳しくレポートします♪
閉鎖された成田空港デルタスカイクラブ訪問記はこちら。
新旧比べてみると、驚くほどの変貌を遂げていることがわかります!
羽田空港にある他エアラインのラウンジ訪問記もぜひご覧ください。
デルタスカイクラブへのアクセス
デルタ航空スカイクラブがあるのは、羽田空港の第3ターミナル5階。出国審査後の出発ロビー114番搭乗口付近です。
出国したら左へと進んでいきましょう。
こちらの「ラウンジ」と書かれた看板が目印です。
このエリアにはデルタだけでなく、色々なエアラインの直営ラウンジが集まっています。
エスカレーターかエレベータで5階へ。こちらがエントランスです。さっそく入ってみましょう!
デルタスカイクラブの概要
営業時間
デルタスカイクラブの営業時間は以下の通りです。
利用条件
デルタスカイクラブを利用するためには、以下いずれかの条件を満たす必要があります。
- デルタスカイクラブメンバー
- デルタ・ワンあるいはスカイチームのプレミアム・キャビンにご搭乗のお客様
- Delta Diamond, Platinum, and Gold Medallion Members
- Sky Team Elite Plus (Non-Delta Members)
- ダイヤモンドメダリオン会員向けのクラブ会員
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・リザーブ・カード会員
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード会員
- アメリカン・エキスプレス発行のセンチュリオンカードおよびプラチナカードをお持ちのお客様
- 1回利用券(販売終了)
- LATAM航空のビジネスクラスをご利用のお客様
- LATAMパス・ブラックシグネチャー、ブラック、プラチナ会員
- ヴァージンアトランティック航空のビジネスクラスをご利用のお客様
- ヴァージンアトランティック航空フライング・クラブゴールド会員
- ウエストジェット航空のビジネスクラスをご利用のお客様
- ウェストジェット・リワーズ・ゴールドおよびプラチナ会員
- デルタスカイマイル ダイナースクラブカード
- デルタスカイマイル TRUST CLUB プラチナ VISAカード
- デルタスカイマイル TRUST CLUB ゴールド VISAカード
デルタスカイクラブは、プライオリティパスで入ることは出来ません。
より詳しくは、デルタ航空公式サイトをご覧ください。
ラウンジの特徴
そして、羽田空港デルタスカイクラブの主な特徴には、以下のようなものがあります。
- 延べ床面積867平方メートル
- 多彩なシーティングエリア
- 電話会議可能な個人用ブース2機
- フルサービスバー
- ヌードルバー
- ビュッフェ
- 高速Wi-Fiアクセス
- 各席に電源設置(一部非対応)
- シャワールーム5室
- 眺望(天気のいい日は富士山も一望!)
※ラウンジ内に仮眠室や喫煙室は設置されていません。
ラウンジ内へ
では、ラウンジ内を見てみましょう!
今回は偶然にも貸切状態!
許可を頂き、ラウンジの隅々までカメラに収めることが出来ましたので、ぜひ最後までゆっくりとご覧ください♪
バー
入口のそばには、立派なバーカウンターがあり、バーテンダーさんが常駐しています。
本国アメリカのスカイクラブでは、バーのメニューは有料とのことですが、羽田空港ではすべて無料。
驚くべきはそのメニューの豊富さです!
置かれている瓶のラインナップからして、この通り桁違いなのですが…
- ハク・ウォッカ
- アブソルートウォッカ
- バカルディラム
- ROKU ジン
- ボンベイサファイアジン
- ジャックダニエルズウイスキー
- 山崎シングルモルト
- 知多シングルグレインウイスキー
- バランタインスコッチウイスキー
- ラフロイグシングルモルトウイスキー
- メイカーズマークウイスキー
- サントリーブランデー
- チョーヤ梅酒
- ミドリ
- ベイリーズアイリッシュクリーム
- カルーア
- カンパリ
- サントリーゆずリキュール
- プラムリキュール
- サントリーチェリーブラッサムリキュール
- 焼酎
その上、目にも鮮やかな本格カクテルがズラリ!
- グレープフルーツゆずギムレット
- みかんミュール
- 梅オールドファッション
- ゆずメロンチューハイ
- 焼酎ネグローニ
- サケブロッサムコスモ
- フラワーマルガリータ
- ブラッディ・メアリー
もちろんその場でバーテンダーさんが作ってくださいます。手捌きが美しくて、見ているだけで楽しい♪
今回はオススメを伺って、グレープフルーツゆずギムレットにしました。
甘い飲み物が苦手な私には、すっきりさっぱりでまさにぴったりのチョイス。
ビジネスクラスラウンジなのに、こんな体験ができるなんて本当に貴重だと思います!
ちなみにビール党の方には、隅田川ブルーイングがオススメです♪
ユナイテッド航空然り、米系エアラインはバーカウンターが充実している印象があります。
シーティングエリア
歩を進めまして、シーティングエリアへ入ります。
この通りゆったり広々。様々な形状のソファや椅子が並んでいます。
向かい合って食事ができる座席や…
アットホームにくつろげそうなソファ。
一人で仕事を進めるのにも良さそうなカウンター席などなど。
ぐるりと窓に囲まれたデスクもありました。右を見ても左を見ても飛行機と、航空ファンにはたまりません。
そして、よりプライバシーが欲しい方のために、なんと個室も用意されています!
最近よく駅やショッピングモールなどで見かける、カプセルタイプのブースです。
奥にあるのが一人用。小さなスペースですが、仕事に没入するのにはぴったりですね。
そして手前は、ソファが2台向かい合わせに納められたタイプ。こんなに大きなブースは初めて見ました。ここなら機密性の高いお仕事内容でも、安心して扱えそうです。
すぐ側に無料で使えるプリンターもあって、これなら準備万端で心置きなく出発できますね。
一番奥からラウンジ全体を見るとこんな感じ!
相当に広く、多種多様なシートがあることがお分かり頂けるのではないでしょうか。
広い窓の外は駐機場になっていて、快晴時には富士山も見えるそう。
この日はあいにく雲がかかっていたため、富士山までは臨めませんでしたが、行き来する飛行機をのんびり眺めるのは至福のひと時でした!
化粧室
ラウンジ内にはお手洗いも設置されています。
中はまるで高級ホテルのお手洗いさながら!
洗面台に整然と並ぶ、螺旋型のボウルも素敵ではありませんか。
ボディローションはラグジュアリーホテル専用の「TAYIV:タイヴ」。
ハード、ソフト面ともに完璧に美しいお手洗いで、その雰囲気は、シンガポール航空やキャセイパシフィック航空のラウンジを彷彿とさせました。
お手洗いのそばには、着替え用の個室もありました!
シャワールーム
シャワーブースは全部で5室あります。
1番目のブースは車椅子にも対応。
シャワーを使いたい場合は、入口のコンシェルジュで搭乗券を預ける必要があります。
ドアを開けると、ベージュ基調のシャワーブースが現れました。
反対から見るとこんな感じです。床には小さなスーツケースなら広げられる程度のスペースがありました。
専用のお手洗いもあるのが嬉しいですね。
シャワーブース
ブースにはレインシャワーも付いていて、機能的な作り。
シャンプー類はお手洗いと同じタイヴです。
洗面台
洗面台はコンパクトな丸型。
傍らには、ボディローションと…
ハンドソープ、ヘアドライヤーがかかっていました。
ドライヤーはリーズナブルながら評判の良いサロニア製です。
その他にもヘアブラシやカミソリ、歯ブラシがセットされていて、フライト登場前に全ての身だしなみを整えることができるようになっています。
とっても清潔で快適なシャワールームでした♪
ブッフェコーナー
最後にご紹介するのが、ゴージャスなブッフェコーナーです!
ドリンク
まずはドリンクから見てみましょう。
ソフトドリンクサーバーは、他のエアラインラウンジでも良く見かけるコカコーラ社のもの。
異なるドリンクをミックス出来るタイプです。
ティーバッグコーナーには、パステルカラーが目を惹くハーニー&サンズの紅茶・インフュージョンと、伊藤園のプレミアム緑茶が。
美しくカットされたレモン(しかも櫛形とスライスの2種類!)やジャムまで添えられているところが、細やかで流石です。
そして、ちょっと驚いたのがこちらのサーバー。
てっきりミネラルウォーターが出てくるものと思いきや、それぞれアイスコーヒーとアイスティーのサーバーなんです!
手前にはしっかりクリームポットもスタンバイされていて、感心してしまいました。
ちなみにウォーターサーバーはこちら。左がお湯、右が冷水です。
どちらもあまり見かけない近未来っぽいデザインで、これまたスタイリッシュ。
そのお隣には、フレッシュジュースとフォトジェニックなデトックスウォーターも。
バーカウンターのアルコールメニュー含めて、ないものはない!くらいの充実した品揃えですね♪
フード
続いて、お料理が並ぶメインカウンターへ。
スタッフさんが常にカウンターを周ってチェックしているため、いつどこを見ても綺麗に保たれていたのが印象的でした!
アイランド型のカウンター上には、サラダバーやサンドイッチ、お寿司などが並び…
お隣には主菜となるお魚やブロッコリーのソテー、
グリルチキンなどが置かれていました。
ソース配分が自分で決められるのも嬉しいのですが、いずれもとにかくハイクオリティ!
レストランで頂くのとなんら遜色のないレベルです。デルタスカイクラブ、恐るべし…。
奥のカウンターには、おつまみになりそうなスナックやフルーツ。
カレーやお味噌汁、海老のビスクスープもありますし、
コールドカッツにちょっとしたデリまで。
どれも一手間加えられていて、見た目の美しさに食欲をそそられますね。
食後に嬉しいデザートコーナーも充実!ケーキだけで4種類+カップデザートと、
見るからに新鮮なカットフルーツまで揃っていて、出来るものなら一日中ここにいて制覇したいと思うほどでした(※既出になりますが、デルタスカイクラブは出発3時間前からしか入れません)。
午前11時からはメニューが変わるそうですにゃ!
ヌードルバー
さらにさらにデルタスカイクラブでは、こちらのオープンキッチンで、シェフが出来立てのお料理を提供してくれるサービスまであるんです!
この時のメニューは以下の通りでした。
- 東京醤油ラーメン
- 坦々麺
- ベジタリアンラーメン
注文後は、こちらの呼び出しベルをもらってしばらく待ち、通知が来たら取りに行くフードコートスタイルです。
しばらくすると、デルタ便を利用すると思しき欧米の方々でラウンジがいっぱいになったのですが、どうやら皆さん東京醤油ラーメンを注文されていた模様。
日本を発つ直前、最後の最後まで本格的なラーメンを味わえるのは嬉しいですよね。
しかもベジタリアンにまで対応しているなんて、本当にここはビジネスクラスラウンジなのかと疑ってしまうほどでした!
実際にいただいたメニュー
今回は、この後にビジネスクラス機内食が待っているため、泣く泣く少なめに…。
どれも手が込んだ味わいで大満足です!
娘は大好物のラーメンをオーダーしていました。
スープだけ味見させてもらいましたが、あっさりめで美味しかったです。
こちらは目移りしつつ選んだデザートたち。
このクオリティなら、機内食を諦めても後悔はしないかも?そのくらい素晴らしいラインナップでした!
搭乗口へ
名残惜しい限りですが、そろそろ飛行機の搭乗時刻が迫ってきましたので、後ろ髪引かれつつデルタスカイクラブを後にします。
また近いうちに訪れる機会がありますように!
今回は、先日のサンフランシスコ旅で出会ったインドネシアの方がきっかけで、3年ぶりにガルーダインドネシアに搭乗。バリに行ってきました♪
最後に
ということで、今回は2022年に羽田国際空港第3ターミナルにオープンしたばかりのラウンジ「デルタスカイクラブ」について詳しくご紹介しました。
これまで、羽田空港ビジネスクラスラウンジの中では、個人的にキャセイパシフィックラウンジが最も居心地よく、フードバリエーションも豊富でイチオシだったのですが、それに勝るとも劣らない素晴らしいラウンジです。
シャワー室を備えている分、デルタスカイクラブの方が利便性が高いと言えるでしょう。
なかなかスカイチームを利用する機会がないのですが、こんなラウンジがあるのなら、これからは積極的に狙っていきたいなと感じました。
機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください!
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